「WiMAX(ワイマックス)」という無線通信サービスには、じつは世代があります。最初のWiMAX(いわゆる無印WiMAX)は、UQコミュニケーションズが2020年3月31日にサービスを終了し、後継のWiMAX 2+へ完全に移行しました。そして現在は、そのWiMAX 2+に5G通信を加えた「WiMAX +5G」が主流になっています(2026年7月時点)。

この記事では、「無印WiMAXの終了で何が変わったのか」「これからWiMAXを使うなら何を選べばいいのか」を、世代の移り変わりとあわせてわかりやすく整理します。

これから新規で契約する方は、無印WiMAXの終了を気にする必要はありません。いま契約できるのは5G対応のWiMAX +5Gで、無印WiMAXの終了による影響は受けないためです。

WiMAX・WiMAX 2+・WiMAX +5Gの違い

WiMAXは2009年に始まった無線通信サービスです。その4年後の2013年に、通信速度を大幅に高めたWiMAX 2+が登場しました。開始当初のWiMAX 2+は基地局が少なく対応エリアが狭かったものの、その後の基地局強化でエリアが拡大し、無印WiMAXからの移行が進みました。

さらに2021年からは、WiMAX 2+にau 5G/au 4G LTEを組み合わせたWiMAX +5Gが登場し、現在の主流になっています。次の表は、初期の「WiMAX」と「WiMAX 2+」の違いをまとめたものです。

項目WiMAX(無印)WiMAX 2+
サービス提供開始 2009年2月 2013年2月
サービス終了 2020年3月に終了 継続(現在は5G対応のWiMAX +5Gへ発展)
最大通信速度下り 13.3Mbps 440Mbps
上り 15.4Mbps 30Mbps
通信制限 なし ギガ放題は原則無制限(当時は「3日で10GB」の制限あり)

※現在のWiMAX +5Gでは、かつての「3日で一定容量を超えると速度制限」というルールは2022年に撤廃され、通常のギガ放題プランは実質無制限で使えます(オプションの「プラスエリアモード」のみ月間上限あり)。無印WiMAX時代・WiMAX 2+初期の制限のイメージのままではないので、最新の仕様で判断しましょう。

無印WiMAXのサービス終了で何が変わった?

無印WiMAXの終了は、WiMAX 2+以降を使うユーザーにとってはむしろプラスに働きました。主な効果は次のとおりです。

  • 無印WiMAXで使っていた周波数帯をWiMAX 2+側に割り当てることで、WiMAX 2+の通信品質が改善する
  • 無印WiMAX用の基地局をWiMAX 2+へ切り替えることで、利用可能エリアの拡大やデッドスポット(エリア内でも電波が弱い場所)の削減につながる

一方で注意点として、無印WiMAXの終了にともない、無印WiMAX機器や一部のWiMAX 2+機器に搭載されていた「WiMAX(無印)」通信は利用できなくなりました。UQは2018年9月30日に無印WiMAXの新規受付を終了しており、当時それ以前から使っていた古い機器の一部が対象でした。現在このタイミングで契約する端末(WiMAX +5G対応機)は当然すべて対象外なので、今から新しく契約する方は心配いりません。

参考:WiMAXサービスが利用できなくなる機器一覧(UQ公式・当時のお知らせ)

周波数の再割り当てで通信品質が向上

UQコミュニケーションズは、周波数帯を有効活用するため、無印WiMAX用に確保していた周波数帯をWiMAX 2+へ割り当てる計画を進めてきました。こうした整理を経て、現在のWiMAX +5Gではau 5G/4G LTEも組み合わせ、通信品質・エリアともに大きく向上しています。

WiMAXとWiMAX2+の周波数の割り当てイメージ

自分の利用場所が対応エリアかどうかは、契約前にUQ WiMAXのピンポイントエリア判定で確認しておくと安心です。

これからWiMAXを使うなら「WiMAX +5G」を選ぶ

現在契約できるのは5G対応のWiMAX +5Gです。端末も、モバイルルーターの「HYBRID Wi-Fi 5G NC03」「Speed Wi-Fi DOCK 5G」、ホームルーターの「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」などが主流です。WiMAXはどのプロバイダーで契約しても回線・端末は同じなので、選ぶポイントは月額料金・キャンペーン・契約条件です。ここでは人気の2社を紹介します(最新の料金・キャンペーンは各社公式でご確認ください)。

GMOとくとくBB

GMOとくとくBBは、高額キャッシュバックキャンペーンが特徴で、受け取り手続きを済ませれば3年間の総額(実質料金)を安く抑えやすいプロバイダーです。手続きの手間はありますが、トータルコストを重視する人に向いています。

※GMOとくとくBBは申し込むページによってキャッシュバック金額が異なることがあるので、必ず公式のキャンペーンページから申し込みましょう。

【GMOとくとくBB WiMAX +5G 公式ページ】

Broad WiMAX

Broad WiMAXは月額料金の安さが特徴で、キャッシュバックの手続きなしで毎月コツコツ安く使いたい人に向いています。かつては3年契約が前提でしたが、現在は契約期間の縛りがないプランや口座振替にも対応し、以前より柔軟になっています(2026年7月時点)。

また、実際に使って満足できなかった場合に、指定の光回線などへ違約金なしで乗り換えられる「ご満足保証」を用意しているのも安心材料です。「WiMAXの電波が自宅で弱かったら光回線に切り替えたい」という人の保険になります。

【Broad WiMAX 公式ページ】

まとめ

無印WiMAXは2020年3月に終了し、その後WiMAX 2+を経て、現在はWiMAX +5Gが主流になりました。無印WiMAXの終了は古い機器の一部に影響したものの、これから契約する人には関係なく、いま選ぶべきは5G対応のWiMAX +5Gです。回線はどのプロバイダーも同じなので、月額料金・キャンペーン・契約条件を比べて選びましょう。最新の料金・端末・エリアは、UQ WiMAXや各プロバイダーの公式サイトで必ずご確認ください。