最初のWiMAX(いわゆる無印WiMAX)は、UQコミュニケーションズが2020年3月31日に提供を終えました。その後継のWiMAX 2+に5Gを加えたWiMAX +5Gが、いま新しく契約できる唯一の世代です(2026年11月時点)。
なので、これから契約する人が無印WiMAXの終了を気にする必要はありません。一方で、古い端末を手元に残している人や、WiMAX 2+だけで通信している人には、今も影響が出ています。
WiMAX・WiMAX 2+・WiMAX +5Gは始まった年と速度が違う
WiMAXは2009年に始まった無線通信サービスです。4年後の2013年に、速度を大きく上げたWiMAX 2+が登場しました。当初は基地局が少なかったものの、エリアが広がるにつれて利用者の移行が進みました。
2021年4月には、WiMAX 2+にau 5Gとau 4G LTEを組み合わせたWiMAX +5Gが始まっています。下の表は、初期のWiMAXとWiMAX 2+を比べたものです。
| 項目 | WiMAX(無印) | WiMAX 2+ | |
|---|---|---|---|
| サービス提供開始 | 2009年2月 | 2013年2月 | |
| サービス終了 | 2020年3月に終了 | 継続(現在は5G対応のWiMAX +5Gへ発展) | |
| 最大通信速度 | 下り | 13.3Mbps | 440Mbps(5G化が済んだエリアは110〜220Mbps) |
| 上り | 15.4Mbps | 30Mbps | |
| 通信制限 | なし | ギガ放題は月の上限なし(当時は3日で10GBの制限あり) | |
今のWiMAX +5Gでは、直近3日間の通信量で速度を落とすルールが2022年2月に撤廃されました。通常のモードには容量の上限がなく、月30GBの上限があるのはオプションのプラスエリアモードだけです。
下りの最大速度は13.3Mbpsから4.2Gbpsまで上がった
下りの最大速度は、無印WiMAXの13.3Mbps、WiMAX 2+の440Mbps、WiMAX +5Gの4.2Gbpsと、世代が替わるたびに桁が変わりました。

4.2GbpsはホームルーターのSpeed Wi-Fi HOME 5G L13の値です。持ち歩けるSpeed Wi-Fi DOCK 5G 01は下り最大3.5Gbpsで、上りはどちらも最大286Mbpsです。
どれも理論値なので、実際の速度は電波の状況や混雑で変わります。動画やオンライン会議を毎日使うなら、5G世代の端末のほうが速度の面で困りにくいはずです。
無印WiMAXの終了で、その電波はWiMAX 2+に回された
無印WiMAXの終了は、WiMAX 2+以降を使う人にとってはプラスに働きました。主な効果は次の2つです。
- 無印WiMAXで使っていた周波数をWiMAX 2+に回し、WiMAX 2+の通信品質が上がった
- 無印WiMAXの基地局をWiMAX 2+用に切り替え、エリアが広がり、電波の弱い場所も減った
反対に、無印WiMAXの機器や、一部のWiMAX 2+機器に積まれていた無印WiMAXの通信は使えなくなりました。UQは2018年9月30日で無印WiMAXの新規受付を終えていて、影響を受けたのは、それ以前から使われていた古い機器です。

自分が使う場所に電波が届くかは、契約前にUQ WiMAXの対応サービスエリアのページで調べられます。
WiMAX 2+の電波は5Gへ切り替え中で、最大速度は110〜220Mbpsに
世代交代は今も続いています。UQはWiMAX 2+が使う2.5GHz帯の一部を5Gに回していて、切り替えが済んだエリアではWiMAX 2+の下り最大速度が110〜220Mbpsに下がっています。
切り替えは2022年12月以降、東名阪の都市部の一部から順に始まりました。対象かどうかは、UQ公式のWiMAX 2+速度変更済みエリアで郵便番号を入れると分かります(2026年9月30日時点の情報)。
切り替え後のエリアでも、WiMAX 2+での通信そのものは続けられます。ただ、WiMAX 2+専用の古い端末は5Gの電波をつかめないので、速度が下がった影響をそのまま受けます。
WX06やW06などを今も使っていて遅さが気になるなら、5G対応の端末に替える時期です。機種変更の手順は契約しているプロバイダーごとに違うので、契約先の案内に沿って進めてください。
WiMAX 2+専用の端末は、どのプロバイダーでも新しく買えない
WX06・W06・HOME 02・L02といったWiMAX 2+専用の端末は、どのプロバイダーでも新規販売を終えています。5G世代でも入れ替わりが進み、Speed Wi-Fi 5G X12・X11やHOME 5G L11・L12は販売終了です。
2026年11月時点でUQ WiMAXが新規契約向けに売っているのは、モバイルのSpeed Wi-Fi DOCK 5G 01と、ホームのSpeed Wi-Fi HOME 5G L13の2機種です。中古やフリマで古い端末を買うなら、今のプランで使えるかを契約先に聞いてから決めてください。
W04やW05から乗り換える場合の端末の選び方は、WiMAX W04とW05の違いと、販売終了後に選ぶ5G端末の記事で紹介しています。
今から契約するならWiMAX +5Gをプロバイダーの料金で比べる
WiMAXは、どのプロバイダーで契約しても使う回線は同じです。なので、比べるのは月額料金・キャンペーン・契約期間・端末代です。HYBRID Wi-Fi 5G NC03という端末を扱うプロバイダーもあります。
2026年10月には、GMOとくとくBBやBroad WiMAXなど主なプロバイダーが月額料金を上げました。数年前の料金で比べると判断を誤るので、今の金額で3年分を計算し直しましょう。計算の仕方はWiMAXの端末代と実質料金の計算で解説しています。
GMOとくとくBB
GMOとくとくBBは、キャッシュバックの金額が大きいプロバイダーです。受け取りの手続きを済ませれば、3年間の実質料金を低く抑えられるので、手続きの手間を惜しまない人に向いています。
キャッシュバックの金額は、申し込むページによって違うことがあります。公式のキャンペーンページから申し込むのが安全です。
Broad WiMAX
Broad WiMAXのギガ放題スタートプランは最低利用期間がなく、いつ解約しても契約解除手数料はかかりません。キャッシュバックの手続きをせずに使いたい人に向いています。
月額料金は2026年10月1日に改定され、1ヶ月目以降は5,415円になりました(2026年11月時点)。端末代43,560円は1,210円の36回払いで、スタート長期割により毎月同じ金額が割り引かれます。
途中で解約すると、分割の残りの端末代は一括で請求されます。短い期間で使い終える予定なら、その金額も含めて比べてください。
まとめ
無印WiMAXは2020年3月に終わり、いま選べるのはWiMAX +5Gだけです。WiMAX 2+専用の端末を使い続けている人は、5G化で速度が落ちていないかを一度測ってみてください。
WiMAXの料金や端末の割引はよく変わるので、申し込む前に各社のページで今の条件を確かめてください。





