※本記事に記載の「Speed Wi-Fi NEXT WX06」は、現在すべてのWiMAXプロバイダで販売を終了しています(2026年9月時点)。WX06はWiMAX 2+専用(4G)端末で、後継のWiMAX +5Gへの移行にともない新規契約の取り扱いはありません。当時の情報は記録として残しています。これからWiMAXを契約する方は、現行の5G対応端末(モバイルルーターの「Speed Wi-Fi DOCK 5G 01」、ホームルーターの「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」など)をご検討ください。最新の対応端末・料金は各プロバイダ公式でご確認ください。
この記事では、2020年1月に発売された「Speed Wi-Fi NEXT WX06(略称:WX06)」のスペックを、当時の人気端末だったWX05と比較しながら振り返ります。WX06はすでに販売を終えた端末ですが、「昔使っていた端末の性能を確認したい」「WiMAX 2+と現行のWiMAX +5Gで何が変わったのか知りたい」という方向けの参考情報としてまとめています。
WXシリーズは、日本のNECプラットフォームズ株式会社が製造していた、WiMAX 2+対応のモバイルWi-Fiルーターです。1世代前のWX05は2018年11月に発売されており、WX06でどのように進化したのかを確認していきましょう。
WX06の発売日は?(※販売は終了しています)
WX06は2020年1月発売のWiMAX 2+専用端末です。発売当時はGMOとくとくBBやBroad WiMAXなど主要プロバイダが取り扱っていましたが、現在はWiMAX 2+端末の新規取り扱いが終了しており、WX06を新たに契約することはできません。
WiMAXは2021年春以降、5G対応の「WiMAX +5G」へ主軸が移りました。WX06のようなWiMAX 2+(4G)専用端末は、5G用に周波数が転用された影響で4Gの帯域が縮小しており、いま契約するメリットはありません。これからWiMAXを使うなら5G対応の現行端末を選びましょう。
WX05・WX06のスペック比較(WiMAX 2+当時の記録)
まず、WX06と1世代前のWX05のスペックの違いを比較表で整理します。いずれもWiMAX 2+(4G)対応端末で、5Gには対応していません。
| WX05 | WX06 | |
|---|---|---|
| 製品名 | Speed Wi-Fi NEXT WX05 | Speed Wi-Fi NEXT WX06 |
| 発売 | 2018年11月 | 2020年1月 |
| メーカー | NECプラットフォームズ | NECプラットフォームズ |
| 最大速度(上り) | 30Mbps | 75Mbps |
| 最大速度(下り) | 440Mbps | 440Mbps |
| 対応回線 | WiMAX 2+/au 4G LTE | WiMAX 2+/au 4G LTE |
| 重量 | 約128g | 約127g |
| サイズ | 約W111×H62×D13.3mm | 約W111×H62×D13.3mm |
| バッテリー時間 ノーマルモード | 約690分 | 約690分 |
| 同時接続数 | 最大10台 | 最大10台 |
WX06は、WX05と比べると上りの最大速度が30Mbps→75Mbpsに向上したのが主な進化点です。下り最大速度(440Mbps)やサイズ・重量・バッテリー時間は大きく変わっていません。
WX06の特徴は、2.4GHzと5GHzの帯域を同時に使って安定してつながりやすくする「バンドステアリング機能」を搭載した点です。QRコードを使った簡単接続や、電池残量・データ通信量のグラフ表示など、ディスプレイの見やすさも改善されていました。
バッテリーの持ち・交換のしやすさ
NEC製のWXシリーズは、当時のHUAWEI製Wシリーズよりバッテリーの持ちが良いのがメリットでした。WX06は省エネのエコモードを使うと、当時の公称で長時間のバッテリー駆動が可能でした。
WX06の連続使用時間(公称)
- ハイスピードモード
- 通信速度優先時:約500分
- スタンダード:約690分
- エコモード:約840分
- ハイスピードプラスエリアモード
- おまかせ一括(速度優先):約490分
- スタンダード:約630分
- エコモード:約800分
また、WX06はバッテリーを自分で取り外して交換できる点も特徴でした(Wシリーズは内蔵式で自己交換不可)。長く使うとバッテリーは劣化する消耗品のため、交換できる設計は当時の利点でした。なお、現行のWiMAX +5G端末はいずれもバッテリーが内蔵式で、自分では交換できません。この点は、WX06から乗り換える方が意外と見落としやすい違いです。
WX06のバンドステアリング機能
WX06には、周囲の電波環境を判断して自動で最適な周波数(2.4GHz/5GHz)を選ぶバンドステアリング機能が搭載されていました。

自宅で多くの機器をネット接続する場面で効果を発揮する機能で、初心者でも使いやすい端末に仕上がっていました。
WX06のクレードルについて
WXシリーズが人気だった理由の一つに、クレードルの「電波拡張機能」があります。WX06専用クレードルに端末を装着すると、電波を均等化してムラを解消する効果が期待できました。自宅利用が中心なら、当時はクレードルもあわせて用意しておくのがおすすめでした。
※クレードルの役割については解説記事「WX05のクレードルを徹底解説!注目の電波強化や有線接続・充電機能」もあわせてご覧ください(役割はWX06でも共通です)。
今からWiMAXを契約するなら?現行のWiMAX +5G端末へ
WX06を含むWiMAX 2+専用端末(W06・WX06・HOME 02・L02など)は、現在すべてのプロバイダで販売を終了しています。これからWiMAXを申し込むなら、5G通信に対応した現行の「WiMAX +5G」端末を選びましょう。5G非対応の旧端末とは最大速度が大きく異なります。
2026年9月時点で、UQ WiMAX公式オンラインショップが新規申し込み向けに販売しているのは、次の2機種だけです(公式の製品・端末一覧で確認)。以前は選択肢だった「Speed Wi-Fi 5G X12」「Speed Wi-Fi 5G X11」「Speed Wi-Fi HOME 5G L11/L12」「Galaxy 5G Mobile Wi-Fi」は、いずれも販売終了と表示されています。
| 端末名 | 種別 | 最大速度(受信/送信) | 最大接続台数 |
|---|---|---|---|
| Speed Wi-Fi DOCK 5G 01 | モバイル | 3.5Gbps/286Mbps | 49台(Wi-Fi 48台+有線またはUSB 1台) |
| Speed Wi-Fi HOME 5G L13 | ホーム | 4.2Gbps/286Mbps | 34台(Wi-Fi 32台+有線LAN 2台) |
※最大速度は一部エリアで提供される5G利用時の理論値(ベストエフォート)で、実際の速度は環境によって変わります。DOCK 5G 01の連続通信時間は約540分(初期設定時)です。
持ち運ぶなら「DOCK 5G 01」、自宅の据え置きなら「L13」——というシンプルな2択になりました。プロバイダによってはX12などの在庫が残っている場合もありますが、これから長く使うなら現行の2機種から選ぶのが無難です。端末は多くのプロバイダで実質無料や割引になるので、端末そのものより「月額料金・キャンペーン・契約期間」で比較するのがおすすめです。
WX06から乗り換えると、体感はどう変わる?
数字で見ると差は歴然です。WX06の下り最大440Mbpsに対し、現行端末はGbps級。もちろん理論値なのでそのままの速度が出るわけではありませんが、5Gエリアでの余裕・同時接続できる台数・混雑時の安定感は世代が変わったといえるレベルで違います。

とくに大きいのが同時接続数です。WX06は最大10台でしたが、DOCK 5G 01は最大49台、L13は最大34台。スマホ・PC・テレビ・ゲーム機・スマート家電と、つなぐ機器が増えた今の家庭では、この差が体感に効いてきます。
プロバイダは料金・キャンペーンで選ぶ
WiMAXはどのプロバイダで契約しても回線(通信品質)は同じUQ/auの5G・4Gネットワークです。そのため、月額料金・キャッシュバックなどのキャンペーン・契約期間や解約時の条件で比較して選ぶのが失敗しないコツです。GMOとくとくBBやBroad WiMAXなどが現行のWiMAX +5G端末を取り扱っています。
乗り換え時は違約金・契約期間に注意
すでにWiMAXやほかの回線を使っている方が乗り換える場合は、契約期間の満了月に乗り換えて違約金(解約金)を避けるのが基本です。プロバイダによっては他社の違約金を負担してくれるキャンペーンを実施している場合もあるため、乗り換え先の条件をあわせて確認しましょう。最新の違約金負担・乗り換え条件は各プロバイダ公式でご確認ください。
プラスエリアモードは月額1,100円(税込)のオプション
WiMAXには、標準の「スタンダードモード」より広いau 5G/4G LTEエリアで使えるプラスエリアモードがあります。UQ WiMAXでは月額1,100円(税込)のオプションで、使う月だけ申し込むこともできます(プロバイダによって扱いが異なる場合があります)。山間部や地下など電波が届きにくい場所で使う予定がある方は、頭に入れておくと安心です。
まとめ
WX06は、WX05から上り速度やディスプレイの使いやすさが改善された、WiMAX 2+時代の完成度の高いモバイルルーターでした。ただし現在は販売を終了しており、5G用に4G帯域も縮小しているため、今から新規に契約する端末としてはおすすめできません。
これからWiMAXを使うなら、持ち運びは「Speed Wi-Fi DOCK 5G 01」、自宅据え置きは「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」という現行2機種から選び、プロバイダは月額料金とキャンペーンで比較するのがおすすめです。端末のラインアップは入れ替わるため、最新の対応端末・料金・在庫状況は、UQ WiMAXや各プロバイダの公式サイトで必ずご確認ください。




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