※本記事に記載の「Speed Wi-Fi NEXT W05(W05)」は販売を終了しており、WiMAX 2+ 対応プランも新規受付を終了しています(2026年9月時点)。すでにW05をお使いの方に向けて、クレードルの機能や必要性を記録として残しています。これから契約する方は、現行のWiMAX +5G(ギガ放題プラスS)対応端末と、その端末に対応するクレードル(またはホームルーター)をご検討ください。

W05のクレードルは「充電台」「有線LAN/USB接続」「自動ハイパフォーマンスモード切替」の3役をこなす台で、電波を強くする機能はありません。つまり「自宅でも毎日W05を使い、パソコンや無線LANルーターを有線でつなぎたい人には便利。外で使うのが中心なら無くても困らない」——これがW05クレードルの立ち位置です。以下で3つの機能をそれぞれ具体的に見ていきます。あわせて、いまW05を使い続けるうえで知っておきたい回線側の変化も整理しておきます。

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WX05のクレードルとは?電波強化・有線接続と現在の入手性を解説

W05はHUAWEI製のモバイルルーター(ポケット型Wi-Fi)で、2018年に登場して人気を集めた端末です。WiMAX回線に加えてauのLTE回線にも対応していました(W05と他のWiMAX端末とのスペック比較もあわせてどうぞ)。ただしW05・W06・WX06などはいずれもWiMAX 2+世代の端末で、現在は5Gに対応したWiMAX +5G世代が主流です。クレードルという機器そのものの役割は、ポケット型WiFiにクレードルは必要?使い方とメリット・デメリットでも解説しています。


W05とクレードルの基本スペック(販売終了した製品の記録)

Speed Wi-Fi NEXT W05 本体

  • 製品名:Speed Wi-Fi NEXT W05(通称:W05)
  • メーカー:HUAWEI
  • 最大通信速度(下り):708Mbps/(上り):75Mbps
  • 重量:約131g
  • サイズ:高さ130mm×幅55mm×奥行12.6mm
  • 対応回線:WiMAX 2+、au 4G LTE
  • 専用クレードル:あり

登場当時は通信速度の速さが目立つ端末でした。自宅でも快適に使えるよう、充電機能や有線接続(LANポート)を備えたW05専用のクレードルが用意されていたのも特徴です。

専用クレードル「HWD36PUA」

  • 電源:DC 5V、1.8A
  • 消費電力:1W
  • 接続インターフェース:USB2.0
  • ETHERNET(LAN)ポート
  • サイズ:約130(W)×31.8(H)×53(D)mm
  • 重量:約75g

W05にぴったり合う専用設計で、デザインもすっきりしています。※USBケーブル・ACアダプタは同梱されていません(通常はW05本体に付属しているため)。型番は「HWD36PUA」です。中古で探す場合は、型番を間違えないよう注意しましょう。

いまW05を使い続けるうえで押さえておきたい回線側の変化

クレードルの話に入る前に、W05を取り巻く環境で起きている変化をひとつ共有させてください。クレードルを買い足すかどうかの判断そのものに関わってくるからです。

WiMAX 2+の最大速度は440Mbps→220Mbpsへ順次変更されている

UQコミュニケーションズは、自社に割り当てられたWiMAX 2+の周波数帯(2.5GHz帯)の一部を5Gサービスに切り替えると発表しています。これに伴い、東名阪の主要都市部の一部地域から順次、WiMAX 2+による4G通信時の最大速度が440Mbpsから220Mbpsへ変更されています(UQ WiMAX お知らせ「WiMAX 2+周波数帯の一部を利用した5Gサービスを12月以降順次開始」)。

自分の住んでいる地域が対象かどうかは、UQのWiMAX 2+速度変更済みエリアのページで郵便番号を入れると確認できます。速度変更済みのエリアでも、WiMAX 2+の通信そのものは引き続き利用できますが、W05のようにWiMAX 2+を主回線とする端末では、以前より実効速度が出にくくなる可能性があるということです。

WiMAX +5Gへの契約移行は手数料無料

UQは同じ告知のなかで、WiMAX 2+対応ルーターの利用者がWiMAX +5G対応ルーターへ移行できること、その際の契約移行手数料は無料であることも案内しています(MVNO=各プロバイダーと契約している場合は、各社への確認が必要です)。

つまりいまのW05でとくに不満がなければそのまま使い続けて構いませんが、「クレードルを中古で買い足す」ほど自宅利用が中心なら、端末ごと現行世代に移るほうが結果的に快適という考え方もできます。判断材料として頭の片隅に置いておいてください。

クレードルでできることは3つ、電波は強くならない

W05 クレードル外観

クレードルとは、自宅でモバイルルーターを置く「台」のようなものです。コンセントにつないでおけば、帰宅時に端末を置くだけで充電しながらネットにつなげます。W05のクレードルが持っている機能は次の3つです。

機能できること向いている人
充電置くだけで充電できる(ケーブルは挿しっぱなし)自宅での定位置を決めたい人
有線接続(LAN/USB)パソコンや無線LANルーターを有線でつなげるデスクトップPCや複数機器を使う人
自動ハイパフォーマンスモード切替置くと自動で最高性能モードに切り替わる自宅では速度、外では電池持ちを優先したい人

ここで誤解されがちなのが電波の話です。別シリーズのWX04のクレードルには「Wウイングアンテナ」という電波を補強するパーツがありましたが、W05のクレードルには電波拡張機能はありません。また、W05にWX04のクレードルを組み合わせて使うことも基本的にできません。「置けば電波が良くなる」と期待して買うと、確実にがっかりします。

充電台としての使い勝手と「バッテリーが傷む」という誤解

クレードルがなくても、充電ケーブルを直接W05に挿せば充電できます。クレードルの価値は、充電ケーブルをクレードル側に挿しっぱなしにして、帰宅時にW05を置くだけで済むこと。毎日のひと手間が消えるぶん、地味に効きます。

「クレードルを使うと過充電でバッテリーが劣化する」という噂を見かけますが、これは正確ではありません。リチウムイオン電池の劣化の主な原因は、充電が満タンの状態で長時間・高温のまま使い続けることであって、ケーブルを直接挿してもクレードル経由でも理屈は同じです。クレードルそのものが劣化の原因になるわけではありません。

なおW05はバッテリーを自分で交換できない作りのため、交換したい場合はauショップでの対応(費用の目安は5,000円程度)になります。とはいえスマホほど酷使されないため、劣化はそれほど気にしなくてよいでしょう。

有線LAN・USB接続が効くのはこういう家

自宅の環境によって活躍するのが有線接続機能です。LANケーブルやUSBケーブルをクレードルにつなぐことで、デスクトップパソコンや無線LANルーターを接続できます。次のような人に向いています。

  1. 自宅のパソコンをWiMAX経由でネットに接続したい
  2. パソコンが無線LANに対応していない(または無線だと遅い)
  3. 複数の機器を、無線LANルーター経由でまとめてWiMAXにつなげたい

逆に、こうした使い方を想定していない人には、有線接続機能はほとんど出番がありません。W05はUSB2.0 Type-Cに対応しているので、USB接続する場合はType-Cケーブルを用意しましょう。

W05→クレードル→無線LANルーターが安定しやすい

一般に、有線接続は無線接続よりも通信が安定します。スマホ・テレビ・タブレット・パソコンを家じゅうで使うなら、W05→クレードル→無線LANルーターを有線でつなぎ、各機器との接続は無線LANルーターに任せる構成がおすすめです。小さなモバイルルーター単体で家じゅうに電波を飛ばすより、電波の届き方も同時接続の安定度も良くなります。

W05クレードルだけの自動ハイパフォーマンスモード

W05のクレードルには、クレードルにW05をセットするだけで自動的に「ハイパフォーマンスモード」に切り替わる機能があります。ハイパフォーマンスモードは端末性能を最大限に発揮する反面、バッテリー消費が激しいのがデメリット。外出時はノーマル/セーブモードで電池持ちを優先し、自宅で充電しながら使うときだけ自動でハイパフォーマンスという使い分けが、設定をいじらずにできるわけです。

モード別のバッテリー駆動時間(ハイスピード接続時・参考)

  • ハイパフォーマンスモード:約6時間30分
  • ノーマルモード:約9時間
  • セーブモード:約10時間30分

※ハイパフォーマンスモードは電池の減りが早いため、外出時は「ノーマル」または「セーブ」での利用がおすすめです。

W05のクレードルはいま手に入るのか

W05はすでに販売を終了した端末のため、クレードルも新品での入手は難しくなっています。中古市場(フリマアプリやネットショップ)で見かけることはありますが、在庫・状態・価格は常に変動します。中古品は保証面の不安もあるため、購入するなら状態と型番(HWD36PUA)をよく確認してください。

価格によっては、前述のとおり現行世代の端末に移行したほうが合理的なケースもあります。「中古クレードルの価格」と「移行後の月額・端末代」を並べて比べてみると判断しやすくなります。

結局、W05のクレードルは必要か

いまW05を使っている方に向けて、あらためて整理します。

  • 自宅でも頻繁にW05を使う/有線接続や複数機器の接続をしたい人には、クレードルがあると便利です(充電・有線接続・自動ハイパフォーマンス切替)。
  • 一方、持ち出して使うのがメインで、自宅では無線でつなげれば十分という人は、無理に用意しなくても問題ありません。

電波拡張機能こそありませんが、置き場所が決まって端末が行方不明になりにくい、デザインが良い、といった地味なメリットもあります。「あれば便利だが、絶対に必要というほどではない」——これがW05クレードルの正直な立ち位置です。

W05とクレードルのよくある質問

Q. W05のクレードルを使うと電波は強くなりますか?

A. 強くなりません。W05のクレードルには電波を補強するアンテナが搭載されていないためです。電波の入りを改善したいなら、置き場所を窓際や部屋の中央に変える、金属棚や水槽のそばを避ける、といった設置の工夫のほうが効果があります。

Q. WX04やWX05のクレードルをW05に使い回せますか?

A. 基本的にできません。クレードルは端末ごとの専用設計で、W05用の型番はHWD36PUAです。形状と端子の位置が合わないため、別シリーズのものを流用することは想定されていません。

Q. クレードルに置きっぱなしにするとバッテリーの寿命は縮みますか?

A. クレードルかどうかは関係ありません。劣化を早めるのは「満充電のまま高温の状態が続くこと」なので、直射日光の当たる場所や密閉された棚の中に置かないほうが大切です。気になる場合は、使わない時間帯に電源を切っておくとよいでしょう。

Q. W05のまま使い続けても、通信速度は今までどおりですか?

A. 地域によっては落ちる可能性があります。WiMAX 2+の周波数の一部が5Gに転用され、4G通信時の最大速度が440Mbpsから220Mbpsへ順次変更されているためです。自分の地域が対象かどうかはUQの「WiMAX 2+速度変更済みエリア」のページで郵便番号から確認できます。

Q. クレードルがなくてもパソコンを有線でつなげますか?

A. USBならつなげます。W05はUSB 2.0 Type-Cに対応しているので、Type-CケーブルでパソコンとW05を直接つなぐ方法があります。ただしLANケーブル用のポートはクレードル側にしかないため、LAN接続をしたい場合はクレードルが必要です。

これから契約するなら現行の「WiMAX +5G」を

ここまではW05を前提に解説してきましたが、これから新しく契約する方は、5Gに対応した現行の「WiMAX +5G(ギガ放題プラスS)」を選ぶのが基本です。UQの公式ページによると、スタンダードモードの月間データ容量は「制限なし」(ただし一定期間内に大量のデータ通信があった場合、混雑する時間帯の通信速度が制限されることがあります)。より広いエリアで使える「プラスエリアモード」は月間30GBまでで、超過すると当月末まで送受信最大128kbpsに制限され、別途オプション利用料1,100円がかかります(auスマートバリュー等の適用中は無料)。

料金は月額5,280円、「WiMAX +5G割」適用で13カ月間は682円引きの4,598円(2026年9月時点・UQ直販の場合)。このほかに登録料3,300円と機種代金などがかかります。プロバイダー経由で申し込むと料金やキャッシュバックの条件が変わるため、各社の比較はWiMAXギガ放題プラスSの主要5社比較にまとめています。WiMAXという回線自体の仕組みから知りたい方はWiMAXとは?機能・特徴・料金の解説もあわせてどうぞ。

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※料金・端末・キャンペーン・速度制限の条件は改定されることがあります。最新の内容は各プロバイダーおよびUQ WiMAXの公式サイトでご確認ください。