この特集記事では、WiMAX2+のWXシリーズ端末・WX05のクレードルについて解説しています。

※WX05は2018年発売の旧機種です。現在、UQ WiMAXや主要プロバイダーで新規に申し込める端末はWiMAX +5G対応の現行機種が中心となっており、WX05を新たに選べるケースはまず見られなくなっています(最新の取扱状況は各プロバイダー公式サイトでご確認ください)。本記事は、いまもWX05を使い続けている方・中古などでクレードルの入手を検討している方向けに、機能解説を整理してお届けします。

WX05は日本のNECプラットフォームズが製造しているWXシリーズの端末です。WXシリーズは、特にクレードルの高機能が特徴的なシリーズで、WX05のクレードルにもその高機能は受け継がれています!

 

WX05を自宅でも活用するなら持っておきたい専用クレードル、さっそく、WX05のクレードルの電波強化機能(Wウイングアンテナ)やクレードルの基本機能(有線接続・充電機能)について解説していきます。

 

いまWX05を利用中の人にも、手持ちの端末を見直したい人にも参考になる内容にしたいと思いますので、最後までお付き合いいただければと思います。


なお、WX05とライバルのWシリーズのW05や同シリーズのWX04と性能などの違いはこちらの記事で解説していますので詳しくは触れませんが、基本スペックは以下のようになっています。

WX05の基本スペック

  • 商品名:Speed Wi-Fi NEXT WX05
  • メーカー:NECプラットフォームズ株式会社
  • 重量:約128g
  • バッテリー容量:3,200mAh(取り外し可能)
  • 最大通信速度(上り):30Mbps
  • 最大通信速度(下り):440Mbps
  • サイズ:高さ111mm×幅62mm×奥行13.3mm
  • 外部I/F:Type C USB2.0
  • 専用クレードル:有(別売)
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WX05は1世代前のWX04とサイズと重さは変わっていません。最大通信速度も変わっていないので、基本の性能がWX04から大きく進化したわけではありません。ただ、いくつか細かな性能がアップしていたり、ディスプレイの表示がわかりやすくなっていたりしていますので、詳しくはWX05・WX04・W05の性能を比較した記事も参考にしてください。なお、現在の主流であるWiMAX +5G対応機種は下り最大速度・対応エリアともWX05世代から大きく進化しています。

それではWX05のクレードルの各種機能について解説を続けていきます。

WX05のクレードルの基本スペック

  • 型番(商品コード):NAD35PUU
  • 重量:約102g
  • サイズ:高さ61mm×幅135mm×奥行58mm
  • ETHERNETポート:8ピンモジュラージャック(1000BASE-Tに対応、最大通信速度:1000Mbps)
  • ACアダプタ接続ポートUSBコネクタ(Type C)
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WX05のクレードルはWX05にピッタリのサイズになっています。発売当時は公式アクセサリーショップで3,980円(税込)で販売されていました(2018年11月時点)。現在は旧機種のアクセサリーのため新品の入手は難しくなっており、入手する場合はネット通販の在庫品や中古品が中心です。価格・在庫状況は購入先でご確認ください。

WX05のクレードルの電波強化機能

最初に紹介しておかなければならないWX05のクレードルの最大の特徴ともいえる電波強化の機能です。この機能は、WX05を、この専用のクレードルに置くだけで電波が強化されてスループット(≒実通信速度)が30%も改善される機能です(メーカー公表値)。

※どのような仕組みで電波が強化されているのかも解説しておきますが、ややマニアックな説明になるので読み飛ばしても問題ありません。

電波拡張機能(Wウイングアンテナ)とは?

WX05は、専用のクレードルに搭載されている電波拡張機能(Wウイングアンテナ)に、TX Beam Formingと言われているWX05に接続中の機器に向かって電波を集中させる技術を組み合わせることで電波を強化し、自宅内での通信の安定化を実現しています。

WX05のクレードル

NECプラットフォームズが製造するWXシリーズの1世代前のWX04の専用クレードルにもこのWウイングアンテナが搭載されていて好評を集めていた実績がある機能で、WX05の専用クレードルにも引き続き搭載されています。

「WX05から発信された電波を、クレードルの両サイドにあるWウイングアンテナが360度方向に均等に放射されるように改善して、室内でWiMAXに接続しやすいように電波を安定させる」という仕組みです。外出先に比べると自宅内には障害物がたくさんありますし、特にWX05から少し離れた場所で接続する場合にこの機能が活きてきます。

TX Beam Formingとは?

TX Beam Forming(ビームフォーミング)とは、「WX05に接続している機器の場所を追いかけてその方向に集中的に電波を集中させる技術」です。

WX05に接続する機器がこのBeam Formingに対応している必要があります。iPhoneやAndroidスマートフォン、iOS/Androidが搭載されたタブレット端末などはこのBeam Formingに対応していますので、自宅で利用する時に特にその効果を実感することができると思います。

※各種調査ではBeam Formingの効果で20%程度のスループット(実通信速度)が改善したという結果も出ています。

 

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TX Beam Formingは、IEEE802.11acと呼ばれる通信規格以降に標準で搭載されている技術です。「11ac」とは5GHzの周波数を利用して通信する規格で、最大通信速度が6.9Gbpsと高速通信に対応した無線LAN通信の規格のことです(現在はさらに新しいWi-Fi 6/11axなどの規格も普及していますが、11ac対応機器であればBeam Formingは利用できます)。

この通信規格でWX05に接続できる機器であれば、Beam Forming機能に対応していると考えて問題ありません。近年のスマートフォンやタブレット端末であれば基本的に対応していますし、プレイステーション4も対応しています。(対応していない端末もあります)

WX05に接続させたい端末が”Beam Formingに対応しているのか”を調べるコツは「Beam Formingに対応しているか?」を調べるのではなく、「通信規格のIEEE802.11ac(またはそれ以降)に対応しているか?」で調べることです。

WX05のクレードルの基本機能

充電機能

先ほど説明したようにWX05のクレードルには、無線通信サービスを選ぶ時に重要になる、通信速度の向上と安定化を実現する機能が搭載されていますが、基本的なクレードルの役割は、家で充電するためのWX05の置き場所です。スマートフォンが一般的になったので、最近はあまり見かけなくなりましたが、ガラケー時代の充電台のようなものです。

 

基本的には、外出中に使って減ったバッテリーを充電するために、毎日、帰宅時に端末をクレードルにセットするというような使い方になります。

 

ネット回線の先生ネット回線の先生

最近のスマートフォンは充電ケーブルを直接端末に差して充電することが多くなっています。充電しながら操作するスマートフォンの場合、充電器にセットしてしまうとその間使いにくくて仕方ないですが、WX05は充電しながら端末を操作することはほとんどないので、クレードルにセットして充電するという使い方で不自由することはないでしょう。

クレードルを使うと過充電でバッテリーが劣化する?

WX05には3,200mAhのリチウムイオンバッテリーが搭載されています。このリチウムイオンバッテリーは消耗品なので、繰り返し充電を行っていくと劣化していきます。

リチウムイオンバッテリーは様々な理由で劣化しますが、特に劣化しやすいのが「充電が満タンになっている状態で使用を続けてバッテリーが熱を持ち続ける」ような使い方をすることです。

その話が一人歩きして、端末を挿しっぱなしにする機会が増えるクレードルを使っているとバッテリーが劣化しやすくなるというような情報もありますが、根本的にはクレードルに理由があるわけではありません。「クレードル経由で充電しているか」「直接ケーブルを差して充電しているか」の違いでバッテリーの劣化スピードが変わるわけではなく、あくまでも使い方(バッテリーの酷使の仕方)によるものと考えておきましょう。

WX05のバッテリーは交換可能

ちなみにWX05にはバッテリーを簡単に交換できるというメリットがあります

ライバルシリーズのW05の場合、バッテリーが端末内部に組み込まれてしまっているので、自分で簡単にバッテリーを交換することができません。そのため、バッテリーが劣化してもショップなどで交換してもらう必要があります。

一方で、このWX05は交換用バッテリーを入手すれば自分でかんたんに交換することができます。長く使われている端末だけにバッテリーの劣化が進んでいる個体も多いはずなので、動作が不安定・すぐ電池が切れるという場合はバッテリーの状態も疑ってみましょう。ただし、発売から年数が経っているため、純正の交換用バッテリーも新品の入手は難しくなっています。入手する場合は販売元・状態をよく確認してください。

 

クレードルを使った有線接続(LAN接続)

自宅のネット回線としてWiMAXを活用している人に有効に活用してほしいのがクレードルを経由して有線でWiMAXに接続する機能です。

有線接続機能と言っても、難しい話ではなくてLANケーブルやUSBケーブルでクレードルと端末(パソコンや宅内用の無線LANルーターなど)を繋ぐだけです。自宅で使っているデスクトップパソコンをWiMAXに接続したり、自宅でたくさんの端末と繋ぐために宅内用の無線LANルーターとつなぐ時に、デスクトップPCのようにあまり場所を動かさない機器をWiMAXに接続する場合は有線接続を活用すると良いでしょう。

例えば、以下のような使い方になる可能性がある人は有線で接続することで快適な通信環境を構築することができるようになるでしょう。

  1. 自宅の(デスクトップなど)のパソコンでWiMAXをできるだけ安定的に使いたい
  2. 自宅のパソコンが無線LANに対応していなかったり接続速度が遅い規格にしか対応していない
  3. 自宅にたくさんのネットに繋がる機器がある(自宅の中の隅々まで電波を届かせることができる宅内用ルータを経由させる)

上記のような条件を満たす人はクレードルを使って有線接続することで通信を安定させることをおすすめします。逆に、そのような利用を全く想定していない人は有線接続機能は全く使うことがないと思います。

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WX05に同時に接続できる端末数は10端末なので、通常の使い方であれば十分だと思いますが、接続する機器の数が少なくても自宅内で接続機器が分散しているとWウイングアンテナ機能などの機能があっても、電波が届きにくく不安定になる可能性があります。そのような時は、WX05のクレードルと無線ルーターを有線で接続して、専用の宅内用の無線ルーターを経由して接続する方法がおすすめです。自宅内の隅々まで電波を届けることができる無線ルータを活用することで、自宅内全体の様々な機器の電波を安定させる効果を期待することができます。

WX05のクレードルは必要?

WX05のクレードルがあった方が良い人

  • 自宅でもWX05を利用して安定した電波でインターネットに接続したい人
  • 自宅内の色々な機器(スマホ・タブレット・パソコン・ゲーム機・スマートスピーカーなど)をWiMAXに接続したい人
  • 自宅にいる時にWX05の置き場所をちゃんと準備しておきたい人
  • 無線LANに対応していないパソコンや無線接続だと速度が遅いパソコンをWiMAXに接続したい人

WX05のクレードルは無くて良い人

  • WX05を利用するのは外出時だけという人
  • 自宅でも接続するが、自宅内の接続する機器(場所)とWX05の置き場所が近い距離しか想定する必要がない人

WX05のクレードルは単なる充電器以上の機能がありますので、在宅中にWX05を使うことがある人は手元にあれば重宝することでしょう。(ただし、外出中にしか使わない人は不要と言えます)。

WX05のクレードルの価格は?

発売当時はUQアクセサリーショップで税抜3,686円(税込3,980円)で販売されていました(2019年1月時点)。

現在は旧機種向けアクセサリーのため、公式ルートでの新品販売は終了している可能性が高く、入手はネット通販の在庫品・中古品が中心です。中古品はWウイングアンテナ部の破損や端子の劣化がないか、状態をよく確認してから購入しましょう。

WX05のクレードルは互換性がある?

これまでの説明から、WX05の機能を最大化するためには、専用クレードルを使った方が良さそうという点はある程度わかったと思いますが、実はWX05の専用クレードルから新たに搭載された新しい機能があるわけではないので、WX04やWX03のクレードルとの互換性について気になっている人もいると思います。

残念ながら公式サイトなどを確認しても、流用は推奨されておらず、WX05専用クレードルと明記されています。もちろん、WX04のクレードルをWX05で利用できるとは書いていません。また、これまでのWX03やWX04もクレードルには互換性がなく、この記事で説明したBeamFormingなどの効果が発揮されにくくなるなどのデメリットもあったようです。

 

もちろん、BeamFormingやWウイングアンテナの構造や機能を発揮できる仕組みに精通している人であれば、機能を劣化させずに互換性を保つ方法を編み出せるかもしれませんが、私たち一般消費者では、搭載されている機能の力を発揮させられなくなってしまうリスクが高いようです。と言うことで、素直にWX05にはWX05の専用クレードルを用意した方が無難という結論を出しておきたいと思います。

 

なお、ACアダプターは過去のWiMAX端末で使っていたものや、他の機種で使っていたもの(USB Type-C対応のもの)を流用することができますので家にあるACアダプターを流用するようにしましょう。

 

これからWiMAXを使うなら現行のWiMAX +5G機種を

新規契約ならWiMAX +5G対応機種を選ぶ

ここまでWX05のクレードルについて解説してきましたが、これから新しくWiMAXを契約するなら、選ぶべきは現行のWiMAX +5G対応機種です。

WiMAX +5Gは従来のWiMAX2+から通信速度・対応エリアが大きく進化しており、現在、UQ WiMAXや各プロバイダーで新規に申し込めるのは基本的にWiMAX +5G対応のモバイルルーター・ホームルーターです。機種によってクレードルの有無や仕様も異なりますので、自宅での有線接続を重視する方は、申し込み前に現行機種のアクセサリー対応状況を確認しておきましょう。

プロバイダーごとに月額料金やキャンペーンが異なりますので、最新のキャンペーン内容は各社公式サイトでご確認ください。

 

 

 

WX05を使い続けている人も乗り換えを検討する時期

WX05は発売から年数が経過した旧機種であり、バッテリーやクレードルなどのアクセサリー類も新品の入手が難しくなってきています。動作の不安定さや電池の持ちに不満が出てきたら、現行のWiMAX +5G機種への乗り換えを検討するタイミングです。

プロバイダーによっては乗り換え時の負担を軽減するキャンペーンを実施している場合もあります。実施状況・条件は時期によって変わりますので、各プロバイダーの公式サイトで最新情報をご確認ください。

 

なお、WX05のキャッシュバック・キャンペーンの調査・比較記事も用意していますので合わせて参考にしてください。

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