噂されていたWX05の端末とクレードルの発売日が発表されたことで、またWiMAX端末の選択肢が増えて、利用者にとっては非常に嬉しいニュースですね。
そんなWiMAX端末(モバイルルーター)ですが、みなさんは保護ケースを付けていますか?
常に触っているスマートフォンと違って、モバイルWi-Fi端末に保護フィルムやケースを装着する人は多くありません。実際、楽天市場やAmazonなどの総合通販サイトでも、出品数や種類がスマホに比べて圧倒的に少ない状況です。
人気のない端末は、ケースや保護シートが存在していないものもあります。
それでは、使う人が少ないということで、Poket-WiFiを始めとしたモバイルルーター端末にケースは本当に不要なのでしょうか。
そんなことはありません。
結論としては、「安いものでもいいので、外で使うならばケースで保護した方が良い」というのが、WiMAXのサービス開始直後から利用してきた私の見解です。
きちんとケースを選べば、装着したままクレードル(Cradle)にも挿し込めるので、クレードルを利用している人でも気にせずケースを使えます。
クレードルについては、最新機種のWX05を例にしてクレードルの必要性から機能までを徹底解説した記事を参考にしてください。
なぜケース(できれば保護フィルム)で保護した方がいいのか
ケースや保護シートをオススメする理由は、「付けないことによるデメリット」が大きく、その反対の「付けるメリット」も存在するためです。
漠然としているので、この2点について詳しくご説明していきましょう。
付けないことによるデメリット(マイナス面)
まずは「付けないことによるデメリット」ですが、これはケースやフィルムによってデメリットを軽減することができるという話ですね。
モバイルルーターを外出先で使用するということは、常に下記のような「リスク」が存在しています。
- 紛失・盗難リスク
- 破損・汚損リスク
これらが引き起こす問題は、プロバイダーの保証などで最終的に実害がないとしても、それまでの回線停止の連絡や手続きで想像以上に手間がかかることが多いです。
また、利用料金は発生しているのにも関わらず、Wi-Fiを使用できない期間が生まれてしまうのも見過ごせません(何のための契約なのか、という話です)。もちろん、各社の補償サービスに加入していないと、新しい端末を購入するコストも必要になりますね。
紛失・盗難リスクの軽減
それではまず最初に、「紛失・盗難リスク」です。
これはケースに入れることで、ストラップなどのアクセサリーパーツを付けられるようになり、裸のままではどこにあるのか分からなくなりがちなモバイルルーターを固定することができるようになります。
イベント会場などでは、スマホのようにモバイルルーターをネックストラップにかけている関係者を見かけることもありますね。
破損・汚損(汚れること)の防止
次に「破損・汚損のリスク」についてです。
これはケースや保護フィルムの最大の利点ですね。失礼ながら、モバイルルーターは鏡面加工などのスマホに比べて、シンプルなプラスチックのチープな造りのため、落下や摩耗・ひっかき傷に非常に弱いという欠点があります。
また、ちょっとした水(場合によっては汗)でも内部に浸水してショートするリスクがあり、これは端末の外側から守ってあげる必要があります。
どちらのリスクにも共通していることとして、「失くしたり紛失した場合は新しい端末の費用がかかる」ということを忘れないようにしてください。端末補償サービスも無料ではないので、大切にするに越したことはありません。
うまく動かなくなったとしても、モバイルルーターを自分で修理しようするのは止めましょう。分解すると技適マーク(技術基準適合証明等のマーク)の対象外となり、各社の補償対象外となる恐れや電波法に抵触する可能性があります。
付けることによるメリット(プラス面)
ここまでは端末を裸で使う場合のマイナス面を補う例でしたが、実はケースを使うことによるプラス面も色々とあります(電波が拾いやすくなる!というような話を信じてはいけません)。
ここでは、私が思うケースに入れて良かったと思ったことベスト3をご紹介しておきます。
- 短いUSBケーブルも一緒に格納できるので、充電用ケーブルを本体にグルグル巻いて持ち運ばなくても良くなりました
- 利用している端末専用なので、ケースを付けた方が本体のボタンを操作しやすくなりました
- 外観は新品同様だったので端末を高めに売却することができました(と言っても端末自体が安いので知れていますが…)
どれも小さな話だと感じるかも知れませんが、毎日使うものだからこそ、このような小さな改善こそが地味ながら意味あるのだと考えています。
ビジネスマンには向かないかも知れませんが、女性ならオシャレにデコレーションする楽しみもありそうですね。
モバイルルーターにオススメなケースの選び方
最後に、モバイルルーターにケースを装着する際に、どのようなケースを選ぶべきかについて、オススメの選び方をご紹介しておきます。
ケース選びは端末選び
現実問題として、モバイルWi-Fiの場合は「ケース選び = 端末選び」という側面があり、実は「端末選び」の時点でケース選びの8割は終わっていると言えます。
というのも、繰り返しになりますが、モバイルルーターはケース自体が少なく、「ケースが存在する端末も少ない」という特有の事情があるためです。
そして、豊富にケースが存在する機種は限られていて、中国のファーウェイ(HUAWEI)かNECプラットフォームズが製造している「Speed Wi-Fi NEXT」のシリーズくらいしかありません。
ファーウェイの端末
Speed Wi-Fi NEXT W03 W03の関連記事
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Speed Wi-Fi NEXT W05 W05のレビュー記事
NECプラットフォームズの端末
Speed Wi-Fi NEXT WX03 WX03の関連記事
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Speed Wi-Fi NEXT WX05 WX05のレビュー記事
どちらの端末も、使える回線は業界最大手のUQ WiMAXの通信インフラ・技術なので変わりません。
中でもW05は人気を集めている端末で2018年に最も売れた端末だと思います。
W05は既にケースも色々と作られていますので、WX05はWX04とサイズも大きさも同じなので流用できますし、ディスプレイサイズなどをぴったりと合わせた専用ケースも売り出されるのは時間の問題です(前世代のWX04はケースが充実しています)。
ケース・端末の他にプロバイダー選びも忘れずに
ケースの充実度が端末の人気度と考えれば、選ぶべきモバイルルーターはW05かWX05に限定されるという結論ですが、プロバイダー選びも間違えないようにしてください。
モバイルルーターの本体端末は安いので、最新の端末を選ぶようにしましょう。機能面は価格差の何倍も進化しています。
基本的にW05もWX05も人気端末になるのでプロバイダー各社で取り扱っています。ただし、プロバイダーの利用料金や実施中のキャンペーン(キャッシュバックや料金値下げ)などで、同じ端末を使う場合でも利用料金やサービスが変わってきます。
当サイトでは、キャンペーンやサービス品質から GMOとくとくBB と Broad WiMAX(ブロード・ワイマックス) をオススメしています。
私はモバイルWi-Fiを会社名義含めて4社5回線ほど契約していますが、基本的にこの2社のどちらかを選んでおけば間違いはないと断言できます。
それぞれのプロバイダーについての記事も書いているので、プロバイダー選びの参考にしてください。
ブロードワイマックス(BroadWiMAX)のキャンペーン・通信速度・エリアを徹底解説
どこもモバイルWi-Fiという同じサービスだからこそ、各社が用意している違いに注目して、自分に合ったプロバイダーをかしこく選ぶのがポイントです。
この記事がケース選びからモバイルルータ端末・プロバイダー選びの参考になれば幸いです。