WiMAXのポケットWiFi端末といえば、よく挙がる機種が3つあります。それがW04、WX03、W03の3機種です。
2018年11月現在、NECプラットフォームズの最新機種WX05が新発売されました。
最新機種WX05についての情報はこちら
今回、WiMAXのWXシリーズの最新機種であるWX03にフォーカスしていきます。
WiMAXで一番の最新機種であるW04と比べることでWX03の特徴を確認すると同時に、今WX03を選ぶと絶対に損してしまう理由についても解説していきます。
WX03とは?比較してみよう
まずはWiMAXのポケットWiFi端末WX03について確認しましょう。
(参考元:http://www.uqwimax.jp/products/wimax/wx03/)
【製品名】WX03
【寸法】横99×縦62×幅13.2㎜
【重さ】約110g
【同梱物】microUSBケーブル、取扱説明書、保証書
【バッテリー使用時間】
連続通信(WiFi接続時)
WiMAX2+(ハイパフォーマンスモード):下り最大440Mbps:約440分
WiMAX2+(エコモード):下り最大110Mbps:約740分
ノーマルモード:下り最大220~110Mbps:約600分
連続通信(Bluetooth接続時)
WiMAX2+(ハイパフォーマンスモード):下り最大440Mbps:約580分
WiMAX2+(エコモード):下り最大110Mbps:約990分
ノーマルモード:下り最大220~110Mbps:約900分
連続待受け
休止状態:1,100時間
ウェイティング:45時間
WX03が以前のモデルから進化した点として、440Mbps対応の通信速度、大型タッチパネルディスプレイの搭載、受信感度を向上させる拡張アンテナ搭載クレードルの3点が挙げられます。
WX03と他のWiMAXポケットWiFi端末とのスペック比較表を見てみましょう。
WiMAXルーター | W04 | WX03 | W03 |
---|---|---|---|
発売日 | 2017年2月17日 | 2016年12月1日 | 2016年7月1日 |
WiMAX2+(通常回線) | ○ | ○ | ○ |
auLTE(高速回線) | ○ | - | ○ |
下り最大通信速度 (WiMAX2+) | 558Mbps | 440Mbps | 220Mbps |
下り最大通信速度 (auLTE) | 708Mbps | - | 370Mbps |
連続通信時間 | 約9時間 | 約7時間 | 約10時間 |
重量 | 約140g | 約110g | 約127g |
アンテナ付きクレードル | - | ○ | - |
※WiMAXのポケットWiFi端末は、どこのプロバイダで契約しても基本的に無料です。
WX03は2016年の12月にWiMAXから発売されました。
WX03の通常回線の最大通信速度は、最新ポケットWiFi端末W04には敵わないものの、Wシリーズ旧型のW03よりは高速です。
一方で、WX03にはW04やW03のようなauLTEの高速回線は利用できません。
ただし、受信感度を向上させるアンテナ付きクレードルを利用できるのはWX03のみです。
以上の特徴について、次章で詳細を確認していきましょう。
WX03の特徴からわかるメリット・デメリット
それでは、WX03の特徴について確認していきましょう。
440MbpsのWiMAX2+回線が利用可能
W03では通常回線で220Mbps、高速回線であるauLTEを利用すれば370Mbpsになりますが、別途追加料金を支払う必要がありました。
しかし、WX03なら追加料金なしの通常回線で、最速440Mbpsの通信ができます。
(参考元:http://www.uqwimax.jp/products/wimax/wx03/)
WiMAXの一番新しいポケットWiFi端末W04の通信速度も、以前はWX03と同じく440Mbpsでした。
しかし2017年9月1日より、WiMAX2+の下り最大558Mbpsの高速通信を一部エリアで開始しました。
これにより、現在W04の通常回線の通信速度は558Mbpsになっており、WiMAXのポケットWiFi端末の中では最速になりました。
つまり、最初WX03とW04は肩を並べていましたが、今ではW04の方がWX03に2倍以上の差をつけて通信速度が速くなったということです。
通信量カウンター搭載が便利でわかりやすい
WX03以前のWiMAX端末では、月毎の通信量しか確認できませんでしたが、WX03からは日毎の通信量をチェックできるようになりました。
このような機能があると、10GBまでが上限の3日間制限にも気を付けることができますね。
アンテナ付きのクレードルを利用できるのはWX03だけ
WiMAXのポケットWiFi端末で唯一、WX03のクレードル(充電器)には拡張アンテナがついています。
※訂正:2017年11月1日に発売される新機種「WX04」専用のクレードルにも拡張アンテナがついています。
(参考元:http://www.uqwimax.jp/products/wimax/operate/wx03_cradle/)
WiMAXの公式サイトの説明によると、「このクレードルにWX03を装着することで、全方位的に電波をキャッチ」するとのことです。
WX03のような薄型ポケットWiFiの弱点である側面部分の受信感度をカバーするという説明もされています。
(参考元:http://www.uqwimax.jp/products/wimax/operate/wx03_cradle/)
バッテリーの持ちは短い
WiMAXの他のポケットWiFi端末と比べて、WX03はバッテリーの持ち時間が2~3時間ほど短くなっています。
もちろん、外出先でもパソコンや充電器、外付けバッテリーなど利用する方法はありますが、単純に外で長時間利用することを想定している方には、WX03よりもバッテリーの持ちの良いものを利用することをおすすめします。
高速通信のauLTEが利用できない
W04やW03では、月に1,005円の追加料金を支払うことで、auのLTE回線を利用した高速通信を利用することができます。
auLTEなんて必要ない方もいるでしょうが、WiMAX2+も全国で利用できるとはいえ、まだ地下やビル街、山間部など一部利用できないエリアも存在しています。
このような場合に、auLTEの回線に切り替えることで安定した高速通信を行えます。
とくに旅行や田舎へ帰省する場合に重宝することがあります。
一方で、WX03はauLTE回線に対応していないので、この機能を利用することができません。
以上までのことをメリット・デメリットの観点からまとめると、
【メリット】
- 通常回線で最大440Mbps
- 日毎チェックできる通信量カウンター
- アンテナ付きのクレードルで通信が安定
【デメリット】
- 通常回線は決して遅くはないが、W04との差を感じる
- バッテリーが約7時間しか持たず、他端末より短い
- 高速通信に非対応である
上記のように分けられます。
しかし、実際にはWX03を選択すると絶対に損をしてしまいます。
その理由を次の章で解説しましょう。
今、WX03を選ぶとゼッタイ損してしまう理由
WX03が損する理由1.W04の方が通常回線の最大通信速度が速い
先にも解説しましたが、9月からWiMAX2+の通信速度が向上しました。
これにより、W04は通常回線で558Mbps、auLTEの高速回線で708Mbpsもの高速通信を行えるようになりました。
auLTEは別途利用料がかかりますが、通常回線ならば追加料金なしで558Mbpsの速度で通信が行えます。
もちろんWX03の440Mbpsも十分利用できる通信速度です。
しかし、通信速度が速くて困ることありませんが、遅いと困ってしまいます。
今後の利用を考えた時、通信速度が速いものを選んでおいて無駄になることはありません。
WX03が損する理由2.バッテリーの持ち時間もW04の方が長い
バッテリーの持ち時間もW04をはじめ、他のポケットWiFi端末の方が長くなっています。
他端末がおおむね9時間ほどバッテリーが持つのに対して、WX03は約7時間しか持ちません。
ポケットWiFiを外で利用することを念頭に置いているのならば、ゼッタイにバッテリーの持ちがいい方を選んだ方が、後々後悔することがありません。
WX03が損する理由3.アンテナ付きクレードルは賛否両論
WX03のみが持つ特徴として、端末の充電器であるクレードルにアンテナがついています。
これにより受信感度を向上させているという触れ込みですが、実際のところは・・・
ワイマックスの中継機wx03のメリットは、ペースが素早いということ。しかしながら、カバー都会は狭い。そのため、外出先でpocketwifiを繋ぐことには弱みだったけれど、クレードルに設置すればトラブル解決される。
— ポケット wifi おすすめ (@pocket1517wifi) 2017年9月23日
【検証結果】電波を拾いやすくするWX03専用クレードルの検証結果をご報告します。結果、普段不安定で窓際などに設置して工夫をしている方には効果的なものでしたが、電波を元々拾わない環境での利用では効果は見受けられませんでした。
— 【注意喚起】wimax室内圏外問題 (@wimax_not) 2017年10月3日
悲報 WX03の、クレードル買っても圏外からバリ0にかわるだけでWiMAX+2が繋がらないのは変わらなかった(苦笑)
orz— みのむー (@minomutsfnikki) 2017年8月6日
上記のように、クレードルによる受信向上の効果があるのかないのか、じつははっきりとしていません。
おそらく、多少なりの改善はあるでしょうが、劇的に受信感度が向上するというほどでもないかと思われます。
また、WX03をクレードルに差しっぱなしで設置している方も多いようで、過充電の結果、バッテリーが膨張してしまうという問題も起こっているようです!
ルーターWX03のバッテリーが膨らんでクレードルに刺さらなくなってしもた。
— はっくしょんP / hacktion (@hacktionP) 2017年9月26日
NECのWX03ってwifi端末使ってるんだが、電池パック膨張してヤバイ。
何がヤバイって、まだ使用開始から一年も経過してないってところ。
クレードルなんて自宅で差したまま使うこと多い人が購入するんだろうし、過充電防止機能ないなんて思わないじゃんね。
わざわざ別売買ったのに。— なつみかん (@hassaku2005) 2017年9月30日
受信感度が劇的に改善されるわけではないうえに、クレードルに差しっぱなしにしておくとバッテリーが膨張する危険性もあることから、わざわざWX03とクレードルをセットで購入するメリットも見つかりません。
WX03が損する理由4.プロバイダのキャッシュバック金額もW04の方が高い
WiMAXは販売の大元であるUQ WiMAXで購入するよりも、集客に特化しているプロバイダで申し込んだ方が、さまざまな特典が付いておトクになります。
現在最も注目度のプロバイダーはGMOとくとくBBです。
※2018年11月現在、GMOとくとくBBではWX03の取り扱いは終了しています。
その特典条件の良さからか、積極的なTVCMなどはやっていませんが、じつは知る人ぞ知る、超おトクなプロバイダーです。
とくとくBBからWiMAXに申し込むと、簡単な手続きだけで最大3万円以上のキャッシュバックを必ず受け取ることができます。
業界でも最高額のとくとくBBのキャッシュバックですが、じつは選ぶポケットWiFi機種によってキャッシュバック金額が変わってきます!
WiMAXの一番新しいポケットWiFi機種W04の場合、30,200円のキャッシュバックをもらうことができます。
一方、WX03の場合だと、キャッシュバック金額は28,000円に下がってしまいます!
ちなみにW04のひとつ前の機種であるW03の場合、31,000円のキャッシュバックとなりますが、W03はW04よりもスペックが大分落ちてしまうので、おすすめできません。
このように、WX03よりもW04を選んだ方がスペック的にも優れているうえに、キャッシュバック金額までもが大きくなります。
キャッシュバック金額は毎月変わる上に、必ず公式サイトから申し込まないと適用されません。
お申し込みはこちらから行いましょう。
GMOとくとくBB公式サイト
まとめ
今回、WiMAXのポケットWiFiWX03について、その特徴と他のWiMAX端末との比較を解説しました。
現在でもWX03を購入することはできますが、スペック的にも、キャッシュバック金額的にも、WiMAXの最新機種であるW04の方が圧倒的に優れています。
ゼッタイに損をしたくない方は、GMOとくとくBBのサイトからWiMAXに申し込んで、高額キャッシュバックと快適なポケットWiFiであるW04を手に入れましょう。