天秤

日常生活に欠かせないものとなったインターネット

2015年に「光コラボレーションモデル」の提供が開始されたことで、光コラボ事業者に契約して光回線を利用しているという人もいるかと思いますが、フレッツ光のまま長年利用しているという人も多いことでしょう。

ただ、フレッツ光を利用していて「このプロバイダーってどうなの?」と疑問に思ったことはありませんか?

フレッツ光に契約している場合、契約しているプロバイダーによって月額利用料金によって変わってきます。インターネットは長く利用していくものですから、できるだけ月額料金が安いプロバイダーにしたいものです。

そこで今回は、フレッツ光のプロバイダーで月額料金が安いのは一体どこなのか、調べてまとめてみました!

フレッツ光を利用していてプロバイダーの乗り換えを検討している人はぜひ参考にしてください。

ネット回線の先生ネット回線の先生

「固定回線以外のネットってないの?」「もっと安いネット回線ないかな・・・」と考えている人向けに、固定回線とポケットWiFiの比較記事も用意してあります。ぜひ参考にしてみてくださいね!


フレッツ光のプロバイダーで重視するものは?

節約

フレッツ光を利用するにはプロバイダーとも契約しなければいけませんが、フレッツ光のプロバイダーは沢山あり、その中から1社を選ぶのは至難の業です。

また、近年では「光コラボ事業」が普及し、フレッツ光から光コラボへ転用する人も増えています。

株式会社MM総研が2023年9月末時点で行った「ブロードバンド回線事業者の加入件数調査」によると、フレッツ光のシェア数は減少傾向にあり、その代わりに「ドコモ光」や「ソフトバンク光」などの光コラボサービスが増加しつつあるようです。

また、他のシャア率・契約数を見ても「ドコモ」と「ソフトバンク」の2社は必ずランクインしています。

この2社に共通するものは、いったい何なのでしょうか。

モバイルとのセット契約が可能

ドコモとソフトバンクは、どちらも大手携帯(スマホ)通信会社ですが、2社とも「ドコモ光」と「ソフトバンク光」という光コラボサービスを提供しています。

これらの光コラボに契約する際は、自社モバイル(スマホ)とセットで契約することで月額料金が割引される「セット割」が適用されるため、スマホと一緒に光回線も・・・と一石二鳥の形で契約する人が多いようですね。

通信速度が速いうえにサービスも手厚い

また、2社に共通する点は通信速度の速さもあります。

ドコモの場合、混雑する時間帯でも通信速度が安定して早い「IPv6 IPoE接続方式」を追加オプション料なしで利用できます。

一方でソフトバンクは、IPv6 IPoE接続方式を利用するには専用ルーターをレンタルする必要があり、その点に関してはドコモよりも若干劣る部分があります。

ただ、高速通信である「10ギガ」にも対応し、10ギガプランで契約した際のサービスや特典も手厚くなっているのが魅力です。

近年はオンラインゲームの普及も受けて、超高速通信の需要は高まっています。

同じく超高速通信である「NURO光」も徐々に増えつつあるようですが、回線工事の手間や地域がかなり限られるということで3位から4位止まりとなっていますね。

こういう点を踏まえると、皆が光回線・プロバイダーを選ぶときは

  • 通信速度の速さと安定性
  • 対象地域・回線開通まで導入のしやすさ
  • セット割などの特典・サービスの手厚さ

これらを重視する傾向があるというわけですね。

ネット回線の先生ネット回線の先生

現代においては、月額料金の安さは重視しない人が多いのかもしれませんね。

フレッツ光の人気プロバイダ一覧

とはいえ、やはり長く利用していくものですから、月額料金を完全に切り離して考えることはできません。

上記のポイントをおさえつつ、月額料金もお得なプロバイダーは一体どこでしょうか。
ではここで、フレッツ光で人気のプロバイダーを見てみましょう。

今回は、通信速度が比較的安定して速いとされているIPv6 IPoE接続方式に対応したプランでピックアップしています。

プロバイダー名月額料金(税込)解約違約金額
戸建て集合住宅
OCN
OCN 光 with フレッツ
1,210円715~990円5,000円+1,100円~650円
BB.excite
BB.excite コネクト
770円770円
GMOとくとくBB
v6プラス
1,090円~1,310円1,090円~1,310円
Yahoo!BB
Yahoo! BB 光
with フレッツ
プレミアム:1,595円
スタンダード:1,320円
プレミアム:1,320円
スタンダード:1,045円
割引前のプロバイダー料
月額料金相当額
BIGLOBE
BIGLOBE光パックNeo
with フレッツ
1,100円650円~990円5,500円
So-net
So-net光 with フレッツ
1,320円990円
@nifty
@nifty光ライフ
with フレッツ
1,100~1,320円1,045円3,300円
ASAHIネット
ASAHIネット光
with フレッツ
858円770円

プロバイダーの解約違約金はいくらかかるか?

この時特に気を付けたいのが、乗り換え時に発生するプロバイダーの違約金です。

プロバイダーを変更しても「フレッツ光」の利用契約は継続したままなので、フレッツ光から違約金を請求されることはありません。

ただし、現在利用しているプロバイダーから他社へ乗り換える場合、更新月以外のタイミングで解約するとプロバイダーから解約違約金を請求される場合があります。

とはいえ、今は「電気通信事業法施行規則」が改正されたため、違約金がかからなかったり、発生しても5,000円前後で収まるプロバイダーがほとんどです。

これから契約する人は、解約違約金のことはあまり考えなくてもいいかもしれませんね。

ネット回線の先生ネット回線の先生

ですが、2022年7月1日以前に契約したものに関しては法改正前の契約内容が適用されます。その場合、更新月以外で解約すると従来の高額な違約金を請求される場合がありますので注意しましょう!

また、契約してすぐに使えなくなったなどの問題があった場合は「初期契約解除制度」を利用して解約することも可能です。

初期契約解除制度は、契約書を受け取って8日以内であれば、理由を問わず自分都合で契約を解除できる制度です。

短い期間かつ制度を利用しても事務手数料だけはかかってしまいますが、こういった制度があるということだけは覚えておくといいでしょう。

月額料金が安いフレッツ光プロバイダーTOP3!

【第1位】BB.excite(BBエキサイト)

BB.exciteのIPv6 IPoE接続プランだと、戸建て・集合住宅どちらも月額770円となっています。この月額料金は業界最安値です。

また、安さを重視するのでしたらIPv4 PPPoE接続プランもおすすめです。PPPoE接続プランだと月額550円で利用でき、さらに他社プロバイダーから乗換得る際は、最大6カ月間月額330円で利用することができます。

月額料金の安さを重視する人、通信速度を重視する人、どちらの希望も満たしてくれるという意味では、BBエキサイトはかなりオススメのプロバイダーです。

BB.exciteに契約したい場合は、BB.excite公式ページから申し込めます。

【BB.excite 公式ページ】:BB.excite

【第2位】ASAHIネット

ASAHIネットは、戸建て・集合住宅ともに1,000円以下で利用できる月額料金の安いプロバイダです。

他のプロバイダーと比べると知名度が低く、不安に思う人もいるかもしれませんが、ASAHIネットはフレッツ光のほかに「auひかり」や「ドコモ光」のプロバイダーでもあります。

IPv6 IPoE接続も標準提供していますので、速度も安さも重視したい人にはオススメのプロバイダーです。

ASAHIネット公式サイト: https://asahi-net.jp/service/ftth/withflets/

【第3位】GMOとくとくBB

GMOとくとくBBのプロバイダー料金は、BB.exciteやASAHIネットよりも僅かながら高めになりますが、それでも十分に安いと言える月額料金です。

今回表にまとめたプランはIPv6 IPoEプランが利用できる「v6プラス」ですが、PPPoE接続であれば月額料金は583円から836円とかなりお手頃になります。

通信速度はこだわりがないのであれば、こちらのプランもいいかもしれませんね。

GMOとくとくBBは、フレッツ光のほかに「ドコモ光」のプロバイダーも行っています。

今回はフレッツ光のプロバイダーということで取り上げませんが、ドコモ光のプロバイダーとして契約すると、キャッシュバックや割引などの特典を受けることができ、大変お得です。

気になる人は、下記の記事も参考にしてみてくださいね。

ドコモ光のプロバイダを選ぶならどこがいいのか?GMOとくとくBBをおすすめする理由

光コラボへ乗換えるならドコモ光+GMOとくとくBBがお得!

ここまで月額料金が安いフレッツ光のプロバイダーを見てきましたが、最初に説明した通り、近年はフレッツ光をやめて光コラボサービスに転用・乗換える人も多くなっています。

フレッツ光をずっと使ってきたけど光コラボも気になる・・・という人には、フレッツ光のプロバイダーでもある「GMOとくとくBB」がオススメです。

GMOとくとくBBでは自社で「GMOとくとくBB光」という光コラボサービスを提供していますが、スマホとセットでお得に利用したいという人であればGMOとくとくBBもプロバイダーの「ドコモ光」にするのがいいでしょう。

GMOとくとくBBをプロバイダーにしてドコモ光を申し込むと、ドコモのスマホとの「セット割」を適用させることができますし、キャッシュバックやコンビニやネットショップで利用できる「dポイント」ももらえます。

IPv6 IPoE接続方式プランである「v6プラス」にも対応していますし、通信速度を重視したい人のために「10ギガプラン」も用意されています。

これからインターネットを始めようとしている人はもちろんですが、通信速度を見直したい人にとってもかなり心強い光回線です。

v6プラス対応の高速WiFiルーターをレンタルする場合でも、ドコモ光であれば0円でレンタルが可能なので、わざわざ高いWi-Fiルーターを購入する必要もありません。

そもそもフレッツ光の回線は利用者が集中すると混雑が発生するため、通信速度や応答速度が遅くなりがちですが、v6プラス対応のドコモ光なら混雑部分を回避することで高速通信が可能となっています。

フレッツ光からドコモ光へ乗り換える際の手続きの手間などは増えてしまいますが、少なくとも同じくらいの月額料金を払って通常の光回線を利用しているよりは、同額でより高速通信が可能なドコモ光に乗り換えるのもいいかもしれませんよ。

フレッツ光から乗り換えたいな・・・と考えている人は、この機会にぜひドコモ光を検討してみてはいかがでしょうか。

GMOとくとくBBは、申し込みを開始するページでキャッシュバック金額が異なることがありますので、以下の公式ページから申し込むようにしましょう。

【GMOとくとくBB WiMAX】:https://gmobb.jp/wimax/

【GMOとくとくBB ひかり回線】:フレッツ光ドコモ光auひかりソフトバンク光

まとめ

今回は、2024年最新のフレッツ光プロバイダーについて紹介しました。

フレッツ光のシェア数は年々減少傾向にありますが、まだまだ利用できますし、NTTが提供しているということで信頼も厚いですよね。

フレッツ光は、どのプロバイダーと契約するかによって月額料金が変わっていきます。
その差は微々たるものですが、長く利用すればするほど金額差は大きくなっていきますので、できるだけ月額料金が安いプロバイダーを選びたいですね。

ただ、通信速度を重視するとプロバイダーによっては月額料金が若干高くなります。その点だけは注意しましょう。

また、今は制度の変更などにより転用・乗り換え手続きがだいぶ楽になりましたので、フレッツ光を長年利用していたけど光コラボサービスも気になるという人は、この機会に転用するのもいいかもしれません。

その際は、フレッツ光・プロバイダーそれぞれでいくら違約金がかかるか、また更新月はいつなのか、あらかじめチェックしておきましょうね。