ポケットWi-Fi(モバイルルーター)でオンラインゲームは遊べます。プレイ中の通信量は1時間あたり10〜100MB程度と小さく、現行のWiMAX +5Gならスタンダードモードに一律の容量制限もありません。ただしFPS・TPSで勝ちにこだわるなら光回線のほうが有利で、大容量ソフトのダウンロードにも注意が必要です。

どこにでも持ち運べ、外出先でもWi-Fiに接続できるポケットWi-Fi。その便利さから、自宅で固定回線の代わりに使っている人もいます。

気になるのは速度制限と応答速度(PING値)、そしてVALORANTやApex Legendsのような対戦ゲームが快適に動くかという点でしょう。ここからは、何ができて何に注意すべきかを順に整理していきます。


プレイ中の通信量は小さい|速度制限のルールも変わった

ゲームプレイ中の通信量は1時間あたり10〜100MB程度

オンラインゲームの「プレイ中」の通信量は、1時間あたり10〜100MB程度が目安と言われています。スマホで人気のタイトルを並べると、次のようなイメージです。

■ オンラインゲームの通信量目安(プレイ中)

  • ポケモンGO:約10MB/1時間(約100時間/1GB)
  • PUBGモバイル:約60MB/1時間(約16時間/1GB)
  • 荒野行動:約20MB/1時間(約50時間/1GB)
  • フォートナイト:約40MB/1時間(約25時間/1GB)

あくまで目安で、遊び方やネット環境で変動しますが、「プレイ中」の通信量は思ったより小さいことがわかります。仮に1時間100MBとしても、1GBに達するまで約10時間かかる計算です。

「3日で15GB」の一律制限は2022年2月に変更されている

かつてのWiMAXには「直近3日間で一定量を超えると混雑時間帯に速度制限」というルールがありました。この直近3日間で合計15GB以上という一律の制限は、2022年2月1日に条件が変更され、現在は適用されていません(UQ WiMAX 公式・ネットワーク混雑回避のための速度制限について/2026年9月確認)。

そのため、ゲームのプレイ自体は通信量をあまり気にせず楽しめるケースがほとんどです。古い記事にある「3日で10GB制限」は、現行のWiMAX +5Gには当てはまりません。

ただし無制限と言い切れるわけでもありません。公式には「一定期間内に大量のデータ通信があった場合、混雑する時間帯の通信速度を制限する場合がある」と記載されています。しきい値は公表されていません。

もうひとつ覚えておきたいのがオプションのプラスエリアモードです。広いエリアで使える代わりに月間30GBの上限があり、超過すると月末まで最大128kbpsに制限されます。気づかず設定したまま使い続けないよう注意しましょう(2026年9月時点)。

ゲームソフトのダウンロードには注意が必要

「プレイ中」の通信量は小さくても、注意したいのがゲームソフトのダウンロードやアップデートです。

容量の小さいスマホアプリならポケットWi-Fiでも問題ありませんが、据え置き機やPCのタイトルは、ソフト1本で数GB〜十数GBの通信が必要になることが珍しくありません。

例えば任天堂は、Switch版『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』のダウンロード版について16.3GBの空き容量が必要と案内していました。1本落とすだけで、スマホの月間データ量を軽く超える規模です。

一律の速度制限がなくなったとはいえ、大容量のダウンロードを繰り返せば、混雑時間帯の速度制限の対象になる可能性はゼロではありません。大きなソフトは時間に余裕のあるときに落とし、必要なら光回線も併用するのが安心です。

ボイスチャット・ライブ配信は「上り」がカギ

オンラインゲームでは、ボイスチャットやライブ配信をしながらプレイする人も多いでしょう。どちらも常時通信が発生するため、プレイ単体より通信量を多めに消費します。

とくにライブ配信で効いてくるのがアップロード(上り)の速度です。モバイルルーターは下りに比べて上りの最大速度が低めに設定されており、高画質配信をしたい人ほど、上り速度に余裕のある光回線が向いています。


■ ポケットWi-Fiでできること まとめ

  • プレイ中の通信量は小さく、通信量はそれほど気にしなくてよい。
  • 容量の小さいゲームなら問題なくダウンロードできる。
  • 大容量ソフトのダウンロード・大型アップデートは通信量が大きいので注意。
  • ボイスチャットやライブ配信を併用する場合は、上り速度と安定性に余裕を。
ネット回線の先生ネット回線の先生

1日に何十GBもダウンロードするような極端な使い方をしなければ、ポケットWi-Fiでも十分ゲームを楽しめますよ!

速度は足りる?「最大4.2Gbps」の読み方に注意

オンラインFPSの画面イメージ

UQコミュニケーションズは5G対応の「WiMAX +5G」を提供しており、サービス全体の最大速度として下り最大4.2Gbpsを掲げています(5G SA契約・一部エリアでの提供)。

ここで見落としがちなのが、この数字はホームルーターを使ったときの値だという点です。持ち運ぶモバイルルーターは機種ごとにスペックが異なります。

UQ WiMAXのモバイルルーター「Speed Wi-Fi 5G X12」の場合、公式スペックは受信最大3.9Gbps/送信最大183Mbps(一部エリア)です(UQ WiMAX 公式 製品ページ/2026年9月確認)。いずれもベストエフォートの規格値で、実測値はこれより下がります。

それでもプレイすること自体はポケットWi-Fiの速度でも十分可能です。ただし、プレイするゲームのジャンルによって話が変わります。

FPS・TPSでは「PING値」が勝敗を左右する

「ぷよぷよ」や「テトリス」のようなパズルゲーム、スマホのソーシャルゲームであれば、ポケットWi-Fiの速度で十分に遊べます。

一方で、「Apex Legends」や「VALORANT」といったFPS・TPSでは、ダウンロード・アップロードの速度に加えて「PING(ピング)値」が非常に重要になります。

PING値とは、こちらの入力・操作がサーバーに届いて反映されるまでの応答速度(ミリ秒=ms)のこと。数値が小さいほど反応が速く、遅延が少ないことを意味します。

一般に、PING値は30〜50ms程度なら標準的で、100ms前後までなら大きな支障は出にくいとされます。ただし一瞬の遅れが勝敗を分けるFPS・TPSでは、できるだけ低い(目安として数十ms以下)値をキープしたいところです。

一般的な傾向として、モバイル回線のPING値は光回線より高め(遅め)になりやすく、光回線のほうが低く安定しやすいと言われています。実際の値は環境で変わりますが、シビアな撃ち合いではモバイル回線が不利になりやすいのは事実です。

速度やPINGが不安定だと、ラグや同期ズレの原因になり、プレイが上手でも不具合で負けてしまうことがあります。ボイスチャットの安定性もあわせて考えると、FPS・TPSを本格的にプレイしたいなら光回線のほうがおすすめです。

ネット回線の先生ネット回線の先生

光回線については、下記の記事も参考にしてみてくださいね!

>光回線が遅い時の対処法まとめ!光回線がすぐに爆速になる!

実際にポケットWi-FiでFPS・TPSをプレイした人の感想

ここで、実際にポケットWi-Fiで対人ゲームをプレイした人の動画を見てみましょう。

こちらはポケットWi-FiでオンラインFPS「Apex Legends」をプレイした動画です。速度・PINGともにポケットWi-Fiの平均程度は出ており、一見プレイに支障がないように見えますが、場面によっては予期せぬ動作や一瞬のフリーズが起きることがありました。

こちらは「フォートナイト」をさまざまな回線でプレイした検証動画です。ポケットWi-Fiと光回線とで、反応の速さに違いが出ているのがわかります。

ほかの検証動画も含め、プレイヤーの感想をまとめると、おおむね次のような傾向があるようです。

  • プレイ自体はできる。案外普通に遊べることに驚く。
  • 普段の回線に比べると、若干のカクつきや遅延を感じることがある。
  • 混雑時間帯などは画質が落ちることがある。(それによって敵の視認に影響することも)

ただし、こうした動画は投稿者のPCスペックや契約回線、プレイ技術によって結果が大きく変わります。「上手い人がポケットWi-Fiで問題なくプレイできているから自分も大丈夫」と鵜呑みにするのは避けたほうがよいでしょう。

通常の回線では起きなかった遅延やカクつきが、ポケットWi-Fiでは起きることも十分あり得ます。勝敗にこだわらなくても、本格的にプレイするなら光回線がおすすめです。

FPS向けの光回線を選ぶ場合は、単純な最大速度よりも、混雑しにくく安定した回線を選ぶことが重要です。以下の記事も参考に、オンラインゲームに合った光回線を見つけてくださいね。

>オンラインゲームにもおすすめのお得な光回線まとめはこちら

ポケットWi-FiならGMOとくとくBBもチェック

FPS・TPSを本格的にプレイするなら光回線がおすすめですが、そこまでシビアな対戦はしないという人なら、ポケットWi-Fiの速度でも十分ゲームを楽しめます。

ポケットWi-Fiはゲーム以外に、動画視聴やウェブ利用にも便利です。1台あると外でも自宅でもインターネットを使えて重宝します。

ポケットWi-Fiを選ぶなら、スタンダードモードに容量制限のないWiMAXが有力な候補です。WiMAXは複数のプロバイダーが取り扱っており、その一つに「GMOとくとくBB」があります。

GMOとくとくBBの特徴は、キャッシュバックなどのキャンペーンです。他社回線からの乗り換えで金額が上乗せされる場合もあります。端末や通信速度は一般的なWiMAXのスペックを備えているので、選択肢の一つとして検討してみてください。

GMOとくとくBBについては、以下の記事も参考にしてみてください。

>GMOとくとくBB WiMAXのキャッシュバックについて詳しくはこちら

ポケットWi-Fiとオンラインゲームのよくある質問

Q. ポケットWi-FiでVALORANTやApex Legendsのランクマッチはできますか?

A. 接続してプレイすること自体は可能です。ただしモバイル回線はPING値が光回線より高くなりやすく、混雑時間帯には揺れも出ます。ランクマッチのようにラグが直接不利になる場面では、光回線+有線接続のほうが安心です。

Q. ポケットWi-Fiに有線LANでつないでPING値を下げられますか?

A. クレードルなどを使えば有線接続できる機種もあり、Wi-Fi区間の揺らぎは減らせます。ただしPING値の大部分はモバイル回線そのものの応答時間で決まるため、光回線並みまで下がるわけではありません。

Q. スタンダードモードとプラスエリアモードはどう使い分けますか?

A. 普段はスタンダードモードで問題ありません。プラスエリアモードは圏外になりやすい場所で使う切り札と考え、月30GBの上限に注意しましょう。超過すると月末まで最大128kbpsに制限されます。

まとめ

ポケットWi-Fiでオンラインゲームは遊べます。プレイ中の通信量は小さく、現行のWiMAX +5Gなら一律の容量制限もないため、通信量を気にせず遊べるケースがほとんどです。

注意点は2つ。大容量ソフトのダウンロードや大型アップデートと、応答速度(PING)が問われるFPS・TPSです。勝ちにこだわるなら、光回線+有線接続でのプレイが最もおすすめです。

ポケットWi-Fiでのプレイもできなくはありませんが、多少のラグや不具合が出る可能性は理解したうえで選びましょう。YouTubeの検証動画は、投稿者のPCスペックや契約回線、プレイ技術によって差が大きい点にも注意が必要です。

とはいえ、ポケットWi-Fiは1台あればゲーム以外にも使える便利な機器です。料金プラン・キャンペーン・端末のスペックは時期によって変わるため、申込み前に各社の公式サイトで最新の内容をご確認ください。

>ポケットWiFiのメリット・デメリットを初心者向けに徹底調査!