WiMAXを提供するUQコミュニケーションズが、2020年3月31日に”WiMAX”のサービスを終了することを発表し、いよいよ終了間近となりました。
とはいえ、すでに主流サービスは最新規格のWiMAX2+に切り替わっていますし、これから新規で契約する方のみに関しては、特に影響はないと思われます。
ですが、サービス終了に伴い、WiMAX機器のほか、一部のWiMAX 2+機器に搭載しているWiMAXサービスが利用できなくなってしまうので、注意が必要です。
UQコミュニケーションではWiMAX利用中の人にWiMAX2+への切り替えを呼び掛けるつつ、WiMAX2+対応機種へ無料で変更できる「おトクに機種変更」も現在実施しています。
ただし、WiMAX2+はUQコミュニケーションズに直接申し込むよりも他のプロバイダーを経由して申し込んだ方がおトクに利用できることが多いので、各プロバイダーのキャンペーンを確認してから申し込むようにしましょう!
WiMAXとWiMAX2+の違い
WiMAXは2009年にスタートした無線通信サービスです。その4年後、WiMAXの通信速度が大幅に向上させたWiMAX2+がスタートしました。
WiMAX2+を開始したばかりのころは、基地局の数が少なくて利用できるエリアが狭かったのですが、高速通信のWiMAX2+の基地局強化が進められたので現時点でもWiMAX2+のエリアは拡大し、不自由なく利用することができるようになっています。
項目 | WiMAX | WiMAX2+ | |
---|---|---|---|
サービス提供 | 2009年2月 | 2013年2月 | |
サービス終了 | 2020年3月 | 終了予定なし | |
最大通信速度 | 下り | 13.3Mbps | 440Mbps |
上り | 15.4Mbps | 30Mbps | |
通信制限 | なし | ギガ放題接続サービスは無制限(3日で10GBで速度制限) |
WiMAXのサービス終了が与える影響は?
WiMAXのサービス終了はWiMAX2+利用者にとっては朗報で、
- WiMAXで使っている周波数帯をWiMAX2+に利用することでWiMAX2+の通信品質が改善する
- WiMAXのための基地局をWiMAX2+の基地局に切り替えることで利用可能エリアが拡大するとともに、デッドスポット(エリア内でも通信できない・電波が弱い場所)の削減につながる
といった効果が期待できそうです。
ただし、最初でも言いましたが、サービス終了に伴ってWiMAX機器のほか、一部のWiMAX 2+機器に搭載しているWiMAXサービスが利用できなくなります。
UQでは2018年9月30日以降、WiMAXサービスの新規加入のお申込み受付を終了しているので、それ以前に新規加入している人は、完全に終了する前に一度機器を確認しておいたほうがいいでしょう。
WiMAX2+の通信品質が改善する?
UQコミュニケーションズでは、周波数帯を有効活用するためにWiMAXのために確保している周波数帯をWiMAX2+に割り当てる計画を発表しています。切り替えは順次行っていくとのことなので、今後、WiMAX2+の通信品質が改善していくと思われます。
WiMAX2+の対応エリアが拡大する?
以下はWiMAXとWiMAX2+の対応エリア(首都圏)です。
現在のWiMAX対応エリアが今後全てWiMAX2+に統一されることで、そのエリア内の通信品質の改善とデッドスポットの解消が期待できそうですね。
WiMAXの対応エリア(2020年2月時点)
WiMAX2+の対応エリア(2020年2月時点)
おすすめのWiMAX2+プロバイダー
最後にネット回線の先生おすすめのWiMAX2+プロバイダーを2社紹介させてください。どちらも業界1位2位を争う人気プロバイダーなのでWiMAX2+への切り替え先に最適なプロバイダーです。
GMOとくとくBB
※GMOとくとくBBは、申し込みを開始するページでキャッシュバック金額が異なりますので、必ず以下の専用のキャンペーンページから申し込むようにしましょう。
BroadWiMAX
BraodWiMAXは月額料金の安さが特徴です。
また、注目は「BroadWiMAXに満足できなかった場合に光回線などにBroadWiMAX経由で乗り換えれば違約金無しでいつでも解約できるサービス」を提供している点です。
BroadWiMAXは3年契約が前提なのがデメリットでしたが、3年は長く途中で心変わりするかもしれません。
3年契約だけれども途中で光回線に切り替えたいと思ったら違約金がかからないようになっているのは好感が持てますので2番目のおすすめとして紹介しました。