WiMAXのポケットWiFi(モバイルルーター)やホームルーターは、UQ WiMAX本体だけでなく、たくさんのプロバイダー(販売代理店)から申し込めます。そしてプロバイダーごとに月額料金やキャッシュバックなどの特典が違うため、同じWiMAXでも「どこから申し込むか」で総額が変わります。
ただ、申し込み先を比べる前に押さえておきたいことがあります。2026年に入ってから、選べる端末と端末代金がはっきり変わりました。この記事では、ネット回線にくわしい立場から、2026年9月2日にUQ WiMAX公式サイトで確認した内容をもとに「いま何が選べるのか」「実質料金はどう計算するのか」「キャッシュバックで取りこぼさないコツ」を順に整理します。
なお、プロバイダーごとのおすすめ順位はスマホゲームにおすすめ!WiMAX+5Gプロバイダー比較ランキングで別途まとめています。この記事は「契約前に知っておく前提知識」に絞って解説します。
新規で選べる端末は2機種に絞られました
UQ WiMAX公式サイトの製品一覧を見ると、WiMAX +5G対応ルーターとして掲載されているのは「Speed Wi-Fi DOCK 5G 01」と「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」の2機種だけです(2026年9月2日時点)。かつて主力だったSpeed Wi-Fi 5G X12は、公式サイト上で終売製品の欄に移りました。
持ち運ぶなら Speed Wi-Fi DOCK 5G 01
2025年3月27日発売のモバイルルーターです。受信最大3.5Gbps・送信最大286Mbps、連続通信時間は約540分。Wi-Fiで48台まで同時接続でき、有線LANまたはUSBでもう1台つなげます。名前のとおりドック(台座)に載せて自宅の据え置き機のようにも使えるのが特徴です。
自宅専用なら Speed Wi-Fi HOME 5G L13
2023年6月1日発売のホームルーターで、受信最大4.2Gbps・送信最大286Mbps。Wi-Fiで32台、有線LANで2台まで接続できます。コンセントに挿すだけで設置が終わるので、配線が苦手な方でも扱いやすい機種です。
| 端末 | タイプ | 受信最大速度※ |
|---|---|---|
| Speed Wi-Fi DOCK 5G 01 | モバイルルーター(ドック対応) | 3.5Gbps |
| Speed Wi-Fi HOME 5G L13 | ホームルーター | 4.2Gbps |
※受信最大速度はベストエフォート(理論値)で、実測値は利用環境により異なります。いずれも一部エリアでの提供です。取扱機種はプロバイダーによって異なるため、申し込み前に必ず各社の公式サイトでご確認ください。
X12は「もう買えない」わけではありません
UQ WiMAX公式では終売扱いですが、プロバイダーによっては在庫としてX12を選べる場合があります。また、機種を自分で用意する「SIMのみ」の申し込みでは、X12も対応機種として案内されています。数年前の記事に出てくる「W04」「WX04」や「通常プラン(月7GB)」はすでに現行のものではないので、そのつもりで読み替えてください。
端末代金は2026年6月に改定されました
見落とされがちですが、Speed Wi-Fi HOME 5G L13の機種代金は2026年6月15日に27,720円(税込)から33,220円(税込)へ改定されました。UQ WiMAXオンラインショップの告知によると、部材価格の高騰が理由です。同時に割引の「UQ WiMAXおトク割」も21,780円から21,340円に変わり、割引後の価格は5,940円から11,880円(税込)へ上がりました。Speed Wi-Fi DOCK 5G 01も2026年6月1日に同様の改定が行われ、現在は機種代金33,220円(税込)・おトク割21,340円・割引後11,880円(税込)です。
つまり「数年前の記事に書かれた端末代の数字は、そのままでは使えない」ということです。実質料金を計算するときは、必ず申し込み先の現在の価格を見て計算してください。
プランは無制限が基本。制限がかかるのはどこか
以前あった「月7GBを超えると制限」という通常プランはなくなり、現在はデータ容量無制限が基本です。UQ WiMAX公式の主力プラン「ギガ放題プラスS」は月額5,280円(税込)で、「WiMAX +5G割」が適用される当月から13か月間は682円引きの月額4,598円(税込)になります(2026年9月2日時点)。ほかに登録料3,300円(税込)がかかります。
制限がかかる可能性があるのは、次の2か所です。
- プラスエリアモード(月額1,100円・税込のオプション)…より広いau 5G/4G LTEエリアで使えますが、利用した月は合計30GBを超えると速度制限の対象になります。
- 短期間に大量の通信をしたとき…スタンダードモードは原則として容量無制限ですが、混雑する時間帯に速度が制限される場合があります。
プラン名や割引の内容はプロバイダー・時期によって細かく異なります。「月額料金は割引が切れたあとの金額も見る」のが、あとで驚かないためのコツです。
実質料金は4つの数字で計算できます
月額の安さやキャッシュバックの大きさだけを見ると判断を誤ります。見るべきは契約期間トータルの実質料金で、次のように計算します。
実質料金 = 事務手数料 + 月額料金の合計(割引が切れたあとも含む) + 端末代金 - キャッシュバック - 各種割引
ここで効いてくるのが、先ほどの端末代金の改定です。端末代が5,500円上がれば、実質料金もそのぶん増えます。月額が数百円安くても、端末代や割引期間の差で逆転することは珍しくありません。比較するときは、同じ契約年数(たとえば3年)でそろえて計算してください。
キャッシュバックを取りこぼす3つのパターン
キャッシュバックは金額が大きいほど魅力的に見えますが、実際に受け取れなければ意味がありません。よくある取りこぼしは次の3つです。
①受け取り手続きを忘れる
キャッシュバックは自動で振り込まれるとはかぎりません。たとえばGMOとくとくBBの場合、契約からおよそ11か月後に案内メールが届き、期限内に振込先口座を登録する必要があります。しかも案内は申込時に作ったメールアドレス宛に届くため、普段使いのアドレスへ転送設定をしておくか、カレンダーに予定を入れておくと安心です。
②有料オプションの加入が条件になっている
「満額もらうには指定オプションへの加入が必要」というケースがあります。「到着後すぐ無料で解約できる」と書かれていても、初月分の料金だけは発生することがあるので、条件を読んでから申し込みましょう。
③端末代の残債を見落とす
端末代を毎月の割引で「実質無料」にしている場合、割引期間の途中で解約すると残債の支払いが発生します。短期で乗り換えるつもりなら、キャッシュバック額より残債の条件のほうが影響が大きいこともあります。
※キャッシュバックの金額・条件・受け取り時期は時期によって変わります。最新の内容は必ず各プロバイダーの公式サイトでご確認ください。
契約前に迷いやすいポイント
端末が「実質無料」でも、途中でやめたら何を払うことになりますか?
残っている端末代(残債)です。契約期間の縛りがないプランでも、端末代の分割と割引はセットで組まれていることが多いため、「違約金ゼロ=解約時の支払いゼロ」ではありません。申込前に、割引が何か月続くのかを確認しておきましょう。
UQ WiMAX公式とプロバイダー、どちらから申し込むのが得ですか?
金額だけを見れば、高額なキャッシュバックがあるぶんプロバイダー経由が有利になりやすいです。一方で公式には「Try WiMAX」という15日間の無料お試しがあり、自宅が実際につながるかを確かめてから決められます。「電波が届くか不安」という方は、まず公式で試してから申し込み先を選ぶのが失敗しにくい進め方です。
マンションでもホームルーターで足りますか?
工事が不要なので手軽ですが、WiMAXの電波は壁や高層階の影響を受けやすい性質があります。窓際に置く前提で考え、事前にエリアマップと、可能ならお試しサービスで確認してください。
引っ越しの予定があっても契約して大丈夫ですか?
回線工事が不要なので、引っ越し先がエリア内であれば端末を持って行くだけで使えます。転勤や進学で住まいが変わりやすい方には、固定回線より扱いやすい選択肢です。
まとめ
WiMAXは「どこから申し込むか」で総額が変わりますが、その前に①いま選べる端末は2機種であること ②端末代金が2026年6月に改定されたこと ③実質料金は割引が切れたあとまで含めて計算すること——この3点を押さえておくと、比較の精度が一段上がります。
高額キャッシュバックを重視するならGMOとくとくBBは有力な候補のひとつですが、受け取り手続きを管理できることが前提です。端末代・月額料金・キャッシュバック額はいずれも変わるため、申し込み前に必ず公式サイトで最新の条件をご確認ください。
▼GMOとくとくBB WiMAX 公式サイト
https://gmobb.jp/wimax/
