ASAHIネットのWiMAX +5Gは、いまも申し込めます

回線工事なしで、端末が届いたその日からインターネットが使えるのがWiMAXの持ち味です。WiMAXを扱うプロバイダは20社以上あり、同じ回線・同じ端末でも料金やキャンペーンはそれぞれ違います。

そのなかでも、シンプルなプラン構成と手厚いサポートで長く支持されているのが「ASAHIネット」です。RBB TODAYブロードバンドアワードのプロバイダ部門で長年高い評価を受けていることでも知られています。

この記事では、2026年8月21日時点でASAHIネットの公式サイトに掲載されている内容をもとに、料金・初期費用・端末・解約条件を整理しました。あわせて、2026年10月からWiMAXの主要プロバイダが一斉に値上げするという、いま知っておくべき動きにも触れています。


ASAHIネットとはどんなプロバイダか

ASAHIネットは、NTT東日本・西日本のフレッツ光をはじめとする光回線(AsahiNet 光、ドコモ光、auひかりなど)や、UQコミュニケーションズの回線を使ったWiMAX、格安SIMなどを提供するインターネットサービス・プロバイダです。

複数のインターネットサービスを手がけているため、光回線とWiMAXを組み合わせると月額料金が割引になる「セット割」も用意されています。

※かつての主力だった「ASAHIネット WiMAX 2+」は新規申し込みの受付を終了しています。これから申し込む場合は、5G通信に対応した現行サービス「ASAHIネット WiMAX +5G」が対象です。以下は現行のWiMAX +5Gを前提に解説します。

WiMAX +5Gも回線工事は不要で、ルーターが届けばそのままインターネットが使えます。5G対応により通信速度は大きく向上し、対応エリアも広がりました。自宅据え置き型・持ち運び型の両方の端末が選べます。

【2026年8月時点】料金は「13か月目まで」と「14か月目から」で別物です

ASAHIネットのWiMAX +5Gには2つのプランがあります。ここでいちばん大事なのは、広告で目にする安い金額は最初の1年だけの割引価格だということです。

ギガ放題プラスプラン(標準)

月間のデータ容量に上限がない、中心となるプランです。実施中の「スタートキャンペーン」(2026年6月1日〜9月30日・個人会員のみ)を適用した場合、料金は次のように段階が変わります。

期間月額料金(税込)補足
サービス開始月(開通月)0円キャンペーンの有無にかかわらず無料。ただし開通月に解約すると満額請求
2〜13か月目2,728円スタートキャンペーンで2,000円割引
14か月目以降4,928円割引が終了し通常料金へ(2026年10月ご利用分からは5,148円)

13か月目と14か月目で月2,200円も変わります。「月2,728円で使える」という印象のまま契約すると、1年後に請求額が跳ね上がって驚くことになります。最初から14か月目以降の金額で家計を考えておくのが失敗しないコツです。

ギガ放題プラス 固定IPアドレスプラン

固定IPアドレスを使いたい方向けのプランです。通常月額は6,578円(2026年10月ご利用分からは7,018円)で、スタートキャンペーン適用時は2〜13か月目が4,378円になります。開通月が0円なのは標準プランと同じです。

初期費用は事務手数料と端末代で3万円台

見落とされがちなのが初期費用です。ASAHIネットの場合、次の費用がかかります。

  • 事務手数料(登録手数料)3,300円
  • 端末代金 27,720円(支払いは代金引換のみで、別途代引手数料440円

合計すると31,460円が最初にかかる計算です。端末代の分割払いや「実質0円」の仕組みは用意されていませんので、初期費用をなるべく抑えたい方は、この点をよく考えてください。なお月額料金・初期費用・オプションの支払いはクレジットカードのみで、口座振替は選べません。

★2026年10月からWiMAXが一斉に値上げされます

これから申し込む方にとって、いちばん重要な情報かもしれません。ASAHIネットは2026年6月16日付のお知らせで、2026年10月ご利用分から月額料金を値上げすると告知しています。理由は公式に「サービス提供元であるUQコミュニケーションズによる料金改定にともなうもの」と明記されています。

つまり、これはASAHIネット1社の事情ではありません。実際にGMOとくとくBB WiMAXは2026年10月1日ご利用分から全プラン一律605円の加算Broad WiMAXも2026年10月1日から全プラン一律630円の値上げを、それぞれ公式に告知しています。

2026年10月からのWiMAX月額料金の値上げ幅を3社で比較した棒グラフ。ASAHIネットが220円、GMOとくとくBBが605円、Broad WiMAXが630円。
各社が公式に告知している2026年10月からの値上げ幅(税込)。ASAHIネットはギガ放題プラスプランの場合で、固定IPアドレスプランは440円の値上げです。金額はいずれも2026年8月21日時点の各社公式告知によります。

ASAHIネットについては、公式に「キャンペーンの割引期間・割引金額は変更されず、改定後の月額から割引した金額で請求する」と説明されています。割引そのものが減るわけではありませんが、割引が終わったあとの通常料金が上がることは押さえておきましょう。

比較記事を読むときも、その情報が9月以前のものか10月以降のものかで金額が変わります。「安い」と紹介されていた金額が古い可能性を、今は特に疑ってください。

選べる端末は2機種です

ASAHIネットのWiMAX +5Gで選べるのは、持ち運び型と据え置き型の2機種です(両プラン共通・いずれも27,720円)。

端末タイプスペックの目安
Speed Wi-Fi DOCK 5G 01持ち運び型(モバイル)受信最大3.5Gbps/送信最大286Mbps・同時接続48台・電池5,400mAh・約198g・Wi-Fi 6対応
Speed Wi-Fi HOME 5G L13据え置き型(ホーム)受信最大4.2Gbps/送信最大286Mbps・同時接続32台・有線LAN 2ポート(2.5GBase-T対応)・約635g

いずれも通信方式は5G/4G LTE/WiMAX 2+です。速度の数字はベストエフォート(理論上の最大値)で、実際の速度は場所・時間帯・電波状況で大きく変わります。この数値がそのまま出ることはまずない、と考えておいてください。

外に持ち出さないのであれば、据え置き型のL13のほうが有線LANも使えて安定します。逆に外出先でも使いたいなら、電池を内蔵したDOCK 5G 01の一択です。

ASAHIネットを選ぶ理由になる3つのポイント

工事不要で、届いたその日から使える

WiMAX +5Gは回線工事が不要なので、申し込んで端末が届けばすぐにインターネットを始められます。転勤や引っ越しが多い方、賃貸で工事の許可を取るのが面倒な方、開通まで数週間待ちたくない方に向いています。

光回線とのセット割で毎月200円引き

ASAHIネットの光回線(AsahiNet 光、ドコモ光、auひかりなど)や各種接続コースを併用すると、WiMAXの月額利用料が毎月200円割引になります。金額としては控えめですが、すでにASAHIネットを使っている方なら申し込むだけで自動的に効くのが利点です。

固定IPアドレスを使えるプランがある

ASAHIネットは、WiMAX +5Gでも固定IPアドレスを使えるプランを用意しています。外出先から自宅のネットワークカメラやIoT機器へアクセスしたい場合や、社内システムへのVPN接続でIP制限がかかっている場合などに役立ちます。

これはWiMAXのプロバイダとしてはめずらしい選択肢です。ただし標準プランとの差額は月1,650円あるので、外部からの接続を使う予定がなければ無理に選ぶ必要はありません

契約前に必ず確認したい注意点

12か月以内の解約で15,000円かかります

ASAHIネットのWiMAX +5Gには「○年契約」という明示的な縛りはありません。ただし公式に、開通月を含む12か月以内に解約した場合は違約金15,000円(不課税)が発生すると定められています。

スタートキャンペーンの割引が効いているのがちょうど13か月目までなので、「安いうちだけ使ってやめる」という使い方は違約金でほぼ相殺されます。短期だけ使いたいなら、次に紹介する縛りなしのプロバイダを検討したほうが合理的です。

料金は最安ではありません

ASAHIネットのWiMAXは、サポートやブランドの安定感が強みである一方、業界で最も安いわけではありません。とくに端末代が実質0円にならない点は、他社と比べたときのはっきりした差になります。月額を抑えたい方は、端末代・割引・キャッシュバックを含めた総額で比較してください。

プラスエリアモードには月30GBの上限があります

山間部などau 4G LTE/5Gの広いエリアで使いたい場合は、オプションの「プラスエリアモード」(1,100円/月・使った月のみ課金)を追加できます。

ただしプラスエリアモードの通信量が月30GBを超えると、当月末まで速度が制限されます(翌月1日に解除)。標準のスタンダードモードは対象外なので、普段はスタンダードモード、電波が届かない場所でだけプラスエリアモードに切り替えるのが賢い使い方です。

「3日で15GB」の制限は、いまはありません

WiMAXといえば「直近3日で15GB使うと速度制限」というルールを覚えている方も多いはずです。これは2022年2月1日に変更され、一律の制限は撤廃されています(UQ WiMAX公式に明記)。スタンダードモードの月間データ容量にも上限はありません。

ただし完全に無制限というわけではなく、公式には「一定期間内に大量のデータ通信があった場合、混雑する時間帯の通信速度を制限する場合がある」と書かれています。具体的な閾値や制限後の速度は公表されていませんので、「◯GBまでなら大丈夫」と断言する情報を見かけたら、根拠を疑ってください。

UQ本家・GMOとくとくBB・Broad WiMAXと並べてみる

同じWiMAX +5Gの回線でも、プロバイダによって料金体系も支払い方法も違います。2026年8月21日時点で各社公式に掲載されている内容を並べました。

プロバイダ月額・端末代の考え方縛り・支払い方法
ASAHIネット2〜13か月目2,728円/14か月目以降4,928円。端末27,720円は別途一括(代引のみ)12か月以内の解約で15,000円。クレジットカードのみ
UQ WiMAX(本家)現行の「ギガ放題プラスS」は5,280円。WiMAX +5G割で13か月間682円引き=4,598円登録料3,300円。プラスエリアモードはauスマートバリュー等の適用中は無料
GMOとくとくBB端末33,264円を36回に分け、同額のサポートで実質0円(36か月利用が前提)契約の縛りなし・解約違約金なし。クレジットカードのみ(口座振替不可)
Broad WiMAX初月880円/1か月目以降4,785円。端末35,640円は割引で実質0円(解約時に残債があれば一括請求)最低利用期間なし・契約解除手数料無料。口座振替が使える

※3社とも2026年10月1日から値上げが告知されています(ASAHIネットは10月ご利用分から)。金額は各社公式に掲載されている内容で、キャンペーンにより変動します。申し込み前に必ず公式サイトでご確認ください。

こうして並べると、「端末代を最初に払い切るASAHIネット」と「端末代を毎月の割引で相殺する他社」という違いがはっきりします。後者は月額が安く見えますが、36か月使わないと端末代の残債が出るので、実質的にはこちらのほうが長い縛りとも言えます。短期で使うならASAHIネット、長く使う前提なら実質0円型、というのが総額で見たときの目安です。

ASAHIネットの利用者の声

人型

ASAHIネットのWiMAXを使っています。アップロードも安定していて助かっています。爆速とまではいきませんが、普段使いには十分。サポートの対応が丁寧で早いのが個人的に気に入っているポイントです。困ったときにすぐ相談できるので、このまま継続するつもりです。

人型

光回線の時代からずっとASAHIネットを使ってきているので、自分にとっては親しみのあるプロバイダです。セット割も受けられますし、安心感があります。ただし割引キャンペーンを使うと最低利用期間が設定されることがあるので、解約のタイミングはきちんと確認しておくと安心ですね。

人型

戸建てで据え置き型のWiMAXを使っています。夜の時間帯でもそこそこ速度が出るので満足しています。工事の引き込みがいらないので、初めてネットを引く人でも気軽に始められると思います。

ASAHIネットが向いている人・向いていない人

ここまでの内容をふまえると、向き・不向きははっきりしています

向いているのは——工事をせずにすぐネットを使い始めたい方、すでにASAHIネットの光回線などを使っていてセット割を活かせる方、固定IPアドレスが必要な方、そして端末を一括で買い切って、あとで残債に縛られたくない方です。

向いていないのは——初期費用を1円でも抑えたい方(端末27,720円が一括のため)、口座振替で払いたい方(クレジットカードのみ)、そして1年未満の短期利用を考えている方(違約金15,000円)です。

よくある質問

スタートキャンペーンの申し込みが9月末に間に合わないと、どうなりますか?

キャンペーン期間は2026年6月1日〜9月30日ですが、公式には「延長する場合がある」と記載されています。ただし延長を前提に待つのはおすすめしません。しかも10月ご利用分から通常月額が上がるため、条件としては10月以降のほうが不利になります。急ぐ必要はありませんが、条件を比べるなら早めに動くほうが有利な局面です。

端末だけ自分で用意して契約できますか?

ASAHIネットの公式ページでは、申し込みとセットで端末を購入する形が案内されています。持ち込み端末での契約について公式に案内はありませんので、手持ちの端末を使いたい場合は事前にサポート(0120-577-234)へ確認してください。

WiMAXは光回線の代わりになりますか?

用途によります。動画視聴やWeb閲覧、テレワークのビデオ会議程度なら5G対応エリア内で十分実用的です。一方でオンライン対戦ゲームのように応答速度(ping値)が重要な使い方や、大容量ファイルを毎日やり取りする使い方では、光回線のほうが安定します。また電波を使う以上、建物の構造や部屋の位置で速度が大きく変わる点も光回線との違いです。

キャンペーンページに「端末15,000円割引」と書いてあるように見えるのですが

2026年8月21日時点で確認したところ、キャンペーンページの本文にも料金表にも端末割引の記載はなく、端末代は27,720円のままでした。検索結果などに残っている表示は過去のキャンペーンの名残と考えられます。端末が割引されると期待して申し込むと、代金引換で27,720円を請求されて驚くことになりますので、注文前に必ず公式の料金表をご確認ください。

まとめ

ASAHIネットのWiMAXは、現在は5G対応の「WiMAX +5G(ギガ放題プラスプラン)」が新規申し込みの対象です。工事不要ですぐ使える手軽さ、光回線とのセット割、固定IPアドレスという選択肢、そして丁寧なサポートが強みです。

一方で押さえておきたいのは、①割引が効くのは13か月目まで(14か月目から4,928円)②端末代27,720円は一括払い ③12か月以内の解約で15,000円 ④2026年10月ご利用分から5,148円へ値上げ——この4点です。

WiMAXは2026年10月にプロバイダ各社がそろって値上げする局面にあり、ネット上の比較情報が急速に古くなります。金額を最終決定する前に、必ず公式サイトで最新の料金とキャンペーンを確認してから申し込んでくださいね。

ネット回線の先生ネット回線の先生

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