※本記事に記載の「Speed Wi-Fi NEXT WX06」は、現在すべてのWiMAXプロバイダで販売を終了しています(2026年7月時点)。WX06はWiMAX 2+専用(4G)端末で、後継のWiMAX +5Gへの移行にともない新規契約の取り扱いはありません。当時の情報は記録として残しています。これからWiMAXを契約する方は、現行の5G対応端末(モバイルルーターの「Speed Wi-Fi 5G X12」「DOCK 5G 01」、ホームルーターの「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」など)をご検討ください。最新の対応端末・料金は各プロバイダ公式でご確認ください。

この記事では、2020年1月に発売された「Speed Wi-Fi NEXT WX06(略称:WX06)」のスペックを、当時の人気端末だったWX05と比較しながら振り返ります。WX06はすでに販売を終えた端末ですが、「昔使っていた端末の性能を確認したい」「WiMAX 2+と現行のWiMAX +5Gで何が変わったのか知りたい」という方向けの参考情報としてまとめています。

WXシリーズは、日本のNECプラットフォームズ株式会社が製造していた、WiMAX 2+対応のモバイルWi-Fiルーターです。1世代前のWX05は2018年11月に発売されており、WX06でどのように進化したのかを確認していきましょう。


WX06の発売日は?(※販売は終了しています)

WX06は2020年1月発売のWiMAX 2+専用端末です。発売当時はGMOとくとくBBやBroad WiMAXなど主要プロバイダが取り扱っていましたが、現在はWiMAX 2+端末の新規取り扱いが終了しており、WX06を新たに契約することはできません。

ネット回線の先生ネット回線の先生

WiMAXは2021年春以降、5G対応の「WiMAX +5G」へ主軸が移りました。WX06のようなWiMAX 2+(4G)専用端末は、5G用に周波数が転用された影響で4Gの帯域が縮小しており、いま契約するメリットはありません。これからWiMAXを使うなら5G対応の現行端末を選びましょう。

WX05・WX06のスペック比較(WiMAX 2+当時の記録)

まず、WX06と1世代前のWX05のスペックの違いを比較表で整理します。いずれもWiMAX 2+(4G)対応端末で、5Gには対応していません。

WX05WX06
製品名Speed Wi-Fi NEXT WX05Speed Wi-Fi NEXT WX06
発売2018年11月2020年1月
メーカーNECプラットフォームズNECプラットフォームズ
最大速度(上り)30Mbps75Mbps
最大速度(下り)440Mbps440Mbps
対応回線WiMAX 2+/au 4G LTEWiMAX 2+/au 4G LTE
重量約128g約127g
サイズ約W111×H62×D13.3mm約W111×H62×D13.3mm
バッテリー時間
ノーマルモード
約690分約690分
同時接続数最大10台最大10台

WX06は、WX05と比べると上りの最大速度が30Mbps→75Mbpsに向上したのが主な進化点です。下り最大速度(440Mbps)やサイズ・重量・バッテリー時間は大きく変わっていません。

WX06の特徴は、2.4GHzと5GHzの帯域を同時に使って安定してつながりやすくする「バンドステアリング機能」を搭載した点です。QRコードを使った簡単接続や、電池残量・データ通信量のグラフ表示など、ディスプレイの見やすさも改善されていました。

バッテリーの持ち・交換のしやすさ

NEC製のWXシリーズは、当時のHUAWEI製Wシリーズよりバッテリーの持ちが良いのがメリットでした。WX06は省エネのエコモードを使うと、当時の公称で長時間のバッテリー駆動が可能でした。

WX06の連続使用時間(公称)

  • ハイスピードモード
    • 通信速度優先時:約500分
    • スタンダード:約690分
    • エコモード:約840分
  • ハイスピードプラスエリアモード
    • おまかせ一括(速度優先):約490分
    • スタンダード:約630分
    • エコモード:約800分

また、WX06はバッテリーを自分で取り外して交換できる点も特徴でした(Wシリーズは内蔵式で自己交換不可)。長く使うとバッテリーは劣化する消耗品のため、交換できる設計は当時の利点でした。

WX06のバンドステアリング機能

WX06には、周囲の電波環境を判断して自動で最適な周波数(2.4GHz/5GHz)を選ぶバンドステアリング機能が搭載されていました。

WX06のバンドステアリング機能のイメージ

自宅で多くの機器をネット接続する場面で効果を発揮する機能で、初心者でも使いやすい端末に仕上がっていました。

WX06のクレードルについて

WXシリーズが人気だった理由の一つに、クレードルの「電波拡張機能」があります。WX06専用クレードルに端末を装着すると、電波を均等化してムラを解消する効果が期待できました。自宅利用が中心なら、当時はクレードルもあわせて用意しておくのがおすすめでした。

※クレードルの役割については解説記事「WX05のクレードルを徹底解説!注目の電波強化や有線接続・充電機能」もあわせてご覧ください(役割はWX06でも共通です)。

今からWiMAXを契約するなら?現行のWiMAX +5G端末へ

WX06を含むWiMAX 2+専用端末(W06・WX06・HOME 02・L02など)は、現在すべてのプロバイダで販売を終了しています(2026年7月時点)。これからWiMAXを申し込むなら、5G通信に対応した現行の「WiMAX +5G」端末を選びましょう。5G非対応の旧端末とは最大速度が大きく異なります。

2026年7月時点で、主要プロバイダが取り扱う現行のWiMAX +5G端末は次のとおりです(発売日・特徴は各社・UQ WiMAX公式を参照。最新の在庫・料金は申込前に必ず公式でご確認ください)。

端末名種別発売時期特徴
DOCK 5G 01モバイル2025年3月最新世代。大容量バッテリー・タッチパネル・ドック経由の有線LANに対応
Speed Wi-Fi 5G X12モバイル2023年6月5G SA方式に対応。持ち運び用途で定番の1台
Speed Wi-Fi 5G X11モバイル2021年11月X12の前世代。取り扱うプロバイダは減少傾向
Speed Wi-Fi HOME 5G L13ホーム2023年6月据え置き型。工事不要で自宅の固定回線代わりに使える
ネット回線の先生ネット回線の先生

モバイル用途なら「DOCK 5G 01」か「X12」、自宅の据え置き用途なら「L13」が基本の選択肢です。端末は多くのプロバイダで実質無料や割引で提供されるため、端末そのものより「月額料金・キャンペーン・契約期間」で比較するのがおすすめです。

プロバイダは料金・キャンペーンで選ぶ

WiMAXはどのプロバイダで契約しても回線(通信品質)は同じUQ/auの5G・4Gネットワークです。そのため、月額料金・キャッシュバックなどのキャンペーン・契約期間や解約時の条件で比較して選ぶのが失敗しないコツです。GMOとくとくBBやBroad WiMAXなどが現行のWiMAX +5G端末を取り扱っています。

乗り換え時は違約金・契約期間に注意

すでにWiMAXやほかの回線を使っている方が乗り換える場合は、契約期間の満了月に乗り換えて違約金(解約金)を避けるのが基本です。プロバイダによっては他社の違約金を負担してくれるキャンペーンを実施している場合もあるため、乗り換え先の条件をあわせて確認しましょう。最新の違約金負担・乗り換え条件は各プロバイダ公式でご確認ください。

まとめ

WX06は、WX05から上り速度やディスプレイの使いやすさが改善された、WiMAX 2+時代の完成度の高いモバイルルーターでした。ただし現在は販売を終了しており、5G用に4G帯域も縮小しているため、今から新規に契約する端末としてはおすすめできません。

これからWiMAXを使うなら、5G対応の現行端末(DOCK 5G 01・Speed Wi-Fi 5G X12・Speed Wi-Fi HOME 5G L13など)を選び、プロバイダは月額料金とキャンペーンで比較するのがおすすめです。最新の対応端末・料金・在庫状況は、UQ WiMAXや各プロバイダの公式サイトで必ずご確認ください。