皆さんは、インターネットは固定回線を契約して利用していますか?それともポケットWiFiルータを使っていますか?
新生活の準備の中で、これから使うインターネット回線をどうしようかと悩んでいる人も多いかと思われます。
そこで今回は、固定回線とポケットWiFiルータのそれぞれの特徴と、どのような人に向いているのか・向いていないのかについてまとめてみました。
自分が普段どのようにインターネットを利用しているのかを思い出しながら、固定回線とポケットWiFiルータのどちらが自分にとって最適なのか吟味していきましょう。
※記事の最後に、状況によって固定回線とポケットWiFiルータそれぞれに合う人物パターンをまとめましたのでご覧ください。
「自分はこっちかな?」と思っていても、意外な結果が分かるかもしれませんよ。
固定回線を利用する
固定回線を利用する場合は家の中にインターネット回線を引き込み、家庭内に設置した「モデム」と呼ばれる機器を経由してインターネット回線に接続します。
出始めの頃は電話回線を利用する「ADSL」が主流でしたが、2024年3月末にADSLが廃止されるということもあり、現在各会社で提供されている回線はほぼ「光回線」となっています。
固定回線のメリット
高速かつ安定した通信速度
光回線の最大のメリットは、高速な通信速度と通信の安定性です。
光回線はGbpsクラスの高速通信が可能なため、光回線さえ繋がっていれば日本中どこであってもこの高速通信を維持したまま、家庭でインターネット利用ができます。
光回線の普及により「安定した高速通信」というのは光回線では当たり前になっているため、近年ではさらに高速な通信速度を売りにする会社も出始めています。
前まではNURO光の1Gbpsですら「速い!!」と騒がれていましたが、現在では最大通信速度が10Gbpsにまで進化!
2019年の段階で10Gbpsの超高速光回線サービスを提供していたのはNURO光とauひかりホームのみでしたが、現在では、多くの会社で提供されるようになりました。
ゲームもオンラインプレイが主流になってきている今、高速回線はもはや必須の通信環境といえるかもしれませんね。
とはいえ、市販の家庭用パソコンでは1Gbpsまでしか対応していません。
10Gbpsで通信するには高価な専用パーツを購入してパソコンに組み込む必要がありますが、実際のところ動画やゲームでは1Gbpsでも10Gbpsでも体感速度に違いはないそうです。
「どうしてもこだわり抜きたい!」という方以外は、普通に1Gbpsの光回線で十分だと思います。
通信速度制限がない
光回線のもう一つのメリットは、データ通信量に上限がなく無制限で使えるという点です。簡単に言うと、インターネットが使い放題ということになります。
サイト巡りや動画視聴はもちろんのこと、オンラインゲームなども通信制限を気にすることなくプレイすることができます。
大容量データのやりとりなども難なくできるため、仕事柄メールやデータのやりとりを頻繁におこなうという人でも安心です。
Wi-Fiで複数の機械で同時に接続して利用できる
さらに光回線は、無線LANルーターを設置すればWi-Fiを利用して複数人同時にインターネットを利用することができます。
もちろん、複数人が同時に利用しても通信制限はないので安心です。
電波が届く範囲であれば家中どこにいても利用できますし、それぞれの時間を大切にしたいファミリー世帯にWi-Fiはぴったりです。
固定回線のデメリット
回線工事が必須
大変魅力的な光回線ですが、導入するために回線工事が必須というのは最大のデメリットになります。
しかもこの回線工事には、さらに2つのデメリットがあります。
高額な工事費用がかかる場合がある
1つ目のデメリットとして、高額な工事費用があります。
例えば、NURO光なら基本工事費だけで44,000円かかります。
auひかりホーム10ギガでも工事費含む初期費用が37,500円かかります。
ただし、これらの費用はキャンペーンや申し込み特典により、工事費の分割金額分を毎月の月額料金から割り引くことで相殺してくれるので、実質無料になります。
とはいえ、キャンペーンや特典適用期間内に解約すると工事費の割引を受けることができなくなるため、工事費の残額を一括請求されることになります。しかも、これとは別に解約金もばっちり請求されますので注意が必要です。
開通まで手間と時間がかかる
2つ目のデメリットは、回線工事に手間と時間がかかるという点です。
光回線は、契約の申し込みと同時に即日開通工事が手配されて、数日で利用できるというわけではありません。
開通工事を行うためには、まず回線工事を行う業者へ工事日を予約する必要があります。
この工事日は短くても1週間から2週間先、長い時には1か月先ということもよくありますし、引っ越しのピーク時にもなると2か月や3か月の予約待ちということもあります。
これは業者の原因があるわけではなく、それだけ開通工事を行う顧客で予定が埋まっているということです。
さらに、新規の開通工事は自分あるいは家族の立ち合いが必須なので、その日程も調整する必要があります。
加えて、これは稀ですが、回線を引くための電柱の使用許可がなかなか下りない場合があったり、着工中でも電線が他人の土地を通過するなど、何らかの問題があると工事を中断する必要が出てきます。
そうなると、一度の工事では終わらず、二度三度と立ち会わなければならず、その度に日程を調整しなければなりません。
総合して申し込みから開通まで約1~2か月近くかかってしまうのです。
このように、固定回線を引くことで最も快適にインターネットを利用できる半面、使い始めるまでに手間と時間と結構な費用がかさむという点を忘れずに覚えておきましょう。
ですが、中にはリーズナブルな料金で提供している会社もありますし、安定した通信速度を重視したいのであれば、固定回線で検討したいところですね。
ポケットWiFiルータを利用する
ポケットWiFiルータはLTEやWiMAX5G+といった電波を利用して、パソコンやスマートフォン、ゲーム機をインターネットに接続することができます。
簡単に例えてしまえば、小型の無線ルーターですね。
ポケットWiFiルーターのメリット
持ち運べてどこでも使える
ポケットWiFiルーターは、手のひらに収まるほどの小さくて軽い端末なので持ち運ぶことができ、どこでもすぐにインターネットに接続できるのが特徴です。
そのため、外出先でもデータのやりとりが可能ですし、もちろん家の中にいても利用できます。
場所を選ばず使えるのはポケットWiFiルーターの最大のメリットといえるでしょう。
小さくても機能性はバッチリ
近年はポケットWiFiの通信速度も高速化してきており、固定回線と大差ないほどの高速通信が可能となっています。
さらにポケットWiFiルータ1台に対して、10台ほどのパソコンやスマートフォンなどの通信機器を接続することができる端末・契約プランもあります。
接続方法も簡単で、携帯端末・スマートフォン上で無線LAN接続できますので、家の中が配線コードでぐちゃぐちゃになる心配もありません。
回線工事不要ですぐ使える
ポケットWiFiルータは光回線のような回線工事が必要ないため、工事費が一切かかりません。
申し込み手続きをしてから最短だと翌日にはポケットWiFiルータが手元に届き、あとは簡単な初期設定を済ませてしまえばすぐにインターネットを利用することができます。
プロバイダによってはキャンペーンで端末代金やポケットWiFiルータ端末の発送代金を無料にしているところもあるので、光回線に比べ導入しやすいのも魅力ですね。
スマホと併用すればパケット通信料を節約できる
スマホなら月額料金とは別に、契約しているパケット通信料がかかってしまいますが、スマホのインターネット回線を常にポケットWiFiルータを経由するように使えば、月額料金と端末代金だけでパケット通信料は無料になります。
上記の画像は、ポケットWiFiを使う前の私のソフトバンク利用料金の一部です。ポケットWiFiを使えば、この「通信料」の部分がまるっと節約できるので、ネット動画視聴やアプリゲームを頻繁に使うという人なら月額2000円~4000円くらいは簡単に節約になります。
ポケットWiFiルーターのデメリット
利用できるエリアが限られている
ポケットWiFiルーターには電波が届く範囲である「利用エリア」というものがあります。
この利用エリア内でないとインターネットを利用することができませんし、エリア内であっても一部地域では電波が入りづらいということもあるので注意したいところです。
契約前に必ずエリアチェックを行い、自分の利用範囲で電波がきちんと入るのか確かめましょう。
WiMAX+5Gの対応エリアはこちらから
UQWiMAXなどでは15日間無料でポケットWiFiルータを貸し出す「トライWiMAXレンタル」というサービスも行っていますので、事前にレンタルして利用に問題がないか確認することも重要です。
固定回線に比べ通信速度が不十分
固定回線に迫る通信速度が出るようになってきましたが、それでも速度や安定性は固定回線のほうが上です。
特に、PS5やNintendoSwitchなどの据え置き機でオンラインゲームを主に楽しみたいと考えている場合は、ポケットWiFiルーターでは遅延やラグといった不具合の原因となってしまいます。
外出先ではあまりインターネットを利用しない、通信速度が要となるオンラインゲームを主にプレイしたいという人は、固定回線のほうが安心して利用できるでしょう。
通信制限がある
ポケットWiFiルータを契約するときは、データ通信量の上限のあるプランと上限のないプランがあります。
上限のあるプランでは1か月で7GBまでのデータ通信が可能となっています。この上限を超えてしまうと、スマホと同様に通信速度を制限されてしまいます。
一方の上限のないプランでも「3日間で10GBまで」といった規定上限が設定されているため、それを超えると翌日までにかけて通信速度が制限されてしまいます。
使い放題といっても、油断ならないというわけですね。
便利で安く使えるポケットWiFiルータですが、利用開始後の制約は固定回線よりも多いと考えていたほうがいいでしょう。
ポケットWiFiルータを選ぶならWiMAX+5GをGMOとくとくBBで申し込むのがベスト!
もし、ポケットWiFiルーターの導入を検討中なら、UQWiMAXのWiMAX+5Gがおすすめです。さらにGMOとくとくBB経由で申し込むとお得に利用できます!
オススメポイント1:最新端末を持てる
ポケットWiFiを利用すると考えたとき、どうせなら最新機種を選びたいと考える人が多いでしょう。
UQWiMAXのポケットWiFiルータの最新機種は、Speed Wi-Fi5G12Xで今1番おすすめのポケットWiFiです。
X12は、モバイルルーター初の2.4GHz/5GHzを同時利用でき、最高に快適な状態でネットを利用することができます。また、X12は+5Gに対応しており、前世代のものよりも高速通信が可能になっています。
WX06の前世代であるX11は、X12ほどの通信速度は出ませんが、それでも日常で利用する分には申し分ないです。
オススメポイント2:WiMAX+5G対応エリア順次拡大中
先ほど、ポケットWiFiルーターには利用できるエリアがあると説明しましたが、WiMAX+5Gは順次拡大中でエリア範囲が非常に広くなってきています。東京都内に住んでいる人なら、エリア外で使えないというのはまずあり得ないのではないでしょうか。
WiMAX+5Gの対応エリアはこちらから
オススメポイント3:ハイスピードプラスエリアモードでさらに高速に
ポケットWiFiルーターでは、通信速度が不安だという人もいることでしょう。
実は、WiMAX+5GのポケットWiFiにはプラスエリアモードという機能がついています。
このプラスエリアモードに切り替えると、下り最大2.7Gbpsにまで高速化することができます。
これなら、速度に不満があるという人でも快適に利用することが可能です。
プラスエリアモードは、WiMAXの電波の届かない範囲においてau4GLTEの回線に切り替えることで広範囲のエリアで高速通信できますが、別途オプション料金が必要になったりといったデメリットもあるので、利用の際は注意が必要です!
オススメポイント4:高額キャッシュバックと最新端末が無料でもらえる
WiMAX+5Gを提供しているUQWiMAXでは、契約するプロバイダによって端末代金が有料の場合もあります。
ですがGMOとくとくBBを経由してUQWiMAXに申し込むと、業界最高水準の高額キャッシュバックももらえるので、かなりお得です!
キャッシュバックに関しては、受け取りに多少手間がかかるため、キャッシュバックをほぼ確実に受け取る方法については「費用が安いGMOとくとくBBのWiMAX!契約での落とし穴」を参考にしてください。
お申し込みやキャンペーン詳細は、必ず公式サイトで確認してから申し込むようにしましょう。
GMOとくとくBB公式サイト
まとめ インターネット回線は自分の用途に合ったものを選ぶべき
今回は自分に合ったインターネット回線についてまとめてみました。
固定回線は通信も安定していてデータ通信量の上限もないので、通信制限を気にせずのびのびと利用することができます。
ですが、固定回線はポケットWiFiルータのように持ち運ぶことはできないので、スマートフォンやタブレットを外出先で利用する場合は、固定回線とは別に契約し、別途パケット通信料を支払う必要があります。
さらに、固定回線を利用する場合の回線工事には手間と時間とお金がかかるので、「とにかくインターネットを早く安く使いたい!」という人にはあまりおすすめできません。
一方で、ポケットWiFiルータは持ち運びができるので、家庭でも外出先でもインターネットを利用することができるうえに、スマホやタブレットを接続しておけば、パケット通信料も節約することができます。
そのうえ、回線工事も不要なので、手間とお金は固定回線に比べるとかかりません。
さらに、プロバイダによってはポケットWiFiルータの端末代金が無料になったり、高額なキャッシュバックがもらえたりと、お得な部分も多くあります。
しかし、利用できる通信エリアが決まっているため、自宅が通信エリア外だとせっかく契約しても利用できないという問題が出てきます。
固定回線に引けを取らない通信速度が出るようになってきてはいますが、通信の安定面を比べるとやはり固定回線にはまだまだ敵いません。
加えて、ポケットWiFiは使い放題のプランであってもデータ通信量に上限が設けられているため、用途によっては通信速度制限の心配も出てきます。
このように、固定回線・ポケットWiFiルータ双方ともに、それぞれメリットとデメリットが存在するため、固定回線を選ぶのかポケットWiFiルータを選ぶのかは、自分の用途に見合ったものを選ぶのがベストということになります。
例えば、以下のような人には、固定回線がおすすめです。
- 外出先ではインターネットを利用しない。
- 自宅でも仕事のやりとりをする。または在宅ワーカーである。
- ゲームや映画などの娯楽コンテンツを高品質で楽しみたい。
- 家にいる家族みんなでインターネットを利用したい。
- 固定電話やテレビも光回線にまとめてしまいたい。
とにかくインターネットをガンガン使いたいというヘビーユーザーは、多少手間と時間とお金がかかっても固定回線にすればまず間違いないでしょう。
GMOとくとくBBは、申し込みを開始するページでキャッシュバック金額が異なることがありますので、以下の公式ページから申し込むようにしましょう。
【GMOとくとくBB WiMAX】:https://gmobb.jp/wimax/
【GMOとくとくBB ひかり回線】:フレッツ光・ドコモ光・auひかり・ソフトバンク光
一方で、以下のような人にはポケットWiFiルーターがおすすめです。
- 外出先でもインターネットを快適に利用したい。
- 月々の料金をとにかく安く抑えたい。
- 通信速度の質をあまり気にしない。または制限がかかっても特別困らない。
- 仕事柄、出張や転勤が多い。近々引っ越しを予定している。
- そもそもあまり家にいない。
特に出張や転勤などで家で過ごす機会が少ない、または同じ家に固定して居住しないという人の場合は、固定回線を契約すると引っ越しの度に移転の手続きをしたり、最悪違約金を支払うなどで逆に損をしてしまうことに。
一人暮らしで出費を抑えたいという人ももちろん、家でも外でもアクティブに利用したい人にこそ、ポケットWiFiルーターはおすすめです。
もし、ポケットWiFiの導入を検討中なら、UQWiMAXのWiMAX+5Gで、プロバイダーは得点などでお得意に利用できるGMOとくとくBBがおすすめです。
インターネット回線に迷ったら、今回の記事を参考にもらえると幸いです!