今回は家族みんなでインターネットを使うような状況を想定した場合に、どのようなものが必要なのか、そして契約する上でお得になる方法・損しないために注意するべき点などについてまとめました。
家族でインターネットを使う際に考えたいこと
今や家庭にインターネットは必須になりました。
家族旅行の計画を立てたり、晩ご飯のレシピを調べたり、ネットショッピングをしたり、子供たちと動画を見たりと、今やネットは日常生活から切り離せないものとなっています。
そんな便利なインターネットを家族で使うために、まずは下記について詳しく説明していきます。
まずはインターネットの回線選びから
まずはインターネットの回線から見ていきましょう。家庭でインターネットを利用する方法としては
- スマホの4G・5G回線を使う
- 固定回線を引く
- モバイルWi-Fiルータ(ポケットWi-Fi)を利用する
という3通りが考えられます。
このうち、家族みんなでインターネットを利用するなら固定回線がおすすめです。
固定回線の仕組みは、家庭にインターネット回線を工事で引き込み、家庭内に設置したモデムを経由して、スマホなどの端末をインターネット回線に接続する仕組みです。
※固定回線の仕組みは、ヤマダ電機さんのパソコンスクール内に分かり易い画像がありましたのでリンク貼っておきますね!
参考元:ヤマダパソコンスクール
http://www.yamada-pcschool.com/navi/page/int.html
固定回線のメリット
固定回線をおすすめする理由は、安定した通信速度にあります。
スマホやモバイルWi-Fiルータも通信回線として性能は悪くないのですが、これら2つには通信速度制限というものがあります。
プランにもよって違いはありますが、”月間で利用できる通信量に制限があるもの”と、”無制限ではあるものの3日間でトータル何GB以上利用すると制限がかかるもの”があります。
いずれにしても規定通信量の上限を超えると、一定期間内は通信速度が超低速に抑えられてしまいます。通信速度制限中は、例えば画像がたくさん掲載されているようなサイトの閲覧ですら厳しくなってしまいます。
一方で、固定回線は上限も通信速度制限もありません。家庭内で複数人が同時に使う状況を考えると、通信制限がなく速度も安定する固定回線のほうが断然おすすめです。
固定回線のデメリット
ただし、固定回線を設置するには回線工事が必ず必要となりますが、この回線工事が結構な手間と時間とお金がかかります。
まず、契約の申し込みから利用開始まで、おおむね1か月から2か月は見ておく必要があります。さらに、回線工事を行ってもらうには業者への予約と立ち合いが必要となります。
業者の予約は短くても1週間から2週間先、長い時には1か月先ということもよくありますし、引っ越しのピーク時にもなると2か月や3か月の予約待ちということもありますので、早めに予約を入れることが重要になってきます。
回線工事費も、現在住んでいる環境やプロバイダなどによって値段は異なりますが、20,000円近くかかることも。(工事費の分割金額分を毎月の月額料金から割り引くことで、実質的に工事費を相殺して無料にできるキャンペーンを実施しているプロバイダもあります。)
このように、使い始めるまでに手間と時間と料金がかかってしまいますが、家族みんなで使うなら固定回線が最も快適にインターネットを利用できるのは間違いありません。
固定回線の詳細なメリット・デメリットについては、こちらの記事で紹介しています。
固定回線なら「光回線」がオススメ
現在の固定回線の主流は「光回線」となっています。
光回線とは、従来のADSLのように電話回線を利用するのではなく、光ファイバーケーブルを利用したインターネット回線のサービスです。
光回線の最大のメリットは、なんといっても高速な通信速度です。光回線ではGbpsクラスの高速通信が体験できます。
光回線さえつながっていれば、日本中どこであっても高速通信を維持したまま、ご家庭でインターネットを利用することができます。
2023年11月現在、業界最高速の光回線サービスを提供しているのはNURO光で、その速さは超高速の下り最大速度2Gbpsとなっています。その次に速いのはフレッツ光ネクストやauひかりなどで、最大速度1Gbpsです。
通信量についてですが、光回線ではデータ通信量が無制限で使えます。
データ通信量に上限がないので、簡単にイメージするとインターネットが使い放題ということになります。
したがって、YouTubeなどの無料動画サイトから高画質の動画もダウンロードし放題ですし、オンラインゲームなども快適に遊んでいられるということです。
また、3人以上でインターネットを利用する際や、光回線を利用して固定電話やテレビを接続することもできますので、家族でインターネットを使う場合には光回線を設置することはメリットが多いと思われます。
無線Wi-Fiルータを選ぶ
固定回線ではインターネットへの窓口が1つしかない状態なので、これを家族がそれぞれの用途で自由に使えるように分配する必要があります。
しかし分配機を使うとさまざまな長さのケーブルを買いそろえ、挙句に部屋中ケーブルだらけになってしまいます。
そこで、これらの問題を解決してくれるのが無線Wi-Fiルータです。
無線Wi-Fiルータは、Wi-Fi対応している電子機器をLANケーブルで直接つなぐことなく固定回線のインターネットへ接続できるようにしてくれる便利な機器です。
最近の家電はWi-Fi対応しているものが多く、例えばパソコンやスマホ、プリンタ、PS4などのゲーム機器や電子レンジ、コーヒーメーカーなどの一部家電もインターネットに接続して利用できるものがあります。
無線Wi-Fiルーターがあれば、こうした機器を1台ずつLANケーブルでつなげることなく、簡単な設定のみで複数台インターネットに接続できます。
多くの無線Wi-Fiルータでは10~20台までが最大同時接続台数となっているので、4人家族で1人5台までのWi-Fi対応機器を持っていたとしても十分に対応することができます。
また、Wi-Fi通信時にはスマホの4G回線は利用しないので、携帯端末側で契約しているキャリアのパケット通信料は一切かかりません。そのため、通信速度制限中でもいつも通りにインターネットを楽しむことができるのです。
無線Wi-Fiルータは家電量販店で、安いものだと3,000円ほどで売っています。(プロバイダのキャンペーンによっては高性能な無線Wi-Fiルータが無料になることもあります。)
無線Wi-Fiルーターを選ぶ際は、自分が暮らす家の構造や、Wi-Fiルーターの設置場所なども考慮しながら、下記の項目に注目して選ぶと良いでしょう。
- 無線LAN規格:高速で電波の干渉が少ない最新規格「IEEE802.11ax」か、ひとつ前の規格「IEEE802.11ac」に対応しているものを選んでおけば間違いないでしょう。
- セキュリティ規格:最新規格である「WPA3」が入っているものがおすすめです。
- 自動接続機能の種類:面倒なWi-Fi接続設定を簡単に行ってくれる機能です。「ちゃんと設定できるか不安・・・」という人はこれらが入っているものを選んだほうがいいでしょう。
セキュリティソフトで安心・安全
小学生でもインターネットを使えるようになった一方で、子供がインターネットの犯罪に巻き込まれたりしないか、また有害サイトを閲覧してしまう危険性はないかという新たな不安が出てきました。
このような危険サイト・有害サイトから子供を守るためには「セキュリティソフト」を導入する必要があります。
セキュリティソフトは、悪意のあるサイトからコンピュータウイルスなどの侵入をブロックしてくれるだけでなく、子供の年齢に合わせたフィルタリング機能を自動で設定してくれるペアレンタルコントロール機能を使うことで、子供の健全な成長に悪影響を及ぼすような有害サイトへのアクセスをブロックしてくれます。
お子様がインターネット犯罪に巻き込まれないためにも、セキュリティソフトは必ず導入しておきましょう。
では、どんなセキュリティソフトが良いのでしょうか?
私も使っているESET(イーセット)と呼ばれる総合セキュリティソフトがかなりオススメです。
ESET ファミリー セキュリティ (最新版) | 5台1年版 | Win/Mac/Android対応
オススメする理由は簡単です。
価格が安め・動作が軽い・総合的なセキュリティ対策ができるからです。
開発がキヤノンのグループ会社である「キヤノンITソリューションズ」が手掛けており、技術力・サポートにも定評がありますしね。
価格.comのランキング(http://kakaku.com/pc/antivirus-soft/)で常に上位にいるのと、IT企業でも導入されている実績があります!
購入する場合は「3年版」がおすすめです。
仮に5台(PC+スマホ)分を3年間使う場合でも約8,000~10,000円程度ですし、
月額換算にするとたったの「222円~277円/月」で済む計算です。
セキュリティ対策にお金を使うのをためらっていると、クレカ情報の流出や不正アクセスによる乗っ取りなどのリスクが高くなります。「安心をお金で買う」と考えて、出し渋りせず導入したいものですね。
損をしないネット回線は?
ここからはお得なネット回線で選ぶべき業者をご紹介していきます。
同居している家族の場合、auやドコモなど会社を統一してスマホを契約していることが多いと思います。
最近では、スマホとインターネット回線をセットにして、お得に利用できるキャンペーンが多くなっています。その場合、スマホ代とネット代を合わせた請求となるので、支払いもかなり楽になります。
また、プロバイダによっては高額なキャッシュバックがもらえるキャンペーンを実施しているところもありますので、そちらも一緒に見ていきましょう。
セット割で賢く節約
各携帯電話会社では、「セット割」といってスマホと一緒に自宅の光回線を契約すると、スマホの月額料金が割引されるサービスを実施しています。
ソフトバンクでは『SoftBank光』、auでは『auひかり』、ドコモでは『ドコモ光』をそれぞれ打ち出しています。
SoftBank光
SoftBank光とは月額5,000円ほどで利用できるブロードバンドサービスです。
ソフトバンクのスマホとセットで契約すると『スマート値引き』が適用されることで、スマホの利用料金が一人当たり毎月最大2,000円ほど割引されます。
新規契約の場合には回線工事は必要となりますが、2年契約すると工事費が実質無料となります。
詳細・申し込みは下記から
auひかり
auひかりでは「auスマートバリュー」というプランを提供しています。
auのスマホと光回線をセット契約することで、スマホの利用料金が毎月最大1,100円、永年割引されるというものです。
また、光回線を引きなおす場合でも、自宅で対象となるケーブルテレビを契約していれば、同様の割引が適用されます。
詳細・申し込みは下記から
ドコモ光
ドコモ光の場合、月額料金はプロバイダ料金も込みで4,000~6,000円ほどです。
プロバイダに特別なこだわりがなければ、月額料金の安いタイプAを選んだ方がお得です。
また、ひかり電話やひかりTVなどのオプション契約を結ぶ必要もありません。
ドコモ光に加入する際は、どのプロバイダを選ぶかということも重要です。
各プロバイダでは顧客獲得のためにさまざまな魅力的なキャンペーンを実施しているので、そこもチェックしましょう。
プロバイダを選ぶ基準ですが、今回はお得で損をしないというところに焦点を当てていますので、キャッシュバック金額の高いところで、友達紹介などの特別な条件が課せられないところがいいでしょう。
前述のタイプAのなかでも、「GMOとくとくBB」は特におすすめのプロバイダです。
2023年11月現在、GMOとくとくBBからドコモ光に加入すると、最新のv6プラス対応の高性能Wi-Fiルータを0円でレンタルできます。
GMOとくとくBBからドコモ光に加入するにはこちらから
v6プラスとは、従来の光回線の接続方式で回線速度の遅延のボトルネックとなっていた部分を改良したIPv6 IPoEの接続方式を採用しています。
通常このv6プラスは利用できる光回線やプロバイダが限られているうえに、有料オプションとなっていることが多いんですが、GMOとくとくBBドコモ光ではv6プラスはオプションではなく基本料金で利用できるうえに、v6プラス対応の無線Wi-Fiルータが無料でレンタルできるのが魅力的です。
- 他のプロバイダ:レンタル料300円/月(販売価格は15,000円以上)
- GMOとくとくBB:レンタル料0円/月
詳細・申し込みは下記バナーから
キャッシュバックで選ぶ
お得にネットを使うなら、キャッシュバックは大きな利点となりますが、キャッシュバックは受け取り方法や条件に気を付けないと損をする可能性もあります。
もらえる金額も重要ですが、まずはキャッシュバックの適用条件を注意深く読んでみましょう。
よくあるキャッシュバックの適用条件として、友達紹介というものがありますが、私はあまりおすすめしません。
契約者が友達や知人など、新規契約を希望する人をプロバイダに紹介するとキャッシュバックがもらえるというものですが、逆に紹介する人がいなければ1円たりともキャッシュバックがもらえません。
キャッシュバックの適用条件には、いささか不自然な箇所や自分にとって不利な条件があり、後で問題に発展する可能性があります。しっかりと適用条件を読み込んでおきましょう。
まとめ
今回、家族でネットを使う際に損せずお得に使うための方法についてご紹介しました。
特に家族みんなで同じ携帯電話キャリアに加入している場合、光回線も同じ会社で統一した方がお得になります。
また、キャッシュバックでプロバイダを選ぶ際には注意深く条件を読み、キャッシュバックがもらえないということが絶対にないようにしましょう。
GMOとくとくBBは利用者が多い大手プロバイダーの1社です。そのため、GMOとくとくBBが提供するネット回線接続サービス(GMOとくとくBB光やドコモ光・WiMAXなど)の悪い評判は多く存在しています。高額のキャッシュプレゼントを常に提供しているため、”胡散臭い”とすら感じている人もいるようです。
GMOとくとくBBが提供するネット回線接続サービス(GMOとくとくBB光やドコモ光・WiMAXなど)の良い評判・悪い評判については、以下の記事で解説していますので、参考にしてください。
GMOとくとくBBは、申し込みを開始するページでキャッシュバック金額が異なることがありますので、以下の公式ページから申し込むようにしましょう。
【GMOとくとくBB WiMAX】:https://gmobb.jp/wimax/
【GMOとくとくBB ひかり回線】:フレッツ光・ドコモ光・auひかり・ソフトバンク光