誰でも接続してインターネットを楽しめるフリーWi-Fiスポット。実は、競馬場にもフリーWi-Fiスポットがあることはご存知ですか?
昔は順位予想と言ったら競馬新聞一択でしたが、今は競馬アプリやインターネットで情報収集する競馬ファンも増えてきました。そういった人のニーズに合わせて、誰でも利用できるフリーWi-Fiスポットを設置する競馬場が多くなっているようです。
出先でもWi-Fiを利用できるのはありがたい一方で、「不特定知多数が利用する公衆無線LANは危険だ!」という意見もチラホラ聞こえてきます。
そこで今回は、競馬場で利用できるフリーWi-Fiスポットと、フリーWi-Fiを安全に利用するために気を付けたい点や方法などについてご紹介していきます。
フリーWi-Fiは、賢く使えばスマホのデータ通信量を節約できて大変便利です。
特性や起こりうる危険性をしっかりと把握しつつ、上手に有効活用しましょう!
競馬場で利用できるフリーWi-Fiスポットは?
利用できるフリーWi-Fiスポットは競馬場ごとで違ってきますが、主に利用できるWi-Fiは以下の2種類になっています。
- JRA Wi-Fi(JRA公式フリーWi-Fi)
- 競馬場が独自に契約して設置したフリーWi-Fi
JRA Wi-Fi
JRA Wi-Fiは、「JRA日本中央競馬会」が提供している公式のフリーWi-Fiです。
競馬場は広いため一部利用できないエリアもありますが、提供エリア内であれば全国の競馬場・ウインズで誰でも利用できます。
また、Wi-Fi接続に迷ったり分からなくなった際でも、JRAの公式ホームページで接続手順を説明してくれたり、年中無休で問い合わせることも可能です。
これなら、初めてフリーWi-Fiを利用する人でも安心して利用できますね。
競馬場が独自に契約して設置したフリーWi-Fi
JRA Wi-Fi以外にも、競馬場が独自にWi-Fi提供会社と契約してWi-Fiスポットを設置していることがあります。
例えば、地方競馬場で日本一広いとされる岩手県の盛岡競馬場では、株式会社ファイバーゲートという会社と契約して「Wi-Fi Nex」の提供を開始しました。
もちろん、きちんとセキュリティ対策がされているフリーWi-Fi会社なので安心して利用できます。
JRA Wi-Fi以外のフリーWi-Fiは、各競馬場のサイトや現地に行くことで確認できますので、一度確認してみるといいでしょう。
フリーWi-Fiスポットへの接続方法
フリーWi-Fiの接続方法は、JRA Wi-Fiとその他のWi-Fiスポットで手順が違います。
また、auのスマホを利用している場合も手順が変わってきますので、どのWi-Fiをどのスマホで利用するか確認してから以下の手順に沿って接続してみましょう
JRA Wi-Fiの接続方法
JRA Wi-Fiは、以前まではあらかじめメールして「ゲストコード」を取得する必要がありましたが、現在は「同意する」を押すだけで簡単に接続することができます。
各スマホの「設定」から「ネットワーク設定」などに進み、JRA Wi-Fiのネットワーク名である「JRA_Wi-Fi」を探しましょう。
「JRA_Wi-Fi」をタップすると利用規約が表示されるので、よく読んだ後に「同意する」を押します。これで接続は完了です。
一方で、auスマホやタブレットを利用している場合は、あらかじめ「au Wi-Fiアクセス」を登録して利用できるようにしておかなければいけません。
「au Wi-Fiアクセス」アプリをスマホやタブレットにダウンロードし、au IDでログインしておく必要がありますが、一度設定してしまえば「au Wi-Fi SPOT(au_Wi-Fi2)」が利用できる場所に行くことで自動接続されます。
au Wi-Fi SPOTはauユーザーであれば無料で利用できますので、auスマホ・タブレットユーザーの方は競馬場に行く前にあらかじめ設定しておきましょう。
>JRA公式|Wi-Fi(無線LAN)インターネット接続サービスのご利用方法
JRA Wi-Fi以外のフリーWi-Fiスポットの接続方法
JRA Wi-Fi以外のフリーWi-Fiスポットに接続するには、以下の情報が必要となります。
- 各競馬場で提供しているWi-Fiのネットワーク名
- 接続パスワード
ネットワーク名やパスワードは、Wi-Fiを無料で提供している競馬場や施設であれば出入り口や案内窓口など分かりやすい場所に掲示されていることがあります。
もし、そういった掲示が見当たらない場合は、案内の方に声をかけてみるのもいいでしょう。
スマホの「設定」から「ネットワーク設定」などに進むと、現在その場所で受信しているWi-Fiが一覧で表示されます。その中から競馬場で提供しているネットワーク名を探してタップしましょう。
するとパスワード入力画面が出てきますので、施設が提供しているWi-Fiのパスワードを入力します。
入力が間違いなければ、フリーWi-Fiに接続完了です。
パスワードを入力しても繋がらない!エラーが出る!という時は、パスワードを再確認しましょう。パスワードにアルファベットが含まれている場合、大文字・小文字はしっかり区別して入力しないと認識されませんのでご注意を!
Wi-Fiに接続できたら、あとは通常通りインターネットを利用するだけです。
競馬場の通信状況やWi-Fi利用者の数によっては途中で接続が途切れることもあります。その際は、今の手順でもう一度接続しなおしてください。
公衆無線LANって大丈夫?知っておくべき危険性
競馬場のみならず、フリーWi-Fiスポットを利用する際に一番心配な点はセキュリティー面ではないでしょうか。
ではここで、フリーWi-Fiスポットを利用するにあたり知っておきたい公衆Wi-Fiの危険性について見ていきましょう。
通信が暗号化されていないWi-Fiは危険!
今回紹介した「JRA Wi-Fi」や「au Wi-Fi SPOT」、その他競馬場が正式に契約して利用できるフリーWi-Fiなどのネットワーク名(SSID)の横に南京鍵(鍵)のようなマークがついていることに気が付いた人もいるかと思います。
これは、フリーWi-Fiにパスワードかかけられていて、きちんと暗号化されているという証拠です。
逆に、鍵のマークも何もついていないフリーWi-Fiスポットの場合は暗号化されておらず、誰でも接続できる状態にあるということになります。
例えば、この状態のWi-Fiを利用している際にクレジット情報を送信したり、個人的な情報を打ち込んでしまうと、悪意を持ってネットワークに紛れ込んでいるユーザーに大切な情報を盗み見られてしまう可能性があります。
もちろん、暗号化されていないWi-Fi全てが危険という訳ではありません。
ただ、より安全に利用したいというのであれば、不特定多数の人が集まる場所で暗号化されていないフリーWi-Fiがあったら接続しないほうがいいでしょう。
暗号化されているからといって安全とは限らない!
「パスワードがあって暗号化されたフリーWi-Fiなら絶対安全だ!」と思うかもしれませんが、必ずしもそうとは限りません。
施設側で正式に提供していてパスワードも設定されていたとしても、接続するSSIDとパスワードが利用者全員同じであれば誰でも接続できることに変わりありませんので、暗号化されていないのと同じです。
ホテルや喫茶店といった施設の場合、共通のSSIDとパスワードのWi-Fiを提供していることが多いので、そういった場所でのインターネット利用には細心の注意を払う必要があります。
「自動接続設定」で意図せず接続されてしまうことも!
いくら自分で絶対に接続しない!と決めていても、スマホやタブレットの「自動接続設定」で意図せず暗号化されていないフリーWi-Fiに接続されてしまうことがあります。
接続されていると気づかないままネットを利用して知らないうちに個人情報が盗み取られてしまった・・・なんてこともありますので、スマホのインターネット接続設定も見直しておくといいかもしれませんね。
フリーWi-Fiスポットを安全に利用するための対策!
では、フリーWi-Fiをより安全に利用するために個人でできる対策を紹介します。
競馬場のフリーWi-Fiでも同様なので、利用する前にぜひチェックしておきましょう。
競馬場で提供しているフリーWi-Fi以外には接続しない!
まずはじめに、誰でも簡単に気を付けることができる対策として挙げられるのが、競馬場で提供しているフリーWi-Fi以外のネットワーク名には接続しないという点です。
Wi-Fi接続設定をする際に、様々なWi-Fiネットワーク名が表示されるかと思いますが、これは近隣施設のフリーWi-Fiや個人で持っているポケットWi-Fiの電波に反応しているからです。
もちろん、表示されている見覚えのないWi-Fiは全部危険!というわけではありませんが、もし利用するのであれば競馬場側で提供しているWi-Fiにだけ接続するようにしましょう。
知らないWi-Fiでも暗号化されているネットワークであれば自動で接続されることはありませんし、間違えてタップしてしまった場合でもパスワードを入力しなければ利用することができませんのでご安心を!
SSL/TLSを実装しているサイトだけを利用する
SSL(Secure Sockets Layer)とは、インターネット上で送信したデータを暗号化して安全に通信を行うことができる仕組みです。
暗号化されていない公衆無線LANを利用していたとしても、SSL/TLSを実装しているサイト・通信であれば盗聴やハッキングなどのリスクは低くなります。
利用しているサイトがSSL/TLSで暗号化されているかどうかを見分けるには、「https://~」から始まるサイトのURLを確認してみましょう。
このように、URLの頭に南京錠や鍵のようなマークが付いているサイトはSSL/TLSで暗号化されている比較的安全なサイトです。
SSL/TLSが実装されているからと言って100%安全が保障されるわけではありませんが、フリーWi-Fiスポットを利用する際は意識してURLを確認するとリスクを避けることができますよ。
(参考元:SSL/TLS総合解説サイト|https://www.sslcerts.jp/)
パーソナルVPNを利用する
VPN(Virtual Private Network)は日本語で「仮想ネットワークサービス」と訳されますが、通信内容をすべて暗号化できる仕組みのようなものです。
VPSを利用すれば、上記で説明したSSL/TSLを実装していないサイトでも通信を暗号化することが可能となります。
ただ、VPNは自分で設定しなければいけないのと、スマホで利用する場合はバッテリーの消耗が激しくなるというデメリットもあります。
スマホ向けのウイルス対策アプリなどでも設定できますので、より安全にサイトを利用したい方は設定することをオススメします。
Wi-Fiへの自動接続設定をOFFにする
スマホやタブレットには、利用可能と判断したWi-Fi通信があると自動的に接続する機能が備わっています。
パスワードがかけられているフリーWi-Fiなどは、この機能を使ったとしても勝手に接続されることはありませんが、暗号化されていない完全フリーのWi-Fiは勝手に接続されてしまいますので、特別な理由がない限りは設定でオフにすることをオススメします。
こちらも自分で設定しなくてはいけませんが、オン/オフを切り替えるだけなので比較的簡単に設定できます。
競馬場など不特定多数が集まる場所に行く際は、一時的にオフにしておくといいでしょう。
フリーWi-Fiに接続しているときは個人情報を入力しない!
どんなに暗号化されたフリーWi-Fiでも、その安全性は100%ではありません。
高度なテクニックを駆使して情報を盗み取るような悪質な人もいますので、フリーWi-Fiに接続している間は個人情報に関わるやりとりを一切行わないということを徹底しましょう。
- ショッピングサイトでクレジットカード情報を入力する
- マイページなどパスワード情報を入力するサイト・ページは利用しない など
特に競馬の場合、インターネット上で馬券を購入する際は注意が必要ですね。
フリーWi-Fi接続中でも、自宅にいる感覚でついうっかりショッピングサイトを利用してしまいがちです。外出先で利用する際は、「常に誰かに見られているかもしれない・・・」という風に警戒心を持って利用するといいでしょう。
キャリア回線(4G/5G)を利用する
フリーWi-Fiスポットを利用することで盗聴やハッキングのリスクが高くなるというのであれば、極端な話ではありますがフリーWi-Fiを一切利用しないというのが最も安全な対策です。
キャリア回線は、外部からの攻撃に対策しているうえに回線の暗号化も最新の技術が使われているので安全性は高いといえます。外部からの干渉をどうしても避けたいという人は、無理せずキャリア回線を利用するといいでしょう。
ただし、その場合はデータ通信量(パケット)を消費するということを忘れてはいけません。
数分程度の使用ならさほど気にする必要はありませんが、競馬場はレースが始まるまでの間に競走馬の情報やレース予想をチェックしたり、場合によってはレースのライブ中継を動画サイトで見るということもあると思います。
長時間インターネット接続を利用していると、格安スマホなどのギガ数が少ないプランの場合はすぐに通信制限がかけられてしまいます。
一度通信制限がかけられてしまうと、更新日まで超低速モードに切り替わってしまいますので注意しましょう。
スマホのテザリングを利用する
キャリア契約をしていないタブレットなどでインターネットを利用したい場合は、Wi-Fiの接続が必須となります。
それでもフリーWi-Fiは絶対に利用したくない!という方は、スマホのテザリングを利用してインターネットに接続する方法もできなくはありません。
テザリングとは、スマホ本体をWi-Fiルーター代わりにして他の通信端末でもインターネット接続を利用できるようにする機能です。
この機能を利用すればフリーWi-Fiスポットを利用しなくてもインターネットに接続することができます。
ただ、テザリングを行ってインターネットに接続した際のデータ通信量はスマホから消費されます。
例えば、1カ月7GBまで利用できるスマホプランであれば、スマホの7GB内から消費されていくということですね。
ギガ大容量プランであればそれほど気にする必要はありませんが、キャリア回線同様に格安スマホなどでギガ数の少ないプランで契約している人にはあまりオススメできない方法となっています。
フリーじゃないWi-Fi「ポケットWi-Fi」を導入してもいいかも!
Wi-Fiを使ってインターネットを利用したい!でもフリーWi-Fiは使いたくない!
そんな方にオススメなのが、フリーじゃないWi-Fi・・・ポケットWi-Fiです。
ポケットWi-Fi(モバイルWi-Fiルーター)は、その名の通りポケットに入るくらい小型のWi-Fiルーターです。
利用できるエリア内であれば、どこに持ち運んでもWi-Fiに接続することができます。
ポケットWi-Fiはいわば自分専用のWi-Fi通信なので不特定多数から利用されることはありませんし、回線の暗号化も最新の技術が使われているので安心して利用することが可能です。
ポケットWi-Fiを介してインターネットに接続している間はスマホのギガ数を消費しませんので、通信制限対策にももってこいです。
さらに、購入後に自分で接続設定のSSIDとパスワードを設定し直すことでより安全に利用できますし、スマホ以外の機器も同時に接続できるため、競馬観戦以外の用途でも利用できますよ。
ただ、利用するにはWiMAX・モバイルWi-Fi契約を交わさなければならず月額料金も払わなければいけません。また、ポケットWi-Fi本体も購入しなければいけないため、出費がかさんでしまうことも・・・
無料で利用できないことがデメリットとも言えますが、通信制限のかからない自分専用の回線を持てるという点はポケットWi-Fi最大のメリットといえるでしょう。
ポケットWi-Fiなら「GMOとくとくBB」で契約するのがオススメ!
ポケットWi-Fiは色々な会社から提供されていますが、同じポケットWi-Fiでも「WiMAX」であれば使い放題プランも豊富にあるため、通信制限を気にする人でも安心して利用することができます。
また、WiMAXのプロバイダーの中で特におすすめなのが、高額キャッシュバックキャンペーンを常に行っている「GMOとくとくBB」です!
>【2023年12月最新】GMOとくとくBB WiMAXのキャッシュバック額は『最大47,000円』
GMOとくとくBBは、インターネットプロバイダー事業で有名な会社で、WiMAXを提供しているUQの公式プロバイダーです。
GMOとくとくBB最大の特長といえば、なんといっても高額のキャッシュバックキャンペーン!
最低でも20,000円ほどのキャッシュバックが受けられ、条件が合えばさらに額が上乗せされて40,000円以上のキャッシュバックが受け取れることも!もちろん、通信速度面も抜かりはありません。
キャッシュバックの受け取り方に関しては少々気を付けなければいけませんが、これからポケットWi-Fiを導入しようと考えている方だけでなく、今使っているWiMAXから乗換えを考えている方にもお得なプロバイダーとなっています。
興味のある方は、ぜひ下記の記事も参考にしてみてください!
>【徹底解説!】WiMAX+5Gのプロバイダー「GMOとくとくBB」の評判は?意外な落とし穴も!
まとめ
今回は、競馬場で利用できるフリーWi-Fiスポットの接続方法とフリーWi-Fiの危険性、その対策についてご紹介しました。
無料で利用できるという点でメリットは大きいですが、フリーWi-Fiを利用する際は「知らない誰かに情報を盗み取られるかもしれない」と考えてインターネットを利用したほうがいいかもしれませんね。
また、安全を確保しつつ外出先でも思う存分インターネットを楽しみたいという場合は、思い切ってポケットWi-Fiを導入してみてはいかがでしょうか。
ポケットWi-Fiが一台あれば、競馬観戦だけでなくオンラインゲームや動画視聴など幅広く利用できますよ。
もし、気になるという方はキャッシュバックキャンペーンで有名なGMOとくとくBB公式サイトもチェックしてみてくださいね!