ドラゴンクエストシリーズ初のMMORPG『ドラゴンクエストX オンライン(以下ドラクエⅩ)』。

サービス開始から10年以上が経った今もアップデートが重ねられ、多くの冒険者が遊び続けている長寿タイトルです。

ドラクエⅩはインターネットにつないで遊ぶゲームなので、「動きがカクつく」「ラグがひどくてまともに戦えない」といった悩みは避けて通れません。せっかくの冒険なら、快適な環境で楽しみたいものです。

そこでこの記事では、2026年8月時点の公式情報をもとに「始めるのに必要なもの」を整理したうえで、ラグを減らすためのネット回線の考え方を解説します。これから始める方も、すでに遊んでいて環境を見直したい方も参考にしてみてください。


ドラクエⅩを始めるのに必要なもの

まず、遊べる機種と必要なものを確認しておきましょう。公式サイトによると、現在プレイできるのはWindows・PlayStation 4・Nintendo Switch の3機種です(PlayStation 4版はPlayStation 5でもプレイ可能と案内されています)。

うれしいのは、ゲームの内容に機種ごとの違いがなく、機種ごとに世界が分かれてもいないこと。違う機種の友達とも同じ世界で一緒に遊べます。

必要になるのは次の3つです。

【ドラクエⅩを遊ぶのに必要なもの】

  • 製品版パッケージ(初めてなら「オールインワンパッケージ」が公式のおすすめ)
  • スクウェア・エニックス アカウント(取得無料)
  • ドラゴンクエストX オンライン利用券

スクウェア・エニックス アカウントは公式サイトで無料登録できます。

>スクウェア・エニックス アカウントhttp://www.jp.square-enix.com/account/

なお、Windows版とNintendo Switch版は、体験版から始める場合にかぎりアカウントを登録せずに遊ぶ「かんたんプレイ」も用意されています(あとから登録することも可能)。PlayStation 4版はアカウントが必要です。

無料体験は「バージョン4の終盤」まで遊べる

ドラクエⅩには、時間無制限で遊べる無料体験があります。ここは以前より大きく拡大しており、公式サイトの案内ではバージョン4「5000年の旅路 遥かなる故郷へ」の終盤までプレイできます(Windows/PlayStation 4/Nintendo Switch)。

製品版と比べるとプレイ上の制限や使えない機能はありますが、4つのバージョンぶんの物語を無料で体験できるのは、かなり太っ腹といえます。「自分のネット環境で快適に動くか」を確かめる意味でも、まずは無料体験から入るのが賢い始め方です。

利用券の料金(30日/60日/90日)

続きを遊ぶには「利用券」の購入が必要です。料金は利用日数と、作成できるキャラクター数(キャラコース)で変わります。公式サイトに掲載されている金額は次のとおりです。

コース30日間利用券60日間利用券90日間利用券
3キャラコース1,200円(税込)2,350円(税込)3,500円(税込)
4キャラコース1,400円(税込)2,750円(税込)4,100円(税込)
5キャラコース1,500円(税込)2,950円(税込)4,400円(税込)

長い期間の利用券ほど1日あたりは割安になります。また公式サイトによると、WindowsとNintendo Switchの利用券は共通で、アカウントに両方の製品版を登録していれば、どちらかで支払うことで両方の機種で遊べます(PlayStation 4版は購入方法・選べるコースが異なります)。支払い方法もクレジットカードのほか、ニンテンドーeショップやPayPay、d払いなどから選べます。

※料金・提供内容は変更されることがあります。最新の情報は公式サイトでご確認ください。

ドラゴンクエストⅩ|利用料金

製品版を初めて登録すると20日間は無料

見落とされがちですが、公式のQ&AによるとWindows・Nintendo Switch(および過去にサービスしていたWii・Wii U)のいずれかで初めて『目覚めし五つの種族 オンライン』を登録した日から20日間は、Windows版・Nintendo Switch版を無料でプレイできます。2機種目以降にこの無料期間は付きません。

無料体験で肌に合うか確かめ、製品版を買ったら最初の20日間を全力で遊ぶ——これが出費を抑えた始め方です。

なお、Nintendo Switch OnlineやPlayStation Plusといった各ゲーム機のオンラインサービスへの加入が必要かどうかは、公式サイトの「ゲームを始めるには」には記載がありません。気になる場合は、購入前に各機種のストアページや公式サポートで確認しておきましょう。

ドラクエⅩに必要なネット環境は「速さ」より「安定」

公式が示している動作環境の要件は、回線については「インターネットブロードバンド環境」という表記です。ブロードバンドとは、電話回線を使った古いアナログ接続よりも広い帯域を使う通信のことで、いま一般家庭に引かれている光回線であれば、この条件は満たしています。

つまり「条件を満たしているのに、なぜかラグい」という人が多いわけです。ここからは、その原因の見方を整理します。

回線速度(Mbps)はそこまで問われない

オンラインゲームでラグが出ると、まず回線速度を疑いがちです。しかしMMORPGのプレイ中にやり取りされるのは、キャラクターの位置や操作といった小さなデータが中心で、動画配信のように太い帯域を必要とするわけではありません。

もちろん、大型アップデートのダウンロードには速度が効きます。日々のプレイ中に効いてくるのは、速度そのものよりも次に説明する「応答の速さ」と「安定して途切れないこと」です。

ネット回線の先生ネット回線の先生

数字を追いかけるより、まずは「有線でつなぐ」だけで体感が変わることも多いですよ!

本当に見るべきは「Ping値(応答速度)」

オンラインゲームで重要なのが「Ping(ピング)」という数値です。これはデータが往復するのにかかる時間をms(ミリ秒)で表したもので、小さいほど反応が速いことを意味します。

Pingが大きいと、自分の操作がサーバーに届くまでに時間がかかり、「ラグ」や「同期ズレ」として体感されます。ひどい場合はサーバーとの接続が切れて、ゲームが落ちてしまうこともあります。

自分の環境は測定サイトで簡単に確かめられます。

■SPEEDTESThttps://www.speedtest.net/

サイトを開いて中央の「GO」をクリックすると測定が始まります。

回線速度の測定を開始する画面

測定が終わると「PING」「DOWNLOAD」「UPLOAD」の3つの数値が表示されます。

測定結果に表示されるPING・DOWNLOAD・UPLOADの数値

目安としては、下り・上りが数十Mbps出ていれば日常のプレイには十分です。それよりもPingが二桁の前半に収まっているか、そして時間帯によって大きく悪化しないかを見てください。夜だけ極端に悪くなるなら、回線そのものより混雑が疑われます。

ラグを減らすには、この順番で試す

Pingは自分だけで劇的に改善できるものではありませんが、環境の整え方で確実に差が出ます。効果が出やすい順に試しましょう。

  • ①有線接続にする…ゲーム機・パソコンをLANケーブルでルーターに直結する。もっとも効果が大きい
  • ②LANケーブルと差込口を見直す…古い規格のケーブルは交換し、端子のホコリも取り除く
  • ③Wi-Fiなら5GHz帯を使う…電子レンジなどの干渉を避け、ルーターとの間に障害物を作らない
  • ④同時に通信しているものを減らす…裏で動く大型ダウンロードや、家族の動画視聴が影響していることも
  • ⑤接続方式を見直す…夜だけ悪化するなら、IPv6 IPoE(IPv4 over IPv6)方式への切り替えを検討する

とくに⑤は、夜間の混雑で悪化するタイプのラグに効きます。従来のPPPoE方式では混雑しやすい設備を通るため、v6プラスなどのIPv4 over IPv6に対応したプロバイダーとルーターに変えることで改善が期待できます。

パソコンで遊ぶなら「ベンチマークソフト」で先に確認

Windows版を検討している人に、ぜひ使ってほしいのが公式のベンチマークソフトです。

これは負荷のかかるシーンを再生して、自分のパソコンで快適に動くかをスコアで判定してくれる無料のツールで、公式のQ&Aから入手できます。「買ってから動かなかった」という失敗を防げるので、購入前に一度走らせておくと安心です。

回線を疑う前にそもそも端末の性能が足りているかを切り分けられる、という意味でも役に立ちます。

回線・プロバイダーの見直しを考えるなら

夜になるとPingが悪化する、家族が動画を見始めると不安定になる——そんなときは、回線とプロバイダーの組み合わせを見直す価値があります。ポイントは「IPv4 over IPv6(v6プラス等)に対応しているか」「対応ルーターを用意できるか」の2点です。

ドコモ光

たとえば「ドコモ光」は多くのプロバイダーから選べる光コラボで、プロバイダーによってv6プラスなどの高速接続に対応しています。プロバイダー選びで迷うなら「GMOとくとくBB」も候補のひとつです。

※対応する接続方式・キャンペーン・料金は変更されることがあります。申し込み前に必ず公式サイトで最新の条件をご確認ください(2026年8月時点)。

興味がある方は、以下の記事も参考にしてみてくださいね!

ドコモ光のプロバイダを選ぶならどこがいいのか?GMOとくとくBBをおすすめする理由

まとめ

ドラクエⅩは、Windows・PlayStation 4(PS5でもプレイ可)・Nintendo Switchで遊べ、機種が違っても同じ世界で一緒に冒険できます。まずはバージョン4の終盤まで遊べる無料体験で、自分の環境で快適に動くかを確かめてみましょう。

回線に求められるのは、速度の数字よりもPingの小ささと、時間帯によってブレない安定性です。ラグが気になるなら、まず有線接続、次にルーターとケーブル、それでも夜だけ重いなら接続方式の見直し——この順番で手を打つのが近道です。

環境を整えて、アストルティアの冒険を思う存分楽しんでください。