ブロードワイマックス(Broad WiMAX)は、株式会社リンクライフという企業が提供する無線インターネット接続サービスです。
WiMAX2+を使った無線通信サービスを提供している企業(プロバイダ)は全国に20社以上ありますが、ブロードワイマックスはその中でもGMOとくとくBBと並んで高い人気を集めているプロバイダーです。
この特集ページではブロードワイマックス(BroadWiMAX)について解説しています。
WiMAX2+について
WiMAX2+は、無線通信サービスを提供する通信インフラはKDDIグループのUQモバイルが提供・保有しています。
各プロバイダーはUQモバイルにインフラを貸してもらってWiMAX接続サービスを提供する仕組みです。
UQモバイルが各プロバイダーに提示している通信容量制限などは共通で、通信エリアや通信速度は同一なので、通信サービスそのものはどのプロバイダーを選んでも大差がなく、WiMAX2+のプロバイダー選びの基本は利用料金です。その結果、プロバイダーは利用料金で他社と競争を続いている状況です。
料金引き下げ競争が繰り広げられるのは私たち利用者にとって非常に嬉しいことです。他のネット接続サービスに光回線(有線)や携帯電話会社のデータ通信サービス(主にLTE)がありますが、それらと比較すると通信量の上限・通信速度が優れているにも関わらず、利用料金も低く他の通信サービスより魅力的です。
WiMAX2+の料金引き下げ競争で料金体系は複雑化
WiMAXの魅力を理解すると、その次に重要になってくるのがプロバイダー選びです。先ほど説明した通りWiMAX2+自体が低価格・高品質な無線通信サービスですが、さらにオトクに(安く)利用するためには、20社以上のプロバイダーの中から最もオトクなプロバイダーを選ぶ必要があります。
各プロバイダーは独自の観点で価格体系を決めたり、キャンペーンを行っているので、最近は料金体系が若干複雑化してどのプロバイダーを選んだらオトクなのかが非常にわかりにくくなっています。
「プロバイダーA社は月額料金が高いけどキャッシュバックの金額が大きい」「プロバイダーB社はキャッシュバックは少ないけど月額料金が安い」「プロバイダーC社は料金的にはオトクだけど古い端末しか選べない」などといったように単純に比較できない状況になってしまっているわけです。
ブロードワイマックス(Broad WiMAX)のメリットは月額利用料金が安いこと
各社で様々な料金体系の設定やキャンペーンを実施して複雑になっていると説明しましたが、ブロードワイマックスのWiMAX2+の特徴は「長く利用してくれる人の月額利用料金を安く設定している」点です。他のプロバイダーと比較してみるとわかりますが、シンプルに月額料金が安いのが特徴的です。
ブロードワイマックスでは2つの料金プランを提供しています。月間の通信料の上限が7GBに制限されているライトプランと月間の通信料に上限がないギガ放題プランの2つです。ブロードワイマックスを選んでいる人の9割以上にギガ放題プランが選ばれています。ギガ放題プランは何と言っても月間の通信料に上限がないことが大きなメリットです(直近3日間の通信料が10GBを超えると一時的に通信速度が制限されます)。
※2018年8月現在
ブロードワイマックスで実施中のキャンペーン
初期費用0円のWEB割キャンペーン
ブロードワイマックスは月額料金は安いけれども、高額な初期費用がかかることで評判を落としている時期がありました。一般的なWiMAXプロバイダーは事務手数料(3,000円程度)がかかっても初期費用という名目の費用はかかりませんが、ブロードワイマックスは18,857円の初期費用がかかります。この料金体系は昔も今も変わらないのですが、大きく変わったことが1点あります。それがこのキャンペーンで、2016年3月にスタートしたこのキャンペーンは特定の条件を満たした場合に18,857割引するもので、キャンペーンを適用できれば初期費用は実質0円になります。
キャンペーン期間
2016年3月1日 ~ 終了未定
※キャンペーンの終了日は現在のところ未定となっています
キャンペーン対象端末
W05、WX04、L01s
キャンペーン適用条件
条件1 Webから申し込むこと
条件2 料金プランを月額最安プランで申し込むこと
条件3 クレジットカード払いを選んで申し込むこと
条件4 安心サポートプラス・MyBroadサポートの2つのオプションに加入すること
キャンペーン注意事項
このキャンペーンを利用した人が2年以内に解約すると違約金が9,500円かかる点に注意
キャンペーン適用条件の解説
まず、条件1~4の条件を全て満たさないとこのキャンペーンは適用されませんのでそれぞれの条件について解説していきます。
条件1はそれほど気にすることはありません。単純にWeb(公式サイト)から申込するだけで条件を満たせます。条件2もちょっとわかりにくいのですが、月額最安プランはブロードワイマックスの通常の料金プランの名称なので普通に申し込めば問題ありません。条件3はそのままでクレジットカード払いを選択することで条件を満たせます。デビットカードは利用できませんので注意しましょう。
少し面倒なのは条件4です。安心サポートプラスとは「水濡れ・正常な使用状態での自然故障した時に無料で修理してもらえるサービス」です。紛失・盗難・部分破損・故意による故障は保障の対象外ですし月額で550円(税抜)もかかるので利用価値については微妙なところです。
My Broadサポートとは「パソコンやスマートフォンの悩みを電話や遠隔操作で365日サポートしてくれたり、セキュリティ対策万全のメール、インターネットセキュリティ対策サービスを利用できるサービス」です。月額907円(税抜)かかりますし、普通にパソコンやスマートフォンの操作ができる人であれば利用する必要はないサービスです。
このキャンペーンの適用を受けるにはこの2つのサービス(合計で月額1,457円(税抜))を申し込む必要があります。WiMAX端末が自宅に届いてすぐに解約することでこの月額費用を無料にすることができるので、この利用費を支払わなければならないわけではありませんが、解約を忘れてしまうと毎月オプション利用料金がかかってしまいます。この4つ目の条件は解約忘れによるオプション契約獲得を狙ったわかりやすい方法です。このようなやり方(キャンペーン条件)は好感が持てませんが、ちゃんとすぐに解約すれば無料にできるのでギリギリ許せる範囲と言ったところです。
Broad WiMAXは、高額キャッシュバックよりも月額の利用料を低くおさえたい人におすすめしたいWimaxプロバイダーです。おとくなキャンペーンも常に実施していますので、以下の公式ページで確認しておくようにしましょう!
【Broad WiMAX 公式ページ】:BroadWiMAX
端末代金無料キャンペーン(全端末対象)
このキャンペーンは全ての端末の代金が無料になるキャンペーンです。他のプロバイダーでも端末代金無料はよく見かけますので、このキャンペーンがあるからブロードワイマックスを選ぶ理由になるわけではありませんが、最新端末でも全て無料で利用できるのはブロードワイマックスのメリットの1つであることは間違いありません。
違約金負担キャンペーン
WiMAX業界では2年間や3年間の期間を定めて更新タイミング以外に解約すると違約金が発生する契約が主流です。そのため、一度WiMAXを契約するとそのタイミングが到来するまで待つ必要があります。ブロードワイマックスでは、その違約金をブロードワイマックスが肩代わりしてくれるキャンペーンを実施しています。すでにWiMAXを契約していて、料金面などに不満があるが違約金がかかるので解約を諦めて利用し続けている人にとってこのキャンペーンは見逃せません。
キャンペーン期間
2016年3月1日 ~ 終了未定
キャンペーン内容
他社のWiMAXからブロードワイマックスから乗り換えした人の初期費用が無料になると同時に、利用中のプロバイダーに支払った違約金をブロードワイマックスが負担してくれる。※上限あり。
キャンペーン注意事項
上限19,000円(非課税)があります。また公式サイトからの申し込みが必要になります。ちなみに、現在利用中のプロバイダーの解約後にブロードワイマックスを利用開始する場合、一度違約金を支払ったうえで、その金額をブロードワイマックスからキャッシュバックしてもらうことになります。
BroadWiMAXに満足できなかったら違約金無しで乗り換え可能
BroadWiMAXを契約後、BroadWiMAX(またはWiMAXそのもの)に満足できなかったら光回線に違約金無しで切り替えられるサービスを提供している点も見逃せません。
BroadWiMAXであれば、いったんWiMAXに申し込んでみて、満足できない・状況が変わったなどがあった時に、光回線に切り替えるといったことができるわけです。2年・3年の長期契約が主流のWiMAXにおいて、この満足保証サービスは見逃せません。
ブロードワイマックス(Broad WiMAX)の通信速度は遅い?
冒頭でも説明しましたが、WiMAXはどのプロバイダーから申し込んでも通信速度や速度制限条件は基本的に同じです。
実際にブロードワイマックスを利用している人でも通信速度が遅くなるとをブロードワイマックスのせいだと勘違いしてしまいがちなのですが、ブロードワイマックスだからに通信速度が遅くなるということはありません。逆に言えば、ブロードワイマックスだから通信速度が速くなることもありません。どのプロバイダーも共通の設備を利用しているのですから大きな差が生まれるわけがない、ということです。まず、この点を念頭に置いておきましょう。
もちろん、WiMAXは常に同じ通信速度が保証されているわけではありませんので、時間帯や場所によって通信速度が遅くなったりすることがあります。その理由はプロバイダーではなくWiMAXの共通設備の問題です。WiMAXの速度が速い・遅いを理由にプロバイダーを乗り換えても効果がまずありません。
WiMAXの通信設備を設置・保有しているのはKDDIのグループ会社であるUQコミュニケーションです。日々、エリア拡大と速度安定化のための設備強化を行っていますが、利用者が多い時間帯などはどうしても通信速度が遅くなってしまうことがありますし、電波が届かない場所も存在しています。そのような場合はUQコミュニケーションのエリア改善要望受付画面から改善要望を出すようにしましょう。プロバイダーにクレーム・苦情を入れるよりもよほど建設的な対応が進む可能性があります。
ブロードワイマックス(Broad WiMAX)のエリアは?
通信速度と同様に対応エリアも各プロバイダー共通です。以下はUQコミュニケーションのホームページより引用した東京都近郊のWiMAX(WiMAX2+)が利用できるエリアです。ピンクの箇所が通信可能なエリアですね。山間部以外はほぼほぼ対応していることがわかります。ブロードワイマックスで契約した場合でもこのエリアが対応エリアであることに変わりはありません。
まとめ
今回はブロードワイマックスについて解説しました。ブロードワイマックスは3年の長期契約が基本です。また、高額のキャッシュバックはありません。その代わり、格安の月額料金で人気を集めるプロバイダーです。
3年間の長期契約なので、違約金無しでは3年間解約できないのはデメリットですが、光回線に違約金無しで乗り換えられるサービスも見逃せません。
高額キャッシュバックがないのもデメリットと言えばデメリットですが、月額料金が安いのでそこは相殺。そもそも、キャッシュバックは受け取り手続きを忘れてしまうと意味がありませんし。
そう考えると、ブロードワイマックスが、最新端末を安い料金で利用し続けることができる有力なプロバイダーとして人気を集めているのにも納得できます。
ただし、高額なキャッシュバックを狙いたいという人にとってはGMOとくとくBBがおすすめです。GMOとくとくBBのWiMAXであれば、4万円以上のキャッシュバック(その代わり月額料金はブロードワイマックスよりは高い)を受け取ることができ、BroadWiMAXよりも料金的にはオトクです。
※2021年9月現在のGMOとくとくBBのWiMAX2+キャッシュバック金額は30,000円です。
GMOとくとくBBは、申し込みを開始するページでキャッシュバック金額が異なることがありますので、以下の公式ページから申し込むようにしましょう。
【GMOとくとくBB WiMAX】:https://gmobb.jp/wimax/
【GMOとくとくBB ひかり回線】:フレッツ光・ドコモ光・auひかり・ソフトバンク光
オンラインゲームやスマホのゲームで遊んだり高画質の動画を快適に見るには安定した通信回線が必要です。日本の通信インフラは非常に優秀で、近年は安定して通信できるようになってきました。通信速度や安定性に不満を感じる機会が少ないため、通信回線を1度契約して何年も利用し続けている人が大半ですが、実はプロバイダーや通信回線は定期的に切り替えて、切り替え時のキャッシュバックを受け取ることで通信料を実質的に節約することができます。切り替え先としておすすめしたいのがGMOグループが提供しているGMOとくとくBBです。
GMOとくとくBBは、フレッツ光(GMOとくとくBB光)を提供しつつ、NTTドコモ・KDDI・ソフトバンクの携帯電話とセット利用でお得になる「ドコモ光」「auひかり」「ソフトバンク光」のプロバイダーとしても高い人気を集めています。
人気の理由は、「数万円単位のキャッシュバックサービス」「割安な月額利用料」「IPv6を利用した安定した通信速度」「高い顧客満足度」です。格安SIMを利用している人は「フレッツ光」、三大キャリアを利用している人は、割引サービスがある「ドコモ光」「auひかり」「ソフトバンク光」を利用することで、お得に利用することができます。
キャッシュバック金額はそれぞれのサービスで異なります。「え、ほんとにこんなにもらえるの?」と疑いたくなるぐらい高額なキャッシュバックキャンペーンをやっていることが多いのでぜひ確認してみてください。