プロバイダを乗り換えると、月額料金が下がったり、キャッシュバックがもらえたり、回線が速くなったりすることがあります。一方で、違約金や工事費の残り、メールアドレスの変更、工事待ちといった手間もついてきます。
損をしないコツは、申し込む前に今の契約の更新月と工事費・端末代の残りを調べておくことです。この2つが分かれば、今すぐ乗り換えるべきか、更新月まで待つべきかがはっきりします。
乗り換えを考える理由は速度と料金が多い
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プロバイダを乗り換える人の理由でいちばん多いのは、回線の速度です。今のプロバイダが遅く感じたり、他社のほうが速いと分かったりすると、乗り換えを考えるきっかけになります。
次に多いのが料金です。同じような使い方で月々の支払いを下げられるなら、乗り換えたいと思うのは自然ですね。このほかにも、次のような理由があります。
- 引っ越しを機にプロバイダを見直したい
- ADSLを使っていたので光回線に移りたい(ADSLはすでに提供終了)
- 今のプロバイダのサポートに不満がある
どの理由も、今より快適に、今よりお得に使いたいという気持ちが根っこにあります。
乗り換えの大まかな流れ
- 今の契約の更新月と、工事費・端末代の残りを確認する
- 乗り換え先のプロバイダにWebか電話で申し込む
- 工事が必要なら日程を予約し、開通日を決める
- 新しい回線が使えるようになってから、今の契約を解約する
- 届いた案内に沿ってルーターやパソコンを設定する
解約を先にすると、開通までネットが使えない期間ができてしまいます。回線設備が変わる乗り換えでは、4番目の順番を守るだけで空白期間を作らずに済みます。
乗り換えのメリットは4つ

キャッシュバックがもらえる
他社からの乗り換えでキャッシュバックを出しているプロバイダは多くあります。金額は数千円から数万円までさまざまで、他社の違約金を還元する特典を用意しているところもあります。
乗り換え先の特典が今の契約の解約費用を上回るなら、差し引きで得をしたことになります。特典の金額や受け取り条件は時期で変わるので、申し込むときの条件で計算するのが確実です。
月額料金が安くなる場合がある
プロバイダごとに月額料金は違うので、同じ回線を使っていても、今より安いプロバイダが見つかることがあります。
契約した月を無料にしたり、利用開始から数か月を割り引いたりするプロバイダもあります。ただ、広告の月額は割引中の金額であることがほとんどです。割引が終わったあとの金額まで見比べてください。
回線速度が速くなる
ADSLから光回線に移った人の多くは、その速さに驚きます。かつてのADSLは最大でも50Mbps程度でしたが、今の光回線は一般的なプランでも最大1Gbpsが基本です。
1Gbpsは1,000Mbpsなので、単純計算で20倍ほどの差になります。NURO光の最大2Gbpsのように、さらに速いプランを選べる回線もあります。モバイル回線のWiMAX(現在はWiMAX +5G)も、ADSLとは比べものにならない速さです。
ちなみに、これらの数字はベストエフォート(理論上の最大値)です。実際の速さは時間帯や家の中の機器で変わりますが、光回線のほうが速いという目安にはなります。
サポートの質が上がることもある
電話がつながらない、メールの返事が遅い、聞いたことに答えてもらえない。サポートへの不満は、契約してみるまで分からないものです。
今のサポートに困っているなら、乗り換えで解決することもあります。各社の窓口の対応は「プロバイダに電話で直接聞いてみた!『うちはこれが凄いんです』」で比べています。
乗り換えのデメリットは手間と解約時の費用

メリットがあれば、デメリットもあります。いちばんは手続きの手間です。比較して選び、今の契約を解約し、新しく契約して、場合によっては工事にも立ち会います。
比較して条件のよいプロバイダを探す手間
乗り換えるからには、今より条件のよいところを選びたいですよね。そのためには、複数のプロバイダの料金や特典、契約期間を読み比べる必要があります。
契約内容を細かく読まないと、乗り換えたのに前のほうがお得だった、という失敗にもつながります。時間に余裕のあるときに比べるのがおすすめです。
違約金と工事費の残りがかかることがある
2年契約などの期間がある契約は、更新月以外に解約すると違約金がかかります。ただ、2022年7月1日以降に結んだ契約では、違約金は月額料金1か月分が上限になりました。
気をつけたいのは、違約金とは別に請求される工事費の残りです。多くの光回線は工事費を分割で払い、同じ額を毎月割り引く形をとっています。途中で解約すると割引が止まり、残りの分だけ請求されます。
総務省の消費者保護ルールの案内によると、2022年7月以降の契約では、解約時に請求できる工事費の残りは契約期間に応じて減っていき、契約満了でゼロになります。たとえば24か月契約を10か月目に解約した場合、請求できるのは工事費の24分の15までです。
端末代の分割払いは、この工事費とはまた別です。解約前には違約金・工事費の残り・端末代の残りの3つをまとめて確認すると、思わぬ請求を避けられます。
解約の受付期間と更新月を確認する
プロバイダによっては、解約の受付が月末までだったり、月初からだったりします。受付期間を過ぎると翌月扱いになることもあるので、マイページや契約書面で確認しておきます。
2年契約の更新月は、利用開始から25か月目前後に来ることが多いです。乗り換え先の特典で違約金を相殺できる場合もありますが、本来0円にできた分を特典から差し引かれるのは実質的な損です。遅くとも1か月前には更新月を調べておきましょう。
工事の予約と立ち会いが必要なことがある
回線設備が変わる乗り換えでは、工事の予約が必要です。予約は1〜2週間先まで埋まっていることが多く、引っ越しシーズンなどは1〜2か月先になることもあります。
工事自体は1時間ほどですが、配線の状態によっては長引きます。土日の工事は追加料金がかかる場合があるので、平日に立ち会えると費用を抑えやすいです。
一方、フレッツ光と光コラボ同士の事業者変更のように同じ設備を使う乗り換えなら、工事なし(無派遣)で済むことが多いです。工事の手間を減らしたいなら、同じ設備を使う乗り換え先から探すのも手です。
プロバイダのメールアドレスが変わる
プロバイダを変えると、そのプロバイダが発行したメールアドレスは原則として使えなくなります。月額数百円でアドレスを残せるオプションを用意しているプロバイダもあります。
今のアドレスで登録しているサービスがあれば、変更の連絡が必要です。新しいプロバイダから届くメールにも注意してください。キャッシュバックの案内がプロバイダのアドレス宛てに届き、そこから約1か月以内に手続きしないと受け取れない特典もあります。
メリット・デメリットの早見表
ここまでの内容を表にまとめました。
| 観点 | メリット | 注意点(デメリット) |
|---|---|---|
| 料金 | 月額が安くなる・割引やキャッシュバックがある | 違約金・工事費や端末代の残りが請求される場合がある |
| 速度 | ADSLや遅い回線から大幅に速くできる | 同じ光回線同士では大きく変わらないこともある |
| 手続き | 同じ設備なら工事なしで乗り換えられる | 比較・解約・契約・工事予約に手間と時間がかかる |
| メール | キャリアやフリーメールに統一するきっかけになる | プロバイダのメールアドレスは使えなくなる |
| 契約後 | 書面を受け取ってから8日以内なら初期契約解除ができる | 契約後に料金が改定されることがある |
申し込む前に確かめたい3つのこと
乗り換えで損をする人の多くは、比較そのものより、確認していなかったことでつまずいています。
1. 今の契約の更新月と残りの支払い
マイページや契約書面で、更新月がいつか、工事費や端末代の分割が何回残っているかを調べます。キャッシュバックの額より、こちらのほうが実際の損得を大きく左右することも少なくありません。
2. 割引が終わったあとの月額
割引期間が何か月で、終わったあとはいくらになるのかを見ます。あわせて、料金そのものが途中で改定されることもあると考えておくと、あとで慌てません(実例は次の章で紹介します)。
3. 工事の有無と開通日
工事が必要かどうかは住所や建物で変わります。いつからネットが使えるかを申し込み前に聞いておけば、ネットが使えない期間を作らずに済みます。
契約したあとに条件が違うと気づいたら、初期契約解除制度が使えることがあります。契約書面を受け取ってから8日以内なら、事業者の同意なしに契約を解除できる仕組みです。対象になるサービスかどうかは、契約書面で確認してください。
乗り換えを楽にするならGMOとくとくBBも候補
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次の乗り換えも見すえて、乗り換えやすいプロバイダを選んでおく方法もあります。GMOとくとくBBは、同社のサービス間での乗り換えが比較的簡単で、GMOのメールアドレスも引き続き使えます。アドレス変更の連絡の手間が省けるのは助かりますね。
GMOとくとくBBのWiMAX(WiMAX +5G)は、時期によってキャッシュバックや月額割引のキャンペーンを用意しています。料金やキャンペーンはよく変わるので、申し込む前に各社のページで今の条件を見てください。
2026年10月からWiMAXの月額が605円上がった
GMOとくとくBBは、2026年10月1日利用分から、WiMAX +5G・WiMAX2+の全プランととくとくBBホームWi-Fiの月額に一律605円(税込)を加算しました。2026年7月29日に告知されたもので、手続きなしで自動的に新しい料金になっています。
月額390円キャンペーンを使っている人は、利用開始から6か月の特典期間中は特典価格のままです。特典が終わると、改定後の料金に切り替わります。
改定にあわせて、契約解除料がかかるプランの人は2026年8月21日〜9月20日の解約に限り解除料が無料になっていました。この特例はすでに終わっているので、今から解約する場合は通常どおりの解除料と端末代の残りがかかります。
料金の改定はどのプロバイダでも起こりえます。今の月額だけで判断せず、契約中のプロバイダのお知らせ欄もときどき見ておくと、乗り換えどきを逃しにくくなります。
キャッシュバックは受け取りの手続きを忘れずに
GMOとくとくBBのキャッシュバックは、契約から一定期間たつと、加入時に作ったGMOのメールアドレスに案内が届くケースが多いです。届いてからおおむね1か月以内に振込先の口座を登録しないと、受け取れなくなります。
新規でGMOとくとくBBに契約したい場合は、GMOとくとくBBの公式ページから申し込めます。
【GMOとくとくBB WiMAX】:【公式】GMOとくとくBB WiMAXキャッシュバックキャンペーン
キャッシュバックを確実に受け取るための手順は「費用が安いGMOとくとくBBのWiMAX!契約での落とし穴」にまとめています。光回線の側からプロバイダの仕組みを知りたい人は光回線のプロバイダーの役割と選び方も参考になります。
まとめ 更新月と残りの支払いを先に把握する
プロバイダの乗り換えは、選び方を間違えなければ料金や速度の面で得をしやすい手段です。ただ、比較を省いたり、キャッシュバックの手続きを忘れたりすると、かえって損をすることもあります。
乗り換える前は、違約金に加えて工事費・端末代の残りと、契約後の料金改定まで含めて計算するのがおすすめです。ここまで見ておけば、乗り換えたほうが得かどうかの答えはかなりはっきりします。
GMOとくとくBBは利用者が多い大手プロバイダーの1社です。そのため、GMOとくとくBBが提供するネット回線接続サービス(GMOとくとくBB光やドコモ光・WiMAXなど)の悪い評判は多く存在しています。高額のキャッシュプレゼントを常に提供しているため、”胡散臭い”とすら感じている人もいるようです。
GMOとくとくBBが提供するネット回線接続サービス(GMOとくとくBB光やドコモ光・WiMAXなど)の良い評判・悪い評判については、以下の記事で解説していますので、参考にしてください。
