フレッツ光はいま、使った分だけ払う段階制プランがなくなり、定額制だけのシンプルな料金体系になっています。戸建てなら月5,940円前後、集合住宅なら3,000円台後半から、そこにプロバイダー料金(550円〜)が加わる――これが2026年9月時点の基本形です。

「光は高いから、まだいいや……」と思っている方ほど、実際の金額を一度見てみる価値があります。フレッツ光はNTT東日本・NTT西日本が全国に敷いた回線を使うため、提供エリアの広さと設備の安定感という点でも選びやすいサービスです。

料金の内訳、プロバイダーの選び方、申し込みから開通までの手順を、NTT東西の公式情報をもとに順番に見ていきましょう。

段階制の「フレッツ 光ライト」は2025年3月で終了した

以前のフレッツ光には、定額制と、通信量に応じて料金が変わる2段階定額制(フレッツ 光ライト/光ライトプラス)の2タイプがありました。このうち段階制のフレッツ 光ライトは、2025年3月31日をもってNTT東日本・NTT西日本ともにサービス提供を終了しています。

2025年3月31日時点で解約も移行も済んでいなかった回線は、2025年4月1日付でフレッツ 光ネクストへ自動移行されました。手続きも宅内工事も不要で、移行工事費もかかっていません。

そのためいま新しく申し込めるのは、定額制のプランだけです。NTT東日本の案内では、「フレッツ光」は「フレッツ 光クロス」「フレッツ 光ネクスト」「フレッツ 光25G」の総称と定義されています。

  • フレッツ 光ネクスト……上下最大概ね1Gbpsの標準プラン。いちばん選ばれている
  • フレッツ 光クロス……上下最大概ね10Gbpsの高速プラン。提供エリアは限られる
  • フレッツ 光25G……NTT東日本がプラン一覧で「フレッツ光」の一つとして案内している高速メニュー

「ネットをあまり使わないから段階制で安く」という選び方は、現在はできなくなったという点をまず押さえておきましょう。

月額は戸建て5,940円、集合住宅3,520円〜が目安

具体的な金額を、NTT西日本のフレッツ 光ネクストの料金ページから見てみます(2026年9月時点・税込、各種割引を適用しない基本料金)。

住居タイプメニュー月額基本料金「光はじめ割ネクスト」適用時(1・2年目)
戸建てファミリータイプ5,940円4,730円
集合住宅(ひかり配線方式)ミニ4,950円4,345円
集合住宅(ひかり配線方式)プラン14,070円3,575円
集合住宅(ひかり配線方式)プラン23,520円3,135円

※NTT西日本エリアの金額です。別途プロバイダー利用料金とブロードバンドユニバーサルサービス料がかかります。NTT東日本エリアは料金体系が異なるため、金額は東日本側の案内をご覧ください。

フレッツ光ネクストの月額基本料金を住居タイプ別に比較した棒グラフ
各種割引を適用しない基本料金。別途プロバイダー利用料金(550円〜)とブロードバンドユニバーサルサービス料がかかります。

ここで気をつけたいのが、この金額にプロバイダー料金は入っていないという点です。NTT東日本の案内ではプロバイダーサービスの月額は550円〜。実際に毎月払う額は、回線料金+プロバイダー料金で考える必要があります。

集合住宅の「ミニ/プラン1/プラン2」は自分で選べません。同じ建物でどれだけの契約が見込めるかによってNTT側が決める仕組みで、契約が見込める世帯数が多いプラン2ほど安くなります。

初期費用は契約料880円と工事費22,000円が基本

申し込み時にかかるのは、契約料880円(税込)と初期工事費です。標準的な工事の場合、NTT東日本・NTT西日本ともに公式サイトからの申し込みで22,000円(税込)、公式サイト以外の窓口からだと23,100円(税込)となっています。

工事費は一括払いのほか分割払いも選べます。分割にした場合、途中で解約すると残額が一括請求されるので、短期間で乗り換える予定があるなら一括で払っておくほうが後腐れがありません。

なお集合住宅のLAN配線方式は工事の中身が少ないぶん、NTT西日本エリアで11,660円(税込・公式サイト申込)と安く設定されています。土日祝日に工事を入れると、別途3,300円(税込)の割増がかかります。

プロバイダーを自分で選べるのがフレッツ光の自由度

フレッツ光は、回線(NTT東西)とプロバイダー(接続事業者)を別々に契約するのが特徴です。同じ回線を使っていても、プロバイダーによって月額もキャッシュバックもサポート内容も変わります。

この「組み合わせを選べる」点はメリットである一方、請求が2本になり、トラブル時にどちらへ連絡すべきか分かりにくいというデメリットにもなります。実際、この分かりにくさを解消するために生まれたのが後述する光コラボです。

プロバイダーをどう選ぶかで月々数百円の差が出るので、候補を横並びで見ておくと判断しやすくなります。各社の月額はフレッツ光のプロバイダー料金比較でまとめています。

申し込みから開通までの流れは4ステップ

手順自体はシンプルで、迷うところはほとんどありません。

  • ①提供エリアを確認する……NTT東日本・NTT西日本それぞれの公式サイトで、住所からエリア判定ができます
  • ②回線とプロバイダーを申し込む……回線はNTT東西、プロバイダーは自分で選んだ事業者に申し込みます
  • ③工事日を決めて開通工事を受ける……戸建ては立ち会いが必要。建物に光配線が入っていれば無派遣工事で済むこともあります
  • ④機器をつないで接続設定をする……プロバイダーから届くIDとパスワードを入力すれば利用開始です

すでに建物へ光ファイバーが引き込まれていれば、工事の手間は大きく減ります。手続きの細かい部分はフレッツ光の契約の流れで手順ごとに整理しています。

2026年に押さえておきたい3つの変更点

解約時の撤去工事費が新しく設定された

NTT東日本は、2026年4月1日以降の申し込み分から、フレッツ光などを解約する際に派遣工事が必要となる場合の撤去工事費を設定しています。利用者の申し出による派遣のほか、建物の都合で派遣が必要になるケースも対象です。

NTT西日本も料金ページで「解約時のお客さま希望による有派遣での廃止工事は有料となる場合がある」と案内しています。入るときの費用だけでなく、やめるときの費用も見ておく必要が出てきました。

「光はじめ割ネクスト」は2026年9月30日で新規受付終了

NTT西日本の長期割引「光はじめ割ネクスト」は、2026年9月30日に新規お申し込み受付を終了すると公式に告知されています。その前身の「光はじめ割」も2024年10月31日に受付を終えました。

「光はじめ割ネクスト」は1・2年目の月額が下がる割引ですが、3年目以降は割引のない基本料金に戻り、24か月以内に解約すると最大4,400円(税込)の解約金がかかります。2年より長く使う前提なら、割引額だけで判断しないほうが無難です。

ADSLはすでに姿を消している

かつて主流だったADSLは、NTT東西の「フレッツ・ADSL」が2023年1月末に、ソフトバンクの「Yahoo! BB ADSL」も2024年3月末にサービスを終了しました。いま自宅の固定回線を新しく引くなら、実質的に光回線が前提になります。

支払いはクレジットカードにするとポイントが積み上がる

光回線の料金を銀行口座からの引き落としにしている方は、クレジットカード払いに変えるだけで支払額に応じたポイントが戻ってきます。年会費無料のカードでも0.5〜1.0%の還元を受けられることが多くなっています。

月6,000円の支払いで還元率1.0%なら、1年で約720円分。金額としては大きくありませんが、毎月必ず発生する固定費なので、放っておくと差が積み上がっていきます。貯まったポイントは商品やギフトカード、マイルへの交換にも使えます。

フレッツ光か光コラボか、で迷ったら

フレッツ光を検討している方に、もうひとつ知っておいてほしい選択肢が光コラボです。NTT東西の同じ回線を事業者が借り受け、回線とプロバイダーをひとまとめにして提供する仕組みで、請求も問い合わせ窓口も1本になります。

その中で分かりやすいのがGMOとくとくBB光です。NTT東西のフレッツ回線とGMOとくとくBBのプロバイダーを1本化したサービスで、次のような特徴があります。

  • 混雑に強い接続方式「v6プラス」をオプション料0円で標準提供
  • 契約期間の縛りがなく、解約違約金がかからない
  • 1ギガプランならWi-Fiルーターを月額0円でレンタルでき、37か月使えばそのまま譲渡
  • 申込ページ限定のキャッシュバックあり(2026年9月時点。金額・条件は申込ページによって変わります)

一方で、支払いがクレジットカード限定で口座振替に対応していない点、工事費が36回分割の「実質無料」方式で途中解約すると残債が一括請求される点は、申し込む前に把握しておきたいところです。

回線とプロバイダーを別々に管理したい人はフレッツ光、まとめてシンプルにしたい人は光コラボ、という分け方が実用的でしょう。

GMOとくとくBB光の申し込みはこちら

よくある質問

Q. 段階制の「フレッツ 光ライト」は今から申し込めますか?

A. 申し込めません。フレッツ 光ライト/光ライトプラスは2023年3月に新規受付を終え、2025年3月31日でサービス提供そのものが終了しました。2025年4月1日付でフレッツ 光ネクストへ自動移行されているため、現在契約できるのは定額制のプランだけです。

Q. 表示されている月額に、プロバイダー料金は含まれていますか?

A. 含まれていません。NTT東西が案内する月額利用料は回線分のみで、インターネットを使うには別途プロバイダーとの契約が必要です。NTT東日本の案内ではプロバイダーサービスの月額は550円〜。回線料金とプロバイダー料金を足した金額で比較してください。

Q. NTT東日本とNTT西日本、どちらに申し込めばよいですか?

A. 選ぶものではなく、住所によって自動的に決まります。北海道・東北・関東・甲信越がNTT東日本、東海・北陸・近畿・中国・四国・九州・沖縄がNTT西日本のエリアです。料金体系も割引も東西で違うため、金額は自分のエリア側の案内で見る必要があります。

Q. フレッツ光をやめるとき、撤去工事費はかかりますか?

A. NTT東日本では2026年4月1日以降の申し込み分から、解約時に派遣工事が必要となる場合の撤去工事費が設定されました。NTT西日本も、利用者の希望による有派遣の廃止工事は有料になる場合があると案内しています。それ以前の契約かどうかで扱いが変わるため、解約前に契約時期を確認してください。

Q. 集合住宅の「プラン1」「プラン2」は自分で選べますか?

A. 選べません。同じ建物で見込める契約数によってNTT側が決めます。NTT西日本の場合、6ユーザー以上見込めれば「ミニ」、8ユーザー以上で「プラン1」、16ユーザー以上で「プラン2」が提供対象となり、世帯数が多いプランほど月額が安く設定されています。

まとめ

フレッツ光の料金は、回線の月額+プロバイダー料金+初期費用(契約料880円と工事費)の3つで組み立てられています。段階制プランが終了した今は定額制だけなので、比較すべきポイントはむしろ絞りやすくなりました。

2026年に入ってからは、解約時の撤去工事費が新設され、NTT西日本の「光はじめ割ネクスト」も2026年9月30日で新規受付が終わります。入口の割引だけでなく、出口の費用まで含めて見積もるのが、いまの申し込み前チェックです。

当サイトでは、フレッツ光の料金やキャンペーン、開通までの流れ、プロバイダー情報に加えて、モバイルルーターやWi-Fiなど幅広いインターネット回線の情報を扱っています。ドコモ光の料金とプロバイダーなど光コラボ側の情報とあわせて、自分に合う組み合わせを探してみてください。

※記載の料金・提供条件は2026年9月時点でNTT東日本・NTT西日本の公表情報を確認したものです。料金やキャンペーンは改定されるため、申し込み前に最新の条件を公式サイトでご確認ください。

参考・出典
フレッツ 光ネクスト 料金(NTT西日本)
フレッツ光 プラン一覧(NTT東日本)
「フレッツ 光ライト」の終了に伴う移行措置などについて(NTT西日本)