光ブロードバンドサービス「フレッツ光」って何?
フレッツ光は、NTT東日本・NTT西日本が提供する光ファイバーのインターネット接続サービスです。全国に張り巡らされた光回線を使い、上下最大概ね1Gbps〜25Gbpsという幅の中から、速度と料金のバランスで選べるようになっています。
かつて主流だった接続方式(ADSL/ISDN/CATV)と違い、光ならではの高速・大容量通信に加えて、通信量を気にせず使える定額制という点が大きな違いです。動画も、オンラインゲームも、リモート会議も、通信量を数えずに使えます。
電話回線を使うADSL(フレッツ・ADSL、Yahoo! BB ADSLなど)は2023〜2024年にかけて順次サービスを終了しており、いま自宅に固定回線を引くなら光回線が前提になりました。
コースは「ネクスト」「クロス」、そして最速の「光25G」
以前のフレッツ光は「クロス」「ネクスト」の2コースでしたが、2026年3月に25Gbpsの新サービスが加わり、NTT東日本の案内ではフレッツ光は「光クロス」「光ネクスト」「光25G」の3つの総称になっています。

フレッツ 光ネクスト(上下最大概ね1Gbps)
いちばん多くの家庭が使っている標準コースです。速度はクロスに劣りますが、動画視聴・リモートワーク・スマホやタブレットの同時接続といった一般的な使い方なら十分に足ります。
NTT西日本エリアの月額基本料金は、戸建て5,940円(税込)、集合住宅は3,520円〜4,950円(税込)。長期割引「光はじめ割ネクスト」を申し込むと1・2年目は戸建てで4,730円(税込)まで下がりますが、3年目以降は基本料金に戻ります。
※「光はじめ割ネクスト」はNTT西日本が2026年9月30日に新規お申し込み受付を終了すると告知しています。
フレッツ 光クロス(上下最大概ね10Gbps)
オンラインゲームや4K・8K動画など、回線速度にこだわりたい方向けのコースです。NTT西日本エリアの月額基本料金は6,930円(税込)で、「光はじめ割クロス」を適用すると1・2年目4,180円(税込)、3年目以降5,720円(税込)になります。
注意したいのは、10Gbpsを生かすには対応機器が必要だという点です。NTT西日本では対応レンタルルータをオプション550円(税込)/月で用意していますが、パソコン側のLANポートやLANケーブルが1Gbps止まりなら、速度はそこで頭打ちになります。
フレッツ 光25G(上下最大概ね25Gbps)
NTT東日本が2026年3月31日に提供を開始した、国内初・国内最速のFTTHサービスです。月額利用料は27,500円(税込)、初期費用は契約料880円(税込)と工事費22,000円(税込)となっています。
ただし提供エリアは東京都中央区の一部からのスタートで、一般の家庭がすぐ選べるものではありません。回線終端装置までの提供のため、25Gbpsに対応したルーターは自分で用意する必要もあります。NTT東日本は、さらに上の50Gbpsサービスの検討も進めているとしています。
コース選びの詳しい比較や、工事・解約まわりの注意点はフレッツ光の料金・工事・解約の注意点にまとめています。
速度の数字は「技術規格上の最大値」だと知っておく
1Gbps・10Gbps・25Gbpsという数字は、いずれもベストエフォート型サービスの理論上の最大値です。実際に出る速度は、建物内の配線方式、時間帯の混雑、使っている機器の性能で大きく変わります。
とくに集合住宅では、建物内がVDSL方式(電話線)かひかり配線方式かで体感がまったく違ってきます。上位コースにすれば必ず速くなる、とは限らないということです。
そのため、まずはフレッツ 光ネクストで様子を見て、足りなければ上位コースへ変更する、という順番が現実的でしょう。初めて光回線を引く方は、光回線の始め方と選び方も参考にしてみてください。
困ったときに相談できる窓口があるのが心強い
パソコンのトラブルや操作方法で困っても、NTT東日本・NTT西日本には相談できるサポートサービスが用意されています(有料オプションを含みます)。提供時間や対応範囲はエリア・サービスによって異なります。

電話とリモート操作ソフトを組み合わせ、パソコンの基本操作や設定方法をリモートセンターから遠隔でサポートするサービスです。画面を見ながら案内してもらえるので、電話だけでは伝わりにくい設定の相談に向いています。
※お客様の接続形態により、リモートソフトが使用できない場合がございます。
※ご利用のパソコン、周辺機器によっては、サービス提供対象とならない場合がございます。
おすすめのお申し込み方法
フレッツ光(光コラボ)の申し込みを検討されている方には、GMOとくとくBB光がおすすめです。
GMOとくとくBB光は、NTT東日本・NTT西日本のフレッツ回線とGMOとくとくBBのプロバイダーをひとつにまとめたインターネットサービスです。回線とプロバイダーの契約が1本になるため、請求も問い合わせ窓口もひとつで済みます。
主な特徴は次のとおりです。
- 混雑に強い接続方式「v6プラス」をオプション料0円で標準提供
- 料金が途中で変わりにくい、シンプルな2プラン構成(1ギガ/10ギガ)
- 1ギガプランは高スペックなWi-Fiルーターを月額0円でレンタル(37か月の利用でそのまま譲渡)
- 契約期間の縛りがなく、解約違約金がかからない
- 申込ページ限定のキャッシュバックあり(2026年9月時点。金額・条件は申込ページにより変わります)
一方で、支払い方法がクレジットカード限定である点と、新規工事費が36回分割の「実質無料」方式のため途中解約すると残債が一括請求される点は、申し込む前に確認しておきたいところです。
フレッツ光と光コラボの違いそのものについては、光コラボレーションとは何かで整理しています。
よくある質問
Q. フレッツ 光クロスとフレッツ 光ネクスト、どちらを選べばよいですか?
A. 家族が同時に動画を見る、オンライン対戦ゲームをする、大きなファイルを頻繁にやり取りする、といった使い方でなければフレッツ 光ネクストで足ります。NTT西日本エリアの基本料金で見ると戸建てで月990円の差があり、クロスは対応ルーターの費用も加わります。迷ったらネクストから始めるのが無難です。
Q. フレッツ 光25Gは自分の家でも使えますか?
A. 2026年3月31日の提供開始時点では、NTT東日本の東京都中央区の一部が提供エリアです。エリア内でも建物の設備状況によっては利用できない場合があります。月額27,500円(税込)と法人利用を想定した水準のため、一般家庭向けの選択肢になるのはもう少し先になりそうです。
Q. フレッツ 光クロスを契約すればWi-Fiルーターは付いてきますか?
A. 自動では付きません。NTT西日本では「フレッツ 光クロス対応レンタルルータ」をオプション550円(税込)/月で提供しています。自分で市販のルーターを用意することもできますが、その場合は10Gbps対応のLANポートを備えた機種を選ばないと速度が頭打ちになります。
Q. 光回線にすれば必ず速くなりますか?
A. 必ずとは言えません。表示されている速度は技術規格上の最大値で、集合住宅の配線方式(ひかり配線方式かVDSL方式か)、時間帯の混雑、パソコンやルーターの性能によって実際の速度は変わります。ADSLからの乗り換えなら体感は大きく変わりますが、すでに光回線を使っている場合は、コース変更より宅内の機器を見直すほうが効果的なこともあります。
まとめ
フレッツ光は、NTT東西の光ファイバーを使った定額制のインターネット接続サービスで、いまは1Gbpsの「光ネクスト」、10Gbpsの「光クロス」、25Gbpsの「光25G」という3段構えになっています。
とはいえ、多くの家庭にとっての現実的な選択肢はフレッツ 光ネクスト、またはそれをプロバイダーとひとまとめにした光コラボです。速度の数字を追うより、住んでいる建物の配線方式と使う機器を確認するほうが、体感には効いてきます。
※記載の料金・提供条件は2026年9月時点でNTT東日本・NTT西日本の公表情報を確認したものです。料金やキャンペーンは改定されるため、申し込み前に最新の条件を公式サイトでご確認ください。
参考・出典
フレッツ 光クロス 料金(NTT西日本)
フレッツ 光ネクスト 料金(NTT西日本)
国内最速のFTTHサービスとなる「フレッツ 光25G」を提供開始(NTT東日本)
