PCゲームの配信プラットフォームである「Steam」が、ビットコインでの決済を終了することを発表しました。
ビットコインは現在価格が高騰中の仮想通貨ですね。価格が上がっているのに使うのをやめるとはどういうことなんでしょうか?


Steamがビットコイン決済を終了

アメリカのゲーム製作・配信会社Valveによると、2016年から同社のゲーム配信プラットフォーム「Steam」で実施していたビットコイン決済を、現地時間12月6日に停止したことを発表しました。

Valve は決済サービスを専門とするBitpayと提携し、2016年4月から「Steam」上での決済にビットコインで支払いができるようにしていました。


当時は1BTC=約5万円~約11万円で、取引手数料は約20セント(約22円)ほどだったそうです。

ところが現在では、1BTC=約170万円にまで急上昇し、それに伴って取引手数料も20ドル(約2,200円)にまで達したそうです。

これに対してValueは、将来的にビットコインの有用性を再評価することはあるかもしれないが、現時点でのビットコインによる支払いは合理的ではないと判断し、ビットコイン決済を停止するに至ったとの声明を発表しました。

そもそもSteamでビットコイン決済できたことが知られていない

そもそもSteamとは、Valueが運営しているパソコンゲームの配信プラットフォームです。
日本からでもゲームをダウンロードできるので、愛用してるという方も多いのではないでしょうか。


日本では、おそらく1番メジャーな決済方法はクレジットカード決済だと思いますが、例えクレジットカードを持っていなくても、コンビニ決済などの方法もあるので、ビットコイン決済はそこまで広まっていないと思います。

事実、ツイッター上でも今回のニューズに対して、Steamでビットコイン決済ができたことをそもそも知らなかったとつぶやいている方が多くいました。

ビットコインのブームが普及を妨げる

今回、Steamがビットコイン決済を停止したことは、大変興味深いことと思います。

というのも、現在日本でも、ヨドバシカメラなどビットコイン決済できる店舗が増えてきています。
今後もこの調子でビットコイン決済できる店舗が増えていくと思われていた矢先に、逆にビットコイン決済をやめるという判断をすることは、きわめて興味深いことと思います。

今回のSteamの行動を見て、今後ビットコイン決済がどのように導入されるのか、そもそも普及していくのか、しっかりと検討していただきたいと思います。

まとめ

今回は、Steamがビットコイン決済のサービス終了について解説しました。
今後のビットコイン決済の動向が気になりますね!