皆さん、一狩りしてますか?
『モンスターハンター』シリーズは、「モンスターハンターライズ」(Nintendo Switch向けに2021年3月発売、のちにSteamなどにも展開)と、その大型拡張コンテンツ「モンスターハンターライズ:サンブレイク」(2022年6月30日発売)で大きく盛り上がりました。
そして2025年2月28日には、シリーズ最新作「モンスターハンターワイルズ」(PlayStation 5/Xbox Series X|S/Steam)が発売。いまもマルチプレイで狩りに出かけているハンターは多いはずです。
しかし、どの作品でも変わらず悩まされるのが「ラグ」と「回線落ち」ですよね。
味方ハンターの動きがカクつく、モンスターが急にワープする、狩猟の途中で切断されてソロになる——こうした現象の多くは、ネット回線の見直しで軽くできます。
この記事では、モンハンのマルチプレイでラグ・同期ズレ・回線落ちが起こる理由と、その解消方法を順番に解説します。
補足:本記事と同じ考え方は、対人戦のシューティングにも当てはまります。『スプラ3で通信エラー多発!ネット見直しで勝利を掴め!』もあわせてどうぞ。
「ラグ」「同期ズレ」「回線落ち」は何が違う?
まずは用語の整理から。3つはよく混同されますが、症状も原因の切り分け方も違います。
- ラグ:動作のカクつき、攻撃やダメージが遅れて反映される現象。
- 同期ズレ:ハンターやモンスターが瞬間移動(ワープ)したように見える現象。
- 回線落ち:プレイ途中でマルチプレイから切断されてしまう現象。
モンハンはPvE(対モンスター)なので「ラグのせいで対人戦に負ける」ことはありませんが、完全な協力プレイである以上、自分の回線トラブルは他の3人の狩猟成功率に直結します。
回線落ち直前に棒立ちになってしまうと、味方から見ても「何かあったのかな?」と不安にさせてしまいますよね。だからこそ、対策はしておきたいところです。
マルチプレイの手順そのものが分からない方は、公式の『モンスターハンターライズ公式Webマニュアル:マルチプレイの手順』をチェックしてみてください。
なぜ起きる? 仕組みを簡単に
ラグと同期ズレは、通信の遅れ(応答の悪さ)と、回線の不安定さから生じます。
マルチプレイ中は、自分と他プレイヤーの操作情報を絶えず送受信し合っています。このやり取りが遅れるとラグになります。
一方、通信は毎フレーム行われているわけではなく、通信が届かない間はゲーム側がキャラクターの「次の位置」を推測して動かしています。推測した位置と、実際に届いた位置情報が食い違ったとき、そのズレを補正するためにワープが起きる——これが同期ズレの正体です。
つまり同期ズレは「通信が飛び飛びになっているサイン」。無線接続で起きやすいのはこのためです。
まずはここから:回線を安定させる4つの手当て
ラグ・同期ズレ・回線落ちは、原因の多くが「自宅のネット環境」にあります。お金をかけない対策から順に試していきましょう。
1. 無線(Wi-Fi)から有線(LANケーブル)へ切り替える
効果がいちばん大きく、いちばん確実なのがこれです。ラグ・同期ズレに悩んでいるなら、まず有線接続を試してください。
PC・PS5・Xboxなら、LANケーブルをルーターへ挿すだけです。Nintendo Switch系は機種によって必要なものが変わります。
| 本体 | 有線接続に必要なもの | 備考 |
|---|---|---|
| Nintendo Switch 2 | LANケーブルのみ | Nintendo Switch 2 ドックにLAN端子が搭載されている(任天堂公式) |
| Nintendo Switch(有機ELモデル) | LANケーブルのみ | 付属ドックに有線LAN端子あり(別売アダプター不要) |
| Nintendo Switch(通常モデル) | 別売の有線LANアダプター | ドックのUSB端子に接続して使用 |
| PS5/Xbox/PC | LANケーブルのみ | 本体にLAN端子を搭載 |
接続手順は任天堂公式のサポートページが分かりやすいです。
>Nintendo Switch 2 サポート:有線でインターネットに接続する
>Nintendo Switch サポート:有線でのインターネット接続方法
ドックから外して携帯モードで遊ぶこともあるなら、無線接続の設定も残しておきましょう。取り外したときに自動で切り替わります。
2. Wi-Fiルーターの置き場所を見直す
すぐに有線化できない場合は、ルーターの環境を整えるだけでも改善することがあります。
電子レンジやコードレス電話の近く、金属棚の中、厚い壁を挟んだ隣室——これらはWi-Fiの大敵です。ルーターは床から少し高く、障害物の少ない、部屋の中央寄りに置きましょう。
私も狩猟中に家族が電子レンジを使って回線落ちした経験があります……電子レンジ、恐るべしです。
また、2.4GHz帯より5GHz帯(や6GHz帯)のほうが干渉に強いので、対応しているなら接続先のSSIDを切り替えてみてください。
3. ONU・ルーターを再起動する
機器側の一時的な不調も珍しくありません。ONU(回線終端装置)とWi-Fiルーターの電源を抜き、1分ほど置いてから挿し直すと直ることがあります。
再起動直後はランプが点滅しますが、安定してから接続し直しましょう。
4. PING値を測って現状を把握する
ここまで試しても改善しないなら、回線そのものを疑います。スピードテストで現在の状態を確認しましょう(例:SPEEDTEST)。

このとき注目すべきはダウンロード速度ではなく「PING(Ping値)」です。PINGは、こちらの指示が届いて応答が返るまでの時間(ミリ秒)で、小さいほど応答が速い=ラグが起きにくいことを意味します。
目安としては、おおむね10〜50ms程度なら快適、200msを超えるとラグや同期ズレが起きても不思議ではないと考えてよいでしょう。
測定値は時間帯で大きく変わります。夜間と昼間など、何度か測ってから判断してくださいね。
それでも直らないなら、接続方式(IPoE/IPv6)を疑う
機器も置き場所も問題ないのにPINGが安定しない場合、インターネットの「接続方式」がボトルネックになっている可能性があります。
現在の光回線には、大きく2つの接続方式があります。
- PPPoE方式(従来型):夜間など利用者が増える時間帯に混雑しやすく、速度・応答が落ちやすい。
- IPoE方式(IPv6・新方式):混雑ポイントを通らないため、時間帯による影響を受けにくい。
オンラインゲームで安定を求めるなら、IPoE(IPv6)接続に対応した回線・プロバイダーを選ぶのが基本です。夜になると急にラグくなる、という人ほど効果を実感しやすいでしょう。
なお、IPoE(IPv6)を使うには対応したホームルーターが必要です。手持ちの機器が対応しているか、対応ルーターを無料レンタルできるプロバイダーかどうかは、契約前に必ず確認しましょう。
プロバイダーを選べる「ドコモ光」という選択肢

「ドコモ光」は、IPv6(IPoE)接続に対応しており、プロバイダーを複数の候補から選べるのが特徴です。プロバイダーによって、IPv6対応Wi-Fiルーターの無料レンタルなど特典が異なります。
たとえば「BIGLOBE」はIPv6接続の案内が分かりやすく、「DTI」は対応機器の情報を公開しています。
ただし、選べるプロバイダーの一覧・月額料金・ルーターレンタルの条件は改定されます。申し込み前に、必ず「ドコモ光」公式サイトと各プロバイダー公式で最新の内容をご確認ください。
ポケット型Wi-Fiでモンハンは厳しい?
結論から言えば、据え置きでじっくり狩るなら光回線が有利です。ポケット型Wi-Fiでもプレイ自体はできますが、モバイル回線は電波状況の影響を受けやすく、応答の安定性で光回線に及びません。
「引っ越しが多くて工事ができない」といった事情がなければ、オンラインでの協力プレイを重視する人には光回線をおすすめします。
ハンター向けQ&A
Q. 回線速度(Mbps)は速いのに、ワープや遅延が起きるのはなぜ?
A. マルチプレイで効くのは「太さ(速度)」より「応答の速さと安定性(PINGとパケットロス)」だからです。速度が十分でも、無線の干渉や混雑で通信が途切れれば同期ズレは起きます。まずは有線化を試してください。
Q. 自分だけがカクつく/自分以外もカクつくの見分け方は?
A. 味方全員の動きがおかしいなら回線ではなくサーバー側や本体の負荷が原因のこともあります。別のゲームやWebページの読み込みも遅いかを確認すると、自宅の回線問題か切り分けられます。
Q. 集会所に入れない・マッチングしないときは?
A. 本体のインターネット接続を確認したうえで、ゲームとオンラインサービスの障害情報を確認しましょう。メンテナンス中は接続できません。
Q. ルーターは買い替えたほうがいい?
A. 数年前の機種でIPv6(IPoE)に非対応なら、買い替え・レンタルの検討価値はあります。ただし回線側がIPoE契約でなければルーターだけ替えても効果は限定的です。契約内容の確認が先です。
まとめ:狩りの安定は「有線+IPv6(IPoE)」から

モンハンのマルチプレイでラグ・同期ズレ・回線落ちを減らすためのポイントを整理します。
- 最優先は有線接続(Switch 2・有機ELモデルはドックのLAN端子だけでOK)
- 無線ならルーターの置き場所と5GHz帯の活用を見直す
- PING値を測って現状を把握する(10〜50msなら快適、200ms超は要改善)
- 夜だけ重いならIPoE(IPv6)対応の回線・プロバイダーへ
ライズ:サンブレイクも、最新作のワイルズも、快適な狩りの土台はネット環境です。この機会に接続方法を見直して、仲間と気持ちよく一狩り行きましょう!
