WiMAXのルーターは名前が似ていて、どれが今の機種なのか分かりにくいですよね。ただ、判断はそれほど難しくありません。現在のWiMAXは「WiMAX +5G」世代に移っており、かつて主流だったWX・WシリーズなどのWiMAX 2+端末はすべて終売。2026年9月時点でUQ WiMAX公式が「WiMAX +5G対応ルーター」として掲載しているのは2機種だけです。

この記事では、その現行2機種のスペックを並べて比較し、モバイル型とホーム型のどちらを選ぶべきかを整理します。終売になった端末も、見分けがつくよう一覧で残しました。

※ラインナップ・スペック・料金は改定されることがあります。契約前に必ずUQ WiMAX公式サイトや各プロバイダで最新情報をご確認ください。


機種選びの前に、世代の見分け方を押さえておく

WiMAXの端末は、大きくWiMAX 2+世代とWiMAX +5G世代に分かれます。見分け方はシンプルで、機種名に「5G」が入っていれば +5G世代です。

  • WiMAX 2+世代…Speed Wi-Fi NEXT WX06、W06、WiMAX HOME 02 など。すべて終売。
  • WiMAX +5G世代…Speed Wi-Fi 5G X12、Speed Wi-Fi HOME 5G L13、Speed Wi-Fi DOCK 5G 01 など。このうち現行で買えるのは2機種のみ。

ここが重要なのは、料金プランも +5G世代に紐づいているからです。UQ WiMAX公式では「ギガ放題(WiMAX 2+)」系のプランはすでに新規受付を終了しており、現行の申し込みは「ギガ放題プラスS」などの +5G向けプランになります。古い端末を手に入れても、今の契約には使えないと考えておきましょう。

現行の2機種をスペックで並べる(2026年9月時点)

UQ WiMAX公式の製品ページで「WiMAX +5G対応ルーター」として案内されているのは、次の2機種です。オンラインショップの申し込み対象機種も、この2つになっています。

機種名Speed Wi-Fi DOCK 5G 01Speed Wi-Fi HOME 5G L13
タイプモバイル(ドック付き)ホーム(据え置き)
サイズ約W140×H72×D15.4mm約W100×H207×D100mm
重量約198g約635g
Wi-Fi規格2.4GHz:IEEE802.11b/g/n/ax
5GHz:IEEE802.11a/n/ac/ax
2.4GHz:IEEE802.11b/g/n/ax
5GHz:IEEE802.11a/n/ac/ax
電源バッテリー内蔵(ドックに置くだけで充電)コンセント(工事不要)
有線接続—LANケーブル接続時 受信最大2.5Gbps
5G SA—5G SA契約で利用可(5G SAは一部エリア)

Wi-Fi規格は2機種とも同じ(Wi-Fi 6=11ax対応)です。つまり「どちらが新しいか」ではなく「持ち歩くかどうか」で選ぶのが、いちばん失敗しない考え方になります。

Speed Wi-Fi DOCK 5G 01|置けば据え置き、持てばモバイル

約198gのモバイルルーターで、付属の専用ドックに置くだけで充電できるのが最大の特徴です。従来のモバイルルーターは「帰宅したらケーブルを挿す」必要があり、挿し忘れて翌朝バッテリーが空、という失敗がつきものでした。ドック式なら置く動作がそのまま充電になるので、自宅では据え置きのように使い、出かけるときだけ持ち出すという運用がしやすくなります。

いっぽうで、ホーム型に比べると本体が小さいぶん、電波の受け方や放熱では据え置き機に一歩譲ります。家族で何台もつなぐ、一日中つけっぱなしにする、といった使い方が中心なら、次のL13のほうが向いています。

Speed Wi-Fi HOME 5G L13|有線2.5Gbpsと5G SAに対応した据え置き機

約635gの据え置き型で、コンセントに挿すだけで使える(回線工事が不要)のが持ち味です。引っ越しの多い方や、光回線の工事許可が下りない住まいでも導入しやすいのがホームルーターの利点になります。

性能面では、LANケーブル接続時に受信最大2.5Gbpsと、有線が1Gbps止まりだった前世代(L11)より上の規格に対応しています。デスクトップPCやゲーム機を有線でつなぐなら、ここは効いてきます。また5G SA契約で利用できるのもL13の特徴です(5G SAは一部エリアでの提供)。

用途で迷ったときの分かれ道

選び方の軸は「速度」ではなく「置き場所」です。次のどちらに当てはまるかで決めてしまって構いません。

  • 外出先でもネットを使う/出張・移動が多い・自宅と外の両方で使う → DOCK 5G 01
  • ほぼ自宅でしか使わない/家族で複数台つなぐ・有線でつなぐ機器がある → L13

「外でも使うかも」と考えてモバイル型にしたものの、結局ほぼ家でしか使わなかった——というのはよくある話です。過去1か月を振り返って、実際に外でネットを使った日が何日あったかで判断すると現実的な答えが出ます。

電波が届くかどうかが不安なら、UQ WiMAXの「Try WiMAX」という選択肢もあります。15日間、無料で機器を借りて自宅や活動エリアの電波を試せるサービスで、上記の2機種はどちらも対象です(貸出期間は発送日と返却日を含む15日間)。ホームルーターは置き場所がコンセント周りに固定されるため、実際に置くつもりの部屋で試せるのは大きな利点です。

終売になった端末の一覧(見分け用の記録)

UQ WiMAX公式で「終売製品」として掲載されている+5G世代の端末は次のとおりです。いずれも新規では購入できませんが、名前を見かけたときに「これは今の機種ではない」と判断できるよう残しておきます。

機種名タイプ参考スペック
Speed Wi-Fi 5G X12モバイル約W136×H68×D14.8mm/約174g。5G SA契約で利用可
Speed Wi-Fi 5G X11モバイル約136.0×68.0×14.8mm/約174g
Galaxy 5G Mobile Wi-Fiモバイル約W147.2×H76×D10.9mm/約203g
Speed Wi-Fi HOME 5G L12ホーム約W101×H179×D99mm/約446g。有線は1000BASE-T 2ポート
Speed Wi-Fi HOME 5G L11ホーム約W70×H182×D124mm/約599g。有線接続時 受信最大1,000Mbps

さらに前のWiMAX 2+世代——Speed Wi-Fi NEXT WX06/WX05/WX04/WX03、W06/W05/W04/W03、WiMAX HOME 02/01、Speed Wi-Fi HOME L02/L01・L01s、そしてURoad-Home2+やAterm WM3800Rといったさらに旧い機種も、すべて終売です。

中古やフリマで旧端末を見かけたときの注意点

終売端末はフリマアプリや中古ショップで安く出回っていますが、「安いから旧端末で」という選び方はおすすめしません。理由は3つあります。

  • ①現行プランと組み合わせられないことがある…WiMAX 2+世代のプランは新規受付を終了しています。端末だけ手に入れても契約できるとは限りません。
  • ②ソフトウェア更新やサポートの面で差がある…終売機はメーカー・通信事業者のサポート対象から外れていく方向です。
  • ③ネットワーク利用制限のリスク…前の持ち主の分割払いが残っていると、あとから通信できなくなることがあります。

WiMAXの端末は基本的にプロバイダの回線契約とセットで入手するものです。端末代・月額料金・キャンペーンの組み合わせで総額は大きく変わるので、費用の比べ方はWiMAXの端末代と実質料金の記事もあわせてご覧ください。

WiMAXの機種についてよくある質問

Q. DOCK 5G 01とL13で、通信の速さに差はありますか?

A. Wi-Fi規格はどちらもWi-Fi 6(11ax)対応で同じですが、L13はLANケーブル接続時に受信最大2.5Gbpsに対応している点が違います。有線でつなぐ機器があるならL13が有利です。実際に出る速度は電波状況や接続台数で変わるため、機種ごとの最大値は公式の製品ページでご確認ください。

Q. いま使っているWX06やW06は、そのまま使い続けられますか?

A. 終売=すぐ使えなくなるという意味ではなく、新規で購入できないということです。ただしWiMAX 2+世代のプランは新規受付を終了しているため、これから契約し直す場面では現行機種が前提になります。買い替えの時期については、UQ WiMAX公式の機種変更ページで案内を確認してください。

Q. ホームルーターは、置く部屋を変えても大丈夫ですか?

A. コンセントさえあれば移動できます。ただし電波の入り方は部屋や階によってかなり変わります。窓際で受信し、壁で減衰する性質があるため、置き場所を数か所試して速度を比べるのが現実的です。この確認こそ、Try WiMAXの15日間が役に立つ場面です。

Q. 5G SA対応というのは、選ぶうえで重要ですか?

A. 5G SA(スタンドアローン)は5G向けに専用設計されたネットワークで、L13はこれに対応しています(提供は一部エリア)。ただしお住まいの地域が5G SAのエリアでなければ恩恵は受けられません。まずはUQ WiMAXのサービスエリアマップで自宅の状況を確認してから、判断材料に加えてください。

Q. 2機種のうち、家族で使うならどちらですか?

A. 同時につなぐ台数が多い・つけっぱなしにするなら据え置きのL13が無難です。本体が大きいぶん放熱に余裕があり、有線ポートも使えます。一人暮らしで外にも持ち出したいならDOCK 5G 01、という分け方になります。

まとめ

2026年9月時点で新規契約に選べるWiMAXの端末は、モバイルの「Speed Wi-Fi DOCK 5G 01」とホームの「Speed Wi-Fi HOME 5G L13」の2機種です。Wi-Fi規格は同等なので、持ち歩くならDOCK 5G 01、家中心ならL13という置き場所基準で選べば迷いません。X12・L12・L11や、WX・Wシリーズは終売なので、これから契約する方はこの2機種から検討しましょう。電波が不安なら、15日間無料のTry WiMAXで先に試す手もあります。最新のラインナップ・料金・キャンペーンは、UQ WiMAX公式サイトや各プロバイダで必ずご確認ください。

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