光回線のシェアは、フレッツ光とドコモ光などの光コラボを合わせたNTT系が57.5%と、いまも半分以上を占めています(MM総研、2026年3月末時点)。とはいえ、その割合は少しずつ下がっていて、10ギガで伸びたNURO光が事業者別の4位に上がりました。
シェアの大きさは人気の目安にはなりますが、速さやお得さとは別の話です。プロバイダを選ぶときは、スマホのセット割と接続方式(IPv6 IPoEかどうか)を先に確かめてください。
光回線の契約数は4,168万件、伸びはゆるやかに
MM総研の調査では、光回線(FTTH)の契約数は2026年3月末時点で4,168.0万件です。2025年度の1年間に増えた数は63.2万件で、前の年度より8.1%少なくなりました。
契約数は増え続けていますが、増え方は年々ゆるやかになっています。すでに多くの家庭に光回線が行き渡り、新しく引く人が減ってきたためです。
かつての主流だったADSLも、フレッツ・ADSLがNTT東日本で2025年1月31日、NTT西日本で2026年1月31日に提供を終えました。家の固定回線は、ほぼ光回線に入れ替わったと言ってよい状況です。
なので、いまの各社の競争は新規の獲得よりも、他社からの乗り換えをめぐるものが中心です。下り最大10Gbpsのプランが広がってきたことも、乗り換えを後押ししています。
※FTTHはFiber To The Homeの略で、家まで光ファイバーを引く回線のことです。
光回線は、電話線を使っていたADSLと違って光ファイバーケーブルでつなぐ回線です。速度が速く、毎月の通信量に上限がないのが大きな違いです。10ギガのプランは提供エリアが限られますが、1ギガのプランでも動画やオンラインゲームなら十分に快適に使えます。
NTT系のシェアは57.5%、固定回線全体ではNTTドコモが1位
同じ調査で、フレッツ光と光コラボを合わせたNTTの光回線は東西合計で2,398.5万件でした。光回線全体に占める割合は57.5%で、前の年度末より0.4ポイント下がっています。
光コラボとは、ドコモ光やソフトバンク光のように、各社がNTTの回線を借りて自社の名前で売っているサービスのことです。その契約数は1,788.7万件で、光回線全体の42.9%にあたります。
CATVやワイヤレスも含めた固定ブロードバンド全体のシェアでは、NTTドコモが16.6%で1位を守りました。ドコモのスマホとのセット割が使えるドコモ光を選ぶ人が、それだけ多いということです。
ただ、同じドコモ光でもどのプロバイダから申し込むかで、接続方式や特典は変わります。シェアの数字だけでは、自分にとってどこが得かまでは分かりません。
NURO光が4位に上がった理由は10ギガへの需要
下り最大10Gbpsのサービスが、いまの市場を動かしています。MM総研によると、10ギガの契約数は2026年3月末で195.9万件となり、光回線全体の4.7%まで増えました。
同社は、10ギガの割合が2027年度中に光回線全体の1割を超えると予測しています。料金が下がって標準的なサービスに近づいたことと、提供エリアが全国に広がってきたことが背景にあります。
ソニーネットワークコミュニケーションズのNURO光は、この流れに乗ってシェアを伸ばしました。シェアは4.1%と前の年度末から0.2ポイント上がり、事業者別で4位に浮上しています。マンション全体でまとめて導入される形で広がるアルテリア・ネットワークスも2.4%です。
NURO光は2026年9月1日から新しいプランに切り替わり、標準のプランが下り最大2.5Gbpsになりました。戸建て向けの月額は、ホームゲートウェイ代を含めて5,720円(2026年10月時点)です。
10ギガのプランは1ギガより月額が高く、Wi-Fiルーターやパソコン側のLANポートも10Gbpsに対応していないと速さを活かせません。申し込む前に、手元の機器の対応状況も確かめておきましょう。
NURO光とソフトバンク光は、回線とプロバイダが1社で完結
回線とプロバイダの関係は、光回線ごとに違います。NURO光の回線はどこか、ソフトバンク光のプロバイダはどこかも含めて、主な4つの関係は下の表のとおりです。
| 光回線 | 回線 | プロバイダ |
|---|---|---|
| フレッツ光 | NTT東日本・西日本 | 別の会社と別々に契約する |
| ドコモ光 | NTTの回線(光コラボ) | 対応する複数の会社から選ぶ |
| ソフトバンク光 | NTTの回線(光コラボ) | Yahoo! BB(ソフトバンク)に決まっている |
| NURO光 | フレッツ光とは別の独自回線 | ソニーネットワークコミュニケーションズ(回線と一体) |
ソフトバンク光はNTTの回線を使いますが、プロバイダもソフトバンクが提供するため、ほかのプロバイダには変えられません。その代わり、回線とプロバイダの料金は1枚の請求にまとまります。
ソフトバンク光は2026年12月1日から1ギガのプランの月額が330円上がり、名称も「SoftBank 光+」に変わります。料金と注意点はソフトバンク光の評判と料金を解説した記事で紹介しています。
NURO光も回線とプロバイダが一体で、プロバイダを選ぶ必要はありません。ただし独自回線のため、フレッツ光や光コラボから移るときは開通工事が必要です。工事費や対応エリアはNURO光の料金と新プランの解説で確認できます。
ドコモ光ならGMOとくとくBBはIPv6 IPoEとルーター0円
ドコモ光のように複数のプロバイダから選べる回線では、プロバイダの違いが速度の体感に出やすくなります。差が出る理由は、接続方式とプロバイダの設備の混み具合です。
従来のPPPoEという方式では、NTTの網とプロバイダの間にある網終端装置を通ります。この装置は1台で処理できる量に限りがあり、夜など利用者が増える時間帯に混み合うと速度が落ちます。
IPv6 IPoEは、この装置を通らずにつなぐ方式です。混み合う場所を避けて通るので、夜でも速度が落ちにくくなります。仕組みの詳しい違いはIPv6 IPoEとPPPoEの違いの記事をご覧ください。
GMOとくとくBBのドコモ光は、IPv6 IPoE(v6プラス)を追加料金なしで使えます。対応するWi-Fiルーターのレンタル料は、2026年10月時点で1ギガのプランなら月額0円、10ギガ用のルーターは月額190円(税込)です。
1ギガ用のルーターは、発送月を含めて37か月使うと返却がいらなくなります。それより前に解約するとルーターの返却が必要で、期限までに返さないと端末損害金がかかる点に注意してください。
キャッシュバックなどの特典は時期によって金額や条件が入れ替わります。GMOとくとくBBの特典は同社のホームページから申し込んだ場合に限られ、ドコモショップなどで申し込むと対象になりません。
家でも外でもネットを使いたい人や、工事を避けたい人は、モバイル回線のWiMAX +5Gも候補になります。反対に、家にいる時間が短い人が固定回線を契約すると、ほとんど使わない回線に毎月料金を払うことになりかねません。
WiMAXのキャッシュバックは、決められた期間内に手続きしないと受け取れない場合があります。受け取り方はキャッシュバックがもらえない?GMOとくとくBBポケットWiFiの危険性で解説しています。
光回線とプロバイダ選びで、よく調べられている疑問
Q. 光回線とプロバイダは何が違うのですか?
A. 光回線は家までつながる光ファイバーの線、プロバイダはその線をインターネットにつなぐ会社です。フレッツ光は両方を別々に契約しますが、光コラボやNURO光はまとめて1つの契約で使えます。
Q. プロバイダを変えると回線速度は変わりますか?
A. 変わることがあります。同じNTTの回線でも、IPv6 IPoEに対応しているか、プロバイダの設備が混んでいないかで夜の速度が違ってきます。シェアの大きさより、接続方式を見て選んでください。
シェアは目安、決め手はスマホのセット割と接続方式

光回線はNTT系が半分以上を占めていますが、10ギガの広がりとともにNURO光のような独自回線が少しずつシェアを伸ばしています。
どこが一番お得かは、使っているスマホのセット割、IPv6 IPoEの有無、特典を含めた実際の支払額で決まります。ドコモのスマホを使っているなら、ドコモ光をGMOとくとくBB経由で申し込むと、IPv6 IPoEと月額0円のルーターがそろいます。
料金やキャンペーンはよく変わるので、申し込む前に各社のページで今の条件を確かめてください。
※シェア・契約数はMM総研「ブロードバンド回線事業者の加入件数調査」(2026年3月末時点・2026年6月9日発表)によります。
新規でGMOとくとくBBに契約したい場合は、GMOとくとくBBの公式ページから申し込めます。
【GMOとくとくBB ドコモ光】:http://gmobb.jp/service/docomohikari/index_b.html
GMOとくとくBBのWiMAX +5Gに契約したい場合は、GMOとくとくBBの公式ページから申し込めます。
【GMOとくとくBB WiMAX +5G】:http://gmobb.jp/wimax/
