光回線の障がい者割引とは?条件や特徴を詳しくご紹介!
障がい者割引という制度を知っていますか?障がい者割引とは、障害者手帳を持っている人が対象となる支援や様々なサービスの割引を受けることができる制度です。
公共交通機関の割引が有名ですが、インターネットに接続する通信サービスの中にも、「障がい者割引」と呼ばれるものを用意されていて、通常の利用料よりもお得な金額で利用できることがあります。
どれくらいの割引がされるのかは各業者によって異なりますが、この記事では、人気プロバイダの障がい者割引について、詳しく見ていきます。月額500円以上安くなることもあるため、該当の方はしっかり検討するようにしましょう。
おすすめは大手携帯キャリアの障がい者割引の活用
この記事の後半で詳しく解説していますが、NTTドコモ・au・ソフトバンクの大手携帯キャリアは障がい者割引制度を提供しています。
3大キャリアのサービスはかなり類似してます。例えば、NTTドコモが提供しているサービス名はハーティ割引です。この割引制度は「スマートフォンを割安で使える制度」ですが、「ドコモ光とのセット割引」とも併用できます。自宅と外出先のインターネット回線(ドコモ光+スマホLTE接続)がオトクに利用できることになります。
ドコモの携帯電話を利用している人でハーティ割引の条件を満たす人は必ず申し込むようにしましょう。さらに、ドコモ光との割引を活用することで、かなりお得になります。
auやソフトバンクにも類似したサービスがありますので該当するキャリアのサービス内容をチェックしておいてください。
障がい者割引を行っているプロバイダ
人気のプロバイダの中にも障がい者割引に対応しているところがあります。ここでは、フレッツ光、j:COM、ドコモ、au、ソフトバンクが行っている割引について解説します。
各種適用のための条件や、申し込みに必要な方法が違うので、自分が契約しているキャリアの注意点などをチェックしてみてくださいね。
フレッツ光
フレッツ光を提供しているNTT東西が公式に障がい者割引を行っているわけではありませんが、窓口によっては適用できるケースがあるのでチェックしておくことをおすすめします。
例えば、家電量販店のEDION(エディオン)では「フレッツプラン光」というものに申し込んだ場合に限り、障がい者割引を受けることができます。
通常、サービスの基本料が330円、プロバイダ料が1,320円で合計月額利用料は1,650円となるのですが、ここから身体障がい者割引が適用されると880円割引される形となり、月額は770円になります。
申し込みのための条件は、以下の2つです。
- フレッツプラン光を選択していること
- 回線の契約者が身体障害者手帳1級、2級または3級の交付を受けていること
気をつけなければならないこととして、エディオンカード支払い割引は適用されません。詳細についてはエディオンネットカスタマーセンターに問合わせてみてくださいね。
j:COM(ジェイコム)
j:COMが用意している障がい者割引は、「ハートフルプラン」と呼ばれるものです。対象となっているサービスが限定されているので注意しておきましょう。
インターネットでいうと、J:COM NET 320MコースがJ:COM NETハートフルプランの対象になるので、該当する方はぜひともチェックしてみてくださいね。適応のためには以下の契約条件も定められています。
- J:COM エリア内に居住していること
- 署名書類を担当者に提示できる人
- 厚生労働省によって定められている法律で以下の認定を受けている人
◎身体障害者手帳…1級、2級
◎療育手帳…最重度、重度、中度
◎精神障害者保健福祉手帳…1級
j:COM NET ハートフルプラン | 月額利用料金 |
320Mコース | 3,685円 |
「J:COM NET 320Mコース」月額7,018円と同じ内容となります。ただし、設置から最低6ヶ月利用しなければならないので注意しておいてくださいね。
TNC
TNCというプロバイダでも障がい者割引を取り入れています。条件は、TNC契約者本人が身体障害者手帳・療育手帳の交付を受けている方。
これに該当する方は、サービスの利用を検討してみてはどうでしょうか。なお、プランによっては併用できない割引もあります。
現在、すでにTNCと契約している方でもTNC障がい者割引申請書と必要手帳のコピーを提出すれば申請可能です。割引は、月額利用料金が50%オフになるというものなので、かなり大きいといえるのではないでしょうか。
大手携帯キャリア3社の障がい者割引について
ドコモ・au・ソフトバンクの大手携帯キャリアでも障がい者割引が用意されています。こちらは光回線には適用されないのですが、条件に該当する方はスマホ料金が安くなるので、ぜひとも申請してみてはどうでしょうか。
ドコモのハーティ割引
ドコモでは「ハーティ割引」というもので、基本料金と付加機能使用料で割引が適用され、料金がお得になります。
こちらは、インターネットの割引ではなく、あくまでドコモの携帯電話料金を割り引く制度となっているので、注意しておきましょう。
割引内容は下記のとおりです。
●毎月の携帯電話の基本使用料が割引 ●音声オプションの割引 5分通話オプション:月額770円→無料 かけ放題オプション:月額1,870円→月額1,100円 ●「SPモード」や留守番電話などの月額使用料が60%割引 ●テレビ電話通信料が割引 ●「新規契約・名義変更・機種変更・契約変更」手続きの手数料が無料 ●スマホやタブレットの初期設定をドコモショップスタッフがサポートする 「初期設定サポート」が無料 ●電話番号案内「104」への通話料・番号案内料が無料 |
2020年12月から割引制度の改定があり、対象プランの割引額を従来の370円から1,370円へ増額。また「かけ放題オプション」、「5分通話無料オプション」についても700円割引となり、かなりお得です。
ハーティ割引は以下のいずれかの交付を受けている方が対象となります。
◎身体障がい者手帳 ◎療育手帳 ◎精神障がい者保健福祉手帳 ◎特定疾患医療受給者証 ◎特定疾患登録者証 ◎特定医療費(指定難病)受給者証 |
「ハーティ割引」は「ドコモ光セット割」との割引が併用可能です!
ドコモ光には「ハーティ割引」のような障がい者割引は用意されていませんが、
ドコモユーザーがドコモ光を使うと月々のドコモのケータイ料金が割り引かれる「ドコモ光セット割」を適用できます。
このドコモ光セット割は、ハーティ割引との併用が可能となっていますので、携帯電話をドコモにすれば、携帯電話と光回線も合わせてお得に利用できます。
auのスマイルハート割引
auでは「スマイルハート割引」というものが用意されています。
●基本料金 最大407円(税込)割引 ●通話料50%割引 ※注1)「スーパーカケホ」「スーパーカケホ(ケータイ)」は通話料割引対象外 ●SMS(ショートメール)送信料が最大50%割引 |
以下のいずれかの交付を受けている方が対象となります。
◎身体障がい者手帳 ◎療育手帳 ◎精神障がい者保健福祉手帳 ◎特定疾患医療受給者証 ◎特定疾患登録者証 ◎特定医療費(指定難病)受給者証 |
ソフトバンクのハートフレンド割引
ソフトバンクでは「ハートフレンド割引」というものがあります。
こちらは、新規で申し込みの場合、「基本プラン(音声)」に「ハートフレンド割引」を組み合わせることで割引が受けられます。
プラン | 基本料金 |
基本プラン(音声) | 1,078円 |
ハートフレンド割引 | -220円 |
割引適用後 | 858円 |
※新規受付を終了した旧プランの場合も対象になります。
その他、割引内容は以下のとおりです。
●オプションサービスの月額使用料を60%割引 |
ハートフレンド割引の加入条件
●個人契約であり、1人1回線であること ●以下のいずれかの交付を受けていること ◎身体障害者手帳 ◎療育手帳 ◎精神障害者保健福祉手帳 ◎特定疾患登録者証 ◎特定医療費(指定難病)受給者証 ◎特定疾患医療券 ◎自立支援医療受給者証(精神通院医療) ◎小児慢性特定疾病医療受給者証 ◎マル都医療券 ◎奈良県特定疾患医療費助成事業承認書 |
光回線の障がい者割引に関する口コミ
あ、あと、ネットや携帯も障害者割引がきく会社探せばある。auとUQWiMAXはある。ネットと電話代は格安simやルータ一括運用、電話はガラケーにするなどで月々の出費をかなり見直せる。私も大手キャリア+格安sim無制限+光回線で毎月2万近かっていた通信費が今半分に削減できてるし。
— カラスマ%ナチュラル・ボーン・うっかり (@KARASUMA13) September 22, 2017
nuro光にテレビや電話が付いてて、スマホも安くて分割払いできて、障害者割引もあって、DAZN契約しても高く感じないんだったら、或いは乗り換えるかも。但しタブレットの代金残高が0にならないと無理。有線と家庭内無線が同時に使えたら最高。
— 伊藤 透雪(Tohsetsu Itou) (@tohsetsu) December 29, 2018
6月、携帯会社の2年縛りが切れるので、新たな携帯会社さがしてます。
一番は光とセットの格安を考えているけど、田舎だしキャリアの方が色々と安心…
ということで大手3社の障害者手帳割引を調べてみたんだが、個人的にはauが1番有力かなー。
店に明日試算行き格安と比べて大差ない値段ならauにしよう— ろん@俺足族 (@hello_lady__) May 30, 2018
まとめ
いかがだったでしょうか。
障がい者割引は、自分で申し込みをしなければならないため、条件に該当する方が自動的に割引が受けられるわけではありません。中にはこういった制度を知らずに損をしている方もいるようです。割引の条件に該当する方はいつでも加入することができます。
障がい者割引を活用し、料金をお得に済ませましょう!
1位 auひかり
2位 ドコモ光
3位 SoftBank光