スマホひとつで始められるライブ配信アプリ。観るのも配信するのも身近になりましたが、いざ選ぼうとすると「種類が多すぎて、結局どれがいいの?」と迷ってしまいますよね。
しかもこの分野は入れ替わりが激しく、数年前に人気だったアプリがすでに終了しているということも珍しくありません。そこでこの記事では、2026年8月時点で各公式サイトを確認したうえで、主要なライブ配信アプリを目的別に整理しました。
視聴する側も配信する側も、自分に合ったアプリを見つけて楽しみましょう!
選ぶ前に知っておきたい、この数年で起きた3つの変化
大手が運営していても、終了することがある
かつて定番のひとつだったLINE LIVEは、2023年3月31日15:00をもってサービス提供を終了しました(LINE公式ブログ・公式お知らせで確認)。運営会社の規模や知名度は、サービスが続く保証にはならないということです。
アプリを選ぶときは、公式サイトやお知らせページが今も更新されているかを軽く見ておくと安心です。
「ライブ配信」と「動画投稿型オーディション」は別物になってきた
以前は「ライブ配信アプリ」とひとくくりにされていたサービスが、いまは方向性で分かれています。いつでも自由に生配信できるタイプと、動画を投稿してオーディションのランキングを競うタイプでは、日々の使い方がまったく違います。
後述するmystaは後者に近い形になっており、ここを取り違えると「思っていたのと違った」となりがちです。
報酬のしくみが「投げ銭のみ」ではなくなった
収益といえばギフト(投げ銭)を受け取った分だけ、というのが以前の常識でした。現在は配信時間や実績に応じた報酬制度を用意するアプリもあり、始めたばかりの人でも収入につながりやすい設計が広がっています。ただし報酬の条件・単価はアプリごとに異なり、改定もされます。必ず公式の最新情報を確認してください。
デビューやオーディションを目指したい人向け

「自分を全面にアピールしたい」「頑張っている姿をリアルタイムで応援したい」という方には、この系統が向いています。
17LIVE(イチナナ)

17LIVE(イチナナ)は台湾発祥のライブ配信アプリで、日本を含むアジア圏で広く使われています。運営は17LIVE株式会社です。
誰でも気軽に視聴・配信できる間口の広さが特徴で、歌・ダンス・お笑い・雑談・ゲーム実況まで配信内容は多種多様。配信者は「イチナナライバー」と呼ばれます。
公式サイトでは大型のリアルイベント(2026年7月には音楽フェス形式のイベントが開催されました)や、アプリ内イベントの案内も継続的に発信されています。PC配信向けの公式OBSツールも提供されており、スマホから本格配信まで段階的にステップアップできるのは大きな利点です。
17LIVE(イチナナ)を紹介した記事はこちら!
公式サイト:17LIVE
SHOWROOM(ショールーム)

SHOWROOM(ショールーム)は、アイドル・モデル・声優といったプロのタレントとコミュニケーションを楽しめる点が知られているライブ配信サービスです。
視聴者は「アバター」となり、ライブ会場のように配信者のステージを取り囲むように配置されるのが独特の体験。オーディション企画が定期的に開催されている点も、この系統ならではです。
スマホからもPCからも配信でき、タイトルとサムネイルを設定すれば配信を始められる手軽さがあります。参加できるオーディションの種類や条件は時期によって変わるため、挑戦したい方は公式サイトの募集情報をこまめにチェックしてください。
SHOWROOM(ショールーム)を紹介した記事はこちら!
公式サイト:SHOWROOM
mysta(マイスタ)
mysta(マイスタ)は、次世代のタレント発掘をコンセプトにしたサービスです。ここで重要な変更点があります。
現在のmystaは「動画を投稿してオーディションに参加する」ランキング型のアプリが中心で、ライブ配信機能(mysta LIVE)はイベントに参加している人が、そのイベントの開催期間中にのみ配信できるという位置づけになっています(公式のmysta LIVEページで確認・2026年8月2日時点)。期間が終わればライブ配信は開始できません。
また、18歳未満の配信者は22時以降のライブ配信ができないなど、年齢に応じたルールも明記されています。公式サイトのドメインも mysta.co.jp に変わっています。
つまり、「いつでも好きなときに雑談配信をしたい」という方には向きません。逆に、目標を決めてオーディションに挑戦したいという方には、動画投稿から挑戦できる分ハードルが低いともいえます。
mysta(マイスタ)を紹介した記事はこちら!
公式サイト:mysta
肩ひじ張らず、気軽に楽しみたい人向け
Pococha(ポコチャ)

Pococha(ポコチャ)はDeNAが運営するライブ配信アプリです。誰でも視聴・配信でき、ギフトで応援できる点は他と共通していますが、特徴は配信時間に応じた報酬のしくみにあります。
配信者にはランクが割り当てられ、ランクに応じた時間報酬が発生する設計。始めたばかりでも収入につながりやすいため、「まずは続けてみたい」という人と相性が良いアプリです。
また「ファミリー」と呼ばれる、ライバーとファンのコミュニティ機能があります。企画の相談や、コメント欄の見守りをリスナーと協力して行えるのは心強いところ。配信者が一人で荒らし対応まで抱え込まなくて済むのは、長く続けるうえで意外と大きな差になります。
※ランクや報酬の条件は改定されることがあります。最新の内容は公式サイトでご確認ください。
公式サイト:Pococha
LiveMe(ライブミー)

アジア発のアプリが多いなかで、LiveMe(ライブミー)はアメリカ発のライブ配信アプリです。日本のApp Storeでも配信が続いており、アップデートも重ねられています(2026年8月2日確認)。
アプリの雰囲気はグローバルで、世界各国の配信をのぞけるのが持ち味。無料で配信・視聴でき、ギフトを贈れる基本の流れは他のアプリと同じなので、乗り換えても戸惑いにくいはずです。
顔認識のエフェクトなど、映りを整える機能も用意されています。「何気ない日常をみんなでシェアして楽しむ」というコンセプトどおり、肩の力を抜いて使いたい方に向いています。
LiveMe(ライブミー)を紹介した記事はこちら!
公式サイト:LiveMe
ゲーム実況をしたい・観たい人向け
ゲーム実況も、編集した動画を投稿するスタイルからリアルタイム配信が主流へと移りました。腕前を見せたい方、上手い人のプレイを眺めたい方はこちらです。
Twitch(ツイッチ)

Twitch(ツイッチ)は、Amazon傘下のゲーム実況に強いライブ配信サービスです。ゲーム配信というと高価な機材が必要に思えますが、スマホアプリからでも配信を始められます。
日本語の配信も多く、VTuberの利用も定着しました。他サービスとの同時配信(マルチ配信)に対応するツールも増えており、「まずTwitchで慣れて、あとから配信先を増やす」という進め方がしやすいのも利点です。
Twitch(ツイッチ)を紹介した記事はこちら!
公式サイト:Twitch
BIGO LIVE(ビゴライブ)

BIGO LIVE(ビゴライブ)はシンガポール発のライブ配信アプリです。トーク・ダンス・歌といった定番のほか、ゲーム配信の枠が用意されているのが特徴で、海外ユーザーの実況をのぞける国際色の強さがあります。
「英語ができないと楽しめないのでは」と身構えるかもしれませんが、ゲーム配信は眺めているだけでも十分に楽しめますし、称賛はギフトで伝えられます。複数人が同時に配信に参加できる機能もあり、友人同士で盛り上がる使い方もできます。
BIGO LIVE(ビゴライブ)を紹介した記事はこちら!
公式サイト:BIGO LIVE
すでに終了したサービス:LINE LIVE
この記事では以前、LINE発のライブ配信アプリLINE LIVE(ラインライブ)も紹介していました。しかし前述のとおり、LINE LIVEおよびLINE LIVE-VIEWINGは2023年3月31日15:00をもってサービス提供を終了しています。アプリの新規ダウンロードはそれに先立ち2023年2月28日で停止されました。
終了理由は「インターネット市場の変化に伴う経営資源の集中」と公式に説明されています。いま新たに使い始めることはできませんので、他のアプリからお選びください。
目的別に並べるとこうなる
| やりたいこと | 候補になるアプリ | 選ぶときの注目点 |
|---|---|---|
| デビュー・オーディションに挑戦したい | 17LIVE/SHOWROOM/mysta | オーディションの開催頻度と応募条件 |
| 雑談中心で気軽に続けたい | Pococha/17LIVE/LiveMe | 配信時間に応じた報酬があるか |
| ゲーム実況をしたい・観たい | Twitch/BIGO LIVE | PC配信への対応と同時配信のしやすさ |
| 海外のユーザーとつながりたい | BIGO LIVE/LiveMe | 日本語話者の多さとのバランス |
| まずは観る側で雰囲気を知りたい | どのアプリでも可 | 会員登録なしで視聴できる範囲 |
※料金・機能・報酬条件・年齢制限は変更されることがあります。表は選び方の目安としてご覧いただき、最終的な確認は各公式サイトでお願いします。
配信する側なら、通信環境も一緒に見直しておく
意外と見落とされがちなのが回線です。ライブ配信で効いてくるのは、ダウンロードではなく「上り(アップロード)」の速度と安定性。配信映像は自分の端末から送り出すものだからです。
下り速度だけを見て「うちは速いから大丈夫」と判断すると、いざ配信を始めて映像がカクついたり、途中で切れたりすることがあります。とくにモバイル回線は上りが弱くなりやすく、時間帯や場所でも変動します。
長時間の配信を予定しているなら、自宅は固定回線+できれば有線接続、外出先ではあらかじめ短い時間でテスト配信をしておく。これだけでトラブルはかなり減らせます。データ通信量も一気に増えるので、契約中のプランの上限もあわせて確認しておきましょう。
これから始める方からよくいただく質問
Q. 顔を出さずに配信することはできますか?
アプリによって扱いが異なります。ラジオ感覚の音声中心の配信やアバターを使った配信を認めているサービスもあれば、顔出しを前提にした企画が多いサービスもあります。始める前に、そのアプリの規約とイベント要項を確認してください。
Q. 未成年でも配信できますか?
年齢制限や保護者の同意、配信できる時間帯のルールはアプリごとに定められています。たとえばmystaでは、18歳未満の配信者は22時以降のライブ配信ができないと明記されています。ルールは各アプリの公式ページで必ず確認してください。
Q. どのくらいで収益が出ますか?
ここは正直にお伝えすると、アプリと本人の活動量しだいとしか言えません。時間報酬のあるアプリなら早い段階で少額の収入につながることもありますが、条件も単価も改定されます。「◯か月で◯円」といった断定的な情報は鵜呑みにせず、公式の報酬説明を読むことをおすすめします。
Q. 使っていたアプリが終了したら、投入したコインはどうなりますか?
LINE LIVEの例では、資金決済に関する法律にもとづき、購入済みで未使用の残高について払い戻しの手続きが案内されました。ただし無償で入手した分は対象外とされるなど条件があります。終了の告知が出たら、案内を最後まで読んで期限内に手続きすることが大切です。
まとめ
ライブ配信アプリは、コメントやギフトで配信者を応援できるという基本こそ共通しているものの、雰囲気・報酬のしくみ・オーディションの有無・年齢のルールはアプリごとに大きく違います。
そして、この分野は動きが速い世界です。LINE LIVEのように大手でも終了することがあり、mystaのようにサービスの性格そのものが変わることもあります。この記事の内容も2026年8月2日時点の確認にもとづくものですので、実際に始める前には各公式サイトで最新の情報をご確認ください。
ぜひ自分に合ったライブ配信アプリを見つけて、無理のないペースで楽しんでくださいね。
