一時期、日本のネットワークを支えていたサービスである、NTT東日本の光ブロードバンドサービス「Bフレッツ」は2020年に終了しています。光回線など次世代の高速ネットワークサービスへの移行として当時はかなり話題になりました。2006年から新規申し込みの受付は停止していましたので、14年間はサービスを維持したことになります。最終的には、利用者の減少や保守物品の枯渇とのことですが、既定路線だったと言えるでしょう。
 後続サービスの「フレッツ光ネクスト」などへの移行を呼び掛け、サービス移行工事費も無料にする そうです。


そもそもBフレッツってなに?

Bフレッツは今から17年前の2001年に、NTT東日本とNTT西日本でスタートした光ブロードバンドサービスです。
通信速度は下り最大100Mbps。
今でこそ「光回線でそれは遅すぎじゃない!?」と思ってしまいそうですが、これでも当時は家庭向けでは世界最高速だったんですよ。

当時のほかの通信回線と通信速度や料金制度を比較すると、Bフレッツがどんなに優れていたかがわかると思います。

2001年頃のネット回線通信速度料金制度
Bフレッツ(光回線)最大100Mbps定額制
ADSL最大50Mbps定額制
ISDN(ダイアルアップ接続)最大64kbps従量制

当時はダイアルアップ接続からADSLに移行していた時代。
ADSL以上の高速通信を実現する「光回線」が定額で利用できるというだけで夢のようなサービスでした。
(ちなみに我が家は長らくダイアルアップ接続でテレホーダイも契約していなかったので、インターネットはめったに使わせてもらえませんでした・・・。)

どうしてBフレッツは終了するの?

2000年代の前半は、Bフレッツのような光ブロードバンドサービスのウケが良かったのですが、日進月歩のインターネットの世界では、次々にもっと速く・もっと安く・もっとつながりやすいサービスが生み出されていきました。

2018年4月現在、光回線はさらなる進化を遂げ、10Gbpsという超高速通信が家庭用に定額で利用できるような時代になりました。
このご時世で、だれが好んで通信速度の遅いサービスを利用するでしょうか?

追い打ちをかけるように『保守物品の枯渇が見込まれる』ということもあり、NTT東日本はBフレッツのサービス終了に踏み切ったそうです。
(上記のADSLはまだ現役で利用できます。料金が安いので一定の需要はあるようです。ちなみにテレホーダイもまだ利用できます。)

Bフレッツの終了に伴い、57,000件程度の回線が影響を受けるそうです。
もう5万件しか残っていないのなら、終了もやむなしという感じはしますね。

フレッツ光ネクストは乗り換え先としてどうなの?

NTT東日本はBフレッツに加入している方に対して、フレッツ光ネクストを乗り換え先として推奨しているようです。
もちろん、サービス移行工事費は無料です!

移行先のフレッツ光ネクストですが、おすすめなのはギガタイプになります。
「フレッツ 光ネクスト ギガファミリー/ギガマンション・スマートタイプ」なら、通信速度は下り上り両方とも最大1Gbpsになります。

Bフレッツと同様プロバイダに加入する必要があるので、これを機にお得なキャッシュバックキャンペーンを実施しているプロバイダと契約することをおすすめします。

気になる月額料金は以下の通りになります。

【戸建て】

フレッツ光月額利用料 : 実質4,600円
プロバイダ月額料金 : 500円~
月額合計 : 実質5,100円~

※Bフレッツから移行する場合、工事費無料。新規申し込みは別途契約料800円。
※オプションサービスやレンタル機器利用の場合、別途料金がかかります。

【集合住宅】

フレッツ光月額利用料 : 実質2,950円
プロバイダ月額料金 : 500円~
月額合計 : 実質3,450円~

※Bフレッツから移行する場合、工事費無料。新規申し込みは別途契約料800円。
※オプションサービスやレンタル機器利用の場合、別途料金がかかります。

まとめ

今回、Bフレッツのサービス終了についてお知らせしました。
今後はフレッツ光ネクストに移行するか、おもいきってauひかりホームに切り替えて、業界最速の10ギガ回線を楽しむのもいいと思います!

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