楽天が携帯キャリアへの参入を検討しているとのことです!
まだ検討段階らしいので、実際に実現するのか、楽天モバイルはどうなるかなどは不明ですが、
少し内容を見ていきましょう。
楽天が第4の携帯キャリアへ?
12月14日に、一部メディアで楽天が携帯キャリア事業へ参入するという記事が掲載されていました。
その後、楽天から記事内容は自社から発表したものではないが、携帯キャリア事業への参入自体は検討中であるとの、正式なコメントが発表されました。
メディアが掲載していた記事によると、2018年1月に総務省が行う携帯電話向けの電波取得の新規割り当てに申請し、携帯電話事業を行う会社を設立、2019年度中に携帯電話サービスを開始し、2025年までには最大6,000億円を調達して基地局などの設備投資を行うとのことでした。
楽天モバイルはどうなる?
(参考元:http://androidlover.net/rakuten-mobile-speed)
楽天は2014年にMVNO事業に参入し、「楽天モバイル」としてサービスを提供してきました。
私たちユーザーからすると、MVNOのサービスだと月額料金が安くて便利ですよね?
しかし、MVNO側からすると利益を上げにくい仕組みになっています。
というのも、MVNOはキャリアから回線を借りているので、接続料をキャリアへ支払わなければならないんです。
楽天モバイルの場合だとdocomoの回線を間借りしてサービスを提供しているので、最終的には儲けの中から回線の間借り分をdocomoへ支払う必要があるということですね。
しかし、キャリアになるのもなかなか大変です。
というのも、キャリアは自社の基地局を日本全国に設置しているので、新規で参入する場合には一から設置作業を進めていかなければなりません。
となれば、当然費用がかさむので、従来の3キャリア並みの月額料金になる可能性もあります。
いままで楽天モバイルによって格安のイメージが出来上がっているだけに、キャリア事業へ参入した場合に、月額料金が値上がってユーザーが離れていってしまわないかが問題となりそうです。
あるいは楽天モバイルを残し、別の方法でキャリア参入を目指すのかもしれません。
フリーテル買収は布石だった?
楽天は今年の9月、プラスワン・マーケティングの格安スマホ事業である「フリーテル」の買収を発表しました。
しかし一方で、買収後も「フリーテル」ブランドは残していく方針も示していました。
楽天のフリーテル買収は下記記事で解説しています。
格安スマホ「FREETEL」を楽天が買収!FREETELからの転出・解約方法は?
フリーテルの買収はこのためだったのかもしれませんね。
つまり、MVNO事業である楽天モバイルをフリーテルにすべて委譲することで、楽天=格安スマホというイメージを払拭させ、将来的には「docomo、au、ソフトバンク、楽天」と3キャリアに並び立つような、携帯キャリアとしての楽天ブランドを目指しているのかもしれません。
今思えば、フリーテル買収も布石にすぎなかったのかもしれません。
まとめ
今回は、楽天が携帯キャリア事業へ参入を検討しているということについて解説しました。
今後、楽天はキャリア3社に並び立つ存在となるのか、楽天モバイルはどうなるのか、また参入した際には月額料金がどのくらいになるのか、まだまだ気になることがたくさんありますね。
今後の楽天の動向に注目しておきましょう!