WiMAXのポケットWiFi端末といえば、よく挙がる機種が3つあります。
それがW04、WX03、W03の3機種です。
今回、WiMAXの上記3機種の中で1番先に販売されたW03というポケットWiFi端末に注目していきます。
WiMAXの最新機種であるW04や、WXシリーズの最新機種であるWX03と比較し、W03の特徴を確認します。
それと同時に、W03を選ぶと絶対に損してしまう理由についても解説していきます。
※本記事は2017年11月1日の「WX04」発売前の時点での内容ですのでご注意ください。
W03とは?WiMAX最新機種と比較してみよう!
まずはWiMAXのポケットWiFi端末W03のスペックを確認しましょう。
(参考元:https://gmobb.jp/wimax/device/w03/)
【製品名】W03
【サイズ】横120×縦62×幅11.4㎜
【重さ】約127g
【同梱物】microUSBケーブル、取扱説明書、保証書等
【通信速度】
受信
WiMAX2+&4GLTE:最大370Mbps
WiMAX2+CA:最大220Mbps
4GLTE:最大225Mbps
送信
WiMAX2+CA:最大10Mbps
4GLTE:最大25Mbps
【連続通信時間】最大約12時間
W03と他のWiMAXポケットWiFi端末とのスペック比較表を見てみましょう。
WiMAXルーター | W04 | WX03 | W03 |
---|---|---|---|
発売日 | 2017年2月17日 | 2016年12月1日 | 2016年7月1日 |
WiMAX2+(通常回線) | ○ | ○ | ○ |
auLTE(高速回線) | ○ | - | ○ |
下り最大通信速度 (WiMAX2+) | 558Mbps | 440Mbps | 220Mbps |
下り最大通信速度 (auLTE) | 708Mbps | - | 370Mbps |
連続通信時間 | 約9時間 | 約7時間 | 約10時間 |
重量 | 約140g | 約110g | 約127g |
アンテナ付きクレードル | - | ○ | - |
W03は2016年の7月に発売されました。
W03の通常回線の最大通信速度は、370Mbpsです。
これはW03の発売当初には最速として注目されましたが、現在ではWX03やW03の後継機であるW04の方が、通信速度が速いので注目されています。
一方で、W03は4GLTE回線が利用でき、その機能は後継機のW04へと引き継がれています。
さらに、連続通信時間は最新機種よりも長くなっています。
以上の特徴について、次章で詳細を確認していきましょう。
W03の特徴からわかるメリットとデメリット
【メリット】連続通信時間が最大約10時間
発売された順番でいうと、W03は3機種の中で1番古いポケットWi-Fi端末になります。
(とはいえ、1番新しいW04の発売までわずか8か月ですが。)
W04やWX03よりも古いポケットWiFi端末ですが、連続通信時間はW03が最も長い約10時間です。
つまり、WiFiを起動させた状態で、約10時間も充電なしに利用できるということです。
これはとくに、すぐに充電することのできない環境や、主に外回りの多い方にとって大変重宝するのではないでしょうか。
もっとも最近では、スマホやポケットWiFiの普及にともなって、気軽に充電できるスペースや飲食店も増えてきていますし、パソコンやモバイルバッテリーから充電することでも解決できるので、他機種と比較したときに圧倒的なメリットであるとも言い難い面でもあります。
【デメリット】370Mbpsはもはや高速ではない
W03が登場した当初、370Mbpsは高速でしたが、その後登場したWX03やW04の通信速度は標準のWiMAX2+回線で440Mbpsでした。
さらに一部エリアからの展開となりますが、W04は最大下り通信速度が708Mbps、標準でも558Mbpsで利用できるようになります。
したがって、W03の通信速度はもはや高速とは言えないでしょう。
もちろん、実際に利用する際には60Mbpsもあれば十分なので、W03がまったく使いものにならないというわけではありませんが、現在の主流として440Mbpsは欲しいところです。
【デメリット】そもそも370Mbpsで利用するには別途1,005円の課金が必要
W03の最大通信速度370Mbpsは、4GLTE回線を利用した「ハイスピードエリアプラスモード」を起動した場合にのみです。
そしてハイスピードエリアプラスモードを利用するには月額料金とは別途1,005円の追加課金が必要です。
一方、W04やWX03では追加課金の必要ない、通常の利用ですでに370Mbpsをはるかに上回る通信速度が出ます。
したがって、通速度の面でW03を選択するメリットは皆無といえるでしょう。
【メリット】プロバイダのキャッシュバック金額はW03>W04
WiMAXのポケットWiFiは、プロバイダから申し込むと各社の展開しているキャンペーンや特典により、トータルの利用金額が安くなる場合があります。
WiMAXを取り扱っているプロバイダのうち、現在までも高額キャッシュバックを展開していることでおすすめされているGMOとくとくBBから申し込んだ場合、W03のキャッシュバック金額は31,000円です。
一方、最新機種のW04だとキャッシュバック金額は30,200円です。
ただし、W03を選択してしまうと、総合的にゼッタイ損をしてしまいます。
この点に関する詳細は次章で解説します。
以上のことをまとめると、
【W03のメリット】
- バッテリーがタフ
- キャッシュバック金額が少しだけ高い
【W03のデメリット】
- 課金しても、W04の通常回線の通信速度よりも大幅に遅い
- W03の特徴とメリット・デメリットを確認できたところで、次にW03を選ぶとゼッタイ損してしまう理由を見てみましょう。
W03はおすすめできない!ゼッタイ損してしまう理由
W04やWX03の方が通常回線の最大通信速度が速い
W04やWX03が課金なしで最大通信速度440Mbps以上であることに対して、W03は課金しても最大通信速度370Mbpsです。
もちろん、W03の通信速度でもある程度は十分に利用できると思います。
しかし、通信速度が遅くて困ることはありますが、速すぎて困るということはありません。
今後の利用を考えたとき、通信速度が速いものを選んでおいて後悔することはゼッタイにありません!
一度でもハイスピードエリアプラスモードを利用したら、キャッシュバックの意味がなくなる!
WiMAXは、販売の大元であるUQ WiMAXで購入するよりも、販売代理店であるプロバイダで申し込んだ方が、さまざまな特典が付いておトクになります。
とくに高額キャッシュバック特典を用意してるプロバイダを選べば、2年間のトータル利用金額を安く抑えることができます。
本サイトの比較したところによると2017年10月現在、キャッシュバック金額が高く、しかも受け取り方法が比較的カンタンであることから、GMOとくとくBBからWiMAXに申し込むことをおすすめしています。
WiMAXの特徴は、ポケットWiFiの端末代金、端末送料、GMOとくとくBB入会金が全て無料で、事務手数料3,000円と、ギガ放題あるいは通常プランの月額料金、さらにハイスピードエリアプラスモードを利用した月のみ追加料金が発生します。
とくとくBBから申し込んだ場合、選択した端末ごとにキャッシュバック金額が異なります。
とくとくBBからW03を申し込んだ場合、キャッシュバック金額は31,000円です。
一方、最新機種のW04だと、キャッシュバック金額は30,200円になります。
つまりW03を選択すると、W04よりもトータルで800円おトクになるという計算になります。
しかしW03を利用する場合に、追加料金が必要になるハイスピードエリアプラスモードを絶対に使わないと断言できるでしょうか?
W03の通常回線の通信速度は220Mbpsです。
2年間の契約期間の中で、通信速度や利用エリアの都合から、ハイスピードエリアプラスモードを利用するという機会が1度くらいはあるのではないでしょうか。
W03のキャッシュバック金額がW04より800円高くても、W03の契約期間中に1度でもハイスピードエリアプラスモード(月1,005円の追加料金)を利用してしまうと、逆にW03の方が200円ほど損してしまいます。
もちろん、目先に利益で考えるのならばW03にして、わずかでも高いキャッシュバックをもらった方がいいと思うかもしれません。
しかし、たった800円多くもらえるだけで、通信速度の遅い旧型の端末を利用するというのは、ゼッタイに損する非常にもったいない方法です。
それよりも、キャッシュバック金額は800円ばかり少ないかもしれませんが、通信速度が非常に速く、端末も最新型のW04を選択した方が、ゼッタイに後悔しない選択であるといえるでしょう。
まとめ
今回、WiMAXのポケットWiFiW03について、メリット・デメリットやW03を選ぶべきでない理由について解説しました。
WiMAXを本当におトクに利用したい方やゼッタイに損をしたくない方は、目先のキャッシュバック金額の数百円の差に騙されず、しっかりと端末のスペックや通信速度から判断して、端末を選びましょう。
申込む場合はGMOとくとくBB公式サイトから行い、W04という端末を選択して、おトクに便利なポケットWiFiをいつでもどこでも活用しましょう。