ポケットWiFiの防水対策は必要?

WiMAXなどのポケットWiFiは、スマートフォンや携帯電話と同じ精密機器。そのため、外に持ち歩く際は水没や水濡れなどに注意しなければなりません

外出先でポケットWiFiを取り出したり、荷物を整理しているときにうっかりトイレや洗面所の中に落としてしまったり、豪雨などで激しく水濡れしてしまうと大変です!

ここでは、ポケットWiFiに防水対策を行う必要性、防水対策のメリットのほか、水没した場合の対策方法を紹介します。



ポケットWiFiは水に非常に弱い!

ポケットWiFiは基本外に持ち運ぶものなので、バッグやポケットに入れたままにしていることがほとんどですが、急な雨やアクシデントによって水をかぶってしまうなんてこともあるかと思います。

ポケットWiFiは精密機器のため、スマートフォンなどと同じく水には非常に弱い構造になっています。

表面が濡れる程度の軽いものなら拭いて乾かせば大丈夫ですが、問題は端末の内部に入り込んでしまうほどの水没です。

表面だけ乾いたとしても、端末内部の水はすぐに乾きません。そして端末内部が濡れた状態で電源を入れると、回路がショートして正常な動作ができなくなってしまいます。

そういった水没による故障を防ぐためにも、ポケットWiFiにはしっかりとした防水対策をしましょう。

ポケットWiFiを防水対策するメリット

災害時でも安心して使うために

ポケットWiFiは、外に持ち出して使うことで、いつでもどこでもWi-Fiに接続できる便利な機器です。特に、WiMAXのような携帯電話とは別の回線を使用しているポケットWiFiは、災害時にも強さを発揮します。

洪水や豪雨、津波などの災害時は、連絡を取ろうとする人が集中して電話回線が混雑するため、なかなか繋がらないという問題が発生しますよね。

ですが、電話回線と別の回線を使用しているポケットWiFiであれば、混雑を回避することができるため、緊急時でも連絡がつきやすくなります。

また、ポケットWiFiの中には携帯電話やスマートフォンなどと同じ周波数帯域のほかに、電波干渉の少ない5GHzの帯域が使えるものもあります。

こちらも混雑しにくく通信速度が速いため、WiMAXと同様に災害時でも力を発揮してくれます。

しかし、どんなに便利なものでも水漏れで壊れてしまえば無意味なものとなってしまいます。

つまり、不意の事故や災害に備えるという意味でも、ポケットWiFiの防水対策は必要不可欠なのです。

余計な出費を抑えるために

水漏れで故障すれば、当然修理に出しますよね。一度だけならまだしも、何度も故障したり、場合によっては買い替える必要があるとなると、余計な出費がかさんでしまいます。

ポケットWiFiに防水対策を行っておけば、故障するリスクを一つ減らせるわけですし、結果的に余計な出費を抑えることができます。

節約したい!長く使いたい!と思うのでしたら、多少お金はかかっても防水対策はしっかりと行いたいところですね。

ポケットWiFiの防水対策方法

防水用の専用ケースを購入する

ポケットWiFiにおける最大の防水対策は、端末を濡らさないようにすることです。

当然、ポケットWiFi本体への防水対策方法はありませんが、防水ケースに入れるという方法があります。

DAISO(ダイソー)やCan Do(キャンドゥ)などの100均にはスマートフォン用の防水ケースが販売されています。サイズ感もポケットWi-Fiがちょうど入る大きさであることが多く、防水対策になります。

防水ケースを使うことで突然の雨や水濡れにも対応しやすくなりますし、持ち運びやすくなるという利点もあります。雨の多い季節には特に防水用のケースが活躍しますので、使いやすいものを一つ手に入れておくと良いでしょう。

タッパーやジップロックに入れる力業も

今すぐ防水ケースが用意できないという場合は、市販のタッパーやジップロックでも代用可能です。その際は、口がしっかりと閉まるものがベストです。

ただし、本来の用途とは異なる使い方なので完全な水没には対応していません。水の中に沈めると口が開いたり、隙間から水漏れする危険性は十分考えられますので注意が必要です。

「しっかり閉まってるから大丈夫」と過信せず、あくまで一時的な応急処置として使用しましょう。

紹介した防水対策については、袋に入れる方法であるため、熱がこもりポケットWi-Fiの放熱ができなくなる可能性があります。夏季には余計に熱がこもり本体に負担がかかってしまうので、注意が必要です。

保障オプションに契約する

水没してしまった時の修理保証をしてくれるプランも各プロバイダから展開がされています。ポケットWi-Fiの端末保障オプションは月額制であり、プロバイダごとに料金と保障条件が異なるので、確認をしてみると良いでしょう。

UQ WiMAXの場合、自然故障の際、契約1年目は無料での修理がされます。2年目以降と水漏れの修理はプラン加入で初回3,630円(税込)、2回目5,830円(税込)での修理になります。

保障プランに入っていない場合はすべて自費になってしまい、端末の買い替えになってしまうと数万円かかってしまうので心配な方は加入をお勧めします。

もし水没してしまったら…

どれだけ完璧に防水対策をしていても水没させてしまうことはあります。では、誤って水没させてしまったときはどうすればよいのでしょうか。対処策を見ていきましょう。

完全に乾燥するまで電源を入れない

最初に紹介したとおり、水濡れを起こした端末は端末内部に水分が残ったまま電源を入れると故障に繋がりかねません。内部まで完全に乾かしてから電源を入れるようにしましょう。水没させてしまった際には慌てて電源がつくのか気になり、電源を入れたくなってしまうかもしれませんが、故障の原因になってしまうので電源を入れて確かめるのはやめましょう。

もちろん、充電をするのもNGです。電源を入れることと同様にショートの原因になりますので絶対にやめましょう。

本体表面についた水分を拭き取るのはもちろん、バッテリーを抜き出せるタイプの端末であればバッテリーを抜き取り、バッテリーを入れる部分のフタを開けたまま数日間放置して、しっかり乾燥させましょう。バッテリー以外にもSIMカードなどの外せるものがある場合には、すべて外して乾燥させましょう。

ドライヤーの熱風を当てて乾燥させようと考える人もいるかもしれませんが、ドライヤーを近づけすぎると熱による故障を起こす可能性があるので、あまりおすすめできません。ドライヤーを使用するのであれば冷風を使いましょう。

ネット回線の先生ネット回線の先生

ジップロックに乾燥剤を入れて除湿の感覚で乾燥させる方法もあります。 乾燥剤の代わりにを入れるという荒業もあるようです!(その際は端末の隙間に米の破片が入らないように注意!)

保障オプションに契約する

自分ではどうにもならない場合、契約先のプロバイダに連絡をしてみてください。水濡れなどの故障については、機種の状態や故障の程度に応じて対応が変わります。

利用開始から14日が経っていなければ、サポートセンターで対応してもらえますが、14日を過ぎていればauショップなどの窓口に修理依頼を行うことになります。

ただし家電量販店などに入っている簡易的なauショップでは対応ができないので、必ず直営の店舗に相談するようにしてください。

プロバイダのサポートセンターやお客さまセンターに連絡し、機種の状態や契約状況を確認してもらえば、それぞれの修理依頼先に案内してもらえます。

プロバイダへ連絡・相談をする

自分ではどうにもならない場合、契約先のプロバイダに連絡をしてみてください。水濡れなどの故障については、機種の状態や故障の程度に応じて対応が変わります。

利用開始から14日が経っていなければ、サポートセンターで対応してもらえますが、14日を過ぎていればauショップなどの窓口に修理依頼を行うことになります。

ただし家電量販店などに入っている簡易的なauショップでは対応ができないので、必ず直営の店舗に相談するようにしてください。

プロバイダのサポートセンターやお客さまセンターに連絡し、機種の状態や契約状況を確認してもらえば、それぞれの修理依頼先に案内してもらえます。

場合によっては機種変更も視野に

契約から1年が経過しているポケットWiFiは、無償修理の対象にはならず有償修理になってしまいます。特に水濡れや水没が原因となる故障は、部品の交換などが必要になるために、予想以上に費用がかかるおそれも。

そうなった場合は、無理に修理をせず機種変更をして新品のものに変更してしまったほうがお得かもしれません。SIMカードを差し替えるだけですぐに使える「白ロム」の購入も検討したいところです。白ロムは端末の中のSIMカードを差し替えるだけですぐに使えるので、修理を待つ手間が省けます。

また、ポケットWiFiそのものを一度解約して別の事業者のプランに乗り換える方法もあります。場合によっては乗り換えのほうが効率的なので、必要に応じて修理以外の方法も検討してみてください。

ポケットWiFiの防水対策に関する口コミ

まとめ

ポケットWiFiは水に弱い性質を持っているため、外だけではなく室内でも水濡れへの対策が欠かせません。きちんと防水対策を行っておけば、端末を長く使い続けることができますし、思わぬアクシデントに遭遇しても水漏れを防ぐことができます。

また、水没させてしまった時、大半の人はパニックになって慌てて電源を入れがちです。水没した時こそ落ち着いて、冷静に対処できるようにしていきたいですね。

ぜひ今回の記事を参考にして、もしもの時に備えて防水対策していきましょう!

ネット回線の先生ネット回線の先生

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