光回線の工事について詳しくご紹介!

光回線の開通工事は、電柱から光ファイバーを自宅に引き込み、壁に光コンセントを付けて、ONU(回線終端装置)をつなぐまでの作業です。作業は業者が行い、利用者は立ち会うだけで、所要時間はマンションで30分〜1時間、戸建てで1〜2時間ほどが目安になります。

とはいえ「壁に穴は開くの?」「費用はいくら?」と不安な人も多いはず。ここでは工事の中身をマンションと戸建てに分けて説明し、2026年に変わった工事費の最新事情や、当日までの準備もまとめています。


光回線の工事でやること

基本的な光回線工事の内容は次の通りです。

電柱から光ファイバーケーブルの引き込み

電柱に通っている光ファイバーを利用するためのケーブルを、室内に引き込む工事を行います。電柱から距離がありすぎる場合などは、工事ができないこともあるので注意が必要です。

なお、工事ができないことが現場確認後に判明するケースもあります。

室内への光コンセントの設置

外から引き込んだ光ケーブルを室内で使うためには、光コンセントと呼ばれる差込口が必要です。

一般的なコンセントと同じように室内の壁面に設置します。アパートなどですでに光コンセントがある場合は、引き込み工事をしなくてもケーブルが届いている可能性が高いといえます。

接続機器(ONU・ホームゲートウェイ)の設置

光コンセントの設置が終わったら、ONUまたはホームゲートウェイを設置します。

光回線でインターネットに接続するには、「ONU」とも呼ばれる光回線終端装置や、ルーター機能を備えたホームゲートウェイといった接続機器が必要です。

ONUまたはホームゲートウェイを光コンセントに接続し、光回線が開通しているかのテストを行います。開通が確認できれば、工事は終了です。

住宅のタイプ別!光回線工事の詳細内容

マンション(集合住宅)タイプ

集合住宅では、すでにマンションまで光回線が引いてある場合と、そうでない場合があります。

回線が建物まで来ている場合でも、各部屋に引き込む工事は必要になることが多いので、覚えておきましょう。

電話配線用の配管を利用して共用スペースから室内までケーブルを引き込み、壁面に光コンセントを設置すれば利用できるようになります。工事にかかる時間は30分~1時間ほどが目安です。

一方、マンションにまだ回線が引き入れられていない場合は、先に共用スペースへ光回線を引き込む必要があります。最寄りの電柱から光ケーブルを引き込み、電話配線用の配管を利用して室内までケーブルを通すのが一般的な流れです。

すでに引き込まれている場合に比べて作業が多くなるため、最低でも1時間、場合によっては1時間半ほどかかることもあります。

配線のしかたには、既存の電話回線を利用する「VDSL方式」や、LANケーブルで共用スペースから各部屋に配線する「LAN配線方式」、各部屋まで光ファイバーを通す「光配線方式」などがあります。

どの方式になるかは建物の構造で決まり、事業者側で判断してくれるので心配はいりません。ただしVDSL方式は最大100Mbps程度にとどまるため、速度を重視する人は申し込み時に建物の配線方式を確かめておくと安心です。

戸建てタイプ

戸建ての場合は、最寄りの電柱から自宅へ光ケーブルを引き込む作業から始まります。電柱から伸ばしたケーブルを、外壁などに沿って引き留め用の金具で固定しながら配線します。

続いて、電話用配管やエアコンダクトなどの配管を利用して室内へ引き込むのですが、場合によっては壁に1cm程度の穴を開けることもあります。

あとは室内の壁に光コンセントを設置し、ONU(回線終端装置)と接続すれば完了です。作業時間は事業者によって異なるので、気になる方は事前に確認しておきましょう。

速いところだと1時間程度で終わりますが、2時間ほどは余裕を見ておくと安心です。電柱の位置が遠いと、引き込みに時間がかかることもあります。時間のかかる作業は屋外の部分なので、その間ずっと作業員が家の中にいるわけではありません。

作業員の人数は、マンションタイプが1〜2人、戸建てタイプは基本的に2〜3人で作業することが多いです。

工事に立ち会いは必要?

光回線の工事では、基本的に立ち会いが必要です。

屋外工事と屋内工事があり、1日で完了する場合もありますが、状況によっては複数回に分かれることもあります。

工事はすべて専門業者が行ってくれるので、自分で何かを作業する必要はありません。ただし、作業後に開通確認のチェックがあるため、立ち会い工事と言われたら、その日は必ず予定を空けておきましょう。

工事費は2026年に値上がりが相次いでいる

「光回線の工事費は2万円前後」と覚えている人は、いちど今の金額を見直しておきましょう。2026年はNTT東日本・ドコモ光・ソフトバンク光が相次いで工事費を改定しています。主な回線の、屋内配線を伴う標準的な新規工事の金額は次のとおりです(税込・2026年9月時点)。

光回線新規の開通工事費補足
フレッツ光(NTT東日本)22,000円NTT東日本の公式サイトから申し込んだ場合。それ以外の窓口からは2026年7月以降23,100円。屋内配線が不要なら11,660円、自分で機器を設置する無派遣工事は3,300円
ドコモ光(タイプA/B/単独)28,600円2026年6月1日以降の申込分から改定(屋内配線なしは18,260円)。同額のdポイントを利用開始7か月後から24か月に分けて進呈する特典あり
ソフトバンク光31,680円2026年6月1日に改定。分割払いの額を毎月割り引いて相殺するキャンペーンあり

多くの回線が「工事費実質無料」をうたっていますが、中身は工事費をいったん請求し、同額を毎月の割引やポイントで2〜3年かけて返す仕組みです。途中で解約すると、まだ返ってきていない分の残りを一括で払うことになる点は押さえておきましょう。

また、土日・祝日の工事は追加料金(フレッツ光・ドコモ光とも3,300円)がかかり、多くの場合「実質無料」の対象外です。平日に休みを取れるなら、そのほうが出費は抑えられます。

工事ができないケースもあるので注意

光回線は高速で便利ですが、残念ながら利用できないケースもあるので押さえておきましょう。例えば次のような場合です。

  • 光ファイバーが自宅の近くまで来ていない
  • 電柱から自宅までの距離が遠い
  • 建物の構造上、配線スペースを確保できない
  • 集合住宅で管理会社・大家さんの許可が取れない

光回線は、光ファイバーが整備されている場所でしか利用できません。都市部ではほとんどの地域が対応していますが、山間部など一部では未対応のエリアも残っています。

なお、かつて広く使われていたADSLは、すでに提供を終了しています(NTTの「フレッツ・ADSL」は2023年1月末、ソフトバンクの「Yahoo! BB ADSL」は2024年3月末に終了。※一部の未提供エリアで終了時期が延期された例もあります)。

そのため、光回線が引けない場合の代わりとしては、ケーブルテレビのインターネットや、工事不要のモバイル回線(ホームルーター・WiMAXなどのポケット型Wi-Fi)を検討するのが現実的です。

また、工事の大半は屋外での作業なので、ひどい嵐など作業が難しい天候の日は延期になることもあります。

工事で気をつけたいこと

賃貸の場合は「原状回復義務」に注意

賃貸住宅に住んでいる方は、工事の注意点として「原状回復義務」を押さえておく必要があります。これは、退去する際に部屋を入居時と同じ状態に戻さなければならないという契約上のルールです。

光回線を引き込む際は、電話用の配管やエアコンダクトを利用することが多いですが、状況によっては壁に小さな穴(10mm程度)を開けて回線を引き入れることもあります。その場合、退去時に穴を修復する必要が出てくることもあります。

工事をする前に、管理会社や大家さんに伝えて許可を取っておくと、後々のトラブルを防げます。「光回線の工事」と言われてもピンとこない大家さんもいるので、わかりやすく説明できるようメモを用意しておくのがおすすめです。

ネット回線の先生ネット回線の先生

すでに光ファイバーの引き込みと光コンセントの設置が済んでいる場合や、同じ回線を使う別会社の光コラボへ乗り換える場合は、工事不要になることもありますよ。

開通後は自分で接続設定が必要なことも

光ファイバーの引き込み工事は専門業者が行ってくれますが、自動でインターネットにつながるところまでやってくれるわけではありません。ルーターに接続設定(プロバイダから送られてくるIDやパスワードの入力など)が必要な場合があります。

設定に必要な情報は、プロバイダからの書類(IDやパスワードなど)に記載されているはずなので、開通当日までに用意しておきましょう。最近はIPv6(IPoE)対応のルーターなど、設定が簡単なものも増えています。

工事当日までに準備しておくこと

当日の作業をスムーズに進めるために、次の点を前もって済ませておくと安心です。

  • 光コンセントを付けたい部屋と壁の位置を決め、テレビ台や棚など前をふさぐ家具を動かしておく
  • ルーターを置く場所の近くに電源コンセントがあるか確認する
  • 賃貸なら、管理会社・大家さんの許可を取ったことを書面やメールで残しておく
  • 屋外作業のために、家の周りや電柱側の通路に物を置かない
  • プロバイダから届いた接続IDやパスワードの書類を手元に出しておく

光コンセントの位置は、あとから変えると追加の工事費がかかることがあります。Wi-Fiを家じゅうに届かせたいなら、家の中心に近い部屋を選ぶのがコツです。

解約するときの撤去工事にも費用がかかる場合がある

見落としがちなのが、やめるときの工事です。NTT東日本・NTT西日本は、2026年4月1日以降に申し込まれた解約で、作業員が訪問して設備を撤去する「派遣工事」になる場合に撤去工事費を請求するようになりました。

NTT東日本の場合、公式サイトから申し込むと戸建て13,200円・集合住宅11,000円です(2026年7月以降は公式サイト以外からだと各1,100円高くなります)。引込線などを残したまま、自分でレンタル機器を返却する「無派遣工事」なら、これまでどおり無料です。

光コラボも同じNTTの設備を使うため、解約や乗り換えのときは、撤去工事が必要かどうかを事前に確認しておきましょう。解約の手順や費用の調べ方は、光回線の解約手順と費用(解約金の上限・工事費残債・更新月の調べ方)で詳しくまとめています。

光回線の工事を経験した方の口コミ

光回線の工事についてよくある質問

Q. 申し込みから開通工事まではどれくらいかかりますか?

A. 目安は2週間〜1か月ほどですが、引っ越しが集中する2〜4月は工事が混み合い、1〜2か月以上待つこともあります。急ぐなら、開通までのつなぎに工事不要のホームルーターやポケット型Wi-Fiを併用する方法もあります。

Q. 「工事費実質無料」なら本当に0円ですか?

A. 工事費そのものは請求され、同額を月額割引やポイントで分割して返す仕組みがほとんどです。返し終わる前に解約すると残りを一括で払うことになり、土日祝の追加料金やオプション工事も対象外になることが多いです。

Q. 工事なしで光回線を使えるケースはありますか?

A. 部屋に光コンセントがすでにある場合や、同じNTT回線を使う光コラボ同士の乗り換え(転用・事業者変更)では工事不要になることがあります。auひかりやNURO光など別系統の回線へ乗り換える場合は、新たな工事が必要です。

Q. 工事の日に立ち会えないときはどうすればいいですか?

A. 室内作業がある工事は立ち会いが必要なので、家族など代わりの人にお願いするか、日程を変更します。変更は早めに申し込み窓口へ連絡しましょう。直前の変更だと、次の空きが数週間先になることもあります。

工事費や解約時の費用などの契約条件は、契約前に書面で説明を受けることが法律で決まっており、光回線は書面を受け取ってから8日間は「初期契約解除制度」で解約金なしに契約を解除できます(総務省「電気通信サービスの消費者保護ルール」)。

まとめ

光回線の工事は、電柱からの引き込み・光コンセントの設置・ONUの接続という3つの作業で、集合住宅ですでに引き込みが済んでいるケースなどでは、30分ほどで終わる簡単な工事です。

一方で、2026年は工事費の改定や、解約時の撤去工事費の新設が続きました。「実質無料」の条件や、やめるときにかかる費用まで含めて比べると、あとで慌てずに済みます。同じ回線のまま乗り換えたい人は、事業者変更で光回線をお得に乗り換える方法もあわせて読んでみてください。

光回線を利用するにはどうしても開通工事が必要になるので、時間が取れる日を選んで立ち会ってくださいね。工事費やキャンペーンの最新の条件は、申し込み前に各社の公式サイトでご確認ください。

光回線のおすすめランキング!

1位 auひかり

 
auひかりロゴ

関東一部エリア限定で超高速最大10Gbpsで利用可能



2位 ドコモ光

ドコモ光ロゴ

今ならキャンペーンで新規工事料が無料



3位 SoftBank光

ソフトバンク光ロゴ

インターネット会員数No.1の信頼感