auひかりの特徴やメリットを詳しく解説!
大手携帯会社「au」と同じKDDIが提供する光コラボレーションサービス「auひかり」。
auスマホの月額料金割引が受けられるなど、auスマホユーザーに嬉しい特典がたくさん用意されていますが、光回線を利用するにあたってどういうメリットがあるのか気になりますよね。
また、プロバイダーによっては高額なキャッシュバックキャンペーンも用意されており「どのプロバイダーにすればいいの?」と迷ってしまう人も多いはず。
こちらの記事では、auひかりの特徴やメリット・プロバイダーごとのキャンペーン詳細に加えて、契約時の注意点などについても解説しています。
「auひかり」に契約・乗換えを検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。
auひかりってどんな光回線?
auひかりは、auが運営しているKDDIから提供されている光コラボレーションサービスです。
光回線自体はフレッツ光の回線と同じものですが、光コラボではNTTでは受けられなかった独自のサービス・特典を受け取れるのが特長となっています。
その点は「auひかり」も同様で、特に他の光回線と比較してもキャンペーン内容が豪華で充実していると言われています。
もちろん、ネット回線の通信速度も他社には負けません。特に、auスマホユーザーであれば「セット割」でスマホの料金も割引になるため、auのスマホを利用している人にはオススメの光回線となっています。
auひかりの評判をチェック!
対応エリアは案外狭い!関西・東海エリアは利用不可!?
auひかりは対応エリアを拡大してきていますが、同じ県内でも利用できる地域が限られるなど、まだまだ限定的なようです。
また、超高速通信プランである「auひかりホームⅩ(10ギガ)」や「auひかりホームⅤ(5ギガ)」は、関東の一部エリア限定となっています。
もし、これらのプランを検討しているのであれば、契約前に必ずチェックしましょう。
さらに、関西・東海エリアにお住まいの方はさらに提供エリアが限定され、利用できない県・地域がほとんどです。
auひかりの戸建てタイプが利用できないエリアは、次のとおりとなっています。
関西エリア | 京都府、滋賀県、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、福井県 |
---|---|
東海エリア | 愛知県、静岡県、岐阜県、三重県 |
関西圏の光回線として一般的な「eo光」がKDDIと業務提携を行っており、業務提携を行っている会社と競合してしまうため、auひかりの戸建てタイプは関西エリアで提供されていないことが主な原因なようです。
また、東海地方も同じような理由で、東海エリアで利用されている「コミュファ光」がKDDIの傘下となっているため、東海エリアではauひかりの戸建てタイプは利用することができません。
auひかりを検討中の方は、au公式サイトにある「提供エリア検索」でお住いの地域が提供エリアかどうか調べるようにしましょう。
通信速度は?
auひかりでは現在、通常のプランである「auひかりホーム1ギガ」に加えて、「auひかりホームⅤ(5ギガ)」と「auひかりホームⅩ(10ギガ)」の超高速通信プランがあります。
最大1Gbpsプランでも日常的にインターネットを利用する分には何も問題ありませんが、オンラインゲームをプレイするという人であれば、最大5ギガ・10ギガのプランはかなり魅力的です。
ただし、先にも述べたように「auひかりホームⅤ」と「auひかりホームⅩ」は関東の一部地域(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)に限られています。
高速回線プラン自体は用意されていても、利用できる人が限られるというのはデメリットですね。
ただ、家庭用の光回線としては1Gbps程度の通信速度でも十分に快適な速度なので、無理をして超高速回線にする必要はないといってもいいでしょう。
また、5Gbps・10Gbpsといっても、常に高速な速度が出るという保証はありません。
あくまで技術上で出る最大値(ベストエフォート)なので、回線の利用状況や時間帯によっては遅くなる可能性もあります。その点だけは頭に入れておきましょう。
気になる月額料金をプランごとにチェック
長く利用することを考えているのであれば、やはり気になるのが月額料金です。
ではここで、auひかりを「ネットのみ」で契約した場合の「ずっとギガ得プラン」でかかる月額料金を見てみましょう。
月額料金(税込) | 1年目 | 2年目 | 3年目 | 4年目 | |
---|---|---|---|---|---|
戸建て (3年契約) | 1ギガ | 5,610円 | 5,500円 | 5,390円 | 5,390円 |
5ギガ | 5,610円 | 5,500円 | 5,390円 | 5,940円 | |
10ギガ | 6,468円 | 6,358円 | 6,248円 | 6,798円 |
マンション (お得/標準) | タイプG | 4,180~5,720円 |
---|---|---|
タイプV | 4,180~4,510円 | |
都市機構 | 4,180円 | |
都市機構G | 4,180円~5,390円 | |
タイプE | 3,740円 | |
タイプF | 4,290円 | |
ギガ | 4,455円 | |
ミニギガ | 5,500円 |
もし、インターネット回線と同時に「ひかり電話」を利用する場合は、上表の料金に電話利用料550円をプラスしてください。
また、戸建てプランである「auひかりホームⅤ」「auひかりホームⅩ」の場合、ネット利用料に加えて「高速サービス利用料」が加算されますが、契約から3年間は「超高速スタートプログラム」という割引サービスが適用されて高速サービス利用料のうち550円が毎月マイナスされます。
ただ、4年目以降は通常通り550円から1,408円の高速サービス利用料が加算されますので「いきなり高くなった!」と驚かないように注意しましょう。
こうしてみると、auひかりの月額料金は、他の光回線と比べて特別安いわけでも高いわけでもない、ということが分かるかと思います。
特に、auひかりマンションは契約プランがかなり細分化されるため、集合住宅にお住まいの方は自分がどのプランに当てはまるのか契約前にきちんと確認しておくといいでしょう。
スマホセット割は「auスマートバリュー」
auひかりでは、スマホとセットにすることでスマホの月額料金が最大1,100円割引される「auスマートバリュー」がセット割になります。
契約者だけでなく同居している家族や遠くに住んでいる家族も最大10回線までは割引対象なので、家族全員auスマホで統一しているという方は、ぜひauひかりにしましょう。
ただ、auスマートバリューが適用されるのは、光回線・スマホともに対象のプランに加入していた方のみとなります。
特に、インターネットの場合は回線契約のほかに「ひかり電話」の契約も必須となっていますので、適用条件は良くチェックしておきましょう。
キャンペーン・特典は選ぶプロバイダーによって違う!
auひかりは、指定したプロバイダーの中から自分の好きな会社を選択することができますが、「auスマートバリュー」や「高速通信スタートプログラム」といったau公式のキャンペーンはどのプロバイダーを選んでも適用されます。
ただし、キャッシュバックキャンペーンやその他オプションに関してはプロバイダーによって内容が大きく違ってきますので、プロバイダーを選ぶ際は注意が必要です。
例えばキャッシュバックキャンペーンの場合、auプロバイダーのひとつである「DTI」では38,000円ですが「BIGLOBE」だとキャッシュバックは76,000円となり、かなり差があることがわかります。
加えて、オプションなども少しずつ違ってくるので、契約プランが決まったら今度は自分に合ったプロバイダーを比較していくといいでしょう。
auひかりのメリットは?
今の時代、光コラボ事業といってもかなりの数があり、その中でauひかりを選択するメリットがあるのかどうか不安に思う人もいるかと思います。
そこで、auひかりにするメリットをいくつか見てみましょう。
大手会社ゆえに信頼が厚い!
光コラボレーション事業は今やいろいろな企業で提供していますが、名前も聞いたこともないような業者もたくさんあります。
もちろん、広く知られていない会社でもサービス内容や契約形態がしっかりとしていればいいのですが、中には契約者に不利な内容をあえて隠して利益を得ようとする悪質な会社も存在するので厄介です。
一方でau(KDDI)は、スマホ(携帯)会社大手として長く業績を築いてきたこともあり、その信頼はかなりのものとなっています。
万が一トラブルが起きた際も、電話やインターネットだけでなく各地域のau店舗で対応することができるため、初めてインターネットを契約する人でも安心して利用することが可能です。
安さやキャッシュバックのお得さを求める人には少々不満があるかもしれませんが、ネットに疎い人なら「安心」という点でauひかりを選んでもいいでしょう。
auスマホだけでなくUQモバイルもお得に!
「auひかり」というからには、お得になるのはauスマホのみと思われがちですが、実はUQモバイルも「自宅セット割」の対象となり、家族全員(合計10回線まで)のスマホ料金が安くなります。
UQモバイルのプランによって割引額が違いますが、3GB/月のプランであれば月額990円で利用できるので、UQモバイルユーザーもauひかりがオススメですよ!
他社からの乗り換えで解約違約金相当額最大30,000円分を還元!
auでは、他社の光回線又はホームルーター・モバイルルータからauひかりに乗り換えると、解約時にかかる違約金に相当する金額をau PAY残高チャージや月額料金割引で最大30,000円還元されるキャンペーンを行っています。
還元額はプロバイダーによって違ってきますが、30,000円分となるとかなり大きいですよね。
特に、買い物に利用できる「au PAY」へのチャージ額は、5,000円から10,000円と高額です。
乗り換える際はぜひこの特典を利用しましょう。
auひかりで注意したいこと
ここまでauひかりについて説明しましたが、auひかりにもデメリットは存在します。
ではここで、auひかりに契約する際に気を付けておきたい点をいくつか見ていきましょう。
対応エリアが狭い
auひかりは、他の光回線と比較して対応エリアが狭くなっています。
最初にご紹介したように、関西エリアと東海エリアはauひかりを導入することができませんが、対している県であっても地域によっては提供エリア外ということも珍しくありません。
少しずつ対応エリアを拡大して入るものの、現在でも申込み可能エリアは全国の70%程度に留まっています。
そのため、地方の人口が少ないエリアなどでは、「auひかりを使いたいけれど対応していない」という事態に陥ってしまう可能性もあり、全国90%以上で利用できるフレッツ光と比べると、まだまだ対応エリアが狭い・少ないと言わざるを得ませんね。
マンションタイプ(集合住宅)の条件が厳しく契約も複雑
マンションに住んでいる場合、その集合住宅でauひかりを利用できる設備が整っていなければ使うことはできません。
また、「auひかりマンション」プランは集合住宅の状況ごとに8種類もあるため、自分の住んでいるマンションはどれに当てはまるのか事前に調べる必要があります。
マンションによっては、自分たちで勝手に導入することができない場合も多いので、戸建てよりも手間と時間がかかるということは覚悟したほうがいいでしょう。
ただし、マンションの1~2階であれば、戸建てタイプで対応できる場合もあるので、低層階に住んでいる方は一度問い合わせてみることをおすすめします。
対応プロバイダが少なめ
auひかりは、対応プロバイダが7社のみととても少なく、好みのプロバイダを選べない可能性もあります。
同じく大手スマホ会社の「ドコモ」が提供する「ドコモ光」では16社以上のプロバイダーから選ぶことができますし、auひかりのプロバイダーが少ないということがわかります。
>ドコモ光のプロバイダを選ぶならどこがいいのか?GMOとくとくBBをおすすめする理由
auひかりで選べるプロバイダは次の7社です。
- au one net
- So-net
- BIGLOBE
- @nifty
- @TCOM
- ASAHINET
- DTI
「どのプロバイダーでも気にしない」という方であればいいのですが、以前利用していたプロバイダーを継続して使いたいという方にとってプロバイダー変更はかなりの痛手です。
特に、プロバイダーが提供するメールアドレスを主に使っていたという場合、プロバイダーを変更すればメールアドレスも変更になります。
どうしてもメールアドレスを変更できない時は、以前使っていたプロバイダーに別途料金を支払えば継続してアドレスを利用できますが、その分月額料金が負担になるというのはデメリットといえるでしょう。
auスマートバリューの適用条件が厳しい
auスマートバリューは、スマホの料金を安くできるお得な特典ですが、人によっては適用条件が厳しい場合もあります。
auスマートバリューの適用条件は以下の通りです。
光回線とひかり電話のセット契約が必要!
auスマートバリューは、「光回線+ひかり電話」をセットで契約した場合のみ適用されます。
つまり、ネットのみの契約ではスマホ料金は割引されないということですね。
すでに固定電話を引いているという場合は、今使っている電話をそのままひかり電話に契約・移行させることができるので簡単ですが、現代では固定電話を引かずにスマホのみで連絡を取り合っている家庭も増えてきています。
そういう家庭の場合、auスマートバリューの適用条件はかなり厳しめと言っていいでしょう。
家族のau回線を適用させる条件も厳しい
auスマートバリューは契約者自身のスマホに加え、家族全員のauスマホを合計10回線まで適用させることができます。
ただし、契約者と同一姓かつ同一住所の場合のみ適用され、別姓や住所が異なる場合、また、au携帯電話が累計5回線以上の場合は、家族・同一住所であることの「家族関係証明書」が必要となります。(※ただし、別の住所に住んでいる場合でも50歳以上であれば家族の証明書だけで割引を受けることができます。)
家族関係証明書として必要になる書類は以下の通りです。
- 同一世帯で姓が異なる場合、その家族の「健康保険証」もしくは「住民票」
- 同一住所に住んでいる確認が取れない場合、「遠隔地用健康保険証」
- 遠隔地用健康保険証に家族全員が記載されていない場合、「遠隔地用健康保険証」と「健康保険証」1通
- 上記以外の親子の場合、「戸籍謄本」
- 契約者と家族割相手との続柄が1親等(配偶者及び親子・義親子)の場合、「戸籍謄本」または「本人確認書類(運転免許証など)」+「家族関係申告書」
- パートナーシップ関係の場合、地方自治体などで発行される「パートナーシップ関係が証明できる公的証明書」
手続きの手間に見合う割引と思えば安いかもしれませんが、こうして見ると、現代における「多様性の家族の在り方」に関しては証明条件が厳しめとなっている印象です。
auひかりのプロバイダーはどこがいい?
auひかりのプロバイダーは7社ありますが、基本的なプラン内容についてはどの会社も同じとなっています。
じゃあどこでもいいのか?と言われると決してそうではなく、プロバイダーによってオプションやキャンペーン内容が大きく変わってくるため、しっかりと吟味する必要があります。
では、ここで7社のうちオススメのプロバイダーをいくつか紹介しましょう。
もちろん、ここで上げるプロバイダー以外でもオススメポイントはたくさんあります。参考として見てください。
キャッシュバックで選ぶならBIGLOBE!
キャッシュバック金額で選ぶのであれば、断然「BIGLOBE」がオススメです。
BIGLOBEといえばインターネットのプロバイダーとして有名ですが、auひかりでも人気のプロバイダーのひとつとなっています。
BIGLOBEでは、auひかりの30,000円還元に加えて、76,000円のキャッシュバックを受け取ることが可能です。
そのかわり、やはり「ひかり電話」とのセットで3年更新契約になりますが、76,000円も返ってくると思えば安いものですよね。
キャッシュバックだけでなく、BIGLOBE独自のオプションサービスも充実しています。
よりお得を感じたい人であればピッタリのプロバイダーでしょう。
サービスで選ぶなら@nifty!
キャッシュバックはそれほど重視せず、サービス内容を充実させたい方は「@nifty」もオススメです。
@niftyは、月額料金などのサービスは多少劣るものの、プロバイダー独自のオプションサービスがとても充実しています。
中でも、ネット詐欺対策に特化したセキュリティサービス「@nifty詐欺ウォール」は、現代において問題視されているネット詐欺から身を守るサービスとしてもってこいです。
このほかにも、ユーザーに嬉しいオプションが多数用意されていますので、インターネットをより安全に利用したいという人にはオススメのプロバイダーといってもいいでしょう。
【疑問】プロバイダーで通信速度は変わるの?
これだけプロバイダーがあると「選んだプロバイダによって通信速度が変わるのでは?」と思う方もいると思いますが、プロバイダによる速度の差はほとんどないと言ってもいいかもしれません。
もちろん、プロバイダーが何の影響も及ぼさないというわけではありませんが、目に見えて通信速度に差が現れるということは考えにくいと思います。
光回線の通信速度は回線事業者の設備によって変わるので、通信速度が遅い!と感じられるようであれば、プロバイダーよりもauひかりの回線自体が影響を及ぼしていると思ってもらったほうがいいでしょう。
プロバイダーの設備などによる影響はわずかなものなので、プロバイダーを選ぶ際は通信速度の差を気にする必要はありません。
プロバイダーならGMOとくとくBBもオススメ!
auひかり公式サイトには記載されていませんが、プロバイダーなら「GMOとくとくBB」もおすすめです!
「GMOとくとくBB」のauひかりでは、高額なキャッシュバックに加えてお得な特典が多数用意されています。
キャッシュバックを受け取るためには、キャンペーンサイトからの申し込みと受け取り方を確認しておく必要がありますが、気になる人はぜひGMOとくとくBBのサイトをチェックしてみてください!
auひかり利用者の口コミ
auひかりにした pic.twitter.com/C54M6B2lU4
— えもる/ichi (@emor_u) November 18, 2023
https://twitter.com/Health_B3/status/1725781134938980774
auひかりについて聞いてみたら、そもそも関西圏?はエリア対象じゃないらしく不可って言われた😳
auなのに対象じゃない地域てあるんだ!っていうのに衝撃受けてる…じゃやっぱりeo光しかないかな〜🤔
— うーまま🧸1y+3y+6y (@1_31w) March 12, 2023
まとめ
今回は、auひかりの特徴や評判についてまとめました。
auひかりは、ユーザーに嬉しいサービスやキャンペーンが豊富なのが魅力的ですね。
ですが、提供エリアが狭いなどのデメリットも存在しますので、契約は慎重におこなうことをおすすめします。
また、条件が合えば5ギガ・10ギガという超高速回線も利用することが可能です。
こちらも提供エリアはごく一部に限られてしまいますが、オンラインゲームで通信速度を追求したい人はぜひ検討してみてください。
1位 auひかり
2位 ドコモ光
3位 SoftBank光