最短!ネット開通までの5STEP - STEP2 ADSL・CATVではなく光にする理由

ADSLはすでに役目を終えており、これからインターネットを引くなら固定回線は光回線が事実上ただひとつの標準です。NTT東日本・NTT西日本の「フレッツ・ADSL」は2025年1月31日に全エリアで提供を終了し、ソフトバンクの「Yahoo! BB ADSL」も2024年3月31日で幕を下ろしました。速い・安い・電話加入権がいらない——この3つがそろう光回線が、いまのスタンダードです。


ADSLはいつ終わったのか(東西NTTとソフトバンクの終了日)

「まだADSLでいいのでは」と思っていた方のために、まず終了の経緯を整理しておきます。

サービス新規申込の受付終了サービス提供終了
フレッツ・ADSL(NTT東日本・NTT西日本)2023年7月31日2025年1月31日(全エリア)
Yahoo! BB ADSL(ソフトバンク)受付終了済み2024年3月31日

NTT東日本の発表では、当初は「フレッツ光」が新たに使えるようになったエリアから順に終了する予定でしたが、最終的には光が未提供のエリアも含めて2025年1月31日にすべて終了しています(NTT東日本 報道発表資料)。ソフトバンク側も、保守部材の枯渇と設備の老朽化で安定提供が難しくなったことを終了の理由として説明しています(ソフトバンク ADSLサービスの提供終了について)。

つまり2026年9月時点で、ADSLは「選べる回線」ではなく「終わった回線」です。ADSLと光の技術的な違いをもう少し詳しく知りたい方は光回線とADSLの違いとは?ADSL終了後の今、回線はどう選ぶもあわせてどうぞ。

とてつもなく速い
光回線は、現在下り最大1Gbpsのプランが主流で、エリアによっては最大10Gbpsの超高速プランも選べます。かつて主流だったADSL(下り最大50Mbps程度)と比べると理論値で20倍以上。しかも、電話局からの距離で速度が大きく落ちるADSLと違い、光回線は距離の影響を受けにくく、安定した高速通信が可能です。

それでいて安い
料金が高いと思われがちな光回線ですが、実際の月額はおおむね4,000円〜6,500円程度が目安です(マンションタイプは安く、戸建てタイプはやや高めの傾向。金額はサービス・プランにより異なります)。スマホとのセット割や乗り換えキャンペーンを使えば、さらに実質負担を下げられる場合もあります。

電話加入権不要
光インターネットをするのに、電話加入権は必要ありません。電話は、電話加入権不要の「ひかり電話」が、これまでの固定電話の代わりになります。

これからのスタンダード
今もこれからも光ファイバーが主流です。ADSLの終了で各社のサポート・サービス開発は完全に光回線へ軸足を移しており、動画配信・オンラインゲーム・クラウドサービスなど、新しいコンテンツを快適に楽しむにも、やっぱり光が必要なのです。

光回線の申し込み先は大きく3通り

「光回線にする」と決めたあとに迷いやすいのが、どこと契約するかです。回線そのものは同じNTTの光ファイバーでも、窓口によって料金の払い方やサポート窓口が変わります。

申し込み先特徴向いている人
光コラボレーション
(ドコモ光・ソフトバンク光など)
NTTの回線を各社が自社サービスとして提供。回線とプロバイダーの料金・請求が一本化されるスマホとのセット割を使いたい人/請求をまとめたい人
フレッツ光+プロバイダー
(NTT東日本・NTT西日本)
回線はNTT、プロバイダーは自分で選ぶ。契約と請求が2本になるプロバイダーを自由に選びたい人
独自回線
(NURO光・電力系など)
NTT以外の設備を使う。エリアは限定的だが速度面で有利なことがあるエリア内で速度を最優先したい人

はじめてなら、窓口がひとつで済む光コラボが無難です。いま使っているスマホのキャリアに合わせると、セット割で毎月の通信費を下げられる場合があります。乗り換えの具体的な段取りはADSLから光回線へ乗り換える方法|終了後の手順・工事・電話番号で手順ごとにまとめています。

CATV(ケーブルテレビ)のネットとどっちがいい?

ADSLが終了した現在、光回線と並ぶ選択肢として残っているのがCATV(ケーブルテレビ会社)のインターネットです。両者の違いをかんたんに整理すると、次のようになります。

比較の観点光回線CATVインターネット
通信速度下り最大1Gbps〜10Gbpsが主流。上りも速い事業者・プランによる。上り速度が控えめなプランが多い
提供エリア全国広範囲(一部エリア外あり)ケーブルテレビ局のエリア内のみ
向いている人速度重視・オンラインゲーム・在宅ワークテレビサービスとまとめたい人

在宅ワークのビデオ会議やゲームなど「上り(アップロード)」も使う用途が増えた今は、速度と安定性で選ぶなら光回線が有利です。テレビの多チャンネルサービスとセットにしたい場合はCATVも候補になりますが、その場合も通信部分の速度・料金は光回線と見比べてから決めるのがおすすめです。なお、CATV局のなかにも自社で光ファイバーを引くプランを用意しているところがあるため、「CATV=遅い」と決めつけず、申し込むプランの最大速度を確認してください。

住所が光回線のエリア外だったときの選び方

数は少なくなりましたが、山間部や離島などでは光回線が引けない住所も残っています。NTT東日本はADSL終了の案内のなかで、「フレッツ光」未提供エリアの利用者にはモバイルサービス等の利用を検討してほしいと案内しています。実際の選択肢は次の2つです。

  • ホームルーター・モバイルルーター……コンセントに挿すだけ、または持ち運びで使えるタイプ。工事が不要で申し込みから数日で使い始められる反面、電波状況で速度が変わります。
  • CATVインターネット……ケーブルテレビ局のエリア内なら、光が来ていない住所でも使えることがあります。

一人暮らしや単身赴任で「短期間だけ使いたい」というケースでも、工事なしの回線が現実的な答えになります。用途別の選び分けは一人暮らし・単身赴任・転勤に合うネット回線は?光回線とWiMAXの選び方で整理しています。

ADSL終了と光回線の乗り換えでよくある質問

Q. フレッツ・ADSLは結局いつ終わったのですか?

A. 2025年1月31日に、NTT東日本・NTT西日本の全エリアで提供が終了しました。新規・移転・品目変更の申込受付はそれより早く、2023年7月31日で終了しています。

Q. ADSLから光回線に変えるとき、工事費はかかりますか?

A. NTT東日本・NTT西日本は、ADSLなど一部サービスの利用者が「フレッツ光」へ移行する場合の初期工事費等を無料とする措置を案内しています(フレッツ光公式 移行のご案内)。光コラボレーション各社の工事費は事業者ごとに異なるため、申し込む会社の条件を確認してください。

Q. 光回線が引けない住所なら、何を選べばよいですか?

A. NTT東日本は未提供エリアの利用者へモバイルサービス等の検討を案内しています。工事不要のホームルーターか、エリア内であればCATVインターネットが現実的な代替になります。

Q. CATVのインターネットは光回線より必ず遅いのですか?

A. 一概には言えません。上り速度が控えめなプランが多いのは事実ですが、局によっては光ファイバーを使った1Gbps級のプランも用意されています。契約するプランの最大速度と上り速度を個別に確認するのが確実です。

Q. いま使っている固定電話の番号は、光にしても残せますか?

A. NTTの加入電話で使ってきた番号は「ひかり電話」に引き継げる場合が多い一方、事業者や番号の発番元によって扱いが変わります。番号を残したい場合は、申し込み前に移行できるかどうかを申込先に確認してください。


次のステップへ

ここまでで「固定回線は光にする」という方向が決まりました。次は、実際にどのサービスに申し込むかを選ぶ段階です。シリーズの最初から読み直したい方はインターネットを始めるならフレッツ光(光コラボ)がオススメ!【ネット開通5ステップ(1/5)】へ、家族で使う前提で選びたい方は家族のネット回線の選び方|光回線とスマホのセット割を比較を参考にしてください。

※記載の料金・提供状況は2026年9月時点で確認した内容です。最新の提供条件は各事業者の公式サイトでご確認ください。

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