ポケットWiFiのアドバンスモードについて解説!
どこでもインターネットが利用できるポケットWiFiのサービスは、スマホとパソコンを並行して使えることから利用者が増えてきています。利用を開始する中で、インターネットに不慣れな人が悩むのが料金プランや回線の種類。速度やデータ容量など、いろいろな項目がありますので、どれを選べばよいのかわからないという人も多いようです。
代表的なものとして「アドバンスモード」が挙げられます。アドバンスモードとはどんな通信をするものなのか?選択することでどのようなメリットがあるのか?ホームページを見ただけではわからないという人もいるでしょう。
そこで、ポケットWiFiのサービスの中でも「アドバンスモード」に焦点を当て、その内容やどういった人が利用するのに適しているかなどを、掘り下げていきたいと思います。
アドバンスモードとは
「アドバンスモード」は、ポケットWiFiのサービスを提供している事業者「ワイモバイル」で使用できるポケットWiFiのルーターで使える通信のモードのことを指します。
ワイモバイルで提供しているすべてのWi-Fiルーターで使用できるというわけではなく、対応しているルーターでのみ利用可能です。アドバンスモードでは、「AXGP」と「TDD-LTE」という2つの通信方式を利用して、無制限に通信できます。
ちなみに標準モードでは、「3G」と「LTE」、「AXGP」という通信方式で通信を行いますが、データ容量が7GBを超えてしまうと、通信速度が128kbpsに制限されてしまいます。スマホを利用していて、通信制限がかかってしまったことがあるという人も多いのではないでしょうか。
体感してみるとわかりますが、通信速度が128kbpsになってしまうと、動画の視聴をスムーズに行うことは難しいですし、ブラウザでのホームページ閲覧についてもかなりストレスを感じてしまいます。
アドバンスモードなら、データ容量が7GBを超えてしまっても変わらず高速通信ができますので、通信制限に邪魔されてしまうことなくインターネットを利用できるというわけです。普段からポケットWiFiを利用している人で、頻繁に通信するという人は、アドバンスモードだと快適に利用できますね。
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アドバンスモードが使う2つの通信方式
AXGP
アドバンスモードで利用できる通信方式のひとつ、「AXGP」は、すでに展開されていた通信方式を改良して開発された通信規格です。
通信を行うための「小型基地局」と呼ばれる設備を数100メートルごとに設置し、基地局にアクセスが集中しないように利用者を分散させる「マイクロセル方式」という通信規格と、後述する「TDD-LTE」を採用した通信方式である「XGP」を改良して高速化させています。
AXGPはPHSを提供していたWILLCOMが開発した通信方式になりますが、2010年に経営破綻をしたことでソフトバンクグループの「WCP」という会社がXGPを継承し、AXGPの通信方式を提供するようになりました。
AXGPは、高い周波数を利用して通信しているため、容量の大きい通信を行うことが可能です。しかし、ビルなどの障害物を避ける力が弱いため、電波の到達距離が短い点が特徴です。これは、屋内での電波状況を確保できず、電波の受信が弱くなりやすいということを意味しています。
TDD-LTE
「TDD-LTE」は、AXGPに採用されている通信規格です。
上りと下りの通信に使用する周波数を調整することができるので、上りのアクセスが集中しているときは上りの周波数を増やし、下りに集中している場合は下りに増やすことで、アクセスが集中しすぎて帯域がいっぱいになり、通信障害が起きてしまうということを防げます。
ちなみに、通信の上りとはいわゆる「アップロード」を行う通信のことで、メールを送信するときや、ファイルサーバーにファイルをアップロードするときに関係する通信です。それに対して下りは「ダウンロード」に使用する通信で、ホームページにアクセスして情報を見るときや、ソフトをサーバーからダウンロードするときに使われる通信になります。
夜などインターネットのアクセスが集中する時間帯には、通信速度が遅くなったように感じることがありますが、TDD-LTEであれば上りと下りの周波数枠を調整することで、こうした通信の不具合が発生することを防げるというわけですね。
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アドバンスモードのメリットとは
データ量制限がない
アドバンスモードのメリットは、やはりデータ量の制限がないという点がもっとも大きいです。7GB以上の通信を行っても通信制限がかからないので、いつでも快適にインターネットを利用できます。
動画配信サイトで映画などの動画をよく視聴する人は、あっという間に7GBを超過してしまうことがあり、その後通信制限がかかってしまうと動画をスムーズに見ることができません。オンラインゲームなども同様です。
アドバンスモードであれば、こうした通信制限がかかる心配がないので、いつでも高速通信を楽しむことができます。
ただし、アドバンスモードを利用する場合は先でご紹介しているAXGPやTDD-LTEの通信が可能なエリアでなければなりません。また、7GBを超えても通信制限がかかる心配はありませんが、3日間で10GBを超える通信を行うと、その日の18時から日の1時までの7時間通信制限がかかってしまいます。
アドバンスモードだからといって、まったくの無条件で高速通信が可能となるわけではないことは、覚えておいたほうがよいですね!
月額料が、初月無料
アドバンスモードを初めて申し込みする方限定で、月額料が初月無料になります。通常は月額料金684円かかるのでお得ですね。
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アドバンスモードの注意点
速度制限はある
アドバンスモードは通信制限がかからないサービスだと謳われていますが、先にご紹介した通り、3日以内に10GB以上の通信を行うと、夜間帯の7時間程度通信制限がかかってしまいます。
ただし、よほど大量に通信を行わない限り、3日で10GBを超えてしまうことはなかなかありません。ホームページを閲覧したり、SNSでメッセージのやり取りをする程度であれば通信制限がかかることはないので、一般的な利用であれば問題なく高速通信が可能だと考えてよいでしょう。
サービスエリアが狭い
アドバンスモードはAXGPやTDD-LTEを使用できるエリアでのみ利用できます。逆をいうと、対象エリア内でなければアドバンスモードは利用できないということです。
関東の都心部であれば対応していますが、山間部や地方になるとほとんど対応していないので、首都圏でのみ利用できるサービスに近いです。随時対応エリアの拡大を行っているようですが、現段階では山間部での利用が難しいという点は覚えておきましょう。
料金は別途かかる
より快適な通信が利用できる分、当然ながら月額料金684円が発生します。
しかし、仕事で大容量の通信を行う人は、追加料金よりもアドバンスモードを利用できるほうがメリットが大きいということもあると思います。
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アドバンスモードはこんな人におすすめ
まず、アドバンスモードを利用するのに適している人は「大容量の通信を行う人」です。自宅にインターネット回線を引いていないので、スマホもパソコンも、すべての端末で行う通信をポケットWiFiで賄っている人は、アドバンスモードのほうが快適にインターネットを利用できます。
最近は動画を視聴する人も増えていますし、オンラインゲームを楽しむ人も多いです。通信データの容量はかなり大きくなっていますので、アドバンスモードの利用を検討してみましょう!追加料金を支払っても、スマホと自宅のインターネット回線を含めた通信料と比較したら割安だというケースもあると思います。
データ量の多い通信を行うことに加え、「首都圏での利用が多い人」が、アドバンスモードの利用に適している人です。通信料が多くても、山間部の場合はアドバンスモードが利用できないので、自宅にインターネット回線を引くほうが快適に利用できるかもしれません。
首都圏で利用することを前提に、通信料が多い人は、アドバンスモードの利用を検討してみるとよいでしょう。
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アドバンスモードに対応している端末
Pocket WiFi 803ZT
「Pocket WiFi 803ZT」は、ポケットWiFiでアドバンスモードを利用できるWi-Fiルーターの中でもっとも新しい機種です。下りの最大通信速度は988Mbpsを誇り、Wi-Fiとは思えない高速通信の実現が可能です。
複数の異なる周波数帯を1つに束ねて大量のデータ通信を可能にする技術「キャリアアグリゲーション」や送信用(基地局)と受信用(端末)に各4本のアンテナを使い複数のデータを同時に通信する技術「4×4 MIMO」、情報密度を高めて一度に運べるデータ量を増加させる「256QAM」技術に対応。また、5Gの有力技術「Massive MIMO」対応で、混雑エリアでも快適にWi-Fiを利用できるルーターです。
連続通信時間は約12時間、重量も153gと軽量ですので、手軽に持ち運んで利用できます。また同時に16台の端末を接続可能で、スマホやパソコンなど、使用している端末をすべて接続する余裕があり、対応OSが幅広く、3,000mAhと大容量のバッテリーなので旅行や出張でも安心して利用できます。
Pocket WiFi 801HW
「Pocket WiFi 801HW」は、複数の異なる周波数帯を1つに束ねて大量のデータ通信を可能にする技術「キャリアアグリゲーション」に加え、「4×4MIMO」、「256QAM」により、下り最大972Mbpsを実現。また、5Gの有力技術「Massive MIMO」対応で、混雑エリアでも快適に楽しめます。さらにQRコードによるかんたん接続で使いやすく、省電力設計で約10時間の電池持ちだから安心です。
連続通信時間は約10時間、バッテリーのもちがよく、待受時間は900時間を誇ります。小さいコンパクトなサイズなので、バッグに入れておいても場所を取りませんし、ポケットに入れて気軽に使える点も魅力です。
Pocket WiFi 701UC
「Pocket WiFi 701UC」の特徴は、日本だけでなく、海外でもインターネットをそのまま利用できます。定額制で安心。さらに、マルチデバイス対応で、様々な無線LAN対応機器にワイヤレスで接続できます。
世界中で気軽にインターネットが使えるので、出張や旅行のたびにPocketWiFiをレンタルする必要もないため、海外に行く機会が多い方におすすめです。
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アドバンスモード利用者の口コミ
ポケットWiFiを標示モードからアドバンスモードに変えたらスムーズにTwitter読めるようになった…当たり前か(笑)
— しぃ (@shinekoneko) February 27, 2019
入船旅館、Wifiがアドバンスモードでガンガン入ってくるのがすんごい嬉しい。大洗町内だと標準モードしか使えないから
— きくらげ (@kikuties) May 26, 2017
ヤフーWiFiのワイモバイル無制限プランが快適すぎて文句のつけようがないな。
WiMAXはエリア内なのに全然入らなかったから違いが歴然。
でも場所によってWiMAXのほうが入りやすい地域もあるのかな?#ヤフーWiFi#ワイモバイル#無制限プラン#アドバンスモード pic.twitter.com/jgRBBd4cAs— だぐらちゅ (@douglachu) September 5, 2018
まとめ
最近はインターネットをひとつの回線にまとめて利用するという人が増えていますので、通信制限のないアドバンスモードを利用できるのは助かりますね。Wi-Fiルーターの形状も軽くてデザイン性が高いので、気分よく利用できる点も魅力です。
これからのインターネットライフをより快適にしたい人は、ワイモバイルのポケットWiFiサービス「アドバンスモード」の利用を検討してみてはいかがでしょうか。
オンラインゲームやスマホのゲームで遊んだり高画質の動画を快適に見るには安定した通信回線が必要です。日本の通信インフラは非常に優秀で、近年は安定して通信できるようになってきました。通信速度や安定性に不満を感じる機会が少ないため、通信回線を1度契約して何年も利用し続けている人が大半ですが、実はプロバイダーや通信回線は定期的に切り替えて、切り替え時のキャッシュバックを受け取ることで通信料を実質的に節約することができます。切り替え先としておすすめしたいのがGMOグループが提供しているGMOとくとくBBです。
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