「ぷらら光」は新規受付をすでに終えていて、いま使っている人の契約は2026年6月から順次「ドコモ光」(回線)と「OCN インターネット」(プロバイダー)へ統合されています。多くの人は手続きなしで切り替わりますが、NTT東西と直接契約している「ひかり電話」などを使っている人は、自分で手続きをしないと2027年3月31日でぷらら光が使えなくなります。

統合後は料金プランや支払い方法、メールアドレスも変わります。ここでは、統合のスケジュール、手続きが必要な人の見分け方、統合後に変わる点、そのまま統合を待つか自分で乗り換えるかの判断材料を、2026年9月時点の公式情報にもとづいて整理しました。


ぷらら光の統合スケジュール(2026年9月時点)

NTTグループの再編(2019年にNTTぷららがドコモの子会社に、2022年に事業統合)を経て、ドコモは「ぷらら」ブランドのサービスを順に整理しています。ぷらら光については、2025年11月26日に統合が発表されました。

時期(目安)できごと利用者がすること
2024年2月29日ISP「ぷらら」の新規申込受付を終了—
2025年11月26日ぷらら光のドコモ光・OCN インターネットへの統合を発表—
2026年5月〜統合の案内とお手続きのお願いを郵送届いた冊子で手続きの要否を確認
2026年6月〜手続きが必要な人から順次統合を開始NTT東西への情報開示許諾の手続き
2026年8月頃〜手続き不要な人の統合を順次開始「サービス統合お手続き開始のご案内」メールを確認
2026年12月〜各種再設定・オプション提供終了の案内メール・認証IDなどの再設定
2027年3月31日統合できなかった契約はぷらら光の提供終了—(この日を過ぎるとネットが使えなくなる)
※ぷらら公式「サービス統合のご案内」(2026年9月17日更新)のご案内スケジュールをもとに作成。時期は目安で、契約ごとに異なります。

統合はドコモが契約ごとに順番に進めるため、利用者が統合日を指定することはできません。ぷらら光を複数契約している場合は、契約ごとに統合日が異なることもあります。統合が近づくと「サービス統合お手続き開始のご案内」がぷららメールアドレス宛に届くので、見落とさないようにしましょう。

公式の案内はぷらら公式「ドコモ光」および「OCN インターネット」へのサービス統合のご案内にまとまっており、情報はこのページで随時更新されます。

自分で手続きが必要な人・いらない人の見分け方

NTT東西と直接契約の「ひかり電話」「フレッツ・テレビ」がある人は手続きが必要

ぷらら光とは別に、NTT東日本・西日本と直接契約しているオプション(「ひかり電話」「フレッツ・テレビ」など)を使っている人は、統合の前に自分で手続きをする必要があります。

  1. ぷららの手続きページで、NTT東西と直接契約しているサービスの有無を確認する(あわせて事業者変更承諾番号を取得)
  2. 承諾番号の有効期限内(取得日を含む15日以内)に、NTT東西のWebサイトで契約内容をドコモへ開示する「情報開示許諾」を申請する

この手続きをしないと統合ができず、2027年3月31日にぷらら光が提供終了となり、同時にインターネットも使えなくなります。ぷらら光電話やNTT東西と直接契約しているサービスも、あわせて解約になります。自分が該当するか分からない場合は、公式ページの確認手順に沿って契約状況を確かめておきましょう。

それ以外の人は原則そのまま統合。ただし統合後の再設定はある

NTT東西と直接契約しているサービスがなければ、統合の手続きはドコモが行い、費用もかかりません。回線工事も不要で、使っている光回線はそのまま引き継がれます。

ただし、統合後にはプロバイダーの認証ID・パスワードやメールアドレスがOCNのものに変わるため、使い方によってはルーターやメールソフトの再設定が必要です。統合前にぷらら光を解約した場合も、統合の対象外になる点に注意してください。

統合後に変わる5つのこと

  • 料金プラン…「ドコモ光 1ギガ タイプA(2年定期契約あり)」に変わる
  • 支払い方法…いったん〈請求書払い〉になり、統合後にクレジットカード払い・口座振替へ変更できる(クレジットカード払い・口座振替を使っている人はそのまま引き継ぎ)
  • 認証ID・メールアドレス…ぷららのユーザID・メールアドレスは使えなくなり、OCNのものに変わる
  • 問い合わせ先…ドコモ光・OCNの窓口に変わる
  • 電話・テレビ…「ぷらら光電話」は「ドコモ光電話」になり、電話番号と対応ルーターはそのまま使える。「ひかりTV」も引き続き利用できる

月額料金は、ドコモ光 1ギガ タイプA(2年定期契約あり)の場合、次のようになります。

住居タイプ旧「ぷらら光」(参考)統合後(ドコモ光 1ギガ タイプA・2年定期)
戸建て月額 5,280円月額 5,720円
集合住宅(マンション)月額 3,960円月額 4,400円
※いずれも税込。統合後の料金はドコモ光公式の料金プラン(2026年9月確認)。旧ぷらら光は統合発表時点の標準料金の目安です。

標準的な料金で比べると月額440円ほどの負担増です。一方、ドコモのスマホを使っている場合は「ドコモ光セット割」で、同じファミリー割引グループのスマホ1回線ごとに永年最大1,210円(税込)/月が割り引かれます(割引額はスマホの料金プランによって異なります)。家族でドコモを使っていれば、統合でむしろ家計の通信費が下がることもあります。

なお、ぷらら光で無料レンタルしているWi-Fiルーターは、統合完了時(または2027年3月31日)でサポートが終わりますが、統合後もそのまま使えて返却も不要です。

統合を待つか、自分で乗り換えるか

ドコモのスマホを使っているなら、統合を待つのが手堅い

ドコモユーザーなら、統合後にペア回線を設定するだけでドコモ光セット割が使えます。工事も費用もかからないので、統合を待つのがいちばん手間のかからない選択です。統合後は、ドコモショップやドコモ インフォメーションセンターでペア回線の設定と支払い方法の変更をしておきましょう(請求書払いのままペア回線を設定すると、請求書の発行手数料などがかかります)。

ドコモ光のプロバイダー事情については、ドコモ光のプロバイダの選び方(タイプA・Bの違い)で詳しく解説しています。

au・ソフトバンクなどのスマホなら、事業者変更での乗り換えも検討

ドコモ以外のスマホを使っていて値上がりが気になる人は、自分に合った光回線へ乗り換えるのも選択肢です。ぷらら光はフレッツ光の設備を使う光コラボなので、ほかの光コラボへは「事業者変更」で、回線工事なしに切り替えられます。手順や違約金の考え方は光回線のお得な乗り換え方法(事業者変更と違約金上限)にまとめています。

ただし、自分で乗り換える場合は次の点に注意してください。

  • 統合前にぷらら光を解約すると統合の対象外になる(ぷららメールアドレスの扱いなども含め、解約前に公式の案内を確認しておく)
  • 自分でドコモ光やOCNへ申し込んだ場合、利用状況によっては「ひかりTV」が解約扱いになり、改めて申し込みが必要になることがある
  • 「サービス統合お手続き開始のご案内」を受け取った後などにOCNへの申し込みを取り消すと、IPoE接続が使えなくなることがある(PPPoE接続での利用は可能)
  • 統合後のドコモ光は2年定期契約ありのプランになるため、統合後に他社へ移る場合は解約金がかかるかを事前に確認する

乗り換え先を選ぶときは、スマホとのセット割、実質料金(工事費・キャンペーン込み)、IPv6(IPoE)対応の3つを軸に比べると失敗しにくくなります。

ぷらら光以外の「ぷらら」サービスもOCNへ統合が進む

統合の対象はぷらら光だけではありません。ドコモの発表によると、フレッツ光と組み合わせて使う「ぷらら光セット」「ぷらら光パック with フレッツ」などは2027年2月から順次OCNのフレッツ光関連サービスへ、ドコモ光のプロバイダーとしての「plala(ドコモ光)」もOCN インターネットへ統合されます(ドコモからのお知らせ:「ぷらら」フレッツ光関連サービスのOCNへのサービス統合)。

いずれも統合後はぷららのメールアドレスや認証IDが使えなくなるため、ぷららのメールアドレスを各種サービスの登録に使っている人は、早めに別のアドレスへ変更しておくと安心です。

統合に便乗した不審な電話・メールに注意

公式ページでは、ドコモやぷららを装った不審な電話や案内への注意が呼びかけられています。ドコモからの正規の連絡で、認証ID・パスワードやメールアドレスを聞かれたり、料金の振込みを求められたり、その場での対応を強く迫られたりすることはありません。不審に感じたら電話を切り、ぷららダイヤルへ確認しましょう。

ぷらら光の統合で多い質問

Q. ぷらら光はいつまで使えますか?

A. 統合が済むまではそのまま使えます。統合は2026年6月から順次行われ、統合後はドコモ光・OCN インターネットとして使い続けられます。統合できなかった契約は、2027年3月31日でぷらら光の提供が終わります。

Q. 何もしないと、ある日インターネットが止まりますか?

A. NTT東西と直接契約しているサービスがなければ、手続きなしで統合されるので止まりません。ひかり電話などを直接契約している人が情報開示許諾の手続きをしないと、2027年3月31日でインターネットが使えなくなります。

Q. 統合後もぷららのメールアドレスは使えますか?

A. 使えなくなり、OCNのメールアドレスに変わります。新しいアドレスは統合後に届く「OCN会員登録証のご案内」で確認できます。ぷららのアドレスで登録しているサービスは、早めに連絡先を変更しておきましょう。

Q. ぷらら光電話の番号やひかりTVはどうなりますか?

A. ぷらら光電話はドコモ光電話に変わり、電話番号とひかり電話対応ルーターはそのまま使えます。ひかりTVも引き続き視聴できますが、MyひかりTVへのログイン方法が一部変わります。

まとめ

ぷらら光は新規受付を終え、2026年6月から順次ドコモ光・OCN インターネットへ統合されています。多くの人は手続き不要ですが、NTT東西と直接契約している「ひかり電話」などを使っている人は、情報開示許諾の手続きをしないと2027年3月31日で使えなくなります。

ドコモのスマホを使っているなら統合を待ってセット割を活用、ほかのキャリアなら事業者変更での乗り換えも比較してみてください。統合の時期や手続きは契約ごとに異なるため、最新の案内はぷらら・ドコモの公式サイトでご確認ください。

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