BBIQ(ビビック)の月額料金は、「どのコースか」「戸建てか集合住宅か」「2つの割引を使えるか」の3点でほぼ決まります。戸建ての1ギガコースなら、割引なしで2〜12ヵ月目が5,280円・13ヵ月目以降が6,380円。ここに「BBIQつづけて割」と「九電グループまとめてあんしん割」の両方を効かせると、4,070円・5,170円まで下がります(いずれも税込・2026年9月時点)。

BBIQは九州電力グループの株式会社QTnetが提供する光回線で、「BroadBand Information Q-shu」の頭文字が名前の由来です。関西電力のeo光、中国電力のメガエッグ、中部電力のコミュファ光、四国電力のピカラ光と同じ電力系の独自回線にあたります。

ここでは公式サイトの料金表をもとに、実際にいくら払うことになるのかを住居タイプ別に整理し、初期費用・解約時の費用・スマホ側の割引まで順に見ていきます。


戸建て(ホームタイプ)の月額は、コースと割引の組み合わせで決まる

BBIQは回線とプロバイダが一体なので、フレッツ光のようにプロバイダ料金を別に払う必要がありません。表の金額がそのまま毎月の支払いになります。

ホームタイプ・1ギガコース2〜12ヵ月目13ヵ月目以降
通常料金5,280円6,380円
九電グループまとめてあんしん割のみ5,170円6,270円
BBIQつづけて割(3年契約)のみ4,400円5,500円
つづけて割+九電グループまとめてあんしん割4,070円5,170円

※税込・2026年9月時点。開通月の月額料金は0円です(オプションサービスの月額は開通月から発生します)。

見落とされがちですが、BBIQの料金は13ヵ月目でいったん上がります。「2〜12ヵ月目」と「13ヵ月目以降」で1,100円の差があるため、1年目の安さだけで判断すると2年目に驚くことになります。長く使う前提なら、13ヵ月目以降の金額で家計に収まるかを見てください。

6ギガ・10ギガコースの料金

速度を上げると月額も上がります。両方の割引を適用したときの金額は次のとおりです。

コース(つづけて割+九電グループまとめてあんしん割)2〜12ヵ月目13ヵ月目以降
1ギガコース4,070円5,170円
6ギガコース4,840円5,940円
10ギガコース5,060円6,160円

1ギガと10ギガの差は月990円。動画視聴や在宅勤務が中心なら1ギガで足りることが多く、家族が同時に大容量のやりとりをする、あるいは10Gbps対応の機器をすでに持っている、という場合に上位コースを検討する——という順番で考えると失敗しにくいでしょう。なお10ギガ・6ギガは提供エリアと設備が限られるため、申し込み前に公式のエリア検索が必要です。

マンションタイプは「同じ建物に何戸入っているか」で毎月変わる

BBIQの集合住宅向け料金には、他社にはあまり見られない特徴があります。同一建物内の加入戸数に応じて、月額料金が毎月変動するのです(公式の注意事項に明記されています)。

マンションタイプ・1ギガコース2〜12ヵ月目13ヵ月目以降
通常料金(加入戸数により変動)3,410円〜5,280円4,510円〜6,380円
棟内LAN方式(屋内配線があるマンション・ビル向け)3,080円〜4,180円4,180円〜5,280円
マンション[ダイレクト](電柱から直接引き込む形態)5,280円6,380円

つまり同じマンションでBBIQを使う人が増えるほど、自分の月額も下がる仕組みです。逆に言えば、入居者が少ない建物では戸建てに近い金額になることもあるということ。見積もりの段階で「うちの建物だといくらになるのか」を必ず確認してください。

なお、棟内LAN方式では10ギガコース・6ギガコースは提供されていません。集合住宅で高速コースを検討している方は、まず自分の建物がどの提供方式なのかを確かめる必要があります。

割引は2階建て。片方だけでも使える

BBIQの割引は、性質の違う2つを重ねる構造になっています。

  • BBIQつづけて割(3年契約)……契約期間を決めることで月額を下げる割引。1ギガ・ホームタイプなら、通常料金の5,280円/6,380円が4,400円/5,500円になります。
  • 九電グループまとめてあんしん割……九州電力の電気とセットで契約すると適用される割引。つづけて割に加入していれば月330円、未加入なら月110円の割引です。

ここがBBIQらしいところで、電気を九州電力にしているかどうかで割引額そのものが変わります。すでに九電の電気を使っている九州の家庭なら、申し込みの際に申告するだけで毎月の負担が下がるわけです。

一方、電気を新電力に切り替えている家庭では九電グループまとめてあんしん割は使えません。その場合はつづけて割だけの金額(1ギガ・ホームで4,400円/5,500円)で採算が合うかを見ることになります。

キャンペーンは時期で入れ替わる

BBIQは公式サイト経由・QTnetお客さまセンター経由の新規申し込みを対象に、一定期間の月額無料などのキャンペーンを時期を区切って実施しています。ただし特典・金額・期間・適用条件(過去6ヵ月以内に利用実績がないこと等)は入れ替わるため、申し込み時点の内容を公式サイトで確認してください。

初期費用は実質0円。ただし途中でやめると残債が出る

初期費用の構成は次のとおりです(税込)。

項目金額扱い
標準工事費39,600円1,650円×24回の分割(つづけて割加入なら1,100円×36回)
標準工事費相当割−1,650円/月(つづけて割加入なら−1,100円/月)分割代金と同額を月額から割引=実質0円
契約事務手数料880円初回のみ
土日祝日割増工事費3,300円土日祝に工事する場合のみ加算

ポイントは、「無料」ではなく「毎月の割引で相殺している」という点です。公式も「標準工事費分割払いの期間中にBBIQを解約された場合は、標準工事費の残額を一括でお支払いいただきます」と明記しています。

つづけて割に加入すると分割が36回になるため、割引で相殺しきるには3年かかります。2年で引っ越す予定があるなら、その時点で残債が1万円以上残る計算です。工事費は「実質0円になるまでの期間」とセットで見てください。

あわせて、オフィスタイプの申し込みや、過去6ヵ月以内にBBIQの利用実績がある場合は分割払い・工事費相当割が適用されないことがあります。

解約時にかかるお金は3種類

解約で発生しうる費用は、性質の違う3つに分かれます。

  • 期間内解約料……最低利用期間(サービス開始月を含め24ヵ月。ホームタイプのつづけて割は36ヵ月)内の解約で発生。2022年7月の電気通信事業法の改正で解約金の上限が引き下げられ、BBIQでも月額基本料相当額が基準になっています。
  • つづけて割の途中解約料……更新月以外に解約した場合、上とは別に発生します。
  • 標準工事費の残債……分割払いの残りを一括で支払います。

さらに撤去方法によっては撤去費用がかかります。「更新月なら0円」とは限らないので、解約を考えたらQTnetお客さまセンターで自分の契約の残額を出してもらうのが確実です(金額・条件は改定されることがあります)。

スマホ側を安くするルートは2つ

BBIQとauスマートバリューのイメージ

auユーザーは「auスマートバリュー」

BBIQはauスマートバリューの対象です。ここで必ず押さえておきたいのが、割引を受けるには BBIQ光インターネットと BBIQ光電話の両方を契約する必要があるという条件。ネットだけの契約では適用されません。光電話の月額を足しても得になるかどうかは、割引対象になる回線数しだいです。

割引額は契約中のauの料金プランによって異なり、対象プランも改定されます。auでは申し込み受付を終了したプランもあるため、金額の確認はau公式の料金・割引ページで現在のプラン名と突き合わせてください。家族の回線もまとめて対象にできる点は変わりません。

QTモバイルとのセット割

もうひとつが、九州の格安スマホ「QTモバイル」とのBBIQ×QTモバイルセット割です。BBIQとセットで使うとQTモバイル側の月額が割り引かれ、家族のQTモバイル回線も対象になります。割引額はデータ容量のプランによって変わるため、こちらもQTnet公式で現在の条件をご確認ください。

auでもQTモバイルでもない場合、BBIQ側にスマホ割はありません。ソフトバンクやドコモのスマホを使っているなら、セット割のある他社回線と総額で比べるほうが合理的です。九州で選べる主な選択肢としては、auひかり ホーム10ギガ・5ギガやNURO光、集合住宅ならJ:COM NETも候補に入ります。

申し込む前に確認したい3つのこと

1. エリアは九州7県、ただし住所単位で判定される

BBIQが使えるのは福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県・大分県・宮崎県・鹿児島県の九州7県です。基本的には九州電力のサービスエリアと重なりますが、同じ県内でも住所によっては提供できないことがあります。戸建てと集合住宅でも判定が変わり、インターネットは使えても光テレビは使えないエリアもあります。公式サイトの郵便番号・住所検索で先に確かめてください。

2. セキュリティソフトは無料で付いてくる

BBIQトータルセキュリティのイメージ

BBIQには複数台まで利用できるウイルス対策ソフト(BBIQトータルセキュリティ)が付属します。パソコンだけでなくスマホ・タブレットでも使え、年間の更新料もかかりません。家族分のセキュリティソフト代が浮くと考えると、月額の差を埋める要素になります。

3. 夜間のメンテナンスと、集合住宅の混雑

BBIQでは定期的にメンテナンスが実施されます。事前告知があり深夜帯が中心ですが、夜間にオンラインゲームや配信をする人は自分の使い方と合うかを確認しておくと安心です。メンテナンス情報は公式サイトから確認できます。

また集合住宅では1本の光回線を住人で分け合う形になるため、同じ時間帯に利用が集中すると速度が落ちることがあります。これはBBIQに限らず光回線共通の性質です。地域密着型で九州内に設備がある分、首都圏のサーバーへ長距離を往復するより応答が安定しやすい面もあります。

九州エリアで人気のBBIQ利用者の口コミ

BBIQのよくある質問(FAQ)

Q. マンションに住んでいますが、月額はいくらになりますか?

A. 建物によって変わります。BBIQのマンションタイプは同一建物内の加入戸数に応じて月額が毎月変動する仕組みで、1ギガコースなら2〜12ヵ月目が3,410円〜5,280円、13ヵ月目以降が4,510円〜6,380円の範囲です(税込・2026年9月時点)。電柱から直接引き込む「マンション[ダイレクト]」の場合は戸建てと同じ金額になります。実際の金額は申し込み時の見積もりで確認してください。

Q. auスマートバリューを使うのに、光電話も契約しないといけませんか?

A. 必要です。BBIQでauスマートバリューの適用を受けるには、BBIQ光インターネットとBBIQ光電話の両方の契約が条件になります。光電話の月額を足したうえで、家族の何回線が割引対象になるかを計算すると、得かどうかが判断できます。

Q. 工事費が実質0円なら、すぐ解約しても0円ですか?

A. いいえ。標準工事費39,600円を分割払いしながら、同額を月額から割り引いている仕組みです。公式も分割払いの期間中に解約した場合は残額を一括で支払うと明記しています。つづけて割に加入すると分割が36回になるため、相殺しきるまで3年かかる点に注意してください。

Q. 九州電力の電気を契約していないと割引は受けられませんか?

A. 九電グループまとめてあんしん割は受けられませんが、BBIQつづけて割は電気の契約に関係なく使えます。1ギガ・ホームタイプならつづけて割だけで2〜12ヵ月目4,400円・13ヵ月目以降5,500円です。両方使える場合との差は月330円になります。

Q. 10ギガコースは九州のどこでも申し込めますか?

A. いいえ。10ギガコース・6ギガコースは提供エリアと設備が限られます。とくに棟内LAN方式の集合住宅では10ギガ・6ギガは提供されていません。公式サイトのエリア検索で、自分の住所と建物が対象かどうかを先に確認してください。

まとめ

BBIQは九州電力グループのQTnetが提供する電力系の独自回線で、料金の組み立て方にいくつか特徴があります。

  • 戸建ての1ギガは、2つの割引を重ねると2〜12ヵ月目4,070円・13ヵ月目以降5,170円(税込・2026年9月時点)
  • 13ヵ月目で月額が1,100円上がるため、2年目以降の金額で判断する
  • マンションタイプは同一建物の加入戸数で毎月変動する。見積もりで自分の建物の金額を確認する
  • 工事費は「実質0円」=分割と割引の相殺。途中解約すると残債が一括請求になる
  • スマホ割はauスマートバリュー(光電話が必須)とQTモバイルセット割の2ルート

九州電力の電気を使っていて、auかQTモバイルのスマホを持っていて、3年以上住む予定がある——この3つが揃うほどBBIQは有利になります。料金・割引・キャンペーン・提供エリアは改定されるため、申し込み前に必ずBBIQ公式サイトの料金ページで最新の内容をご確認ください。

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