ドコモ光は、NTT東日本・西日本のフレッツ光と同じ回線設備を使い、NTTドコモがプロバイダ料金込みで提供している光回線(光コラボ)です。標準の1ギガ・タイプAを2年定期契約にすると、月額は戸建て5,720円、マンション4,400円(税込・2026年10月時点)です。

ドコモのスマホとのセット割で家族の回線ごとに最大1,210円引かれるので、家族にドコモユーザーが多いほど得になります。ahamoを使っている一人暮らしなら、月額の安いahamo光も比べる価値があります。



ドコモ光はフレッツ光の回線を使う光コラボ

光コラボとは、NTT東西のフレッツ光の回線を借りて、事業者が自社のサービスとして売る仕組みのことです。ドコモ光もその一つで、回線の品質はフレッツ光と同じ設備に支えられています。

フレッツ光は回線とプロバイダを別々に契約しますが、ドコモ光は両方がひとつの料金にまとまっています。請求が1本になるうえ、合計額で比べるとフレッツ光より安くなるケースが多いですね。

速さは標準の1ギガに加え、提供エリア限定で最大10Gbpsの10ギガも選べます。10ギガの数字は技術規格上の最大値で、実際の速度は住まいの配線や機器で変わります。

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ドコモ光の月額料金(2026年10月時点)

ドコモ光 1ギガの月額は、住まいの種類とプロバイダのタイプ、定期契約の有無で決まります。公式の料金表をもとにまとめました(税込)。

住居タイプ1ギガ タイプA・C1ギガ タイプB1ギガ 単独タイプ
戸建て(2年定期契約)5,720円5,940円5,500円
※別途プロバイダ料金
マンション(2年定期契約)4,400円4,620円4,180円
※別途プロバイダ料金
戸建て(定期契約なし)7,370円7,590円7,150円
マンション(定期契約なし)5,500円5,720円5,280円

2年定期契約にするかどうかで、月1,000円以上の差がつきます。数年使う前提なら、定期契約のほうが総額は抑えられます。

料金タイプは次の4つです。

  • タイプA(プロバイダ一体型)
  • タイプB(プロバイダ一体型で、タイプAより月220円高い)
  • 単独タイプ(プロバイダ料金が別に必要)
  • タイプC(提携ケーブルテレビの設備を使う型で、料金はタイプAと同じ)

タイプAとタイプBの違いは選べるプロバイダだけで、通信の品質に基本的な差はありません。こだわりがなければ、月220円安いタイプAから選ぶと無駄がありません。2段階定額のドコモ光ミニは、2025年3月31日で提供を終えています。

タイプAで選べる主なプロバイダ

OCN インターネット、GMOとくとくBB、@nifty、BIGLOBE、andline、hi-ho、エキサイト、楽天ブロードバンドなど、20社前後が対応しています。ドコモ自身はOCN インターネットを提供しています。

以前タイプAだったドコモnetとぷらら(plala)は、新規受付を停止しています(利用中の人はそのまま使えます)。各プロバイダの違いはドコモ光のプロバイダの選び方とタイプA・Bの違いで詳しく比べています。

タイプBで選べる主なプロバイダ

@TCOM、AsahiNet、TNC、WAKWAKなどがタイプBです。かつてタイプBの代表だったOCNは新規受付を止め、タイプAのOCN インターネットが後継になりました。OCNのメールアドレスを使い続けたい人は、OCN インターネットを選べば移行できます。

ドコモ光は、契約後にプロバイダを変更できるのも特徴です。速度に不満があるときに選び直せる光回線は多くありません。変更には事務手数料3,300円がかかります。

単独タイプはプロバイダ代が別にかかる

単独タイプは基本料金が安く見えますが、プロバイダがセットになっていないぶん、プロバイダ料金を別に払います。タイプA・Bにないプロバイダを使いたい人向けのプランで、合計で比べないと一体型より高くつくことがあります。

ドコモ光 10ギガ

10ギガの月額は戸建てとマンションで同じで、2年定期契約ならタイプA・Cが6,380円、タイプBが6,600円、単独タイプが5,940円です。

新規や転用で申し込むと、利用開始から最大6か月間は基本料金が月500円になるワンコインキャンペーンが続いています(2年定期契約などの条件あり)。提供エリアが限られ、10ギガ対応のルーターも必要なので、エリアと機器を先に確認してから検討してください。

初期費用と工事料

ドコモ光 1ギガの初期費用は、契約事務手数料4,950円と工事料です。2026年6月1日の申し込み分から工事料が改定され、新規の代表例は戸建て・マンションとも28,600円になりました。屋内配線の工事が要らない場合は18,260円、作業員が来ない無派遣工事なら3,300円です。

フレッツ光からの転用なら工事料は0円です。新規工事料を実質0円にする特典も続いていますが、同じ6月1日から特典の進呈時期も変わったので、過去の記事や広告の条件をそのまま当てにしないでください。

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ahamoユーザーはahamo光も比べる

ドコモには、ahamo契約者専用のahamo光という光回線もあります。同じくフレッツ光の設備を使いますが、料金体系も条件もドコモ光とは別物です。

月額料金(2年定期契約・税込)は次のとおりです。

プランマンション戸建て
ahamo光 1ギガ3,630円4,950円
ahamo光 10ギガ5,610円(マンション・戸建て共通)

ドコモ光 1ギガ・タイプAより、月額はマンションでも戸建てでも770円安い設定です。ただしahamo光はドコモ光セット割の対象外で、ほかにも次の条件があります。

  • ahamo契約の携帯電話番号(ペア回線)が必須で、ahamo以外のプランに変えるとahamo光は続けられない
  • プロバイダのメールアドレスは提供されない
  • 接続はIPoE方式だけで、PPPoE方式が必要なサーバー公開や一部の機器・ゲームは使えない場合がある
  • OCNバーチャルコネクト対応のルーターが必要(ドコモのレンタルは月330円、10ギガ用は月550円)
  • 法人名義と未成年は申し込めない

一人暮らしのahamoユーザーならahamo光、家族にドコモ回線が複数ある世帯ならセット割の効くドコモ光、というのが基本の住み分けです。ahamo光の初期費用は契約事務手数料4,950円と工事料で、10ギガにもドコモ光と同じワンコインキャンペーンがあります。

ドコモ光のメリット

プロバイダ込みでフレッツ光より割安になりやすい

フレッツ光の回線とプロバイダの合計額と比べると、一体型のドコモ光は安くなるケースが多いです。ネット回線は数年単位で使うので、月数百円の差でも累計では大きくなります。

同じNTTの回線設備を使うので、フレッツ光から乗り換えたことで速度が落ちることもありません。

ドコモのスマホとのセット割

ドコモユーザーにとって一番大きいのがドコモ光セット割です。ドコモのスマホとドコモ光をセットで使うと、スマホの月額料金から割引が入ります。

割引額は、ドコモ MAX、ドコモ ポイ活 MAX、ドコモ ポイ活 20、ドコモ miniで最大1,210円です。2026年12月1日に始まるドコモ mini2も1,210円の対象と発表されています。eximoやirumo(0.5GBを除く)、ギガホ、ギガライトなどの旧プランは最大1,100円です。

同じファミリー割引グループの家族のスマホも対象なので、ドコモ MAXの家族3人なら月3,630円が割り引かれる計算です。家族の人数が多いほど、回線代との差し引きが効いてきます。

転用・事業者変更なら工事なしで乗り換えられる

フレッツ光を使っている人は、転用という手続きで工事をせずにドコモ光へ切り替えられます。転用は解約扱いにならないので、フレッツ光の解約金はかかりません(事務手数料3,300円は必要)。ソフトバンク光など他社の光コラボからも、事業者変更で工事なしのまま移れます。

プロバイダを後から変えられる

速度が出ないから別のプロバイダに変えたい、という対応ができるのは光コラボの中では珍しい強みです。プロバイダごとの特典の違いはドコモ光でGMOとくとくBBを選ぶメリットでも紹介しています。

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ドコモ光のデメリット

新規申し込みは開通まで時間がかかる

転用や事業者変更なら工事なしで切り替わりますが、新規は開通工事が必要で、1か月前後かかることもあります。引っ越しシーズンはさらに先の日程しか取れない場合があるので、申し込みは早めに済ませておくと慌てずに済みます。

混雑する時間帯は速度が落ちることがある

ドコモ光に限らず、回線は混むほど遅くなります。効果が大きい対策は、IPv6(IPoE)接続に対応したプロバイダとルーターを選ぶことです。混雑しやすい従来のPPPoE方式を避けられるので、夜でも速度が安定しやすくなります。

フレッツ光には簡単に戻せない

フレッツ光からの転用は簡単ですが、逆にフレッツ光へ戻すには、ドコモ光を解約して新規で申し込み直す形になり、解約金や工事料がかかります。他社の光コラボへ移るなら、事業者変更で工事なしのまま乗り換えられます。

2年定期契約の解約金に注意

2年定期契約は、更新期間以外に解約すると解約金がかかります。1ギガの戸建て5,500円、マンション4,180円で、10ギガは戸建て・マンションとも5,500円です。2022年6月30日以前に申し込んだ旧プランは、戸建て14,300円、マンション8,800円と高額です。

契約満了月の当月・翌月・翌々月の3か月間は、解約金がかかりません。ドコモ光の契約期間とスマホの契約期間は別々に数えるので、スマホの更新月に合わせると光回線側だけ解約金が出ることがある点に注意が必要です。

ドコモ光を扱う主なプロバイダ

ドコモ光は20社以上のプロバイダに対応しています。キャッシュバックやルーターのレンタルなどの特典は時期で変わるので、申し込む直前の内容で比べてください。

OCN インターネット

NTTドコモ自身が提供するタイプAのプロバイダです。新規受付を止めたドコモnet、ぷらら、OCNの実質的な後継で、問い合わせ先をドコモに一本化できます。OCNのメールアドレスを使っていた人が移りやすいのも特徴です。

GMOとくとくBB

キャッシュバック特典と、IPv6(v6プラス)対応Wi-Fiルーターの無料レンタルが看板のタイプAプロバイダです。ルーターの性能は実際の速度に直結するので、速さを重視する人に向いています。

@nifty

老舗の大手プロバイダで、タイプAです。v6プラスに対応し、セキュリティ関連のサポートやオプションが充実しています。

BIGLOBE

実績の長い大手で、タイプAに対応しています。IPv6対応ルーターのレンタルやセキュリティサービス、電話サポートがそろっていて、初めての人でも始めやすい体制です。

@TCOM・AsahiNetなど(タイプB)

タイプBの代表格で、タイプAより月220円高くなります。これらのメールアドレスをすでに使っている人は、継続のためにタイプBを選ぶ価値があります。

対応プロバイダと受付状況は変わることがあるので、申し込み前にドコモ公式サイトの一覧も見ておいてください。

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ドコモ光に乗り換えるときの注意点

プロバイダが変わるなら接続設定が必要

転用や事業者変更でプロバイダが変わる場合は、接続設定をし直さないとネットが使えません。手順は申し込み後に届く接続設定ガイドに載っています。IPv6(IPoE)対応のプロバイダなら、設定がほぼ要らないケースも増えました。

メールアドレスとひかり電話の引き継ぎ

転用のときに今と同じプロバイダを選べば、メールアドレスはそのまま使えます。プロバイダを変えると原則使えなくなりますが、メールだけを有料で残せる場合もあります。ahamo光にはプロバイダのメールアドレスの提供そのものがないので、プロバイダメールを使い続けたい人はドコモ光を選ぶ必要があります。

ひかり電話はドコモ光電話に切り替わり、電話番号はそのまま使えます。フレッツ光専用のオプションの中には光コラボで使えなくなるものもあるので、加入中の人は事前に見ておいてください。

キャンペーンは受け取り条件まで読む

dポイントの還元、工事料の実質0円特典、プロバイダ独自のキャッシュバックなど、その時点の特典を比べて申し込み窓口を選ぶと得になります。どれも受け取りの条件や手続きの期限があるので、申し込む前に読んでおきましょう。

反対にドコモ光から他社へ移るときは、他社の違約金還元キャンペーン(解約金や工事費の残りを負担してくれるもの)を使うと負担を抑えられます。

SNSに投稿されたドコモ光の利用者の声

速度については、乗り換えて速くなったという投稿が目立ちます。遅くなったという声もまれにありますが、プロバイダや接続方式(IPv6非対応のPPPoE接続)、古いルーターなど、回線以外に原因があることも多いです。

※投稿は当時の内容で、今の料金・特典・提供条件とは違う場合があります。

ドコモ光とahamo光の選び分け

こんな人向いているサービス理由
家族にドコモ回線が複数あるドコモ光ドコモ光セット割が家族の回線ごとに効く(ahamo光は対象外)
一人暮らしのahamoユーザーahamo光月額料金そのものが安い
プロバイダのメールを使い続けたいドコモ光ahamo光はメールアドレスの提供なし
PPPoE接続が必要な用途があるドコモ光 1ギガahamo光はIPoE方式のみ
プロバイダを選び直したいドコモ光プロバイダ変更に対応(手数料3,300円)

どちらも、フレッツ光や他社の光コラボからなら転用・事業者変更で工事なしに移れます。乗り換えのハードル自体は高くありません。

まとめ

ドコモ光は、フレッツ光と同じ回線をプロバイダ込みの料金で使える光コラボで、ドコモのスマホを使う家族が多いほどセット割で通信費全体を下げられます。ahamoユーザーはセット割が使えない代わりに月額の安いahamo光があるので、家族構成で両方を計算してから決めてください。

2026年6月1日からは工事料と工事料特典の進呈時期が変わり、12月1日にはドコモ mini2の提供とahamoのリニューアルが予定されています。料金やキャンペーンはよく変わるので、申し込む前に各社のページで今の条件を見てください。

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