ADSLから光回線へ乗り換える方法とは?詳しく解説!

かつて家庭の固定回線として広く使われていたADSLは、すでにすべて終了しています。NTT東日本・西日本の「フレッツ・ADSL」は、フレッツ光の提供エリアでは2023年1月31日に終了し、残っていた経過措置のエリアも含めて2025年1月31日をもって全品目の提供が終了しました(新規・移転・品目変更の申込受付は2023年7月31日で終了済み)。ソフトバンクの「Yahoo! BB ADSL」「SoftBank ブロードバンド ADSL」も、2024年3月31日に22年の歴史に幕を下ろしています

つまり、2026年8月現在、ADSLは新規で申し込むことも、契約を続けることもできません。まだ移行が済んでいない方は、光回線などほかのインターネット回線への乗り換えが必須です。

光回線にすればインターネットがサクサクつながるようになり、通信速度の低下で悩むこともなくなります。ここでは光回線の魅力と乗り換えの方法について紹介します。


今、固定回線の主流は光回線

ADSLがすでに終了したこともあり、現在、家庭用の固定ブロードバンドは光回線が主流です。

近年は動画視聴やオンラインゲームなど、大きなデータ通信を伴う使い方が増えたこともあり、ADSLよりも通信速度が速く安定している光回線が選ばれています。これからインターネット回線を選ぶなら、光回線が基本の選択肢になるといってよいでしょう。

どうして光回線がいいの?

通信速度が安定して速い

光回線が支持される最も大きな理由は、ADSLに比べて通信速度が明らかに速いことです。

画像や情報量の多いページは、回線が遅いと表示までに時間がかかることがあります。ADSLの場合は、ページを移動するたびに数秒待たされることも少なくありませんでした。

一方、光回線は情報量の多いページでもクリックするとすぐに表示され、サイト閲覧もサクサクです。

また、光回線はインターネット専用の光ファイバーを使うため、ADSLのように基地局(収容局)からの距離や、電話回線・電波などの影響で通信速度が不安定になることもありません。

ADSLは下りと上りの速度差が大きく、上り(アップロード)が特に遅いのも弱点でした。写真や動画をクラウドに上げる、ビデオ会議で自分の映像を送る——といった今どきの使い方では、この上りの遅さが大きなストレスになります。光回線なら上りにも余裕があるので、そこが一気に解消されます。

電話代が安くなることも

ADSLではアナログ電話を利用しますが、光回線では「ひかり電話」が利用できます。一般的に、ひかり電話のほうが基本料金や通話料を抑えやすい傾向があります(料金は提供事業者やプランによって異なります)。

さらに、光コラボレーション(大手キャリアなどがフレッツ光の回線を使って提供するサービス)を選ぶと、スマホ料金とのセット割が使えることもあり、毎月の通信費を抑えやすくなります。

さまざまなキャンペーンがあってお得

インターネット回線の主流が光回線になったことで、光回線の事業者は顧客を獲得しようと、積極的にお得なキャンペーンを実施しています。

キャンペーンを利用すればお得に光回線をスタートできます。コスト面が気になって乗り換えを迷っている方も、キャッシュバックや工事費の割引などを上手に活用して検討してみるのがおすすめです。

ちなみにNTT東日本・西日本は、フレッツ・ADSLからフレッツ光へ移行する利用者について初期工事費を無料とする案内を出していました。同じように、乗り換え時の工事費を実質無料にするキャンペーンは各社が用意しているので、申し込み前に必ずチェックしておきましょう。

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ADSLから光回線への乗り換え方法

step1.光回線の契約

光回線が使えるようになるまでには申し込みから開通まで数週間〜1か月ほどかかることが多いので、先に光回線を契約してからADSLを解約する流れになります。

各社のキャンペーン情報も比較しながら、気になる光回線を見つけてみてくださいね。代表的なのはフレッツ光やその回線を使った光コラボ各社です。

インターネットから簡単に申し込みできるので、ある程度ネットが使える方なら問題なく進められるでしょう。申し込み後は事業者から連絡が来るので、詳細を確認したり、自宅まで回線を引くための工事日を決めたりしていきます。

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step2.光回線の導入工事

光回線の工事では専門の作業員が来て作業を行いますが、屋外だけでなく屋内での作業も含まれます。そのため、不在のあいだに工事をしてもらうことはできません。

当日は立ち会いが必要なので、確実に自宅にいられる日を伝えて工事を行ってもらいましょう。これまで回線を引いていない一戸建ての場合は工事が必須ですが、共用部の工事だけで済むマンションでは立ち会いが不要なケースもあります。

土日や祝日でも工事に対応してもらえることが多いものの、追加料金が必要になる場合があるので、事前に確認しておくと安心です。また、平日に仕事をしている方が多いため、土日・祝日の予約はかなり混み合います。

時期によっては予約がしばらく先になってしまうこともあるので、可能であれば平日を選びたいですね。

step3.ADSL回線とプロバイダの解約

工事日が確定したら、ADSL回線とこれまで契約していたプロバイダを解約しましょう。引き止められて解約できない、ということは基本的にないので心配いりません。

注意したいのは、プロバイダに連絡するだけで解約できるケースと、別途NTTへの連絡が必要なケースがあることです。

また、NTTからADSLのモデムをレンタルしている場合は返却が必要です。着払いで返却できるキットが送られてくるので、それを活用しましょう。

返却を忘れると機器の損害金を請求されることがあるので、解約が済んだら早めに手続きしてください。ADSL用のスプリッタや電話線など、どこまで返すのかは事業者によって違うため、返却キットに同封される案内をよく読んでおくと確実です。

ADSLから光回線へ乗り換えるときに知っておきたいこと

電話番号は変えないといけない?

「アナログ電話からひかり電話に乗り換えると、これまでの電話番号が変わってしまうのでは?」という不安から乗り換えを迷う方もいますが、多くの場合電話番号と電話機はそのまま使えます

これは、電話番号を引き継ぐための番号ポータビリティという仕組みがあるためです。ただし、そのまま引き継げるのは、原則としてNTT東西の加入電話(アナログ電話)で発行された番号などに限られます。ひかり電話などで新たに発番された番号は引き継げない場合があるため、仕事でアナログ電話を使っていて番号が変わると困る方は、契約前に提供事業者へ確認しておくと安心です。

なお、引っ越しで住所(管轄エリア)が変わる場合は、番号が変更になることもあるので注意しましょう。

プロバイダも変えないといけない?

これは状況によって変わります。ADSLから光回線へ乗り換える際、現在ADSLで契約しているプロバイダが光回線も提供していれば、同じプロバイダを選べることもあります。

ただ、今と同じプロバイダにこだわるメリットがあるかどうかは、しっかり考えておきましょう。

というのも、光回線の申し込みと一緒に指定のプロバイダを選ぶと、数か月間無料になったり、お得なキャンペーンが適用されたりするケースが多いからです。

プロバイダを乗り換えると違約金がかかることを心配する方も多いですが、違約金相当のキャッシュバックを受けられるキャンペーンもあります。そうしたキャンペーンも活用しながら、乗り換えを検討してみましょう。

あわせて知っておきたいのが、2019年10月に施行された改正電気通信事業法によって、期間拘束のある契約の違約金は上限1,000円までに抑えられたことです(改正前は9,500円が一般的でした)。以前ほど「違約金が怖くて動けない」状況ではなくなっています。ただし、工事費を分割払いにしている場合の残債は違約金とは別なので、そこだけは契約前に確認しておきましょう。

光回線の工事が大変そう

工事自体は特に大変なものではありません。そもそも、光回線の工事では何をするのでしょうか。大まかな流れは、持ち家か賃貸か、マンションの場合は光回線が導入済みかどうかによっても異なります。

基本的な流れは、作業員が外で配線作業を行い、外壁やマンションの共用スペースから光ファイバーを引き込んだあと、室内に回線終端装置(ONU)などを設置するというものです。工事時間は住居によって異なりますが、おおむね2〜3人で約2〜3時間ほどです。

すべて作業員が行ってくれるので、依頼者がすることは特にありません。光回線の終端装置は近くに電源コンセントが必要になるので、その周辺に電話機やWi-Fiルーターを設置できるよう準備したり、作業しやすいよう軽く片付けたりしておく程度です。あとは見守っていれば工事は完了するので、まったく心配いりません。

ひとつだけ注意したいのが、賃貸物件では事前に大家さんや管理会社の許可が必要になる点です。外壁に穴を開けたり、金具を取り付けたりする可能性があるためで、無断で工事を進めるとトラブルのもとになります。申し込み前に一報を入れておきましょう。

光回線を引けないときの選択肢

「工事の許可が下りない」「建物が対応していない」「開通まで待てない」——そんなときは、工事のいらない無線タイプの回線という手もあります。

  • ホームルーター(置くだけWi-Fi)…コンセントに挿すだけで使える据え置き型の端末です。工事不要で申し込みから数日で使い始められる一方、電波状況によって速度が変わります。
  • モバイルルーター(ポケット型Wi-Fi)…持ち運びができるタイプ。自宅と外出先の両方で使いたい人向けですが、同時接続台数や安定性では光回線に及びません。
  • ケーブルテレビ(CATV)のインターネット…すでにケーブルテレビを引いている集合住宅なら、比較的スムーズに導入できることがあります。

とはいえ、オンラインゲームやビデオ会議のように「遅延の少なさ」と「上りの速度」が効く用途では、光回線に軍配が上がります。まずは自宅で光回線が使えるかどうかを提供エリア検索で調べ、難しい場合に無線タイプを検討する——という順番がおすすめです。

ADSLから光回線への乗り換えでよくある質問

ADSLの解約はもう終わっているはずですが、何かする必要はありますか?

サービス自体は終了しているため回線は使えませんが、レンタル機器の返却が未了だと費用が発生することがあります。心当たりがある方は、契約していた事業者の窓口に確認してみてください。あわせて、ADSLとセットだったプロバイダ契約が残っていないか(月額料金が引き落とされ続けていないか)も、明細で見ておくと安心です。

アナログ電話だけ残して、インターネットは別で契約できますか?

できます。ひかり電話に切り替えず、これまでどおりNTTの加入電話を使いながら、インターネットだけ光回線やホームルーターで契約するという形です。ただし、ひかり電話にまとめたほうが基本料金の面で有利になることが多いため、両方の料金を並べて比べてから決めるとよいでしょう。

開通までインターネットが使えない期間ができてしまいませんか?

ADSLがすでに終了している今は、そもそも「並行して使う」ことができません。空白をなくしたい場合は、工事不要のホームルーターやモバイルルーターを短期間だけ使うという方法があります。契約期間の縛りがないプランを選べば、光回線が開通したあとに解約しやすくなります。

集合住宅で光回線が導入されていない場合はどうなりますか?

建物への引き込みから必要になるため、管理会社・オーナーの同意と、建物側の工事が前提になります。同意が得られない場合は個別の導入が難しいので、ホームルーターやケーブルテレビなど、建物の設備に依存しない方法を検討することになります。

ADSLから光回線に乗り換えた方の口コミ

https://twitter.com/rawanyutaiko/status/1261991212707459077

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