皆さんはレジがないAIコンビニ「Amazon go(以下、アマゾン・ゴー)」を知っていますか?
入店から商品購入、決済まですべて無人で行える画期的な店舗なんです!
今回は、そんな最新技術を駆使したアマゾン・ゴーについて詳しく紹介していきたいと思います。
(参考元:http://www.hummingbird.style/entry/2016/12/11/120000)
Amazon go(アマゾン・ゴー)って?
(参考元:https://mainichi.jp/articles/20180123/k00/00e/020/165000c)
アマゾン・ゴーは、2018年1月22日にアメリカシアトルで一般向けに開業した、レジがないAIコンビニです。
あらかじめスマホに専用アプリをダウンロードしておき、画面に表示されたQRコードを入り口付近のゲートにかざして入店します(電車の自動改札のような感じです。)
あとは欲しい商品を自分のカバンに入れるなどして手に取り、そのままゲートの外に出るだけ。
店外に出ると持ち出した商品の分だけ自動的に会計が完了しているので、レジに並んで待つ必要が一切ありません。
あらゆる手間を省いてスマートに買い物を済ませることができる画期的なコンビニです。
レジがなくても正確に会計!その仕組みとは?
アマゾン・ゴーは、最先端の画像認識技術や人工知能(AI)技術などを駆使してレジを無くすことに成功しました。
アマゾン・ゴーの店内には、100台以上の天井カメラや棚のセンサーが設置されていて、どの客が何の商品をとったかを追跡し、さらにAIが正確に認識できるようになっています。
一度商品を手にして棚に戻し、他の商品を代わりに取るといった行動をしても、きちんと反映されるというから驚きです。
開業当初から十分高い技術ですが、より正確に判定できるように今もなお改善を重ねているそうです。
アマゾン・ゴーの登場で自動レジの常識が変わる!
(参考元:https://internetcom.jp/204074/d-payment)
これまでは、スーパーのようにすべての商品に無線タグをつけ、レジを通して会計・在庫を管理するのが一般的でした。
人員を削減するべく様々なレジ改革がされてきましたが、客が自分でバーコードを機械に読ませて会計するセルフレジや、スマホのQRコードをかざすだけで決済が完了するキャッシュレス決済といった程度で、いずれも「レジを全く使わずに決済する」という点を克服できずにいました。
しかし、アマゾン・ゴーの登場により、レジそのものを無くせるということが実証されました。
これにより、これまでの小売り業のあり方が大きく変わってきます。
もうレジスタッフはいらない?ただし課題も・・・
この技術が普及すれば、コンビニなど小売店のレジスタッフは必要がなくなるかもしれません。
「いらない」というと聞こえは悪いですが、必要がなくなったレジスタッフ分の人員が別の産業で確保されるわけですから、あらゆる方面の慢性的な人手不足を解消する切り札になるかもしれません。
特に、日本などの少子高齢化や人口減少の著しい国や地域で導入されれば、その効果はかなり大きなものとなるでしょう。
また、都心など人口密集地域においても、レジの待ち時間が無くなることでストレスフリーで買い物ができるという利点になります。
アマゾン・ゴーの技術は、世界が今抱えている問題を根本から解決してくれるかもしれない、注目すべき技術であると言えるでしょう。
ただし、現時点では課題も多くあります。
大量のカメラやセンサーを導入・設置するための資金や管理方法。
「AIに仕事が奪われる!」と考える人と、どのように棲み分けしていくべきか。
治安の悪い地域での導入の是非や万引きなどの犯罪対策。
キャッシュレスサービスを利用した不正利用も目立つため、セキュリティ対策も気になるところ。
無人店舗が幅広く普及するのは、もう少し先になりそうですね。
今後、無人店舗産業がどう進化していくのか期待ですね!
まとめ
今回は、アマゾンのAIコンビニ「アマゾン・ゴー」の紹介をしました。
従来の販売業界の仕組みが大きく変わっていくと思うと、わくわくしますよね!今後のアマゾン・ゴーの動向にもぜひ注目していきたいです。
日本でもアマゾン・ゴーの仕組みを基礎とした無人店舗の実証実験があちこちで行われています。
実証実験を受けて、レジフリー技術が日本でどのように採用されていくのか、こちらも非常に興味深いです!
今後の無人店舗産業の発展に大いに期待です!