海外旅行や出張で、スマホをそのまま使うと高額請求になる——そんな心配から「海外用のモバイルWi-Fiをレンタルする」というのが定番でした。 ただ、この数年で状況はかなり変わっています。スマホのプランによっては申し込み不要・追加料金なしで海外データ通信が使えるようになり、eSIMという選択肢も一般的になりました。 そこでこの記事では、2026年7月時点の各社公式情報をもとに、「あなたの旅行にはどの手段が向いているか」を整理します。そのうえで、レンタルWi-Fiを選ぶ場合の代表格であるグローバルWiFiについても、公式情報で確認できる事実だけを解説します。


海外でネットを使う4つの手段を整理する

まず全体像です。手段は大きく4つあり、それぞれ得意な場面が違います
手段向いている人注意点
スマホの海外ローミング1人旅・短期滞在。プランに海外分が含まれている人プランによっては高額課金。データ量・日数の上限を要確認
モバイルWi-Fiレンタル家族・グループ旅行、PCも使う、複数端末をつなぎたい人端末の受け取り・返却が必要。充電・紛失のリスクあり
eSIM・現地プリペイドSIM端末を増やしたくない人、対応スマホを持っている人端末がeSIM対応かつSIMロック解除済みである必要あり
フリーWi-Fiスポットホテル・カフェで軽く使うだけの人通信内容を盗み見られるリスク。単独では旅程を支えきれない
最初にやるべきは「自分のスマホのプランを確認すること」です。ここを飛ばしてレンタルを申し込むと、使わない契約に二重でお金を払うことになりかねません

まず確認:あなたのプランに「海外分」が含まれていませんか?

たとえば次の2社は、プラン料金のままで海外データ通信が使えます(各社公式・2026年7月時点)。

ahamo(ドコモ)

  • 91の国・地域で、申し込み不要・追加料金なしで海外データ通信が利用可能
  • 海外で使えるのは月30GBまで(国内利用と合算。大盛りオプションに加入していても海外分は30GBが上限
  • 海外で最初にデータ通信をした日から15日を超えると、送受信最大128kbpsに制限。この制限はデータ量を追加購入しても解除されず、帰国して国内で通信するまで戻りません

楽天モバイル

  • Rakuten最強プランの料金支払いのみで、海外ローミングが毎月2GBまで利用可能
  • 2GB超過後は最大128kbpsに低速化。高速で使いたい場合は500円/1GBでデータチャージ
ahamoと楽天モバイルの海外ローミングで使える高速データ量を比較した棒グラフ
ahamoは国内利用との合算で月30GBまで(15日超で128kbps)、楽天モバイルは月2GBまで(超過後128kbps)。
つまり「2週間以内の1人旅で、地図とSNSと調べ物が中心」なら、ahamoユーザーは追加の手配が不要なケースが多いということです。一方で楽天モバイルの2GBは、動画を見るとあっという間に消えます。この差は事前に把握しておきましょう。 ドコモ・au・ソフトバンクの通常プランは、多くの場合ローミングが別料金です。設定を切り忘れて高額請求になる事故はここで起きます。渡航前に必ず「データローミング」の扱いを確認してください。

それでもレンタルWi-Fiが有利になる場面

「じゃあレンタルはもう不要では?」と思うかもしれませんが、次のようなケースではレンタルWi-Fiのほうが明確に有利です。
  • 家族・グループ旅行…1台を複数人でシェアできる。人数分のSIMを買うより安くなりやすい
  • ノートPCやタブレットも使う…出張でPC作業をするなら、テザリングよりWi-Fiルーターのほうが安定して電池も持つ
  • データを大量に使う…定額制なので、使いすぎによる青ざめる請求がない
  • eSIM非対応の端末を使っている…設定の手間なく、電源を入れるだけで使える
  • 機械の設定が苦手・トラブル時に日本語で相談したい

グローバルWiFiとはどんなサービス?

グローバルWiFiとは グローバルWiFiは、株式会社ビジョンが提供する海外用データ通信端末のレンタルサービスです。GMOとくとくBBの公式サイトでも取り扱われており、公式に記載されている特長は次のとおりです。
  • 200カ国以上の国と地域に対応(LTE対応は50カ国。同社2022年6月調べ)
  • 1日ごとの定額制。料金は渡航先・レンタル機器・渡航日数によって決まります
  • 24時間対応の日本語カスタマーサポート。一部のサービス対象国には現地スタッフを配置し、機器交換や電波チェックにも対応
なお、料金は「国・機器・日数」で変わるため、この記事では「1日◯◯円」といった断定はしません。渡航先を入れて見積もりを取るのが確実です。渡航先が決まったら、必ず公式サイトの見積もりで実額を確認してください。

申し込みで見落としやすい費用と期限

頭を抱える女性 ここは知らないと地味に損をするポイントです(GMOとくとくBB公式の記載より)。
項目内容対策
WEB申込期限期限を過ぎると定価(1日あたり+200円)になります日程が決まったら早めに申し込む
出発直前の申し込み出発3日前からの申し込みは別途手数料がかかる場合ありギリギリを避ける
宅配受け取り宅配受取料金550円(税込)が加算されます空港カウンター受け取りなら不要
返却空港での返却のほか宅配返却も可能。宅配返却の送料は自己負担帰国便の空港に返却カウンターがあるか確認
また、GMOとくとくBB経由の申し込みには限定特典が用意されていますが、特典の内容は変更されることがあります申し込み前に必ずGMOとくとくBBの該当ページで最新の特典内容をご確認ください(また、特典を受けるには指定ページからの申し込みが必要です)。
グローバルWiFiを利用するときには、とくとくBB公式サイトから申し込むようにしましょう。 【とくとくBB公式サイト グローバルWiFi】: https://gmobb.jp/service/other/gwifi/

他社レンタルとの比較で見るべきポイント

海外用Wi-Fiのレンタル業者は、グローバルWiFiのほかにもイモトのWiFiなどがあります。各社とも料金・容量プランを頻繁に見直しているため、「どこが最安か」は渡航先と時期によって入れ替わります。金額だけを鵜呑みにせず、同じ条件で見積もりを取って比べるのが確実です。 比較するときは、次の観点を揃えて見てください。
  • 1日あたりの定額料金(同じ国・同じデータ容量プランで比較する)
  • 受け取り・返却の方法と場所(自分が使う空港にカウンターがあるか)
  • 補償オプションの料金(紛失・故障時の自己負担額は意外と大きい)
  • データ容量プラン(大容量・無制限をうたうプランでも一定量超過後に速度制限がかかることがある)
  • サポート体制(24時間か、現地で日本語対応があるか)

フリーWi-Fiだけで乗り切るのは危険です

「ホテルとカフェのフリーWi-Fiがあれば十分」と考える方もいますが、暗号化されていない公衆Wi-Fiでは、通信内容を第三者に見られるリスクがあります。海外では、正規のものに似せた偽のアクセスポイントが用意されているケースもあります。 とくにクレジットカード情報の入力やネットバンキングは、フリーWi-Fi上では避けてください。また、移動中や道に迷ったときにこそネットが必要になるもので、フリーWi-Fiは「必要なときにない」のが最大の弱点です。

よくある質問

Q. レンタルWi-Fiとスマホのローミング、両方あると無駄ですか?

必ずしも無駄ではありません。Wi-Fiルーターの充電が切れたときや、はぐれて別行動になったときの保険になります。ahamoのように追加料金なしで使えるプランなら、「普段はレンタルWi-Fi、いざというときはスマホ」という併用が現実的です。

Q. 15日を超える長期滞在ではどうすればいい?

ahamoは15日を超えると最大128kbpsに制限され、帰国するまで解除されません。長期滞在なら、現地SIM・eSIM、またはレンタルWi-Fi(定額制)を軸に据えるのが安全です。

Q. 家族4人でスマホを使うなら、どちらが安い?

1台のルーターを共有できるレンタルWi-Fiが有利になりやすいです。人数分のeSIMやローミングを個別に手配すると、それぞれに料金が発生します。ただし常に全員が一緒に行動する前提である点は忘れずに。

Q. 予備バッテリーは借りたほうがいい?

丸一日の観光ならほぼ必須と考えてください。モバイルルーターはスマホより電池の減りが早く、ルーターが切れるとグループ全員がネットを失います。オプション料金を払う価値は十分にあります。

まとめ

ほほえむ女性 海外でのネット手段は、「1人か複数人か」「短期か長期か」「PCを使うか」で選ぶのが最短ルートです。
  • 2週間以内の1人旅…まずは自分のスマホのプランを確認(ahamoなら月30GB・15日以内で追加料金なし)
  • 家族・グループ/PC作業あり/長期…定額制で複数端末をつなげるレンタルWi-Fiが有力
レンタルを選ぶなら、200カ国以上に対応し24時間日本語サポートがあるグローバルWiFiは有力な候補です。料金・特典・受け取り条件は変更されるため、申し込み前に必ず公式サイトで最新の内容と見積もりをご確認ください。
グローバルWiFiを利用するときには、とくとくBB公式サイトから申し込むようにしましょう。 【とくとくBB公式サイト グローバルWiFi】: https://gmobb.jp/service/other/gwifi/