今年も早いもので、あっという間に4月後半ですね。もうGW(ゴールデンウィーク)の予定は決まりましたか?
今年は、新型コロナウイルス感染症の規制が緩和されて以降初めてのゴールデンウィークでもあります。国内旅行はもちろんですが、海外に旅行しようと計画している人もいることでしょう。
ただ、海外旅行で気になるのがスマホ・インターネット事情です。
「海外でもネットってできるの?」
「そもそも海外でもスマホって使えるの?」
こうした素朴な疑問もそうですが、たまにSNSなどで
「海外旅行から帰ってきたらすごい額の請求書が届いた!」
と嘆いてる人もいるため、海外でネットを使うことに不安を感じている人もいるかと思います。
・・・実は、そんな海外旅行中のインターネット問題を解消してくれる「レンタルWi-Fi」というサービスがあるのですが、知っていましたか?
そこで今回は、海外旅行の強い味方である「レンタルWi-Fi」サービスを紹介するとともに、海外旅行先でインターネットを利用する際の注意点などもまとめてみました。
ゴールデンウィークまであと少しですが、今からでもまだ間に合います!
初めての海外旅行で、まだインターネットの準備が済んでいない方は、ぜひ参考にしてみてください。
今年のゴールデンウィークで行きたい国ランキング
オンライン旅行サイトである「Expedia」が発表した「2024年ゴールデンウィークの人気海外旅行先ランキング」では、人気海外旅行先のランキングは以下のようになりました。
■2024年 ゴールデンウィークの人気海外旅行先ランキング
1位:ソウル(韓国)
Expedia:2024年ゴールデンウィークの人気海外旅行先ランキング
2位:台北(台湾)
3位:バンコク(タイ)
4位:オアフ島(ハワイ)
5位:香港(中国)
6位:バリ島(インドネシア)
7位:ロサンゼルス(アメリカ)
8位:パリ(フランス)
9位:シンガポール(シンガポール共和国)
10位:グアム(ハワイ)
TOP3の国々は日本から距離が近いことに加えて、1位の韓国はK-POPや韓国ドラマの影響で「聖地巡礼」目的で訪れたいと思う人が多くいるようですね。
3位以降も海外旅行先として毎年食い込んでくる人気の海外旅行先ですが、今年は有休をうまく活用しないと長期的なGWにならないということもあり、日本から近い国や都市が特に人気となっています。
みなさんが計画している旅行先はありましたか?
海外旅行先でのスマホ・ネット事情
日本国内では特に深く考えることなくスマホやインターネットを利用しているかと思いますが、海外でこれらを利用する際はどうなのでしょうか。
スマホ自体はどの国に持って行ったとしても操作や言語は変わらないため、日本にいるときのように操作・使用することができます。
ただ、インターネット接続(4G/5G)に関しては、海外と日本では周波数や通信方法が変わってくるため、日本と同じ設定のままで利用することはできません。
実は、現地の通信回線を使用する「データローミング」サービスを利用すれば、渡航先でもインターネットを利用することができるのですが、何も考えずにローミングを利用すると日本に帰国した際に高額なネット利用料が請求されてしまいます。
日本国内と海外の1通信あたりにかかるネット料金には大きな差があり、また海外でのネット利用は日本の定額プラン契約の対象外となっているため、ネットを使ったら使った分だけ満額請求されるんです!
高額な請求を避けるためには、旅行先に渡航する前にネットの対策をきちんと取っておく必要があります。
※海外旅行先でネットを利用した際の高額請求に関しては、下記の記事で詳しく説明しています。これから海外旅行に行くという人はぜひ渡航前に確認しておいてください。
>知らないと損する!海外旅行でスマホ高額請求の罠!?高額請求を絶対避ける方法!
「レンタルWi-Fi」サービスとは?
渡航先でインターネットを使うには、データローミングサービスを利用する他に
- 各スマホ会社の「海外定額プラン」に契約する
- 海外用スマホをレンタルする
- レンタルWi-Fiサービスを利用する
これら3つの方法がありますが、今回オススメするのが海外で使えるポケットWi-Fiをレンタルする「レンタルWi-Fi」サービスとなります。
レンタルWi-Fiサービスは、その名の通りWi-Fiをレンタルするサービスです。
レンタルするWi-Fiというのは、主に持ち運びに便利な小型のWi-Fi機器「ポケットWi-Fi」のことを指し、これ1台あればどこでもWi-Fiに接続してインターネットを楽しむことができます。
レンタルWi-Fiは日本国内でも人気のサービスで、様々な会社でサービスを提供していますが、レンタルWi-Fiならどの会社でもいいというわけではありません。
海外旅行先での利用を考えているのなら、海外旅行に特化したレンタル会社と契約する必要があります。
そのため、レンタルWi-Fiを利用する際は、渡航先の国でどこまで対応できるプランなのか、契約前にしっかりと把握しておかなければいけません。その点だけは注意しましょう。
条件をきちんと把握してないと、思わぬ高額請求につながることもあります!
契約内容の把握はもちろん、申し込みから受取り、返却までの流れをきちんとシミュレーションしておくといいですよ!
人気海外旅行先でおすすめのレンタルWi-Fiはどこ?
2024年のGW海外旅行先ランキングは、韓国・台北・バンコクと、アジア圏の国々が上位にあがりましたが、これらの国に海外旅行する際にピッタリのレンタルWi-Fi会社はどこでしょうか。
レンタルWi-Fiサービスを利用する際に注目したいポイントは下記の4つです。
- 利用できる国・都市数(1ヵ国~複数国)
- 月額料金とレンタル日数(1日単位~月単位)
- 1日に利用できるデータ量の上限(〇ギガ~無制限)
- 受け取り・返却方法(郵送・空港での受け渡し)
これらの条件と、自分の計画する旅行プランが合致したレンタルWi-Fiサービスを選ぶことで、余計な出費や手間をかけずにポケットWi-Fiをレンタルすることができます。
では、上記の条件を踏まえつつ、韓国・台北・バンコクで利用できるオススメのレンタルWi-Fi会社を見ていきましょう。
グローバルWi-Fi
グローバルWi-Fiは、対応国・地域数、拠点数ともに業界最多のレンタルWi-Fi会社です。
1日単位でポケットWi-Fiをレンタルできるので、必要な日数だけ無駄なく利用することができます。
■グローバルWi-Fiの利用料金(4G・1GB/日)
・韓国:1,370円/日(早割適用後1,170円)
・台北(台湾):1,370円/日(早割適用後1,170円)
・バンコク(タイ):1,570円/日(早割適用後1,370円)
グローバルWi-Fiの特徴は、提示された期限内にレンタルWi-Fiを申し込むことで適用される「早割」と、韓国旅行に関しては機器の受取・返却を韓国現地に限定することで料金がお得になる「格安現地受取プラン」が用意されているという点です。
「早割」は、機器の受取場所や方法によって期日が定められており、国内空港カウンターや宅配であれば出発日2~3日前、海外現地受け取りであれば前日から当日までに申し込むと早割を適用させることができ、200円ほど利用料金が安くなります。
また、韓国旅行を予定している人は早割に加えて「格安現地受取プラン」も適用させることができるので、利用料金をさらに安く抑えることが可能です。
※ただし、格安現地受取プランを利用する場合、安心補償パックは「フリー選択」のみで、その他オプションは利用できないので注意しましょう。
もうすでに渡航先と日程が決まっており、かつ韓国に行く予定であればグローバルWi-Fiがおススメですよ!
グローバルモバイル
グローバルモバイルは、格安でポケットWi-Fiをレンタルできるのが特徴です。
対応国・地域も110ヵ国以上と広く、観光地として人気の国や地域のほとんどは対応国・地域となっています。
データ量無制限プランも豊富に用意されているので、通信制限を気にしたくない人におススメの会社です。
■グローバルモバイルの利用料金(4G・1GB/3日)
・韓国:2,250円(750円/日×3日)
・台北(台湾):1,740円(580円/日×3日)
・バンコク(タイ):4,740円(1,580円/日×3日)
グローバルモバイルは1日当たりの利用料金が安いのが特徴ですが、その代わり契約日数が最低3日からとなっているため、1日だけ利用したいという人にはあまり向いていません。
ただ、長期滞在になればなるほど利用料金はお得になりますし、グローバルモバイルでは定期的に割引キャンペーンも行っています。
タイミングによっては今の利用料から更に安くなりますので、長期的な海外旅行を予定している人であればグローバルモバイルはおススメです。
また、グローバルモバイルでは、無制限プランも格安で提供しています。通信制限を気にする人にもピッタリの会社といってもいいでしょう。
イモトのWi-Fi
イモトのWi-Fiは、人気テレビ番組「世界の果てまでイッテQ」でお馴染みのいもとあやこさんが広告塔を務めるレンタルWi-Fi会社です。
もちろん、知名度だけでなくサービスも申し分ない会社となっています。
■イモトのWi-Fiの利用料金(4G・1GB/日)
・韓国:1,160円
・台北(台湾):1,460円
・バンコク(タイ):1,360円
イモトのWi-FiにはグローバルWi-Fiのような割引キャンペーンは無いのですが、その代わり利用料金が安くて契約内容もシンプルです。
こちらも1日単位で利用することができるので、必要な日数だけ無駄なく利用することができます。
また、イモトのWi-Fiはサポートも充実しており、24時間いつでも電話とメールで対応してくれます。
慣れない土地だと言葉が通じず何かと不安ですが、こうやっていつでもサポートしてくれるのはありがたいですね。
初めてレンタルWi-Fiを利用するという人にもオススメのレンタル会社となっています。
WiFiBOX
WiFiBOXは、ほかのレンタルWi-Fiサービスとは違い、受取から返却まですべてセルフで行うレンタルWi-Fiとなっています。
■WiFiBOXの利用料金(4G・1GB/日)
・韓国:690円
・台北(台湾):690円
・バンコク(タイ):690円
通常であれば、受取りや返却に郵送や宅配、空港窓口を利用するのですが、WiFiBOXは対応する空港に設置されているWiFiBOX貸出機のQRコードを読み込むだけでポケットWi-Fiを受け取ることができます。
返却も、WiFiBOX貸出機の空いているスロットに差し込むだけで返却完了です。面倒なやりとりを一切したくない人にオススメのレンタルWi-Fiとなっています。
ただし、シンプルゆえに利用できる国や地域はまだまだ少なめとなっており、また専用ボックスが設置されている空港も限られています。利用できる人が限られてしまうのは少々デメリットですね。
とはいえ、WiFiBOXが利用できる空港は増えてきています。利用する前に、出発予定空港に設置されているかどうかチェックしておくといいでしょう。
レンタルWi-Fiを利用する際の注意点!
レンタルWi-Fiを利用すれば、海外旅行先でも気兼ねなくインターネットを利用できますが、あることに注意しないと思わぬ高額請求が発生することがあります。
レンタルWi-Fiを利用する際は、下記のポイントだけは特に注意しましょう。
定額プランが適用されるのは申込時に申請した国のみ!
レンタルWi-FiでポケットWi-Fiを借りたからといって、すべての国でインターネットが使い放題になるわけではありません。
契約時に表示された価格で利用できるのは、あくまで申込時に申請した国・地域内のみとなっており、それ以外で利用した場合は定額適用外の料金となってしまいます。
旅行する国と他の国の距離が近かったり、移動の際に他の国を経由する必要がある場合は特に注意したいですね。
心配だというときは、少々値段は高くなってしまいますが、経由国や隣国でも利用できるように複数ヵ国利用プランにしておくといいでしょう。
※うっかり間違えがちなのですが、日本国内での利用もNGです!日本も利用地から見れば「他国」扱いになっていますので!うっかりWi-Fiに接続しないように!
キャリア通話・SMS(メッセージ)でのやりとりは定額適用外!
レンタルWi-Fiで定額になるのは、あくまでインターネットの利用のみとなっています。
そのため、スマホのキャリア通話(ビデオ通話も含む)や電話番号を用いたメッセージのやりとりは定額適用外となり、利用すればするほど料金が発生するので注意しましょう。
もし、現地で通話やメッセージのやりとりをしたいのであれば、LINEやSkypeなどのネット通話サービスを利用するか、通話する前に要点を整理してなるべく通話時間を短くするといいですよ。
まとめ
今回は、海外旅行先で利用できるおすすめのレンタルWiFiについて紹介しました。
海外と日本とでは、インターネットの通信料に大きな差があります。知らないまま利用していると帰国後に高額な請求がくるかもしれません。
スマホの海外定額プランに契約するのもいいですが、ポケットWi-Fiをレンタルすればスマホ以外の機器もインターネットに接続できて大変便利です。もちろん、契約者以外のスマホでもWi-Fiに接続できますよ!
1台あれば海外旅行ももっと楽しくなること間違いなしです!
また、人気の観光地限定のプランを用意しているレンタル会社もありますので、少しでも利用料金を浮かせたい人は有効活用しましょう。
ゴールデンウィークまであとわずか!インターネットの用意は何かと後回しになりがちなので、思い立った時にぜひ準備しておきましょうね!