ポケットWiFiをなくした・盗まれた——最初にやることから順番に

持ち歩く前提の機器だけに、ポケットWiFi(モバイルルーター)の紛失や盗難は珍しいことではありません。小さくて軽いぶん、鞄の中で見失う、置き忘れる、目を離した隙に持って行かれる——どれも起こり得ます。

この記事はいま困っている方が上から順に進められる形でまとめました。急ぎの方は、次の順番だけ押さえてください。

  1. 契約先(プロバイダ・キャリア)に連絡して回線を止めてもらう——最優先
  2. 警察に遺失届を出す——見つかる可能性を残す
  3. 加入している補償が使えるか確認する——費用を抑える
  4. 今後の契約をどうするか決める——補償/再契約/乗り換え

探すことより先に回線を止めるのがポイントです。順番を逆にすると、探している間に第三者が通信を使ってしまうおそれがあります。


① まず契約先に連絡して、回線を止めてもらう

ポケットWiFiを紛失したとき、いちばん最初に行うのは契約しているプロバイダ・通信事業者への連絡です。

目的は、拾った第三者に悪用されないよう回線の利用を止めてもらうこと。ポケットWiFiにはスマホほどの個人情報は入っていませんが、通信そのものを使われてしまうのが問題です。データ容量を消費されるだけでなく、その回線を経由した通信の記録は契約者に紐づきます。

連絡するときは、あらかじめ契約者名・契約時の電話番号や会員ID・端末の機種名・紛失した日時と場所の心当たりをメモしておくと手続きがスムーズです。

主な契約先の窓口は次のとおりです。電話番号・受付時間は変更されることがあります。発信する前に、必ずリンク先の公式サポートページで最新の窓口をご確認ください。

各社の公式サイトには、紛失・盗難時の手続きについても案内があります。電話がつながるまでの待ち時間に、公式サイトの案内へ目を通しておくと、必要な情報を手元にそろえられます。

>>GMOとくとくBBのお得なWiMAX詳細・お申込みはこちら<<

② 警察に遺失届を出す

回線を止めたら、次は警察への遺失届(紛失届)です。交番や警察署の窓口のほか、都道府県警によってはオンラインでの届出も案内されています。

盗難の可能性がある場合は、その旨も伝えてください。届出を出しておくこと自体が、後から見つかったときに手元へ戻ってくる前提になります。

「落とし物検索」は使えますが、限界も知っておく

警視庁のサイトには拾得物を調べられる「落とし物検索」があり、警視庁の案内では遺失者が判明していない落とし物の情報を、警察に届けられた日から3か月間(埋蔵物は6か月間)公表しているとされています。

ただし、ここに見落としやすい注意点があります。警視庁は同じページで「記名品や携帯電話等、遺失者が判明もしくは遺失者に連絡できた拾得物は公表していません」と案内しています。

つまり検索結果に出てこない=届けられていない、とは限りません。契約者が特定できた場合は公表されないため、検索で見つからなくても、遺失届を出したうえで警察や落とした心当たりのある場所(駅・店舗・施設)に直接問い合わせることが大切です。鉄道での紛失なら各鉄道事業者の窓口も確認しましょう。

保管期間は3か月——早めに動く

警視庁の案内によれば、警察が落とし物を受理してからの保管期間は3か月です。3か月を過ぎると拾った人のものになるか(個人情報が入った物は拾得者に引き渡されず廃棄または東京都に帰属)、扱いが変わります。

時間が経つほど戻る可能性は下がります。「そのうち出てくるだろう」と放置せず、心当たりのある場所への問い合わせは早めに済ませておきましょう。

※上記は警視庁(東京都)の案内にもとづく内容です。お住まいの地域の取り扱いや検索サービスの有無は、各都道府県警の公式サイトでご確認ください。

③ 加入している補償が使えるか確認する

端末の紛失・盗難に備えた補償サービスを契約時に付けていれば、負担を抑えて端末を用意できることがあります。ただし補償の有無・名称・内容はプロバイダごとにまったく違い、内容も見直されます。

そこで、金額を覚えるより「何を確認すればよいか」を押さえておくほうが実用的です。契約先に問い合わせるときは、次の点を聞いてください。

確認する項目聞き方の例なぜ大事か
紛失・盗難が対象か「故障だけでなく、紛失や盗難も対象ですか?」故障のみ対象で紛失は対象外、という補償もある
自己負担額「交換を受ける場合、いくら支払いますか?」月額とは別に、利用時の負担が発生することが多い
利用回数の上限「年に何回まで使えますか?」年1回・半年に1回など制限があるのが一般的
受け取る端末「新品ですか、リフレッシュ品ですか?」同等品での交換になることがある
加入のタイミング「今から加入できますか?」契約時にしか加入できない補償が多い(後から入れないことがある)
警察への届出の要否「遺失届の受理番号は必要ですか?」必要な場合、②を先に済ませないと手続きが進まない

最後の項目はとくに重要です。紛失してから慌てて加入することはできないケースがほとんどなので、これから契約する方は「補償の有無」を選ぶ基準のひとつに入れておくとよいでしょう。

なお、携帯電話会社(キャリア)では端末補償のオプションが用意されていることが多い一方、WiMAXを扱うプロバイダには補償オプションがないところもあります。ご自身が何に加入しているかは、契約時の書面やマイページの契約内容から確認できます。

④ 見つからなかったときの3つの選択肢

探しても出てこない場合、取れる道は次の3つです。

  • 補償を使って端末を用意する——契約や回線はそのまま。端末だけ入れ替わる形
  • 解約して同じ事業者で契約し直す
  • 解約して他社へ乗り換える

補償が使えるなら、回線契約を維持したまま端末だけ交換できるのがいちばん手間が少ない選択です。補償がない場合は、回線ごと解約して契約し直すことになります。

解約金は「月額料金相当額」が上限になっています

ここは古い情報がいまも出回っているところなので、はっきりお伝えします。「解約すると違約金が1万〜2万円かかる」という説明を見かけますが、現在はそのような高額な解約金は制度上とれません。

総務省は電気通信事業法施行規則を改正し(2022年2月22日改正・2022年7月1日施行)、消費者保護ルールを見直しました。これにより期間拘束契約の違約金は、1か月あたりの利用料金相当額を上限として請求できるという扱いになっています。あわせて、2022年7月1日以降に締結された契約については、解約手数料や事業者変更手数料など、電気通信サービスの提供の対価と言えない金額の請求が禁止され、事業者には遅滞なく解約できるようにする措置が義務づけられました。

つまり「違約金が怖くて解約できない」という前提そのものが、いまは当てはまりにくくなっています。ただし端末の分割払いが残っている場合、その残債は解約後も支払いが続くのが一般的です。ここは解約金とは別の話なので、混同しないようにしてください。

実際の解約金額・端末残債の扱いは契約時期と契約内容によって異なります。ご自身の契約でいくらかかるかは、必ず契約先に確認してください。

位置情報で探せる?——期待しすぎないほうがいい理由

スマートフォンには「iPhoneを探す」のような位置情報から端末を探す機能がありますが、モバイルルーターで同等の機能が使える端末はかなり限られます。端末に画面や専用アプリがあっても、紛失時に位置を特定できるとは限りません。

お使いの端末で使えるかどうかは、メーカーの取扱説明書か、契約先のサポートに確認するのが確実です。「たぶんあるだろう」で時間を使うより、先に①の回線停止を済ませてしまうほうが実害を抑えられます。

なお、家の中で見失っただけなら、スマホのWi-Fi設定を開いてみてください。自分のポケットWiFiのSSIDが表示され、電波が強く出ているなら近くにあります。部屋を移動しながら電波の強さの変化を見ると、意外とあっさり見つかることがあります。

なくさないための備え

紛失してしまうと、回線停止の連絡、遺失届、補償の手続き、場合によっては再契約と、手間と時間がまとまってかかります。日頃のちょっとした習慣で、その多くは避けられます。

置き場所を1か所に決める

いちばん効くのは置く場所・しまう場所を固定することです。

  • 自宅では、充電ドックやクレードルに必ず戻す
  • 持ち歩くときは、鞄の内ポケットなど決まった場所に入れる

単純なことですが、「いつもの場所にない=すぐ気づける」という効果もあります。気づくのが早いほど、見つかる可能性は上がります。

盗難対策の基本を押さえる

ポケットWiFiは小さいので、抜き取られてもすぐには気づけません。次の3つは意識しておきましょう。

  • 鞄の口を開けたまま持ち歩かない
  • 貴重品は鞄の奥に入れる
  • カフェなどで席を離れるとき、持ち物を置いたままにしない

紛失防止デバイス(アイテムトラッカー)を付けておく

MAMORIO FUDA(フューダ)/シール型紛失防止デバイス

紛失防止デバイスは、なくしやすい物にあらかじめ取り付けておくことで、紛失したときの捜索をサポートしてくれるアイテムです。アイテムトラッカーとも呼ばれ、シール型・タグ型・カード型などの形状があります。

鍵や財布に付けるイメージが強いですが、ポケットWiFiにも使えます。ただし多くはスマホとのBluetooth接続を前提としており、離れた場所からピンポイントで探せるとは限りません。「置き忘れたことにその場で気づける」効果を期待するもの、と考えておくと過度な期待をせずに済みます。

製品によって仕組み・対応OS・電池寿命・サービス内容が異なるため、購入前にメーカーの公式情報で仕様をご確認ください。

そのうえで、いざというときに効いてくるのはやはり契約先のサポート体制と補償の有無です。これから契約する方は、料金や速度だけでなくこの点も見ておくと安心できます。

ポケットWiFiの紛失・盗難に関する口コミ

寄せられている声を見ると、「部屋の中で置いた場所を忘れた」「旅行先でなくした」「手元にないのに使われた形跡がある」といったケースが目立ちます。

前者は、上で触れたとおりスマホのWi-Fi設定でSSIDが見えるかを確かめるのが早道です。一方で「使われた形跡がある」は緊急度が高いサインなので、探すより先に契約先へ連絡して回線を止めてもらってください。

紛失・盗難でよく聞かれること

Q. 回線を止めたあとで見つかったら、また使えますか?

A. 多くの場合、契約先に連絡すれば利用を再開できます。ただし手続きや扱いは事業者によって異なるため、止めてもらうときに「見つかった場合はどうすればよいか」を一緒に聞いておくと、後の手間が減ります。

Q. 拾った人に通信を使われた分の料金は、自分が払うのですか?

A. 扱いは契約先の規約や状況によって異なります。だからこそ、気づいた時点でできるだけ早く回線を止め、連絡した日時を記録しておくことが大切です。遺失届の受理番号も、事情を説明する材料になります。

Q. 端末の分割払いが残っています。解約するとどうなりますか?

A. 端末代金の残債は、回線を解約しても支払いが続くのが一般的です。2022年7月の制度改正で上限が設けられたのは「期間拘束契約の違約金」であり、端末の分割残債はこれとは別です。解約前に、残債がいくら残っているかを確認しておきましょう。

Q. レンタルのポケットWiFiをなくした場合は?

A. レンタル品は所有権が事業者にあるため、紛失時の弁済金が契約で定められているのが通常です。金額や手続きはサービスごとに異なるので、レンタル元の規約を確認したうえで、すぐに連絡してください。短期レンタルほど返却期限が絡むため、放置すると負担が増えます。

Q. 「落とし物検索」に出てこないので、もうあきらめるべきですか?

A. まだ早いです。警視庁は「記名品や携帯電話等、遺失者が判明もしくは遺失者に連絡できた拾得物は公表していません」と案内しており、届けられていても検索結果に出ないことがあります。遺失届を出したうえで、落とした心当たりのある施設や鉄道事業者の窓口にも問い合わせてみてください。

まとめ

ポケットWiFiをなくしたときは、①契約先に連絡して回線を止める → ②警察に遺失届を出す → ③補償が使えるか確認する → ④今後の契約を決める、この順番で動けば大きく間違えません。探すのは、回線を止めたあとで大丈夫です。

そして覚えておいてほしいのが2点。「落とし物検索に出ない=届いていない」ではないこと、そして解約金は2022年7月から月額料金相当額が上限になっていることです。どちらも、古い情報のままだと必要以上に不安になったり、動けなくなったりする部分です。

落ち着いて順番に進めれば大丈夫です。この記事が、いま困っている方の手助けになればうれしく思います。

ネット回線の先生ネット回線の先生

オンラインゲームやスマホのゲームで遊んだり高画質の動画を快適に見るには安定した通信回線が必要です。日本の通信インフラは非常に優秀で、近年は安定して通信できるようになってきました。通信速度や安定性に不満を感じる機会が少ないため、通信回線を1度契約して何年も利用し続けている人が大半ですが、実はプロバイダーや通信回線は定期的に切り替えて、切り替え時のキャッシュバックを受け取ることで通信料を実質的に節約することができます。切り替え先としておすすめしたいのがGMOグループが提供しているGMOとくとくBBです。

GMOとくとくBB

GMOとくとくBBは、フレッツ光(GMOとくとくBB光)を提供しつつ、NTTドコモ・KDDI・ソフトバンクの携帯電話とセット利用でお得になる「ドコモ光」「auひかり」「ソフトバンク光」のプロバイダーとしても高い人気を集めています。

人気の理由は、「数万円単位のキャッシュバックサービス」「割安な月額利用料」「IPv6を利用した安定した通信速度」「高い顧客満足度」です。格安SIMを利用している人は「フレッツ光」、三大キャリアを利用している人は、割引サービスがある「ドコモ光」「auひかり」「ソフトバンク光」を利用することで、お得に利用することができます。

キャッシュバック金額はそれぞれのサービスで異なります。「え、ほんとにこんなにもらえるの?」と疑いたくなるぐらい高額なキャッシュバックキャンペーンをやっていることが多いのでぜひ確認してみてください。