ポケットWiFiの寿命について徹底解説!

初めてポケットWiFi(モバイルルーター)を使うとき、どのくらい長く使えるのかは気になるところだと思います。本体にはバッテリー(電池)が内蔵されているので、「何年でダメになるの?」「電池だけ交換できるの?」という疑問もよく耳にします。

ここでは、ポケットWiFiの寿命の考え方とバッテリーの持ち、長持ちさせるコツ、そして電池交換と買い替えのどちらを選ぶかまでを、実際に使う人の目線で整理します。


ポケットWiFiの寿命=バッテリーの寿命と考えよう

ポケットWiFiの寿命は、実質的にバッテリーの寿命と考えるとわかりやすくなります。

ポケットWiFi本体に内蔵されているリチウムイオン電池は、充電と放電を繰り返すうちに少しずつ性能が落ちていきます。国民生活センターも、リチウムイオン電池は充放電の繰り返しや、満充電・電池切れのままの保管などによって劣化すると注意を呼びかけています。

スマホを使っていて「本体は壊れていないのに電池の持ちだけ悪くなってきた」と感じた経験がある方は多いはずです。ポケットWiFiでもまったく同じことが起こります。

では端末そのものはどうかというと、落下や水濡れなどの故障がなければ、数年単位で使い続けられます。精密機器なので永久にとはいきませんが、通信そのものができなくなるより先に「電池が持たない」という壁にぶつかるのが一般的です。

ただし実際には、生活スタイルの変化や新しい通信規格の登場もあり、10年を超えて同じ端末を使い続けるケースはあまり多くありません。「次の機種変更・乗り換えまでの数年間」を目安に考えておくとよいでしょう。

寿命の目安となる期間はどれくらい?

リチウムイオン電池の寿命は、「フル充電して使い切る」を1回と数えた充放電サイクルの回数で表されます。機種や電池の種類によって差はありますが、おおむね300~500回前後が交換を考えるタイミングの目安とされています。

これを日数に置き換えると、毎日1回フル充電に近い使い方をした場合でおよそ1年~1年半。数字だけ見ると短く感じますが、実際には毎日ゼロまで使い切る人ばかりではないので、体感としては2年前後で「持ちが悪くなってきたな」と気づくことが多いはずです。

上限に近づくにつれてじわじわと持ちが悪くなるため、フル充電したのにすぐ残量が減るようになったら交換や買い替えを検討するタイミングです。

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「そろそろ寿命かも」と判断できるサイン

寿命は年数だけで決まるものではありません。次のような変化が出てきたら、電池がへたってきたサインと考えてください。

  • 満充電にしても、以前の半分ほどの時間しかもたない
  • 残量表示が急に減る、使っていないのに一晩で大きく減っている
  • 充電中や通信中に、以前より明らかに本体が熱くなる
  • 充電ケーブルを挿していないと動かない(電池だけでは起動しない)
  • 本体やカバーが膨らんでいる、浮いている

このうち膨らみだけは、単なる劣化ではなく安全にかかわるサインです。次の項目で詳しく説明します。

膨らんだバッテリーは使い続けない(安全上の注意)

国民生活センターには、「リチウムイオン電池が膨張した」「充電端子が発熱・発煙した」といった相談が継続的に寄せられており、モバイルルーターも対象機器として名前が挙がっています。消費者庁も、リチウムイオン電池を使った製品の発火事故に注意するよう呼びかけています。

電池に膨張が見られたら、それ以上使わないでください。「まだ通信できるから」と使い続けるのは危険です。公的機関が案内している注意点をまとめると、次のようになります。

  • 膨らみが出たら使用を控え、交換または適切に廃棄する
  • 充電は機器の仕様に合った充電器を使い、端子が熱くなったり異臭がしたら直ちに中止する
  • 充電器やモバイルバッテリーはPSEマークの表示を確認して選ぶ
  • 落下などの衝撃が加わった電池は、発煙・発火につながる可能性があるため取り扱いに注意する

持ち歩く機器だからこそ、ここは節約より安全を優先してください。

バッテリーを長持ちさせる方法

寿命に上限があるとわかったうえで、少しでも長く使うにはどうすればよいのでしょうか。リチウムイオン電池の性質を踏まえて、日頃から気を付けたいポイントを紹介します。

使わないときは休止状態にする

基本にして効果が大きいのが、使わない時間帯に端末を休ませることです。

電源をOFFにすれば通信が切れ、本体の待ち受けに使う電力も抑えられます。最近のモデルは一定時間通信がないと自動で休止状態に入る機能を備えているものが多く、意識しなくても消費を抑えてくれます。

古いモデルは手動でOFFにする必要がありますが、「使っていないときはOFF」を習慣にしておくと、1日あたりの消費が減り、結果として充電回数そのものを減らせます。

つなぎっぱなしをやめる

ネット通信では、データ量だけでなく電力も消費します。パソコンやスマホをポケットWiFiにつなぎっぱなしにしていると、その分だけ電池が減り、交換時期も早く訪れます。

使っていない機器の接続は切っておきましょう。接続台数が減るだけでも消費は変わります。端末側の電源OFFと合わせて習慣にしてください。

省電力モードやBluetoothテザリングを使い分ける

機種によっては、通信速度を抑える代わりに電池の持ちを優先する省電力(エコ)モードが用意されています。動画やゲームではなく、メールやSNSの確認が中心の日はこちらに切り替えるだけで持ちが変わります。

また、Bluetooth接続はWi-Fi接続より省電力です。同時に接続できる台数は限られますが、外出先で1台だけつなげればよい場面では有効な選択肢になります。モードの名称や対応可否は機種によって異なるので、お手元の取扱説明書で確認してみてください。

過充電・過放電に注意する

「過充電」とは、満充電になっても充電器につなぎっぱなしにしている状態のことです。充電が終わったあとも挿しっぱなしにしていると、電池に負担がかかります

逆に、残量ゼロのまま長期間放置するのもよくありません。使わずにしまい込むと自然に放電が進み、空のまま置かれた電池は劣化が進みます。しばらく使わないときは、満充電でも空でもない中間の状態でしまうのが無難です。

ひとことでまとめると、「100%のまま挿し続けない」「0%のまま放置しない」。この2つを意識するだけで違ってきます。

高温状態にしない

ポケットWiFiに使われているリチウムイオン電池は、熱に弱いという性質があります。次の点にはとくに注意してください。

充電ケーブルの挿しっぱなしを避ける
・直射日光の当たる場所に置かない
・真夏の車内など高温になる場所に放置しない

まず気を付けたいのが充電ケーブルのつなぎっぱなしです。常に100%にしておきたいからと挿し続けると、そのぶん本体が熱を持ち、劣化を早めてしまいます。

次に、直射日光の差し込む窓辺や暖房器具のそばも要注意です。夏場は窓際、冬場はストーブの近くを避け、風通しのよい涼しい場所に置くようにしてください。

※高温は劣化を早めるだけでなく、発熱・発火の原因にもなります。使用中に異常な熱さを感じたら、いったん通信を止めて冷ましてから使いましょう。

ポケットWiFiのバッテリーは交換できる?

電池パックを取り外せる機種と、そうでない機種がある

へたってきた電池は交換すれば復活しますが、すべての機種で自分で交換できるわけではありません

UQ WiMAXの公式サポートでも、電池パックを取り外せる機種であればアクセサリーショップで電池パックを購入できると案内されています。裏を返せば、電池が本体に内蔵されていて取り外せない機種は、自分では交換できないということです。

取り外せないタイプは、「修理」という形で窓口に相談する流れになります。手元の端末がどちらのタイプかは、本体裏面のカバーが外れるかどうかと、取扱説明書の記載で判断できます。

無償で対応してもらえる場合もある

購入からの経過期間や状況によっては、契約先のプロバイダーやメーカーで無償対応となる場合もあります。まずは自己判断で分解する前に、契約先の窓口に相談してください。

注意したいのは、自分で分解して交換しようとした場合や、分解によって生じた破損は有償修理の対象になり、保証が受けられなくなることがある点です。ネット通販で見かける互換バッテリーも、仕様が不明確なものは発熱・発火のリスクがあるため避けたほうが安全です。

電池交換と買い替え、どちらを選ぶ?

「電池だけ替えるべきか、いっそ乗り換えるべきか」で迷う方は多いはずです。判断材料を整理しておきます。

選択肢向いているケース注意点
電池パックを買って自分で交換電池パックが取り外せる機種で、通信速度や料金に不満がない対応する電池パックが入手できるか要確認。仕様不明の互換品は避ける
修理として交換を依頼電池が内蔵で外せない機種。本体はきれいで使い続けたい費用と期間は窓口で要確認。分解歴があると有償になることがある
機種変更・乗り換え端末が数年前のもので、速度や対応エリアにも不満がある端末代金の残債や、契約先ごとの手数料・違約金の有無を事前に確認

ポイントは、「電池だけの問題か、通信そのものにも不満があるか」です。速度やエリアに不満がないなら電池交換で十分ですし、数年前の端末で通信にも物足りなさを感じているなら、乗り換えたほうが満足度は上がります。

なお、以前は「2年契約」が当たり前でしたが、現在は契約期間の定めがないプランも増えています。たとえばUQ WiMAXの「ギガ放題プラスS」は、公式サポートで解約時に契約解除料は発生しないと案内されています。ただし契約期間や解約金の扱いはプロバイダー・プランによって異なり、端末代金を分割払いしている場合は残債が残ります。最新の条件は必ず契約先の公式サイトでご確認ください。

使わなくなった端末・電池の捨て方

寿命を迎えたポケットWiFiや電池パックは、燃えないごみとしてそのまま捨てないでください。ごみ収集車や処理施設での火災原因になっています。

基本は自治体の分別ルールに従うこと。取り外せる電池パックは、小型充電式電池のリサイクル回収に対応した販売店や自治体の回収拠点に持ち込むのが確実です。膨らんでいる電池は特に危険なので、持ち込み方法を回収先に確認してから運んでください。

ポケットWiFi利用者の口コミ

※上記は過去に投稿されたものです。持ち時間の感じ方は機種や使い方によって差があります。

寿命とバッテリーについてよくある質問

Q. 電池が膨らんできました。まだ通信できるので使い続けてもいい?

使い続けないでください。国民生活センターも、膨張が見られたら使用を控え、交換または適切に廃棄するよう案内しています。無理に押し込んだり、自分で穴を開けたりするのは絶対に避けてください。

Q. 充電しながら使い続けると寿命が縮みますか?

短時間なら問題ありませんが、満充電のまま挿しっぱなしにするのは避けたほうが無難です。充電しながらの通信は本体が熱を持ちやすく、熱は劣化を早めます。据え置きで長時間使うことが多いなら、そもそもホームルーターや光回線を検討したほうが快適です。

Q. 毎日充電しないほうが長持ちしますか?

寿命は「使った日数」より「充放電を繰り返した回数」で決まります。こまめに継ぎ足し充電すること自体が悪いわけではなく、0%まで使い切ってからのフル充電を毎日繰り返す使い方のほうが負担は大きくなります。

Q. 何年使ったら買い替えるべきですか?

年数だけで決める必要はありません。満充電でも半分ほどしか持たない、本体が熱い、膨らみが出た——このいずれかが出たら、年数に関係なく交換・買い替えのタイミングです。逆に不満がなければ、数年使い続けても問題ありません。

Q. 古い端末を予備として置いておいても大丈夫?

保管するなら残量ゼロのまま放置しないことと、高温になる場所に置かないことを守ってください。長期保管した電池は劣化が進んでいる可能性があるため、久しぶりに使うときは充電中の発熱がないか確認しましょう。

まとめ

ポケットWiFiの寿命は、本体よりも内蔵バッテリーの劣化で決まります。フル充電と使い切りを繰り返す回数の目安はおおむね300~500回で、毎日しっかり使う人なら1年~1年半ほどで持ちの低下を感じ始め、2年前後で交換や買い替えを考えるのが一般的な流れです。

長持ちさせるコツは、使わないときはOFF・挿しっぱなしにしない・空のまま放置しない・熱いところに置かないの4つ。そして膨らみが出たら迷わず使用をやめる——これだけは安全のために徹底してください。

電池だけ替えて使い続けるか、思い切って乗り換えるかは、通信速度や料金に不満があるかどうかで判断するとすっきりします。契約期間や解約時の費用はプロバイダーによって異なるので、最新の条件は各社の公式サイトで確認してから決めましょう。

ネット回線の先生ネット回線の先生

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