格安SIMを入れたモバイルルーターでお得なネットライフを

こちらの記事では、格安SIMを入れたモバイルルーターを利用することで、お得にインターネットを使うための方法やメリット、デメリットなどについて解説しています。

格安SIM」というものを聞いたことがある方も多いと思います。

ですが、「格安SIMがお得って聞くけど、一体どんなもの?」「どうやって利用するの?」という疑問を抱いている方もいるのではないでしょうか?

実は、格安SIMを利用すれば、今よりも断然お得にインターネットを利用することができるようになるのです!

そして、そこに欠かせない存在であるのが、「モバイルルーター」と呼ばれるもの。格安SIMとモバイルルーターを組み合わせることによって、より安く、より快適なインターネットライフを送ることができるようになるのでチェックしてみてください。


格安SIMって何?

格安SIMというのは、docomo、ソフトバンク、auなどの大手携帯キャリア以外の事業者から販売されているSIMカードのことで、大手携帯キャリアと比較して利用料金が大幅に安いことが特徴です。

SIMカードというのは、携帯電話やスマホの中に入っている小さなカードのことで、電話番号を特定するために挿入されています。

携帯電話やスマホを使って通信ができるのはSIMカードが入っているためで、SIMカードが入っていなければ、電話をかけたり、ネットを閲覧したり、通信のすべてができなくなります。

通常、大手携帯キャリアから携帯電話やスマホを購入すると、それぞれの携帯キャリアのSIMカードが入っています。

携帯電話やスマホにもともと入っている携帯キャリアのSIMカードの代わりに、格安SIM販売会社が販売しているSIMカードを入れれば、安い通信費で携帯電話やスマホが利用できるようになるのです。

SIMカードは3種類ある

SIMカードは大きさ別に、「標準SIM」「microSIM」「nanoSIM」の3つの種類に分けられています。

携帯電話やスマホなどの端末で利用できるSIMカードはもともと決まっていて、違う種類のSIMカードを使うことはできません。そのため、格安SIMを申し込む時には、手元にある端末に合うSIMカードの種類を知っておくことが大切です。

大きさ利用できる端末備考
標準SIM25mm×15mm・iPhone 3GS

・Xperia PLAY SO-01D

・Optimus Pad L-06C

・PlayStation Vita

など

以前の端末に利用されていたSIMカードで、最近では採用されることが少ない。

「標準SIM」ではなく、単に「SIMカード」と呼ばれることもある。

microSIM15mm×12mm・iPhone 4S

・Xperia A SO-04E

・Nexus 7-32T

・GALAXY Tab 7.7 Plus SC-01E

など

一部の格安SIMでは今でも利用されているが、最新の端末ではあまり採用されることがない。
nanoSIM12.3mm×8.8mm・iPhone 5以降

・Xperia X Performance SO-04H

・Galaxy A8 SCV32

・arrows SV F-03H

・AQUOS ZETA SH-04H

など

最近の主流となっているSIMカードで、ほとんどの端末で採用されている。

3つのSIMカードのサイズや特徴についてまとめてみましたが、対応している端末数は、nanoSIMが圧倒的に多いことがわかります。標準SIM・microSIMは、いま新しく買える端末ではほとんど採用されていないと考えてよいでしょう。

さらに現在は、物理的なカードを使わない「eSIM」も広く普及しています。eSIMは端末に内蔵されたチップへ回線情報を書き込む方式で、カードの到着を待たずにオンラインで開通できるのが最大の利点です。ただしモバイルルーターにはeSIM非対応の機種もまだ多いため、eSIMで契約したい場合は、そのルーターがeSIMに対応しているかをメーカーの製品ページで必ず確認してください。

SIMロックとSIMフリー

SIMロックとSIMフリーについては、格安SIMを使う上で必ず知っておきたいことです。

SIMロック」とは、端末を購入した携帯キャリアのSIMカードしか利用できない状態のことで、「SIMフリー」とは、どの会社のSIMカードでも利用できる状態になっていることを指します。

大手携帯キャリアで購入した携帯電話やスマホは、購入した時には、それぞれのキャリアのSIMカードしか認識しないつくりになっています。

つまり、docomoで購入したスマホならdocomoのSIMカード、auで購入したスマホならauのSIMカードしか利用できないのです。

他社のSIMカードが利用できない状態を「SIMロックがかかっている」という風に呼びます。

ですが、SIMロックがかかっている状態だと、格安SIMを挿入しても使うことができません。そこで、SIMロックの解除が必要になりますが、SIMロックを解除してどの会社のSIMカードでも利用できるようにしたものが「SIMフリー」の端末になるのです。

ただし、この事情は制度改正で大きく変わりました。総務省は「移動端末設備の円滑な流通・利用の確保に関するガイドライン」を改正し、2021年10月1日以降に発売される端末についてはSIMロックを原則禁止としています。さらに2023年10月1日以降に販売される端末については、SIMロックが完全に廃止される扱いになりました。

つまり、ここ数年のあいだに買った端末なら、大手キャリアで購入したものでも最初からSIMフリーと考えて差し支えありません。手元にあるのがそれ以前の古い端末の場合だけ、キャリアの会員ページやショップでSIMロック解除の手続きが必要になります。手続きが要るかどうかは、各キャリアのサポートページで機種名から確認できます。

なお、モバイルルーターとして市販されているSIMフリー機は、はじめからSIMロックがかかっていないため、この手続き自体が不要です。

格安SIMはどうして安いの?

格安SIMの利用料金が安い理由は2つあります。

1つ目は、大手携帯キャリア会社の回線を借りて通信サービスを提供しているので、回線を整備するための費用や開発費が不要なことです。

そして2つ目は、ショップを持たない分、人件費や経費を抑えることができるためです。

格安SIMは大手携帯キャリア以外の会社が販売していますが、購入した格安SIMで利用できる回線は、docomoやソフトバンク、auなどの回線です。

格安SIM販売会社は大手携帯キャリアから回線を借りて格安SIMを販売しているので、回線を維持するための維持費や開発費などの費用がかかりません。

さらに、格安SIM販売会社は、docomoショップやソフトバンクショップ、auショップなどのような実際の店舗も持っていません。そのため、店舗の運営にかかる費用や人件費、店舗維持費などが一切かからず、安い利用料金でサービスを提供できるのです。

ただし、実際の店舗がある格安SIM販売会社もあるので、店舗がないと不安だという方は、実店舗のある格安SIM販売会社をおすすめします。

モバイルルーターってなに?

モバイルルーターというのは、Wi-Fiの電波を発している小さな端末のことです。

スマホ程度の大きさの端末なので、外出時にも持ち歩くことができ、いつでもどこでもWi-Fiを利用できるようになるというところがメリットです。

外出時にノートパソコンと一緒に持ち歩けば、例え公園や路上であっても、Wi-Fi環境を探すことなくいつでもインターネットが利用できるようになります。

また、スマホやタブレットなどにWi-Fiを受信させれば、スマホやタブレットのデータ容量を使うことなくインターネットが楽しめるため、スマホ料金の節約にも繋がるでしょう。

もちろん、持ち運ばずに自宅で使うこともできます。モバイルルーターを使い始めるためには工事などが不要で、自宅に届いて、USBケーブルでコンセントに繋いだ時点からインターネットの利用が可能です。

光回線よりも手間や時間をかけずにインターネットが使い始められて、利用料金もリーズナブルなので、自宅の固定回線代わりに使う人もいます。

モバイルルーターの4つの種類とそれぞれの違い

格安SIMを使うモバイルルーター

格安SIMを使ったモバイルルーターは、1ヶ月間で使えるデータ容量は少なめですが、なんと言っても月額料金の安さが魅力です。他の会社のモバイルルーターと比較しても最安値なので、インターネットを使う頻度が低く、なるべく月額料金を抑えたいという人にとっては、一番の選択肢になると思います。

プラン各格安SIM販売会社による:データ容量1~10GB程度
月額料金目安データ専用SIMなら月数百円〜2,000円台が中心(事業者・容量で大きく変わるため公式で確認)
端末代金1万円前後〜4万円前後(LTE専用機か5G対応機かで差が大きい)
通信速度端末の対応次第(LTE専用機は受信最大150Mbps前後、5G対応機は理論値でGbps級。いずれもベストエフォート)
対応エリア大手携帯キャリアのエリアと同じ。かなり広域で繋がる。
契約期間なし

大手携帯キャリアやWiMAX +5Gのモバイルルーターでは、必ず契約期間が決められますが、格安SIMは契約期間がありません。

好きな時に使い始められて、好きな時に違約金なしで止められるので、短期間だけ使いたいという人にも最適です。

他の種類のモバイルルーターと比較して通信速度は遅いですが、高画質の動画やオンラインゲームなど、大容量コンテンツを使わなければ問題がないレベルでしょう。

WiMAX +5Gを使うモバイルルーター

モバイルルーターの中でも、利用者が急増しているのがWiMAX +5Gを利用したものです。

WiMAX +5Gを使ったモバイルルーターは、通信速度が速く、1ヶ月のデータ容量無制限のプランを選択できるところが大きな特徴でしょう。

現在のWiMAX +5Gは、かつての「3日で◯GBまで」といった短期間の速度制限が撤廃されており、動画を頻繁に見る人、大容量のデータをやり取りする人、インターネットをたっぷり使いたい人に向いています(オプションのプラスエリアモードには月間の容量上限があります。最新の条件は公式でご確認ください)。

プランギガ放題プラスプラン:月間データ容量の上限なし(5G対応)
月額料金目安4,000円台後半〜(プロバイダ・キャンペーンにより変動)
端末代金無料~4,800円(プロバイダによる)
通信速度下り最大2.7Gbps以上(5G対応・ベストエフォート)
対応エリア山間部、沿岸部では使えないところも。地下や建物内に弱い。
契約期間契約期間なしプランあり(キャンペーン適用時は最低利用期間あり)

WiMAX +5Gのモバイルルーターは、たくさんのプロバイダによって販売されているので、プロバイダによって月額料金や端末代金、サービスなどが違います。ですが、使っている回線はどのプロバイダも同じなので、通信の速度や品質、対応エリアの広さが変わるわけではありません。

>>GMOとくとくBBWiMAX+5Gの詳細・お申込みはこちら<<
>>BIDLOBE WiMAX+5Gの詳細・お申込みはこちら<<
>>Broad WiMAXの詳細・お申込みはこちら<<

ソフトバンクの電波を使うモバイルルーター

ソフトバンクの電波を使っているモバイルルーターは、ソフトバンクから販売されているものと、ワイモバイルから販売されているものの2種類があります。

ソフトバンクのスマホや携帯電話と同じエリア内で繋がるので、通信できるエリアはとても広域です。

ただし、モバイルルーター向けのプランは、スマホ本体の料金プランほど大容量・使い放題が充実していないことが多く、データ容量の上限がネックになりやすいのが特徴です。

この分野はプラン名も料金体系も入れ替わりが激しく、以前この記事で紹介していた「Pocket WiFi プラン2」のような旧プランは、すでに現行のラインアップとは異なります。キャリア系のモバイルルーターを検討するときは、ソフトバンク/ワイモバイルの公式サイトで現行プランの月額料金・データ容量・端末代金・契約期間を必ず確認してください(変動の大きい金額は本記事では掲載しません)。

見るべきポイントは、①月間データ容量、②端末代金の分割が何ヶ月続くか、③解約時に残債が残らないか、の3点です。とくに端末代金は数万円になることもあるため、「月額料金+端末の分割金」の合計で比べるとムダのない判断ができます。

docomoのデータプランを使うモバイルルーター

docomoのデータプランを使うモバイルルーターは、月額料金が高めであるものの、通信の品質が良く、通信速度が速いことが特徴です。

docomoの携帯電話やスマホと同じエリア内で繋がるため、エリア外が少なく、通信品質も高品質です。5Gのエリア内であれば、モバイルルーターでも光回線に迫る速度が出ることがあります(カタログ上の数値はいずれもベストエフォートで、実測を保証するものではありません)。

なお、以前この記事に掲載していた「ウルトラデータパック」「シェアパック」といった料金プランは、その後の料金体系の見直しによって現在の主力プランとは異なります。プラン名・月額料金・データ容量は公式サイトで最新のものをご確認ください

キャリア系で検討するときに押さえたい考え方は、「スマホと同じ回線・同じエリアで使える安心感に、月額いくらまで払えるか」という一点に尽きます。家族でデータを分け合える仕組みがある場合は、ルーター1台を家族の契約に追加する形にすると割安になることがあるので、乗り換え前に一度試算してみる価値があります。

使うデータ量によって何を使うか決めよう

ご紹介した4種類のモバイルルーターにはそれぞれ特徴がありますが、最も重視したいところは、1ヶ月間で使えるデータ容量の大きさです。

モバイルルーターをどのくらい使うかは、人によってかなり差があると思います。思う存分、思い切りインターネットを楽しみたいという人であれば、WiMAX +5Gのようなデータ容量無制限のモバイルルーターがおすすめです。

ですが、メールやLINE、検索くらいでしかインターネットを使わないのであれば、格安SIMで月額料金を抑えたほうがお得でしょう。

どのくらいインターネットを使うのかを考えて、使うデータ量に合わせて、無駄のないモバイルルーター選びをしましょう!

格安SIMとモバイルルーターは相性抜群!

メリット

テザリングが使えなくても大丈夫

モバイルルーターの代わりにスマホのテザリングを使っている人もいるでしょうが、格安SIMは使うスマホによって、テザリングが使えない場合があります。

ですが、格安SIMとモバイルルーターを組み合わせれば、格安SIMでテザリングが使えないという問題をクリアすることができるのです。

かつては「docomo回線の格安SIM×au版のAndroid」のように、回線と端末の組み合わせによってテザリングが使えないケースが数多くありました。SIMロックが原則禁止になったこともあって状況はかなり改善していますが、組み合わせによっては今も動作保証の対象外になることがあります。各社が公開している「動作確認済み端末一覧」で、手持ちの機種名とテザリングの可否を確認するのが確実です。

ですが、モバイルルーターであれば、どの格安SIMを入れても通信が可能です。格安SIMが使えるモバイルルーターであれば相性を考える必要もないため、テザリングのようなややこしさから解放されます。

スマホのバッテリーが長持ちする

スマホが大量のバッテリーを消耗するのは、常にさまざまな通信を行なっているからです。そのため、スマホにSIMカードを入れずにモバイルルーターだけで通信をすれば、スマホのバッテリーは今までよりも遥かに長持ちします。

モバイルルーターはWi-Fi機能しか持っていないため、スマホと比較して、バッテリーの消耗が激しくありません。ノートパソコンやスマホ、タブレットなど、複数の機器と接続したとしても、なかなかバッテリーは減らないのです。

格安SIMのモバイルルーターとスマホを組み合わせれば、今までよりも長い時間、インターネットを使うことができるようになるでしょう。

常に通信をしているスマホは、いざ使おうと思った時に充電が切れてしまっていた…ということも少なくありません。ですが、モバイルルーターと組み合わせれば、充電の残りを気にすることなく、外出先でも安心してスマホが使えるようになるのです。

スマホ代を抑えることができる

モバイルルーターとスマホを組み合わせれば、スマホ代の中でも特に高いデータプランの料金を抑えることができるようになります。

スマホ代の明細を見てみると、特に料金が高い部分が、インターネットを使うためのデータプランだと思います。毎日たくさんインターネットをしているという人であれば、20GB、30GBなどの大容量のデータプランを契約していて、スマホ代がかなり高くなっているのではないでしょうか。

モバイルルーターとスマホを組み合わせれば、モバイルルーターのWi-Fiを常に受信できるようになるので、スマホのデータプランを小さなものに変更することもできます。データプランを変更すれば、スマホ代の大幅節約に繋がるでしょう。

または、データプランを契約せずに通話だけのスマホにしてしまえば、スマホ代は最低限にまで抑えられます。

もちろん、格安SIMを使ったモバイルルーターなら、「モバイルルーターの月額料金を合わせたら結局高くなってしまった」ということもありません。毎月のスマホ代が高いと感じている人には、かなりおすすめできる使い方です。

契約の縛りがない

大手携帯キャリアやWiMAX +5Gのモバイルルーターでは、必ず契約期間が定められています。ですが、格安SIMでモバイルルーターを使えば、契約期間なしで使うことができるのです。

モバイルルーターの契約期間は販売会社によって違いますが、多くの場合、2年か3年となっています。docomo、au、ソフトバンクの3社では2年契約となっていて、WiMAX +5Gは2年か3年から選択可能です。

契約期間が決められると、期間内に解約をした場合に解約違約金が発生してしまうので、好きな時に解約できないというデメリットがあります。

ですが、格安SIMには契約期間が定められていないので、好きな時に解約することができます

例え1年間で解約したとしても解約違約金が発生することはありませんし、「あと◯ヶ月は使わなければいけない」というプレッシャーからも解放されます。

ただし、この点も制度改正で事情が変わっています。2019年10月に施行された改正電気通信事業法によって、期間拘束のある契約の違約金は上限1,000円までに抑えられました(改正前は9,500円が一般的でした)。あわせて、1年を超える期間拘束の契約を提供する事業者は、期間拘束のない契約も選択肢として用意することが求められています。

そのため「解約金が怖くて動けない」という状況は、以前よりずっと減りました。とはいえ、端末代金の分割残債は違約金とは別の話です。短期で解約する可能性があるなら、端末は一括で買うか、端末代の負担が軽いプランを選ぶほうが結果的に安く済みます。契約期間の縛りがない格安SIMのモバイルルーターは、短期間だけ使いたいという人にもおすすめできます。

デメリット

充電管理の手間が増える

モバイルルーターを使うようになると、スマホとモバイルルーターの2台分の充電管理が必要となります。モバイルルーターはバッテリーが長持ちしますが、もちろん充電は必要です。スマホだけを使っていた時と比べると、充電管理の手間が増えて面倒だと感じられる場合もあるでしょう。

とは言え、モバイルルーターのバッテリーは、1~1日半に1回程度の充電が平均的です。夜眠る時に充電をする、スマホの充電のタイミングで一緒に充電をするなど、1日の中で充電をするタイミングを決めてしまえば、それほど面倒だとは感じられないと思います。

また、もしも外出先でモバイルルーターのバッテリーがなくなってしまっても、モバイルバッテリーで充電することができます。

モバイルバッテリーさえ持ち歩いていれば、スマホもモバイルルーターも両方充電できるので、充電を忘れてしまっても安心です。

大容量のバッテリーを搭載したモバイルルーターであれば、スマホを接続してモバイルバッテリーの代わりに使えるというものもあります。

もちろん、大容量のバッテリーを搭載したものは、モバイルルーターとしても長い時間使い続けることができます。充電管理が面倒だという人は、バッテリー容量の大きなモバイルルーターを選ぶと良いでしょう。

実店舗がないためサービスが薄い場合も

格安SIMを販売している会社は、実店舗を持っていないところがほとんどなので、充実したサービスを求める人にとっては物足りない可能性があります。

人件費や店舗維持費を削減していることで利用料金を安くできているので当然なのですが、困った時に頼れるところがないので、不安を感じる人もいるでしょう。

大手携帯キャリアであればあちこちにショップがあるので、困った時、相談したい時に、すぐに訪ねることができます。ショップに行けば、スタッフの方が相談に乗ってくれて、さまざまな提案をしてくれるでしょう。

ですが、格安SIMの販売会社はネットでの対応だけになるので、大手携帯キャリアショップのような手厚いサービスは期待できません。

もちろん、ネットでもさまざまなサービスを提供してくれる格安SIM販売会社もあります。また、mineoやUQ mobile、楽天モバイルなどのように、実店舗がある格安SIM販売会社も存在します。

実店舗がないと不安だという人は、実店舗があること、サービスが充実していることを重視して、格安SIMを選ぶようにしてください。

速度が遅いことも

格安SIMのモバイルルーターは、その他の会社が提供するモバイルルーターよりも速度が遅いことが多くなっています。

WiMAX +5Gやキャリア系の5G対応ルーターがカタログ上Gbps級の受信速度をうたうのに対し、格安SIMで使うLTE専用のモバイルルーターは、端末側の受信最大が150Mbps前後にとどまる機種が主流です(いずれも技術規格上の理論値で、実際の通信速度を示すものではありません)。

さらに、格安SIMには、昼休みや夕方など混み合う時間帯に速度が落ちやすいという特徴があります。これは大手キャリアから借りている帯域が限られているためで、事業者を替えても完全には避けられません。

平日の12時台などは、カタログの数値からは想像できないほど遅くなることもあるでしょう。「インターネットはサクサク見たい」と考えているのであれば、格安SIMのモバイルルーターでは不満が残ると思います。

ですが、反対にほとんどインターネットを使わないという人や、メールや検索などができれば良いという人にとっては、特に問題がない通信速度です。

インターネットを使ってどのようなことがしたいのか、という点でも変わってくるので、インターネットの用途を考えて、格安SIMの通信速度でも耐えられるかどうかを検討してみましょう。

格安SIMが使えるおすすめのモバイルルーターはこれ!

ここでは、SIMフリーのモバイルルーターとして入手しやすいNECプラットフォームズ「Aterm」シリーズから、性格の違う3機種を紹介します。以前この記事で紹介していたAterm MP01LN・MR05LNには、それぞれ後継モデルが登場していますので、これから買うなら現行世代から選ぶのが安心です(以下のスペックは2026年8月時点でメーカー公式の製品情報・プレスリリースにて確認)。販売状況や価格は変わるため、購入前に各メーカー・販売店の公式サイトで最新情報をご確認ください。

Aterm MP02LN:とにかく軽く小さく持ち歩きたい人へ

Aterm MP02LNは、Aterm MP01LNの後継モデルとして2019年に登場したエントリーモデルです。カードサイズより小さい筐体という、前モデル譲りの業界最小・最軽量クラスのコンパクトさが最大の魅力で、バッグやポーチに放り込んでも荷物になりません。

前モデルからの進化点は、LTEバンド3(1.7GHz)への対応と、国際ローミング、日本語/英語の言語設定などが加わったことです。もちろんSIMロックフリーなので、好きな事業者のnanoSIMを選んで使えます。

「メールとLINEと地図が使えれば十分」「とにかく荷物を増やしたくない」という人には、いまでもこのクラスが最適解になりやすいでしょう。

Aterm MR10LN:2枚挿し+大容量バッテリーのスタンダード

Aterm MR10LNは2021年4月に発売されたスタンダードモデルで、nanoSIMを2枚挿せる「デュアルSIM」に対応しています。データ通信量や時間帯に応じて2枚を自動で切り替えられるので、「普段は格安SIM、使い切ったら別のSIM」といった運用ができます。

もうひとつの強みが約4,000mAhの大容量バッテリーで、公式仕様ではWi-Fi通信で約21時間の連続通信が可能とされています。丸一日の外出でも充電を気にしなくてよいのは心強いところです。本体は約126×62×14.2mm・約145g。国内4キャリアや海外170以上の国・地域のバンドに対応しています。

注意点として、MR10LNはLTE対応機で、5Gサービスには対応していません(メーカー公式仕様に明記)。受信最大150Mbps(FD-LTE)という速度は、格安SIMのデータ専用プランと組み合わせて使うぶんには十分ですが、「5Gで速度を出したい」という目的には合いません。

Aterm MR51FN:5Gまで使いたい人のハイエンド

Aterm MR51FNは2023年1月に発売された、Atermブランドで初めて5G(NSA/SA)に対応したモバイルルーターです。国内4キャリアの5Gに対応し、受信最大3.8Gbps(理論値)の高速通信に対応します。Wi-Fi側もWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)対応で、複数台をつないだときの安定感が違います。

5G対応機としては最小サイズのコンパクト設計で、連続通信は約8時間。在宅ワークとオンライン授業を1台でまかないたい、外でも大きなファイルを扱うといった使い方に向いています。据え置き利用向けのクレードルは別売オプションです。

ただし、5Gの実力を引き出せるかどうかは、契約する回線と自分の生活圏が5Gエリアかどうかで決まります。データ専用の格安SIMで小容量プランを使うだけなら、ここまでの性能は持て余すかもしれません。

機種向いている人押さえておきたい点
Aterm MP02LNとにかく軽く小さく持ち歩きたいエントリークラス。用途は軽めのネット利用向き
Aterm MR10LNSIM2枚挿し・長時間のバッテリーが欲しいLTE対応機で5Gは非対応。受信最大150Mbps(FD-LTE)
Aterm MR51FN5GとWi-Fi 6まで使い倒したい本体価格は高め。5Gエリアかどうかで満足度が変わる

選び方の軸はシンプルで、「持ち運びの軽さ」を取るならMP02LN、「電池もちとSIM2枚挿し」ならMR10LN、「速度と同時接続」ならMR51FNという整理になります。

データ通信量で見る!モバイルルーター向け格安SIMの選び方

ここからは、1ヶ月に使うデータ量から逆算する考え方を紹介します。

その前に、ひとつ大事な前提を押さえておきましょう。モバイルルーターに入れるのは基本的に「データ専用SIM」で、音声通話SIMとは料金も選べるプランも違います。データ専用プランを用意しているかどうかは事業者によって差があるので、申し込む前に公式サイトで「データSIM(データ専用)」の取り扱いと月額料金を必ず確認してください。

また、格安SIMの世界はブランドの再編・プランの入れ替わりが非常に速いのが実情です。たとえばLINEモバイルは公式サイトで新規受付終了を案内しており、いま申し込むことはできません。数年前の比較記事に載っているプラン名や料金は、そのままでは使えないと考えたほうが安全です(本記事でも、変動の大きい月額料金の掲載は控えています)。

月3GB以下の場合

外ではメール・LINE・地図・ニュースの閲覧が中心、という使い方ならこのゾーンです。小容量のデータ専用プランは各社とも競争が激しく、月数百円台から選べることも珍しくありません。

この用途では端末に高い性能は不要なので、本体が軽いMP02LNのようなエントリーモデルと組み合わせると、荷物も月額もいちばん軽くなります。低速でもよいから極端に安く済ませたい場合は、最大200kbps前後の低速プランという選択肢もありますが、地図の読み込みなどはかなり待たされる点は覚悟しておきましょう。

月3GB~月10GBの場合

ノートパソコンを外に持ち出して作業する、動画も少し見る、という人はこのあたりに落ち着きます。中容量帯はプランの選択肢がいちばん多いゾーンで、事業者ごとの差が出やすい部分です。

比較のときは月額料金だけでなく、①容量を使い切ったあとの速度(最大128kbpsか1Mbpsかで体感が大きく違う)②余った容量を翌月に繰り越せるか③昼の時間帯の速度——この3点も見てください。ルーターは、SIMを2枚挿して使い分けられるMR10LNが便利に使えるゾーンです。

月10GB以上の場合

毎日のように動画を見る、オンラインゲームをする、家の回線代わりにする——という使い方になると、データ専用の格安SIMではコスト面のうまみが薄れてきます。大容量帯は割高になりやすく、通信が混む時間帯の速度低下も無視できないためです。

この場合は、月間データ容量の上限がないプランを選べるWiMAX +5Gや、そもそも光回線を引くことを検討したほうが、満足度もコストパフォーマンスも高くなります。「工事はしたくないが、たっぷり使いたい」という条件なら、WiMAX +5Gがもっとも現実的な落としどころでしょう。

逆に、格安SIM+モバイルルーターが本領を発揮するのは「使う量がはっきりしていて、月額をきっちり抑えたい」ケースです。自分の使い方がどのゾーンにあるかを先に決めてから、SIMと端末を選びましょう。

格安SIMに乗り換える方法

まずは格安SIMのWebサイトから申し込みをしよう

格安SIMに乗り換える1つ目のステップは、格安SIMの申込みです。格安SIMを販売しているウェブサイトに行って、自分が希望する格安SIMを申し込みます。

申込みの手順は特に難しくなく、画面の案内に従って、必要事項を入力していけば完了です。ただし、申込みの時には次のようなものが必要になるので、あらかじめ準備しておくようにしてください。

  • 身分証明書(運転免許証など)
  • クレジットカード
  • メールアドレス
  • MNP予約番号(※MNPワンストップに対応した事業者どうしの乗り換えなら不要)

身分証明書はいらない場合もありますが、サイトによっては身分証明書の画像をアップロードしなければならないこともあります。クレジットカードは支払いに使うものなので、申込みの時にカード番号などを入力するために必要です。

メールアドレスはいつも使っているものがあると思いますが、Yahoo!メールやGmailなどのフリーメールのアドレスが必要になります。MNP予約番号は、今まで使っていた電話番号をそのままにして乗り換えるために必要な番号で、携帯キャリアショップで発行してもらえます。

SIMカードが届いたら端末に差し替えよう

格安SIMの申込みが終わったら、SIMカードが自宅に届けられるので、受け取ったら早速端末に挿し替えてみましょう。SIMカードは申込みから約2~3営業日に届けられます。

端末の差し替えの際に注意することは、MNPでの乗り換えの場合は、開通手続きが必要になるということでしょう。

開通手続きというのは、今まで使っていた大手携帯キャリアのSIMカードから、格安SIMへと通信を切り替えるための手続きです。開通手続きをした瞬間、大手携帯キャリアの解約手続きが完了し、その代わりに格安SIMが使えるようになります。

ただし、MNPでの乗り換えではなく新規で契約をした場合は、開通手続きは特に必要ありません。SIMカードを端末に挿し替えるだけで完了するので、そのまま次のステップに進みましょう。

初期設定(APN設定)をしよう

SIMカードを端末に挿したら、「APN設定」という初期設定をして、格安SIMへの乗り換えが完了となります。

初期設定の方法は、SIMカードが送られてきた箱の中の説明書に書かれていますが、特に難しいことではありません。説明書の案内に従って進めていけば、5分ほどで完了するでしょう。

また、説明書をなくしてしまった、よくわからないという場合は、格安SIM販売会社のサイトにも掲載されていることがあるので、一度探してみましょう。また、インターネットで検索をすれば、iPhoneとAndroidの初期設定の方法が見つかるので、参考にしながら進めるとわかりやすいと思います。

MNP予約番号が必要な場合って?取得方法は?

MNP予約番号とは

MNP予約番号とは、今まで使っていた大手携帯キャリアの電話番号を、そのまま格安SIMで使う時に必要になるものです。つまり、電話番号を引き継ぐ時に発行される番号のことで、docomoからソフトバンク、ソフトバンクからauなど、キャリア間での乗り換えでも必要になります。

電話番号を長く使っていた場合、新たな電話番号に切り替わってしまうと、多くの知り合いと連絡が取れなくなってしまうと思います。
そうならないように、今まで使っていた電話番号を、他の会社のSIMカードでも使えるようにするのがMNP予約番号の役割です。

MNP予約番号は、各キャリアショップに行けば、手続きなどもなくすぐに発行してくれます。格安SIMへの乗り換えでキャリアを解約する時に、MNP予約番号を発行せずにそのまま解約してしまうと、今までの電話番号が使えなくなってしまうので注意してください。

取得方法はキャリア別に異なる

MNP予約番号の発行はキャリアショップでしてもらえますが、自分で発行することもできます。取得方法はキャリアによって異なりますが、簡単に取得方法をご紹介しておきましょう。

キャリア取得手段取得方法
docomo電話docomoの携帯から:151

docomoの携帯以外から:0120-800-000

ウェブサイトMy docomoの「ドコモオンライン手続き」→「携帯電話番号ポータビリティ予約」→「解約の手続き」から
ソフトバンク電話ソフトバンクの携帯から:5533

ソフトバンクの携帯以外から:0800-100-5533

au電話0077-75470
Y!mobile電話Y!mobileの携帯から:116

Y!mobileの携帯以外から:0120-921-156

ウェブサイトMy Y!mobileの「契約内容の確認・変更」→「携帯電話番号ポータビリティ(MNP)予約関連手続き」から

かつてはMNP予約番号の発行に転出手数料がかかりましたが、現在は各社ともMNP転出手数料が原則無料になっています。さらに2023年5月からは「MNPワンストップ方式」が導入され、対応する事業者間の乗り換えではMNP予約番号自体が不要になりました(乗り換え先での手続きだけで完結します)。以下は、予約番号が必要な場合の基本的な流れとして参考にしてください。

MNP予約番号の注意点

MNP予約番号は15日間しか使えない

MNP予約番号には有効期限があり、発行してから15日間しか使うことができません。もし発行から15日以上が経過してしまうと、乗り換えができなくなってしまいます。

そのため、格安SIMへと乗り換える場合は、SIMカードが届く日数も含めて計算して、開通手続きができるように気をつけましょう。

MNP予約番号の再発行は前回発行から16日目以降

MNP予約番号を一度発行した後にもう一度発行したい場合、前回のMNP予約番号の有効期限が切れるまで再発行することはできません。

有効期限は15日間となっているので、前回の発行から16日目以降でなければ再発行ができないということです。有効期限があることを見越して、格安SIMのSIMカードが届いてから開通手続きをする段階で、MNP予約番号を発行しても良いでしょう。

MNP予約番号を発行しても今までの携帯電話は使える

MNP予約番号を発行した時点では、今まで使っていたキャリアを解約したことにはなっていません。今まで使っていたキャリアの解約手続きが完了するのは、MNP予約番号を使用して、回線切り替えの手続きが完了した時です。

ここで気をつけたいのは、MNP予約番号の発行から乗り換えの際に月をまたいでしまうと、1ヶ月分のキャリアの月額料金を余分に支払わなければならなくなる可能性があるということでしょう。

MNP転出手数料は開通手続きで発生する

MNPでの乗り換えでは転出手数料が発生しますが、MNP予約番号を発行しただけでは発生しません。MNP転出手数料が発生するのは、開通手続きが完了して、回線が切り替わった時です。

今まで利用していたキャリアの解約が完了した時点で発生するので、MNP予約番号を発行する時には手数料の心配はいりません。

格安SIMを入れたモバイルルーターを使っている方の口コミ

まとめ

格安SIMはスマホに使うもの」というイメージがありますが、モバイルルーターで利用すれば、今までとは比べ物にならないくらいお得にインターネットが利用できるようになります。

いつでもどこでもWi-Fiを使うことができて、スマホ代も節約できて、テザリングやスマホのバッテリーの心配もなくなります。

格安SIMの便利なところは、契約期間に縛られないため、「試しに使ってみる」ということができるところです。

今まで格安SIMを利用したことがない人、格安SIMを使ってみたいと考えている人は、今回ご紹介した「格安SIM+モバイルルーターという組み合わせを、ぜひ試してみてください!

ネット回線の先生ネット回線の先生

オンラインゲームやスマホのゲームで遊んだり高画質の動画を快適に見るには安定した通信回線が必要です。日本の通信インフラは非常に優秀で、近年は安定して通信できるようになってきました。通信速度や安定性に不満を感じる機会が少ないため、通信回線を1度契約して何年も利用し続けている人が大半ですが、実はプロバイダーや通信回線は定期的に切り替えて、切り替え時のキャッシュバックを受け取ることで通信料を実質的に節約することができます。切り替え先としておすすめしたいのがGMOグループが提供しているGMOとくとくBBです。

GMOとくとくBB

GMOとくとくBBは、フレッツ光(GMOとくとくBB光)を提供しつつ、NTTドコモ・KDDI・ソフトバンクの携帯電話とセット利用でお得になる「ドコモ光」「auひかり」「ソフトバンク光」のプロバイダーとしても高い人気を集めています。

人気の理由は、「数万円単位のキャッシュバックサービス」「割安な月額利用料」「IPv6を利用した安定した通信速度」「高い顧客満足度」です。格安SIMを利用している人は「フレッツ光」、三大キャリアを利用している人は、割引サービスがある「ドコモ光」「auひかり」「ソフトバンク光」を利用することで、お得に利用することができます。

キャッシュバック金額はそれぞれのサービスで異なります。「え、ほんとにこんなにもらえるの?」と疑いたくなるぐらい高額なキャッシュバックキャンペーンをやっていることが多いのでぜひ確認してみてください。