格安SIMを入れたモバイルルーターでお得なネットライフを

データ専用の格安SIMをSIMフリーのモバイルルーターに挿せば、月数百円〜2,000円台ほどで持ち歩けるWi-Fiが作れます。月10GBくらいまでならこの組み合わせがいちばん安く、それ以上使うならWiMAX +5Gや光回線のほうが割安です。

この記事では、格安SIMとモバイルルーターの基本、相性のよい機種、データ量別の選び方、乗り換えの手順を順番に説明します。いまスマホ代が高いと感じている人ほど見直す余地があります。



格安SIMって何?

格安SIMは、ドコモ・au・ソフトバンクといった大手キャリア以外の事業者が販売するSIMカードのことです。大手と比べて月額料金がかなり安いのが特徴です。

SIMカードは、スマホや携帯電話の中に入っている小さなICカードです。契約者の電話番号や回線の情報が書き込まれていて、これがないと通話もデータ通信もできません。

大手キャリアでスマホを買うと、そのキャリアのSIMが最初から入っています。これを格安SIM事業者のSIMに入れ替えれば、同じ端末のまま通信費を下げられる仕組みです。

SIMカードは3種類ある

SIMカードには大きさの違いで、標準SIM・microSIM・nanoSIMの3種類があります。端末ごとに挿せるサイズが決まっているので、申し込むときは手元の端末に合うサイズを選んでください。

大きさ利用できる端末備考
標準SIM25mm×15mm・iPhone 3GS

・Xperia PLAY SO-01D

・Optimus Pad L-06C

・PlayStation Vita

など

以前の端末に利用されていたSIMカードで、最近では採用されることが少ない。

「標準SIM」ではなく、単に「SIMカード」と呼ばれることもある。

microSIM15mm×12mm・iPhone 4S

・Xperia A SO-04E

・Nexus 7-32T

・GALAXY Tab 7.7 Plus SC-01E

など

一部の格安SIMでは今でも利用されているが、最新の端末ではあまり採用されることがない。
nanoSIM12.3mm×8.8mm・iPhone 5以降

・Xperia X Performance SO-04H

・Galaxy A8 SCV32

・arrows SV F-03H

・AQUOS ZETA SH-04H

など

最近の主流となっているSIMカードで、ほとんどの端末で採用されている。

対応端末の数はnanoSIMが圧倒的です。標準SIMとmicroSIMは、いま新しく買える端末ではほとんど使われていません。

物理カードを使わないeSIMも広く普及しました。端末に内蔵されたチップへ回線情報を書き込む方式で、カードの到着を待たずにオンラインで開通できます。

ただ、モバイルルーターにはeSIMに対応していない機種がまだ多くあります。eSIMで契約したいなら、そのルーターの製品ページで対応の有無を先に見ておきましょう。

SIMロックとSIMフリー

SIMロックは、端末を買ったキャリアのSIMしか使えない状態のことです。どの会社のSIMでも使える状態はSIMフリーと呼ばれます。

以前は大手キャリアで買ったスマホにSIMロックがかかっていて、ドコモで買えばドコモのSIM、auで買えばauのSIMしか使えませんでした。格安SIMに乗り換えるには、先にロックの解除が必要だったんです。

この事情は制度の見直しで大きく変わりました。総務省は「移動端末設備の円滑な流通・利用の確保に関するガイドライン」を改正し、2021年10月1日以降に発売される端末はSIMロックが原則禁止になっています(総務省のSIMロック解除ルール資料)。

2023年10月1日からは、それ以前の端末についても、店頭や電話を含むすべてのSIMロック解除の手続きを無料で受け付けることが各社に義務づけられました。ここ数年で買った端末なら、最初からSIMフリーと考えて差し支えありません。

古い端末だけは、キャリアの会員ページやショップで解除の手続きが残っている場合があります。市販のSIMフリーのモバイルルーターは、最初からロックがかかっていないので手続き自体が不要です。

格安SIMはどうして安いの?

格安SIMが安い理由は2つあります。1つ目は、大手キャリアの回線を借りてサービスを提供しているため、基地局の整備や開発の費用がかからないことです。

2つ目は、店舗を持たない事業者が多く、人件費や店舗の維持費を抑えられることです。使える回線そのものは、ドコモ・au・ソフトバンクなどの回線になります。

ただし、実店舗を構えている格安SIM事業者もあります。対面で相談したい人は、店舗のある事業者を選ぶと困ったときに頼れます。

モバイルルーターってなに?

モバイルルーターは、モバイル回線につないでWi-Fiの電波を出す小さな端末です。スマホくらいの大きさなので、外に持ち出していつでもWi-Fiを使えます。

ノートパソコンと一緒に持ち歩けば、公園でも移動中でも、フリーWi-Fiを探さずにネットにつながります。スマホやタブレットをルーターのWi-Fiにつなげば、スマホ側のデータ容量も減りません。

工事も要らないので、届いて電源を入れた時点から使えます。光回線より手軽に始められるので、自宅の固定回線代わりにしている人もいます。

モバイルルーターの4つの種類とそれぞれの違い

格安SIMを使うモバイルルーター

格安SIMを使うタイプは、月に使えるデータ容量は少なめですが、月額料金の安さが一番の魅力です。ネットを使う頻度が低く、とにかく月額を抑えたい人には第一の候補になります。

プラン各格安SIM販売会社による:データ容量1~10GB程度
月額料金目安データ専用SIMなら月数百円〜2,000円台が中心(事業者・容量で大きく変わる)
端末代金1万円前後〜4万円前後(LTE専用機か5G対応機かで差が大きい)
通信速度端末の対応次第(LTE専用機は受信最大150Mbps前後、5G対応機は理論値でGbps級。いずれもベストエフォート)
対応エリア大手携帯キャリアのエリアと同じ。かなり広域で繋がる。
契約期間なしが中心

格安SIMは契約期間の縛りがないプランが中心です。好きなときに始めて、違約金なしでやめられるので、短期間だけ使いたい人にも向いています。

ほかの種類より速度は控えめですが、高画質の動画やオンラインゲームを長時間使わなければ困るほどではありません。

WiMAX +5Gを使うモバイルルーター

WiMAX +5Gは、通信速度が速く、月間データ容量に上限のないプランを選べるのが特徴です。動画をよく見る人や、大きなファイルをやり取りする人に向いています。

いま申し込めるのは5G対応の「ギガ放題プラスS」です。スタンダードモードは容量無制限ですが、オプションのプラスエリアモードは月30GBを超えると当月末まで送受信最大128kbpsに制限されます(UQ WiMAX公式・2026年10月時点)。

プランギガ放題プラスS:スタンダードモードは月間データ容量の上限なし(5G対応)
月額料金目安UQ WiMAXは5,280円(税込)、WiMAX +5G割の13カ月間は4,598円(税込)。プロバイダーやキャンペーンで変わる(2026年10月時点)
端末代金3万円台が中心。プロバイダーによっては分割割引で実質0円になる(途中解約で残債あり)
通信速度モバイルルーター Speed Wi-Fi DOCK 5G 01で下り最大3.5Gbps(一部エリア・ベストエフォート)
対応エリア山間部、沿岸部では使えないところも。地下や建物内に弱い。
契約期間縛りなしのプランが増えている(キャンペーンの条件は各社で異なる)

WiMAX +5Gは多くのプロバイダーが販売していて、月額・端末代・特典が会社ごとに違います。回線はどこもUQコミュニケーションズのものなので、速度やエリアは変わりません。比べ方はWiMAXギガ放題プラスSの主要5社比較と10月の値上げで詳しくまとめています。

>>GMOとくとくBBWiMAX+5Gの詳細・お申込みはこちら<<
>>BIDLOBE WiMAX+5Gの詳細・お申込みはこちら<<
>>Broad WiMAXの詳細・お申込みはこちら<<

ソフトバンクの電波を使うモバイルルーター

ソフトバンク回線のモバイルルーターは、ソフトバンクとワイモバイルの2ブランドから出ています。スマホと同じエリアで使えるので、つながる範囲はかなり広めです。

一方で、ルーター向けのプランはスマホの料金プランほど大容量・使い放題がそろっておらず、データ容量の上限がネックになりがちです。

この分野はプラン名も料金体系も入れ替わりが激しく、以前この記事で紹介していた「Pocket WiFi プラン2」などは現行のラインアップとは別物です。キャリア系を検討するときは、現行プランの月額・データ容量・端末代・契約期間を公式サイトで見比べてください。

比べるときは、月間データ容量、端末代の分割が何カ月続くか、解約時に残債が残らないかを見ます。端末代は数万円になることもあるので、月額料金と端末の分割金を合計した金額で比べるとムダがありません。

docomoのデータプランを使うモバイルルーター

ドコモのデータプランで使うルーターは、月額は高めですが、通信品質の高さとエリアの広さが強みです。5Gエリアなら、光回線に近い速度が出ることもあります(カタログ値はベストエフォート)。

以前この記事に載せていた「ウルトラデータパック」「シェアパック」は、料金体系の見直しで現在の主力プランとは変わっています。プラン名と月額は公式サイトの最新情報で比べてください。

キャリア系を選ぶかどうかは、スマホと同じ回線・同じエリアで使える安心感に、月いくらまで払えるかで決まります。家族でデータを分け合える仕組みがあるなら、ルーターを家族の契約に追加すると割安になる場合もあります。

使うデータ量によって何を使うか決めよう

4種類のどれを選ぶかは、1カ月に使うデータ量でほぼ決まります。動画やゲームをたっぷり楽しみたい人は、容量無制限のWiMAX +5Gが向いています。

メールやLINE、検索くらいしか使わないなら、格安SIMで月額を抑えたほうがお得です。自分の使い方を一度ふり返ってから選ぶと、ムダな容量にお金を払わずに済みます。ほかの選び方はモバイルルーターの選び方と現行機種の解説も参考にしてください。

格安SIMとモバイルルーターは相性抜群!

メリット

テザリングが使えなくても大丈夫

スマホのテザリングで代用している人もいますが、格安SIMは使う端末によってテザリングができない場合があります。

以前は、ドコモ回線の格安SIMとau版のAndroidのように、回線と端末の組み合わせでテザリングが使えない例が多くありました。SIMロックの原則禁止で状況はかなり良くなりましたが、組み合わせによっては今も動作保証の対象外になります。

各社の動作確認済み端末一覧で、手持ちの機種名とテザリングの可否を見ておくと確実です。モバイルルーターなら、対応バンドが合う格安SIMを挿すだけで通信できるので、こうした相性の悩みから離れられます。

スマホのバッテリーが長持ちする

スマホのバッテリーが減りやすいのは、裏でずっとモバイル通信をしているからです。データ通信をモバイルルーターに任せれば、スマホ側の電池の減りがゆるやかになります。

モバイルルーターはWi-Fiを飛ばす役割に絞った端末なので、パソコンやタブレットを何台かつないでも、スマホほど急には電池が減りません。

外出先でいざ使おうとしたらスマホの充電が切れていた、という場面も減ります。地図や乗り換え案内を長く使う日ほど違いを実感できますね。

スマホ代を抑えることができる

モバイルルーターとスマホを組み合わせると、スマホ代の中でも高くつきやすいデータプランを小さくできます。

毎日たくさんネットを使う人は、20GBや30GBといった大容量プランを契約していることが多いはずです。ルーターのWi-Fiを常に使えるなら、スマホ側は小容量プランに下げられます。

通話だけのプランにまで下げれば、スマホ代は最低限で済みます。格安SIMのルーターなら月額自体が安いので、合計で高くなる心配も小さいです。毎月のスマホ代が高いと感じている人ほど効果があります。

契約の縛りがない

格安SIMのデータ専用プランは、契約期間の縛りがないものが中心です。以前は大手キャリアのルーターやWiMAXに2年・3年の契約期間があり、途中解約に違約金がかかるのが当たり前でした。

この点も制度が変わっています。2019年10月施行の改正電気通信事業法で、期間拘束のある契約の違約金は上限1,000円(税抜)になりました。改正前は9,500円が一般的でした。

あわせて、1年を超える期間拘束の契約を出す事業者には、拘束のない契約も用意することが求められています。解約金が怖くて動けないという状況は、以前よりずっと減りました。

注意したいのは、端末代の分割残債は違約金とは別にかかることです。短期で解約するかもしれないなら、端末は一括で買うか、端末代の負担が軽いプランを選ぶほうが結果的に安く済みます。

デメリット

充電管理の手間が増える

モバイルルーターを使い始めると、スマホとルーターの2台分の充電が必要になります。ルーターも電池持ちはいいですが、もちろん充電は欠かせません。

多くの機種は1日〜1日半に1回の充電が目安です。寝る前にスマホと一緒に充電する、と決めてしまえば手間はほとんど感じなくなります。

外出先で切れてしまっても、モバイルバッテリーがあれば両方充電できます。充電が面倒な人は、バッテリー容量の大きい機種を選ぶのが手っ取り早いです。

実店舗がないためサービスが薄い場合も

格安SIMの事業者は実店舗を持たないところが多く、手厚いサポートを求める人には物足りないかもしれません。人件費や店舗費を削って安くしている分、相談はネットや電話が中心になります。

大手キャリアならショップに行けばスタッフに相談できますが、格安SIMでは同じ対応は期待しにくいです。

ただ、店舗を構えている格安SIM事業者もあります。対面で相談できる安心を重視するなら、店舗の有無とサポート内容を比べて選んでください。

速度が遅いことも

格安SIMのモバイルルーターは、ほかのタイプより速度が控えめになりがちです。WiMAX +5Gやキャリアの5G対応ルーターがGbps級の受信速度をうたうのに対し、LTE専用機は受信最大150Mbps前後の機種が主流です(いずれも理論値)。

格安SIMは、昼休みや夕方など混み合う時間帯に速度が落ちやすい点にも注意が必要です。大手キャリアから借りている帯域が限られているためで、事業者を替えても完全には避けられません。

平日の12時台は、カタログの数値からは想像できないほど遅くなることもあります。一方で、メールや検索が中心の人なら困る場面はあまりありません。用途に照らして、この速度で足りるかを考えてみてください。

格安SIMが使えるおすすめのモバイルルーターはこれ!

SIMフリーのモバイルルーターとして手に入れやすいNECプラットフォームズの「Aterm」シリーズから、性格の違う3機種を紹介します。以前この記事で紹介していたAterm MP01LN・MR05LNには、それぞれ後継や上位のモデルが出ています(スペックは2026年10月時点でメーカーの製品情報にて確認)。

Aterm MP02LNは軽く小さく持ち歩きたい人向け

Aterm MP02LNは、MP01LNの後継として2019年に登場したエントリーモデルです。カードより小さい筐体で、バッグやポーチに入れても荷物になりません。

前モデルからはLTEバンド3(1.7GHz)への対応や国際ローミングが加わりました。SIMロックフリーなので、好きな事業者のnanoSIMを選べます。

ただ、発売から年数がたち、楽天モバイルのように販売を終えた店も出ています。新品が見つかるかどうかは販売店で事前に見ておく必要があります。メールとLINEと地図が使えれば十分という人には、このクラスの小型機がいまも合っています。

Aterm MR10LNは2枚挿しと大容量バッテリーのスタンダード

Aterm MR10LNは2021年4月発売のスタンダードモデルで、nanoSIMを2枚挿せるデュアルSIMに対応しています。通信量や時間帯に応じて2枚を自動で切り替えられるので、普段は格安SIM、使い切ったら別のSIMといった使い方ができます。

約4,000mAhのバッテリーを積んでいて、公式仕様では最大約21時間の連続通信が可能です。国内4キャリアのバンドと、海外170以上の国・地域のバンドに対応しています。

注意点として、MR10LNはLTE対応機で、5Gには対応していません。受信最大150Mbps(FD-LTE)なので、格安SIMのデータ専用プランと組み合わせるには十分ですが、5Gで速度を出したい人には合いません。

Aterm MR51FNは5Gまで使いたい人のハイエンド

Aterm MR51FNは2023年1月に発売された、Atermで初めて5G(NSA/SA)に対応したモバイルルーターです。国内4キャリアの5Gに対応し、受信最大3.8Gbps(理論値)、Wi-Fi側はWi-Fi 6に対応しています。

連続通信は約8時間で、在宅ワークとオンライン授業を1台でこなしたい人や、外で大きなファイルを扱う人に向いています。据え置き用のクレードルは別売です。

5Gの速さを活かせるかは、契約する回線と生活圏が5Gエリアかどうかで決まります。小容量の格安SIMで使うだけなら、ここまでの性能は持て余すかもしれません。

機種向いている人押さえておきたい点
Aterm MP02LNとにかく軽く小さく持ち歩きたいエントリークラス。取り扱いを終えた販売店もある
Aterm MR10LNSIM2枚挿し・長時間のバッテリーが欲しいLTE対応機で5Gは非対応。受信最大150Mbps(FD-LTE)
Aterm MR51FN5GとWi-Fi 6まで使い倒したい本体価格は高め。5Gエリアかどうかで満足度が変わる

持ち運びの軽さならMP02LN、電池持ちとSIM2枚挿しならMR10LN、速度と同時接続ならMR51FN、という分け方になります。ルーター選びのチェック項目はモバイルWi-Fiルーターの選び方7つのポイントでも整理しています。

データ通信量で見る!モバイルルーター向け格安SIMの選び方

ここからは、1カ月に使うデータ量から逆算してSIMを選ぶ考え方です。

モバイルルーターに入れるのは基本的にデータ専用SIMで、音声通話SIMとは料金も選べるプランも違います。データ専用プランを扱っているかは事業者で差があるので、申し込み前にデータSIMの取り扱いと月額を見ておいてください。

格安SIMはブランドの再編やプランの入れ替わりがとても速い分野です。たとえばLINEモバイルは2021年3月に新規受付を終えていて、いまは申し込めません。数年前の比較記事に載っているプラン名や料金は、そのまま使えないと考えたほうが安全です。

月3GB以下の場合

外ではメール・LINE・地図・ニュースを見る程度なら、このゾーンです。小容量のデータ専用プランは各社の競争が激しく、月数百円台から選べることも珍しくありません。

端末に高い性能は要らないので、MP02LNのような小型機と組み合わせると、荷物も月額もいちばん軽くなります。最大200kbps前後の低速プランもありますが、地図の読み込みなどはかなり待たされます。

月3GB~月10GBの場合

ノートパソコンを外で使う、動画も少し見る、という人はこのあたりに落ち着きます。中容量帯はプランの数がいちばん多く、事業者ごとの差が出やすいゾーンです。

月額だけでなく、次の3点も比べてください。

  • 容量を使い切ったあとの速度(最大128kbpsか1Mbpsかで体感が大きく違う)
  • 余った容量を翌月に繰り越せるか
  • 昼の混雑する時間帯の速度

ルーターは、SIMを2枚挿して使い分けられるMR10LNが活きるゾーンです。

月10GB以上の場合

毎日動画を見る、オンラインゲームをする、家の回線代わりにする、という使い方になると、データ専用の格安SIMでは割安感が薄れます。大容量帯は料金が上がりやすく、混雑時の速度低下も無視できないためです。

この場合は、容量無制限のプランがあるWiMAX +5Gや、光回線を引くことを考えたほうが満足度は上がります。工事はしたくないけれどたっぷり使いたい、という条件ならWiMAX +5Gが現実的な選択肢です。

格安SIMとモバイルルーターが本領を発揮するのは、使う量がはっきりしていて月額をきっちり抑えたいケースです。自分の使い方がどのゾーンかを決めてから、SIMと端末を選んでいきましょう。

格安SIMに乗り換える方法

格安SIMのWebサイトから申し込みをしよう

最初の手順は格安SIMの申し込みです。事業者のサイトで希望のプランを選び、画面の案内に沿って必要事項を入力すれば完了します。申し込みには次のものを準備しておきます。

  • 身分証明書(運転免許証など)
  • クレジットカード
  • メールアドレス
  • MNP予約番号(※MNPワンストップに対応した事業者どうしの乗り換えなら不要)

データ専用SIMなら本人確認書類が不要な事業者もありますが、音声通話SIMは本人確認が必須です。メールアドレスはGmailなどのフリーメールでも構いません。

SIMカードが届いたら端末に差し替えよう

申し込みが終わると、数日でSIMカードが届きます。eSIMならカードを待たずにオンラインで開通できます。

番号そのまま(MNP)で乗り換える場合は、開通手続きが必要です。開通の手続きをした時点で元のキャリアの回線が切り替わり、格安SIMが使えるようになります。

新規契約の場合は、この開通手続きは特に要りません。SIMを端末に挿して、次の初期設定に進みます。

初期設定(APN設定)をしよう

SIMを挿したら、APN設定という初期設定をして乗り換え完了です。モバイルルーターの場合は、ルーターの管理画面かアプリから事業者のAPN情報を入力します。

設定内容はSIMに同梱の案内か、事業者のサイトに載っています。多くのルーターは主要事業者のAPNを最初から登録しているので、一覧から選ぶだけで済むこともあります。

MNP予約番号が必要な場合って?取得方法は?

MNP予約番号とは

MNP予約番号は、いま使っている電話番号をそのまま別の会社へ持っていくときに使う番号です。キャリア間の乗り換えでも、格安SIMへの乗り換えでも同じ仕組みです。

2023年5月からは、MNPワンストップ方式が始まりました。対応する事業者どうしなら、予約番号を取らずに乗り換え先の手続きだけで完了します。ワンストップに対応していない事業者へ移るときは、従来どおり予約番号を発行します。

予約番号を取らずに元の回線を解約すると、その電話番号は使えなくなります。番号を残したいなら、解約より先に乗り換えの手続きを進めてください。

取得方法はキャリア別に異なる

予約番号はショップのほか、電話や会員サイトから自分で発行できます。主な窓口は次の表のとおりです(2026年10月時点で各社の案内ページにて確認)。

キャリア取得手段取得方法
docomo電話ドコモの携帯から:151(無料・9:00〜20:00)
ウェブサイトMy docomoから手続き
ソフトバンク電話ソフトバンクの携帯から:*5533

一般電話から:0800-100-5533(いずれも無料・9:00〜20:00)

ウェブサイトMy SoftBankから手続き(24時間受付)
au電話0077-75470(無料・9:00〜20:00)
ウェブサイトMy auの「MNPご予約」から(24時間受付)
Y!mobileウェブサイトMy Y!mobileの「携帯電話番号ポータビリティ(MNP)予約関連手続き」から

以前は予約番号の発行や転出に手数料がかかりましたが、いまはMNPの手数料を無料にしている会社がほとんどです。

MNP予約番号の注意点

MNP予約番号は15日間しか使えない

MNP予約番号の有効期限は、発行日を含めて15日間です。過ぎると無効になり、もう一度発行し直すことになります。

SIMが届くまでの日数も考えて、申し込みの直前に発行するとムダがありません。

MNP予約番号を発行しても今までの携帯電話は使える

予約番号を発行しただけでは、元のキャリアの解約にはなりません。解約が成立するのは、乗り換え先で回線の切り替えが終わったときです。

切り替えまでの間は、これまでのスマホをそのまま使えます。月をまたぐと、元のキャリアの月額を1カ月分余計に払うことがあるので、乗り換えの日付も意識しておくと損を防げます。

格安SIMを入れたモバイルルーターを使っている方の口コミ

※上の投稿は2015〜2018年当時のもので、料金やサービスの状況は現在と異なります。

まとめ

格安SIMはスマホに挿すもの、というイメージがありますが、モバイルルーターで使うと持ち歩けるWi-Fiを月数百円〜2,000円台ほどで用意できます。

スマホのデータプランを小さくでき、テザリングの相性やスマホの電池の心配も減ります。縛りのないプランが中心なので、試しに1カ月使ってみることもできます。

月10GBを超える使い方なら、WiMAX +5Gや光回線と比べてから決めるのがおすすめです。料金やキャンペーンはよく変わるので、申し込む前に各社のページで今の条件を見てください。

ネット回線の先生ネット回線の先生

オンラインゲームやスマホのゲームで遊んだり高画質の動画を快適に見るには安定した通信回線が必要です。日本の通信インフラは非常に優秀で、近年は安定して通信できるようになってきました。通信速度や安定性に不満を感じる機会が少ないため、通信回線を1度契約して何年も利用し続けている人が大半ですが、実はプロバイダーや通信回線は定期的に切り替えて、切り替え時のキャッシュバックを受け取ることで通信料を実質的に節約することができます。切り替え先としておすすめしたいのがGMOグループが提供しているGMOとくとくBBです。

GMOとくとくBB

GMOとくとくBBは、フレッツ光(GMOとくとくBB光)を提供しつつ、NTTドコモ・KDDI・ソフトバンクの携帯電話とセット利用でお得になる「ドコモ光」「auひかり」「ソフトバンク光」のプロバイダーとしても高い人気を集めています。

人気の理由は、「数万円単位のキャッシュバックサービス」「割安な月額利用料」「IPv6を利用した安定した通信速度」「高い顧客満足度」です。格安SIMを利用している人は「フレッツ光」、三大キャリアを利用している人は、割引サービスがある「ドコモ光」「auひかり」「ソフトバンク光」を利用することで、お得に利用することができます。

キャッシュバック金額はそれぞれのサービスで異なります。「え、ほんとにこんなにもらえるの?」と疑いたくなるぐらい高額なキャッシュバックキャンペーンをやっていることが多いのでぜひ確認してみてください。